今回は、キリンのロバートブラウンを改めて飲んでみます。

キリンのウイスキー第一号

rb2_ロバートブラウンは、キリンがウイスキー事業に参画して最初のボトルで、1974年2月に発売されました。2020年で46年経過するロングセラーです。

1971年に、カナダのシーグラム社と販売提携を結び、翌年に合弁でキリンシーグラムを設立しました。

当初から国内でのウイスキー作り、合弁会社でのウイスキーの企画は販売提携時点から始まっていて、その第一号として開発が進められたのがロバートブラウンでした。

すでに富士山の麓にある御殿場に蒸溜所を建設し始めていましたが、まだ原酒の製造が始まっていなかったため、使用する原酒はシーグラム社が持つ蒸溜所のものが選定対象となりました。

つまりロバートブラウンは当初、日本向けのブレンデッドスコッチウイスキーという位置づけでした。

それでも、特級ウイスキーでも国産でスピリッツやアルコールを含むものが多い中で、モルトとグレーンの原酒のみでブレンドされたロバートブラウンは、キリンのウイスキーのメインストリームとして長く販売されていきました。

その後シーグラム社との合弁を解消し、ロバートブラウンも御殿場のモルト、グレーンが主体となったものの、2割ほどはスコッチモルト、グレーンをブレンドしているとのことで、厳密には多国籍ウイスキー、ワールドウイスキーという位置づけになるでしょう。

バーボンを思わせる御殿場モルトらしさが目立つ

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々緑がかった琥珀色、香りは青リンゴとメロンが半々に来る感じです。

口に含むと、ピーナッツのような香りが先行し、その後は青リンゴ、メロンと続き、最後にはカカオの香ばしさが得られます。

味わいは、アルコールからの辛さはそこそこあり、その後はほろ苦さが先行した後、甘みが口に広がります。

ロックでは、ナシやライムのような爽やかな香りが目立つようになり、続いて接着剤やメロンのようなエステリーな香りが続きます。青リンゴは少々奥から香ってくる印象になります。

味わいは、苦みが少々目立つものの、甘みは奥から徐々に表れてきます。

ハイボールにすると、樽からのウッディな香りが先行するようになり、青リンゴやメロン、ライムがついてくる印象になります。
味わいは、多少の苦みが先行して、酸味が追いかける感じです。

後発の富士山麓 樽熟原酒50°やシグニチャーブレンドに比べると、熟したフルーツの香りが薄く、バーボンを思わせる香りが強めに感じられるでしょう。
それでも、薄っぺらさはあまり感じられず、ストレートやロックでも味わえるようになっています。

750mL、アルコール度数43度、価格は2000円ほどです。
姉妹品として、1998年から売られていたスペシャルブレンドがありましたが、こちらは販売終了したようです。

<個人的評価>

  • 香り B: ピーナッツ、青リンゴ、メロン、接着剤、ライム、カカオ。加水でウッディさが出る。
  • 味わい C: 苦みが支配しがち。奥から酸味、甘みが続く。
  • 総評 C: 御殿場モルト、グレーンらしさが伝わるブレンド。