RERAのウイスキーブログ

40過ぎのおっさんが、ジャパニーズ、スコッチを中心にウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

カテゴリ:ウイスキー > ブレンデッドウイスキー

kaku_1960_04今回はサントリー角瓶、特級時代のオールドボトルを飲んでみます。

角瓶は1937年に「サントリーウイスキー12年」として販売され、2017年で誕生から80年を迎えるボトルです。

当初のボトルには12yearsの表記がありましたが、その後は復刻版で再現されたように表記が外されました。

また、同じく当初から「Suntory Liqueur Whisky」という表記でしたが、これも1970年代前半には「Suntory Whisky」と改められました。

「角瓶」という名称は、もともとは愛称であり、1950年代からは正式に商品名としても使われるようになりましたが、ラベルの表記については現在においても角瓶、Square Bottleという表記はされていません(業務用のペットボトルだと「角瓶」表記がされています)。

kaku_1960_01今回入手したボトルは、箱と専用の包装紙がついてきたもので、「SUNTORY」の表記と、中之島の住所が記載されていたため、サントリーに改称した1963年からサントリービルに移転する前の1971年の間に作られたと推測されます(ちなみに同じラベルデザインで「KOTOBUKIYA」表記のボトルもネットで確認済みです)。

外箱のみならず、専用の包装紙がついている点からしても、当時の角瓶のステータスが今よりもずっと上にあったと推測できます。

特級のウイスキーというだけでも、当時は値段も高くてぜいたく品というイメージがあったかもしれません。

未開封でしたが、キャップ周りの外装を外して開けようとすると、容易にキャップが回り、現行品のようにしっかり封印する構造にはなってませんでした。そのせいか、そこそこ目減りしていました。
また、底のほうにわずかながらも澱が確認できるため、いい保存状態ではないと想像できます。
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今回は、久々のオールドボトルに手を出してみました。その名の通りになるサントリー「オールド」です。

サントリーオールドは1950年に発売されましたが、その間にブレンドのほかに、ラベルも何度か変更されています。
現在でこそ「SUNTORY OLD」という表記ですが、発売当初は「Product of Japan SUNTORY WHISKY」で、1960年代半ばから1970年代にかけては、「VERY RARE OLD SUNTORY WHISKY」となり、「SUNTORY OLD」となったのは1970年代末からです。

1989年4月に消費税導入とともに酒税も改正され、ウイスキーの等級制度も撤廃されましたが、それ以外にも、社名や本社の住所表記など、どの期間に作られたオールドかを特定することが可能です。
  • 昭和20(1945)年3月:大阪市北区堂島浜通1丁目20
  • 昭和25(1950)年:サントリーオールド発売
  • 昭和33(1958)年3月:本社移転(大阪市北区中之島2丁目22 新朝日ビル)
  • 昭和38(1963)年3月:寿屋からサントリーに社名変更
  • 昭和46(1971)年4月:本社移転(大阪市北区堂島浜通2丁目1-40 サントリービル)
  • 昭和48(1973)年:住所表記変更(大阪市北区堂島浜2丁目1-40 サントリービル)
  • 平成元(1989)年4月:消費税導入 酒税改正による等級表示の撤廃(特級表記なしに)
今回、ネットオークションにて4本のオールドなオールドを手に入れました。
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まず1番左のボトルですが、ネック部分のラベルが一部剥がれていますが、よく見ると「大阪市北区中之島2丁目」となっており、1958~1971年のボトルだとわかります。
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そして正面のラベルは「VERY RARE OLD SUNTORY WHISKY」で、1960年台後半から1971年までに作られたと推測できます。だいたい46~50年ほど前のボトルといえるでしょう。
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残り3本のボトルは、いずれも「SUNTORY OLD」で、「特級」表記もありますから、1970年代終盤から1989年3月までのボトルといえます(厳密には1985年以降のボトルはSOが大きく書かれているのでさらに区別できますが...)。
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一方でネック部分のラベルを見ると、左から2番目は住所に番地表記がなく、原材料名も書かれていません。
右の2本では、住所名に番地まで表記され、原材料名もあります。
このことから左から2番目のほうが古いボトルだと推測できます。
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このほかにも、いくつかの種類があるほか、輸出向けのもの、さらにはお正月向けに販売される干支ラベルなど、これだけをコレクションするにも膨大な数になるでしょう。

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tsuru_na_01_01今回は、ニッカの蒸留所限定ウイスキー、鶴を飲んでみます。

