RERAのウイスキーブログ

40過ぎのおっさんが、ジャパニーズ、スコッチを中心にウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

カテゴリ: スコッチウイスキー

kh_cs今回はアイラモルトから、キルホーマンのオリジナルカスクストレングス クォーターカスクを飲んでみます。

オリジナルカスクストレングスは、2015年に第1弾となるボトルがリリースされました。
フェノール値が50ppmものヘビーピートモルトをバーボン樽に6年ほど貯蔵、熟成させた、加水せずにボトリングされたものでした。
 全体で9,200本、日本には360本限定というかなりレアなものでした。

その第2弾として2016年にリリースされたのが、今回のクォーターカスクです。
その違いはその名の通り、バーボン樽ではなく、それを元に小さく作り直されたクォーターカスクで6年熟成させている点です。 

樽のサイズが小さくなることで、原酒が樽材と触れ合う割合が増えて、樽材からのエキスをより多く取り込み、熟成を早められるメリットがあります。 

この第2弾では出荷本数は全体で12,000本、日本には900本とレア度が低くなってしまいましたが、まだまだ若い蒸溜所のボトルとしては貴重ではないでしょうか。

いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少し淡い琥珀色、香りはまっすぐと突き抜ける正露丸のようなピートがあります。

口に含むと、先に正露丸のようなピートが口に広がり、後からカスタードクリーム、ライム、青リンゴが続きます。
味わいは、アルコールからの辛さがとても強く、その後にビター、酸味が続きます。

ロックにすると、ピートはある程度落ち着き、ライムの爽やかな香りが強めになります。

味わいは、酸味が先に訪れるものの、後からほのかな甘さが加わり、ビターが最後にやってきます。

最後にハイボールにすると、独特のピートは失われずしっかり残り、後からホップ、ライムと続きます。

味わいはビターが強く感じられるようになり、酸味が追いかける印象です。 

全体的に、アイラモルトならではの正露丸を感じさせるスモーキーさが主体ですが、ストレートではクリーミーさを感じ取ることができ、加水するとライムのような爽やかさを表してきます。

味わいもシングルモルトとは思えないほど多種多様で、飲み方によって変わる個性を楽しめるボトルに仕上がっています。

700mL、アルコール度数56.9度、価格は9000円ほど。
6年熟成のシングルモルトと考えるとかなりの値段になりますが、アイラモルトが好きな方には損をさせない、豊かな個性を楽しめるでしょう。 

<個人的評価>

  • 香り B: 強い正露丸の香りがするピートがメイン。後からライム、カスタードクリーム、青リンゴ、ホップ。
  • 味わい C: ストレートではかなり辛い。加水によって酸味、ビター、甘さが開く。
  • 総評 B: 強力なピートがほしいアイラモルトファンにはおすすめ。


rch今回は1000円スコッチ、リチャードソンを飲んでみます。

リチャードソンはスペイサイドモルトをキーに、3年以上熟成された原酒を使用しているそうです。

早速ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りは...アルコール以外にはあまり感じ取れません。

口に含むと、先にゴム、レーズン、後からカラメル、ナッツと続きます。
味わいはアルコールからの辛さが先に訪れ、後から酸味が追いかけます。甘さはほとんど感じられません。

ロックにすると、香りは硫黄が表に出て、後からライム、チョコレートと続きます。
味わいは、アルコールからの辛さがまだ強く、その後に酸味、ビターと続きます。

最後にハイボールにすると、香りは軽くゴムが香り、後からレーズンと続きます。
味わいは多少の甘みが感じられるようになります。

スペイサイドモルトをキーにしているといっても、マッカランやグレンファークラスのようなシェリー樽原酒ならではの香りがメインになっています。
ただ、レーズンのような濃厚なフルーツという感じは薄く、雑味が目立つ印象です。

700mL、アルコール度数40度、価格は1000円ほど。

値段を考えると、薄っぺらい安物の国産に比べればマシでしょうか。

<個人的評価>

  • 香り C: ゴム、レーズン、カラメル、ナッツ。加水でライムっぽさが出る。
  • 味わい D: ストレート、ロックでアルコールの辛さが目立つ。
  • 総評 C: 1000円の値段を考えると、驚きは特にない。

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cameron今回はシングルグレーンウイスキーのキャメロンブリッジを飲んでみます。

キャメロンブリッジ蒸溜所は、ローランド地方ファイフにあり、1824年にジョン・ヘイグが設立しました。世界で初めてグレーンウイスキーを作った場所とも言われています。

現在はディアジオ社が所有するこの蒸溜所は、近代化が進み、現代的な建物の中に張り巡らされたプラント状のパイプ類が窓から覗けます。

このキャメロンブリッジ蒸溜所では、ジョニーウォーカーをはじめとするディアジオ社のブレンデッドウイスキー向けのグレーン原酒を製造しています。
そのほかに、ジンのタンカレーやゴードンズ 、ウォッカのスミノフの原酒も製造されています(ただし、日本で売られているスミノフは韓国産)。

ではストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中間調の琥珀色、香りは青リンゴが漂ってくる印象です。

口に含むと、軽くゴムの香りから始まり、奥から青リンゴ、麦チョコ、バニラと続きます。
味わいは、アルコールの辛さが先に来るものの、後からフルーツのような甘さ、酸味が広がります。 

ロックにすると、柑橘系の爽やかさとエステリーさが立ち、後からはちみつ、青リンゴと続きます。
味わいはビターが強く現れ、 酸味が後に続きます。ストレートほどの甘みは感じなくなります。

最後にハイボールにすると、ほのかにハチミツ、青リンゴ、バニラが香ってきます。
味わいは柑橘系のビターが前に来て、甘さや酸味はあまり感じられません。

シングルグレーンというと、個性がないように思われる人もいますが、ストレートでは十分単体で楽しめる仕上がりになっています。また、シングルモルトと割ることで、自己流なんちゃってブレンドを楽しむことも出来ます。

国内でも、知多、カフェグレーン、カフェモルトといったグレーンウイスキーが発売されていますが、特に香りのしないスピリッツで割るよりも、ブレンデッドウイスキーの脇役として引き立てていることを実感できるでしょう。

700mL、アルコール度数40度、価格は3000円ほどです。

<個人的評価>

  • 香り C: ストレートではゴムの香りが立つ。メインは青リンゴ、ハチミツ、バニラ。
  • 味わい C : ストレートでは甘さがあるが、加水されるとビター、酸味が前に出る。
  • 総評 C : ストレートなら単体でもいける。シングルモルトの割り材に持ってこい。

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今回は、東ハイランドのモルト、ザ・デヴェロン12年を飲んでみます。

deveronザ・デヴェロンを販売するのは、東ハイランド地方にあるマクダフ蒸溜所です。
マクダフはスペイサイド地方よりも東側にあり、デヴェロン川の河口を中心としたバンフ湾に面した港町です。
蒸溜所はデヴェロン川の河口付近に立地し、潮風を受ける場所にあります。

同蒸溜所のシングルモルトは、ボトラーから出されているもののほか、オフィシャルでも免税店限定のグレンデヴェロンがリリースされている程度でした。

しかし、同蒸溜所を所有するバカルディ社が、2016年に一般向けのオフィシャルボトルとして、ザ・デヴェロンをリリースしました。
ラインナップは今回の12年のほか、18年があります。 

いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはオレンジがほのかにします。

口に含むと、軽い潮の香りがするピートの後 、オレンジが追いかけます。最後にカカオ、バニラが訪れます。
味わいはほんのりとしょっぱさがあり、その後に柑橘系を思わせるビターと酸味が続きます。 

ロックにすると、ピートが一気に開き、潮の香りが強くなります。その後ライム、ナシと続きます。
味わいもしょっぱさが強く、その後でビターもそこそこの強さを感じます。

最後にハイボールにすると、ピートは抑えめになり、オレンジの香りがほのかに感じ取れます。
味わいも酸味が主体になり、ビターが柑橘系の雰囲気を演出しています。

海から近いこともあり、潮風の影響を強く受けた印象を持ちます。
しかし、単にしょっぱいウイスキーでは終わらず、オレンジのような香りがうまくマッチし、心地よく仕上がった感じです。

700mL、アルコール度数40度、価格は4500円。
値段は高めですが、潮風を感じられるウイスキーがほしい人向けと言えます。

<個人的評価>

  • 香り B: 潮の香りのするピートが先行、後からオレンジ、最後にカカオ、バニラ。
  • 味わい C: しょっぱさが主体だが、あとから柑橘系の酸味、ビターがあってつらくはない。
  • 総評 C: 潮風を感じたい人にとってはうってつけのボトル。
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mackinlay今回は1000円スコッチから、マッキンレーを飲んでみます。

マッキンレーは、19世紀初頭に、チャールズ・マッキンレーによって ブレンド、販売されたスコッチウイスキーです。
ただ、当初売られていたのはブレンデッドモルトで、グレーンウイスキーを加えた物は1960年代になってから販売されたと言われています。

元々のブレンデッドモルトは、1907年に南極大陸の探検に出たアーネスト・シャクルトンが持ち込んだものの、その後行方不明になり、その後1世紀近く経過してから発見されたエピソードがあります。
現在もその発見されたボトルを元に、レア・オールド・ハイランド・モルトという製品が販売されています。 

