ニッカ 竹鶴25年ピュアモルトがジャパニーズウイスキー部門でトロフィーを獲得

今年のISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)で、ニッカの竹鶴25年が、ジャパニーズウイスキー部門で最高賞にあたるトロフィーを獲得しました。


ニッカのウイスキーがトロフィーを獲得するのは、2009年の竹鶴21年(ウイスキー部門)、2015年のロムザバレル(ウイスキー部門)に継ぐ3回目となります。

このほか、竹鶴25年と同21年はダブルゴールドも獲得しています。

インターナショナル・スピリッツ・チャレンジとは?

このインターナショナル・スピリッツ・チャレンジとはどういうものでしょうか。

インターナショナル・スピリッツ・チャレンジは、イギリスの酒類雑誌「ドリンクス・インターナショナル」が主催する、蒸留酒の品評会で、2019年で24回目を迎えました。

ウイスキーだけでなく、ジン、ウオッカ、ブランデーなどの他の蒸留酒の部門もあります。

ブラインドテイスティングによる審査によって、現在では優れているものから順にダブルゴールド、ゴールド、シルバー、ブロンズの賞が与えられます。

そして、ダブルゴールドを獲得した銘柄を元に、各部門の最高賞となるトロフィーを決めます。

さらに各部門のトロフィーの中から、蒸留酒としてもっと優れた銘柄に「シュプリーム・チャンピオン・スピリット」の称号が与えられます。

過去にこの「シュプリーム・チャンピオン・スピリット」を日本のウイスキーが獲得したことがあります。
2017年にサントリーの「響21年」が手にしています。

ただ今年は...

従来のISCにおいては、ウイスキー部門は世界中でまとめて一つの部門でしたが、今年から産地毎(ジャパニーズ、アメリカン、スコッチ、アイリッシュ、ワールド)にカテゴライズされてしまい、竹鶴25年が獲得したのは「ジャパニーズウイスキー」部門、つまりは日本一のウイスキーに格下げにされたのです。

そういう意味でも、トロフィーを手にしたと言っても、あまり手放しでは喜べないでしょう。