鶴は、1976年に一般販売された後、2006年に17年物としてリニューアルしましたが、原酒の枯渇が原因となって2015年で販売終了してしまいました。

しかし2016年、余市と宮城峡蒸溜所限定で、ノンエイジとしてリニューアル販売されました。

ただし、以前には発売されていた磁器製のボトルは、今回はラインナップされておらず、ガラスのボトルのみとなります。

ボトル自体は、鶴17年と同じデザインで、キャップのトップには「竹に鶴」の竹鶴家の家紋が薄くモールドされています。

しかしラベルは大きく変えられていて、「鶴」の文字は金色に、鶴のイラストも、裏面から表面に描かれています。
揮毫自体は、2台目マスターブレンダーである竹鶴威氏のものが引き続き使用されています。
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それではストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は濃い目のアンバー、香りはアルコールの揮発の奥からビネガーのような酸っぱさを感じます。

口に含むと、アルコールの刺激の後にパイン、ライム、レーズン、バナナ、バニラ、ピートと続きます。
味わいは、刺激ほどのアルコールの辛さは少なく、酸味、ビターが先に訪れ、後から甘さが加わります。
17年物と比べるとマイルドで飲みやすくはなっていて、レーズンの香りも抑えられています。

ロックにすると、アルコールの刺激はかなり抑えられ、レーズンが先に訪れてきます。その後ゴム、バナナ、カスタードクリーム、カカオと続きます。
味わいはビターを軽く感じた後は、ドライフルーツのような甘さがしっかりと広がります。
17年物と比べると、ライムなどの柑橘系の酸味はかなり抑えられ、甘い香りが支配しています。

最後にハイボールにすると、ほのかにバナナの香りが鼻をくすぐりますが、その後は余市由来のピートが現れてきます。
味わいはビターが比較的前に出てきて、甘さは比較的抑えられている印象です。

17年ものでは、どちらかといえば余市モルトの個性が前に出た印象でしたが、このノンエイジでは宮城峡の甘く繊細なモルトがメインになった印象です。
そのせいか、17年物でのストレートでの飲みにくさは解消され、オールマイティな仕上がりになっています。
ノンエイジだからと言って、若々しさ、とげとげしさは少なく、むしろまろやかで万人受けにシフトしたといえるでしょう。

700mL、アルコール度数43度、価格は14,000円。
簡単に手に入る価格ではないですが、限定ものであることを考えても十分買う価値はあります。
一部通販でも手に入りますが、値段は倍近いので、蒸留所への旅費とにらめっこして検討しましょう。

<個人的評価>

  • 香り A: パイン、ライム、レーズン、バナナ、バニラ、カカオと多彩。加水でピートが目立つ。
  • 味わい AA : 酸味の奥から甘さが引き立つ。ストレートでも辛さは感じにくい。
  • 総評 AA: 値段に躊躇うも、お土産品として十分な価値あり。


et_brown今回は久しぶりのバーボン、アーリータイムズ ブラウンラベルを飲みます。

一般的に市販されているイエローラベルとの違いは次の通りです。
  • イエローラベルがバーボンの基準ギリギリの79%ものコーンを原料として使用、その他ライ麦が11%、 モルトを10%使用しているのに対し、ブラウンラベルはコーンを72%、ライ麦を18%使用している。
  • 糖化の工程で、イエローラベルよりも加えるサワーマッシュ(蒸留後に残った、乳酸菌によって酸味のある残滓)の量を減らしている。
  • ボトリングの手前での濾過工程を2度行っている。1度目はイエローラベル同様にココナッツの皮から作った活性炭を使用、2度目はピートから作った活性炭を使用する。
原料の比率や製造工程に違いがあり、ライトなイエローラベルよりも濃厚になっていると言われています。

では、いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は褐色、香りはビネガーのような酸っぱさと接着剤が感じ取れます。

口に含むと、まず昆布のようなヨード感が漂います。そのあとに接着剤、バナナ、ナッツと続きます。
味わいはアルコールからの辛さはそこそこ、その上に甘さが被さってきます。

ロックにすると、ヨードの香りは控えめになり、エステリーさも鳴りを潜めた印象です。その後から、うっすらとドライフルーツ、バニラが顔を出します。

味わいは多少の酸味があるものの、全体的に甘みが勝っています。

最後にハイボールにすると、引き続き軽いヨードのあとに、バナナやマンゴーなどのドライフルーツの濃厚な香りが訪れます。
味わいは少々ビターが感じられますが、ほどよく酸味、甘さが感じられます。

