今回はブレンデッドウイスキー、デュワーズの15年ものを飲みます。

女性マスターブレンダーによって生まれたウイスキー

dewers15_デュワーズは、長期熟成ものとして12年と18年がラインナップされていましたが、両社には価格差が大きく、おいそれと18年ものを手にすることは難しい状況でした。

そんな中で近年ラインナップに加わったのが、15年ものです。

この15年ものを手がけたのが、デュワー社の7代目マスターブレンダーのステファニー・マクラウドです。
女性のブレンダーも珍しく、しかも頂点であるマスターブレンダーに就任することは非常に希ではありますが、彼女はアメリカで行われる「インターナショナル・ウイスキー・コンペティション」の2019年大会で、マスター・ブレンダー・オブ・ザ・イヤーに輝きました。

また、同コンテストでは、デュワーズ15年もベスト・オブ・ブレンデッド・スコッチ・ウイスキーに輝きました。

デュワーズの長期熟成ものにおいては、伝統的にダブルエイジング製法と呼ばれる、一旦ブレンドした後で6ヶ月間後熟を行う製法が採用されていますが、15年もダブルエイジング製法が使われています。

フルーツの甘みがしっかり届く

では、ストレートから飲んでいきます。
グラスに注ぐと、液色は少々黄色みの強い琥珀色、香りはリンゴとハチミツが漂います。

口に含むと、多少のアルコールの刺激の後、リンゴとレーズンが交互に香ってきます。奥からは樽香、カカオ、バニラがやってきます。

味わいは、多少のアルコールからの辛みはあるものの、全体的に優しい甘みと軽い酸味が最後まで続きます。

ロックにすると、紅茶の香りがほんのりと現れ、リンゴの香りも少々強めになります。後からブドウ、バニラ、ハチミツが追いかけます。

味わいは、ほろ苦さが多少出てくるものの、フルーツの甘み、酸味が比較的柔らかく舌に広がります。

ハイボールでは、リンゴの香りが全体を覆うようになりますが、レーズン、紅茶が奥に潜んでいるのを感じ取ることが出来ます。

味わいは、ビターが強めになりますが、後から柔らかい酸味が訪れます。

12年ものに比べると、甘みのある香り、味わいが目立つように思えます。ボディも12年の弱さは幾分かカバーされ、それなりの広がり、深みのある香りや味わいを得られるように思えます。

700mL、アルコール度数40度、価格は5000円ほど。
コスパが優れているとは言い切れませんが、15年もののブレンデッドスコッチとしては平均レベルかな、といったところです。

<個人的評価>

  • 香り B: リンゴ、レーズン、カカオ、バニラ。加水で紅茶が顔を出す。
  • 味わい C: 全体的に柔らかい酸味、甘みが支配する。加水でほろ苦さが目立つ。
  • 総評 C: 15年もののブレンデッドスコッチとして、悪くはないボトル。