fujisan今回は、サン.フーズの「ウイスキー富士山」を飲んでみます。
 
サン.フーズは、山梨県韮崎市にあるメーカーで、ワイン、梅酒、みりん、焼酎を製造、販売しています。親会社は、山梨県を創業の地としながら、現在はタイに本社があるアサンサービスという会社になります。
会社概要ではスピリッツの類いとしてラムなども製造しているそうですが、ウイスキーについては公式サイトでも記載されていません。

しかし同社からは、コンチネンタルウイスキーというブランドで、イエローラベル、御勅使(みだい)というボトルをリリースしています。

その中で、「富士山」は2016年12月にリリースされた比較的新しいボトルになります。

ボトルを見ると、表面には地層水仕込みと書いていますが、そもそも蒸溜所の存在もわからず、自前でもろみを醸造しているのも不明ですので、おそらくはボトリングで富士山の水を使っていると推測されます。

いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は濃い琥珀色、香りはアルコールが前に出ています。

口に含むと、先にほんのりとラムレーズンの香りがやってきて、後からカラメル、ウエハースと続きます。

味わいはアルコールからの辛さが先に来て、後からほんのりと酸味、甘み、ビターと続きます。

ロックにすると、硫黄のような刺激が立ち、プルーンのような濃厚な香りが続きます。また、スモーキーさも多少に感じ取れます。
味わいは、辛みが先に来て、後から強い酸味、ビターと続きます。

最後にハイボールにすると、軽くゴムっぽい香りが 先に立ち、カラメルがほんのりと続きます。
味わいは、未だにアルコールの辛さが目立ち、癖の強いものになります。

端々にウイスキーらしい香り、味わいはあるのですが、色の割にアルコールがきつく感じられ、原酒自体はそれほど熟成していないように思われます。
1,2年程度の原酒にカラメルをふんだんに加えたようにも思えます。

これを5年くらい熟成させれば、かなりマシになると思いますので、尚更メーカーの姑息な考えには遺憾の意を表明せざるを得ません。

そもそも、原酒はどういう過程を経たのか、自社サイトで明確にすべきでしょう。
それが出来ないのであれば、スコットランドから樽ごと原酒を購入して、それにカラメルを加えてそのままボトリングしたように邪推します。

日本の消費者をなめてもらっては困ります。

700mL、アルコール度数40度、価格は2200円ほど。
この価格帯ではもっとうまいウイスキーはいくらでもあるので、残念以外の言葉が出ません。

<個人的評価>

  • 香り D:ラムレーズン、プルーンが主体。加水するとゴム(硫黄)の香りが加わる。
  • 味わい E : アルコールからの辛さがハイボールになっても止まらない。
  • 総評 E : ウイスキーブームに便乗した感が否めなく、イミテーションに思えてしまう。
[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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2017/9/24 追記

いろいろ情報を調べてみると、このサン.フーズ は、2014年にウイスキーの製造免許を取得していることがわかりました。
しかし、この富士山がリリースされたのは2016年。蒸溜してボトリングするにしても熟成年数は1年あるかどうか。

やはりこのボトルは自前で蒸溜した原酒を使っているとは言いがたいですね。