イエローラベルも比較的飲みやすい部類に入りますが、ブラウンラベルでは濃厚な香りとまろやかさが増し、ストレートやロックでもきつい感じが少ない印象です。

700mL、アルコール度数40度、価格は1500円。
お手軽な価格で買える分、お値打ち感が高いと思います。

<個人的評価>

  • 香り B: 初めに昆布。後からバナナ、接着剤、ナッツ。加水されるとバニラが顔を出す。
  • 味わい B: 全体的に甘みがあり、とても飲みやすい。
  • 総評 B: イエローラベル以上にまろやかで、ストレートでも気兼ねなく楽しめる。


rch今回は1000円スコッチ、リチャードソンを飲んでみます。

リチャードソンはスペイサイドモルトをキーに、3年以上熟成された原酒を使用しているそうです。

早速ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りは...アルコール以外にはあまり感じ取れません。

口に含むと、先にゴム、レーズン、後からカラメル、ナッツと続きます。
味わいはアルコールからの辛さが先に訪れ、後から酸味が追いかけます。甘さはほとんど感じられません。

ロックにすると、香りは硫黄が表に出て、後からライム、チョコレートと続きます。
味わいは、アルコールからの辛さがまだ強く、その後に酸味、ビターと続きます。

最後にハイボールにすると、香りは軽くゴムが香り、後からレーズンと続きます。
味わいは多少の甘みが感じられるようになります。

スペイサイドモルトをキーにしているといっても、マッカランやグレンファークラスのようなシェリー樽原酒ならではの香りがメインになっています。
ただ、レーズンのような濃厚なフルーツという感じは薄く、雑味が目立つ印象です。

700mL、アルコール度数40度、価格は1000円ほど。

値段を考えると、薄っぺらい安物の国産に比べればマシでしょうか。

<個人的評価>

  • 香り C: ゴム、レーズン、カラメル、ナッツ。加水でライムっぽさが出る。
  • 味わい D: ストレート、ロックでアルコールの辛さが目立つ。
  • 総評 C: 1000円の値段を考えると、驚きは特にない。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

リチャードソン 40度 700ml
価格:864円(税込、送料別) (2017/4/16時点)


fujisan今回は、サン.フーズの「ウイスキー富士山」を飲んでみます。
 
サン.フーズは、山梨県韮崎市にあるメーカーで、ワイン、梅酒、みりん、焼酎を製造、販売しています。親会社は、山梨県を創業の地としながら、現在はタイに本社があるアサンサービスという会社になります。
会社概要ではスピリッツの類いとしてラムなども製造しているそうですが、ウイスキーについては公式サイトでも記載されていません。

しかし同社からは、コンチネンタルウイスキーというブランドで、イエローラベル、御勅使(みだい)というボトルをリリースしています。

その中で、「富士山」は2016年12月にリリースされた比較的新しいボトルになります。

ボトルを見ると、表面には地層水仕込みと書いていますが、そもそも蒸溜所の存在もわからず、自前でもろみを醸造しているのも不明ですので、おそらくはボトリングで富士山の水を使っていると推測されます。

いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は濃い琥珀色、香りはアルコールが前に出ています。

口に含むと、先にほんのりとラムレーズンの香りがやってきて、後からカラメル、ウエハースと続きます。

味わいはアルコールからの辛さが先に来て、後からほんのりと酸味、甘み、ビターと続きます。

ロックにすると、硫黄のような刺激が立ち、プルーンのような濃厚な香りが続きます。また、スモーキーさも多少に感じ取れます。
味わいは、辛みが先に来て、後から強い酸味、ビターと続きます。

最後にハイボールにすると、軽くゴムっぽい香りが 先に立ち、カラメルがほんのりと続きます。
味わいは、未だにアルコールの辛さが目立ち、癖の強いものになります。

端々にウイスキーらしい香り、味わいはあるのですが、色の割にアルコールがきつく感じられ、原酒自体はそれほど熟成していないように思われます。
1,2年程度の原酒にカラメルをふんだんに加えたようにも思えます。

これを5年くらい熟成させれば、かなりマシになると思いますので、尚更メーカーの姑息な考えには遺憾の意を表明せざるを得ません。

そもそも、原酒はどういう過程を経たのか、自社サイトで明確にすべきでしょう。
それが出来ないのであれば、スコットランドから樽ごと原酒を購入して、それにカラメルを加えてそのままボトリングしたように邪推します。

