今回はバーボンのひとつ、エズラ・ブルックスのブラックを飲みます。

最も優れた小さい蒸溜所のバーボン

ebb_エズラ・ブルックスは、19世紀初頭にジョン・メドレーによってオーエンズボロに設立したメドレー社によって、1950年代に誕生したブランドです。

小規模な蒸溜所でありながらも、良質のトウモロコシを使ったコーン原酒を主体に、4年以上の熟成を経て作られます。

また、上流の際には温度をアルコールが気化するギリギリまで低く抑えることで、マイルドな味わいに仕上げていると言われます。

この蒸溜所では、7年、12年、15年の熟成を行ったオールド・エズラも有名です。

スタンダードで気軽に飲めるボトル

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少し濃い琥珀色、香りはバーボンらしいメロンと接着剤が漂います。

口に含むと、グラスから香ったメロンと接着剤が一気に口に広がります。奥からはバニラとバナナの甘い香りが追いかけてきます。

味わいは、アルコールからの辛みが強く、そのまま飲み続けるには厳しいレベルです。しかし口の中で加水が進むと、ほのかな酸味の後にしっかりした甘みがやってきます。

ロックにすると、引き続きメロンと接着剤の香りが広がり続け、奥からは柑橘系の爽やかな香りが続きます。バナナやバニラもしばらく経つと顔をのぞかせます。

味わいは、アルコールからの辛みは抑えられ、酸味が前に出て、その後は苦みと甘みが半々になって舌を刺激します。

ハイボールでは、メロンの香りがほのかに漂いつつも、バーボンを加水することで現れてくる海藻、ヨードっぽさが得られるようになります。

味わいは、酸味が若干上回るほどで、渋みが奥から伝わります。

大きな特徴はないものの、バーボンとはこういうものだというイメージ通りの香り、味わいがあり、バーボンを愛する人には安心して飲めるボトルのように思えます。
一方で、アルコール度数が45度と高く、ストレートではそれを実感しますが、ロックや加水することでまろやかさが出てきて、スイスイと飲めてしまうので、酔いが早く回って危なくなるでしょう。

750mL、価格は1500円ほど。度数の高さを考えると、1000円前半のスタンダードなバーボンと変わりない価格になるでしょう。

<個人的評価>
  • 香り B: メロン、接着剤が先んじて、奥からバニラ、バナナが続く。
  • 味わい C: 酸味が全体を支配する。ストレートでは辛みが目立つ。
  • 総評 C: スタンダードなバーボンとして気兼ねなく飲める。


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エズラ・ブルックス 700ml
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