角ハイボールがブレイクしてからまもなく10年になりますが、近年になってハイボール缶も多く出ています。
今年に入っても、いくつかのメーカーで新しいハイボール缶が発売されました。今回はそれらを飲み比べてみます。
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サントリー ジムビームハイボール(アルコール度数5度)

jbhb_ジムビームのハイボール缶は2017年に発売されましたが、今年に入ってリニューアルしています。

角ハイボールと共に、最近では飲食店でもビームハイボールが提供される事が多くなっていますが、リニューアルに於いて、お店の味に近づけようという改良がされているようです。

実際に飲んでみると、バーボンならではのエステリーな香りとバニラが鼻をくすぐり、レモン果汁とレモン蒸留酒によるしっかりした酸味が味わえます。

ジムビームの香り、味わいを残しつつ、レモンの爽やかさを加える事で、居酒屋さんで飲むビームハイボールに近い印象があります。


キリン ホワイトホースハイボール(アルコール度数6度)

whhb_ハイボール、ウイスキーブームに乗り遅れている感が否めないキリンですが、今年に入って、自社で輸入しているホワイトホースを使ったハイボール缶を発売しました。

なぜ自社製の富士山麓ではなく、ホワイトホースなのかは疑問ではありますが、程よくウイスキーらしさがありつつとっつきやすいことが選択する理由なのかもしれません。

実際に飲むと、ラムレーズン、バニラのような甘い香りと共にレモンのような酸味と苦味が得られ、あとから甘さも感じ取れます。

一方でラガヴーリン由来のスモーキーさは感じられません。

少々甘みが強く、余り辛いお酒を飲めない人向けに作られているように思えますが、ホワイトホースらしさは余り感じられません。

ニッカ 淡麗辛口ハイボール(アルコール度数7度)

nikka_hb2_最後に、ニッカがローソンなど限定で販売しているのが、ニッカ淡麗辛口ハイボールです。

アルコール度数は少々高めの7度、瀬戸内産レモンのエキスを使い、人工甘味料を使っていない事をウリにしているようです。

実際に飲んでみると、レモンの香りがしっかりとやってきて、酸味も強めになっています。

あとからカラメルの甘い香りが追いかける印象です。

ただ、ウイスキーらしさは殆どなく、砂糖入りのレモンサワーと言われてもわからないように思えます。

正直、ニッカのブランドを損なっているように思えます。

アサヒビールはニッカのブランドに甘えているのではないでしょうか。


それぞれを飲み比べると、一番ウイスキーらしさがあったのがジムビームハイボール、ホワイトホースハイボールはそこそこ感じるほど、ニッカ淡麗辛口ハイボールは本当にウイスキーを使っているかも疑問です。

この3種でおすすめできるのは、ジムビームハイボールです。

ニッカにおいては、アルコール度数9度のブラックニッカハイボール(北海道では香る夜)があるので、そちらを選んだ方がいいでしょう。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ブラックニッカ クリアハイボール350mlx24本(1ケース)
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<2018/7/24 追記>

サントリー トリスハイボール 夜風のトニック(アルコール度数6度)

torys_tonic_サントリーから、ローソン限定で販売されたのが、トリスハイボール 夜風のトニックです。

商品名からわかるように、こちらは割り材を炭酸水ではなく、トニックウォーターを使っているのが特徴になっています。
また、オレンジ果汁を加える事で、甘みも持つ酸味をプラスしています。

実際に飲んでみると、トニックウォーターの苦味は控えめで、オレンジの香りがしっかり感じ取れ、比較的甘みと酸味が程よく舌に伝わります。

一般的なハイボールに比べるとカクテルっぽさがあり、女性にも好まれるように思えます。