日本の消費者をなめてもらっては困ります。

700mL、アルコール度数40度、価格は2200円ほど。
この価格帯ではもっとうまいウイスキーはいくらでもあるので、残念以外の言葉が出ません。

<個人的評価>

  • 香り D:ラムレーズン、プルーンが主体。加水するとゴム(硫黄)の香りが加わる。
  • 味わい E : アルコールからの辛さがハイボールになっても止まらない。
  • 総評 E : ウイスキーブームに便乗した感が否めなく、イミテーションに思えてしまう。
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ウイスキー富士山 地層水仕込 40度 700ml
価格:2376円(税込、送料別) (2017/4/4時点)



ニッカウヰスキーから、5月23日に新しいブラックニッカの限定品を出すという情報がリークされました。
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名称は「ブラックニッカ クロスオーバー」で、余市のヘビーピートモルトと、宮城峡(?)のシェリーモルトをベースにブレンドしたものになるそうです。
ブレンダーズスピリットと同様に、こちらも数量限定での販売になります。

私もレビュー用で、amazonにてポチッとさせてもらいました。
レビューは到着後に速報レベルで出そうと思いますが、待ちきれない方はご予約をされた方がいいでしょう。
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21c今回はインドのウイスキーを飲んでみます。

インドはスコッチウイスキーの消費量で世界5位に入るほどの消費大国ですが、一方でモルトウイスキーの本格的な販売は 21世紀に入ってからと日が浅いです。

そもそも、ウイスキーの製造自体は19世紀、植民地支配されていた時期に蒸溜所が作られていましたが、貧困層の多いインドにおいては穀物を使用することが嫌悪される風潮があり、大半のボトルでは甲類焼酎のように廃糖蜜を使用し、モルト原酒を1割ほどしか使わない、かつて日本における2級ウイスキーのような物が出回っていました。

1990年代になってからウイスキーの品質向上の動きが始まり、イギリスの酒造メーカーの買収などで技術を吸収していきました。

今回飲む21stセンチュリーを手がけるのは1994年に創業したSOM社で、インド中部、マディヤ・プラデーシュ州の州都、ボーパールにあります。ボーパールにはアッパー湖という湖があり、周辺を山々で囲まれた土地です。
21stセンチュリーは、この山々からの天然水を使用し、2年熟成をしたウイスキーと言われています。 

ご丁寧に成分表が記載されていますが、ラベルには"PURE MALTED WHISKY"と書いているものの、実際にはグレーン原酒、さらには香料、グリセロール、酸化防止剤が含まれているとなっています。
親切だけど怪しさも満点です。

ではいつものようにストレートから飲んでみます。と思ったのですが、なんとキャップをひねっても開かない!

どうもスクリューキャップをはめ込む工程で失敗し、根元の締め付け部分までもが回っていることが原因でした。さすがインド品質...。
強硬手段で根元をペンチで押さえながらひねり、やっと開栓できました。

ちなみにキャップの作りも雑で、いざ閉めようとしても閉まりません。別のボトルが空いたら注ぎ直して保管することにします。

グラスに注ぐと、 液色は中庸な琥珀色、香りは甲類焼酎のような廃糖蜜の香りがします。

口に含むと、アルコールの刺激はそこそこで、ほんのりナシとカラメルの香りがします。しかしほこりっぽさがあって、違和感があります。
味わいはアルコールからの辛さがあり、奥から軽く甘みがある程度です。

ロックにしても、特に開く香りはなく、ストレートよりもアルコールが強く感じられます。
味わいは引き続きアルコールの辛さから始まり、続いてビターが大きく出てきます。甘さは奥で閉じこもった印象です。

ハイボールにすると、アルコール自体の刺激はなくなるものの、カラメルとウッディさも感じられるかわからないレベルになります。
味わいはビターが表に来ます。

おそらく、インドで一般的売られているレベルのもののように感じます。ジャパニーズで言えばトップバリュウイスキーやサントリーレッドくらいの品質です。正直、おいしいとは言えません。

750mL、アルコール度数42.8度で、価格は1800円ほど。
インドで作られる一般的なウイスキーはこうなんだ、と見聞を広める程度にした方がいいです。
シングルモルトとしてはアムルットが有名ですので、いずれはこれを飲んでみようと思います。

<個人的評価>

  • 香り E: アルコールの刺激はストレートでは少なめ。ナシ、カラメル、ウッディさが希薄。
  • 味わい E: アルコールの辛さが前に出る。甘みがあるが薄い。
  • 総評 F : 一般的なインドのウイスキーとはどうなのか、と知識を広める目的以外には買うべきではない。

mackinlay今回は1000円スコッチから、マッキンレーを飲んでみます。

マッキンレーは、19世紀初頭に、チャールズ・マッキンレーによって ブレンド、販売されたスコッチウイスキーです。
ただ、当初売られていたのはブレンデッドモルトで、グレーンウイスキーを加えた物は1960年代になってから販売されたと言われています。

元々のブレンデッドモルトは、1907年に南極大陸の探検に出たアーネスト・シャクルトンが持ち込んだものの、その後行方不明になり、その後1世紀近く経過してから発見されたエピソードがあります。
現在もその発見されたボトルを元に、レア・オールド・ハイランド・モルトという製品が販売されています。 

オリジナルの方は、基本的には5年熟成のモルト、グレーンを使っていますが、使用されるモルト原酒は幾度か変わっていて 、当初はマッキンレーによって建設されたグレンモール、グレンアルビン、グレンアラヒーのモルトが使われていましたが、現在はアイル・オブ・ジュラ、タリバーディン、タムラヴーリンを使っていると言われています。

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は濃い琥珀色、香りはナシ、青リンゴを感じます。

口に含むと、アルコールの刺激はそこそこで、後からラムレーズン、青リンゴ、ナシ、バニラ、カカオと続きます。

味わいは先にアルコール由来の辛さはあるものの抑えられていて、その後に甘さ、酸味が続きます。若い原酒を使っているにしては、比較的ストレートでも飲みやすい印象です。

ロックにすると、ラム酒っぽさが強く表れ、その後にレーズン、バニラ、ウッディさが追いかけます。
味わいはビターが前に来て、後から甘みが訪れます。

最後にハイボールにすると、ロック同様にラムレーズンの香りが前に出て、後から樽香がやってくる印象です。
味わいもビターが比較的強めで、後から甘みがついてくる感じです。
軽くレモン果汁を足した方がいいかもしれません。

価格の割には、アルコールが前に出ないで落ち着いた印象で、ドライフルーツの濃厚な香りと甘さがあって、案外とっつきやすい方だと思います。
また、カクテルベースに使うにもちょうどいい価格帯ではないでしょうか。

700mL、アルコール度数40度で、価格は1300円ほど。

<個人的評価>

  • 香り B: ラムレーズンの香りがメイン。後からナシ、青リンゴ、バニラ、ウッディ、カカオ
  • 味わい A: アルコール由来の辛さは抑えめ。甘さが前に来る。
  • 総評 B: はまるほどではないものの、甘く濃厚で初心者でもいける。

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マッキンレー 正規品 700ml
価格:1680円(税込、送料別) (2017/3/24時点)



winche今回は、ブレンデッドスコッチのウィンチェスターを飲んでみます。

情報が少ないのであれですが、発売しているのは、フランスのラ・マルティニークイーンズ社で、同社が所有するグレンマレイの原酒をキーモルトにしている、ということしかわかりません。
1000円でおつりが来るほど安いので、怪しさが結構します。

いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々淡い琥珀色、香りはほのかにレーズンがする感じです。

口に含むと、アルコールの刺激の後でナシ、青リンゴ、モルト、クリームの甘い香りがほのかにします。 
味わいは辛さの後に、 フルーツの酸味と甘みが来ます。しかしそれほどしっかりは感じられません。

ロックにすると、アルコールの刺激は抑えられたものの、そこから何かしら開いてくるものがなく、なしや青リンゴの香りも何だかくすんだ感じになります。 
よくよく嗅いでいくことで、やっとウッディさが顔を出しますが、これもいまいちパッとしません。

味わいもまだアルコールの辛さが残っていて、 奥で酸味とビターがほのかに感じ取れます。

最後にハイボールにすると、なんと香りがそっくり消えます!
味わいとしては、多少の甘さが来る感じです。

正直、トリスやブラックニッカクリアといい勝負です。まぁ、値段を考えると大敗ですが...。
スモーキーな香りがすると謳われていますが、ちっともしません。
空気を含ませて寝かせてやれば変わるかもしれませんが、値段相応というか、スコッチとしては買ってはいけないボトルだと思います。 

700mL、アルコール度数40度、価格は900円ほどです。
値段につられると痛い目を見ます。

<個人的評価>

  • 香り E: ストレート、ロックではアルコールの刺激が目立つ。ナシ、アオリンゴ、モルトなどの香りもパッとしない。
  • 味わい D: ストレートやロックでは辛い。加水すると甘さが来るのが救い。
  • 総評 E: トリスと渡り合っている時点でひどすぎる。値段につられると馬鹿を見る。

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ウィンチェスター 700ml
価格:924円(税込、送料別) (2017/2/10時点)


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