オリジナルの方は、基本的には5年熟成のモルト、グレーンを使っていますが、使用されるモルト原酒は幾度か変わっていて 、当初はマッキンレーによって建設されたグレンモール、グレンアルビン、グレンアラヒーのモルトが使われていましたが、現在はアイル・オブ・ジュラ、タリバーディン、タムラヴーリンを使っていると言われています。

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は濃い琥珀色、香りはナシ、青リンゴを感じます。

口に含むと、アルコールの刺激はそこそこで、後からラムレーズン、青リンゴ、ナシ、バニラ、カカオと続きます。

味わいは先にアルコール由来の辛さはあるものの抑えられていて、その後に甘さ、酸味が続きます。若い原酒を使っているにしては、比較的ストレートでも飲みやすい印象です。

ロックにすると、ラム酒っぽさが強く表れ、その後にレーズン、バニラ、ウッディさが追いかけます。
味わいはビターが前に来て、後から甘みが訪れます。

最後にハイボールにすると、ロック同様にラムレーズンの香りが前に出て、後から樽香がやってくる印象です。
味わいもビターが比較的強めで、後から甘みがついてくる感じです。
軽くレモン果汁を足した方がいいかもしれません。

価格の割には、アルコールが前に出ないで落ち着いた印象で、ドライフルーツの濃厚な香りと甘さがあって、案外とっつきやすい方だと思います。
また、カクテルベースに使うにもちょうどいい価格帯ではないでしょうか。

700mL、アルコール度数40度で、価格は1300円ほど。

<個人的評価>

  • 香り B: ラムレーズンの香りがメイン。後からナシ、青リンゴ、バニラ、ウッディ、カカオ
  • 味わい A: アルコール由来の辛さは抑えめ。甘さが前に来る。
  • 総評 B: はまるほどではないものの、甘く濃厚で初心者でもいける。

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今回はハイランドモルト、トマーティンからク・ボカンを飲んでみます。

cu_bocanク・ボカンとは、トマーティン蒸溜所のあるインバネス地方に伝わる魔犬の名前で、同地方を守る番犬と言われています。
容姿はとても恐ろしいですが、住民を襲うことはなかったと言われています。その代わり、走り去って大地へと消えた場所では、極上のピートが採れたと言われています。

その伝説になぞらえ、15ppmのミディアムピートを効かせた8年以上熟成の原酒を使用したボトルとして、2014年に発売が開始されました。

早速ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は黄金色、香りは青リンゴの奥にスモーキーさが潜んでいるのを感じます。

口に含むと、アルコールっぽさを感じつつも、青リンゴ、 バニラ、ピート、黒こしょうの香りが続きます。
味わいはビターな感じがありつつも、スパイシーさがあり、奥から甘さがあふれてきます。

ロックにすると、アルコールらしさは消え、軽いスモーキーさの上に青リンゴと黒こしょう、の香りが引き立つ印象です。 
味わいはスパイシーになり、パンチの効いたものになります。

最後にハイボールにすると、スモーキーさが表に出て、青リンゴと黒こしょうが後に続きます。
味わいはほろ苦さを持ち、あまり甘さは感じられません。

レギュラーの12年、レガシーが爽やかでライトな印象なのに対して、ク・ボカンはスパイシーかつスモーキーで、なかなかにパンチが効いたボディの重さもある印象です。

700mL、アルコール度数46度。並行輸入品で5300円ほど、正規品は定価7500円です。
ちなみに、ク・ボカンにおいても限定ボトルがいくつかあり、新樽のみを使ったヴァージンオーク、バーボン樽のみを使ったバーボンカスクなどがあります。

<個人的評価>

  • 香り B: しっかりピートが効いている。青リンゴ、黒こしょう、奥からバニラ。
  • 味わい B: ビターかつスパイシー。ストレートでは甘さが後ろで支える。
  • 総評 B: しっかりしたボディにパンチの効いた味わい。シングルモルトながらバランスがとれている。

maca_w12今回はスペイサイドモルト、マッカランから、ダブルカスク12年を飲んでみます。

2017年3月に、レギュラーのラインナップとしてダブルカスク12年が発売されました。

定番のシェリーオークでは北スペイン産のヨーロピアンオークの樽を使いますが、ダブルカスクではアメリカ東部産のアメリカンオークの樽も使用しています。

この樽を作るにおいても、伐採の後に1年ほど天日で乾燥させる手間をかけ、さらに専門のスタッフによる材木の選定を経ています。

これを南スペイン、ヘレス地方に持ち込んで、指定された方法でドライオロロソのシェリー酒を入れ、2年間熟成させます(シェリーオークでは3年熟成)。

こうしてやっと、原酒を仕込むのにふさわしい樽が生まれるのです。

そこから原酒を仕込んで12年以上熟成させるわけですから、材木の伐採から始まれば15年以上の時間をかけて誕生した新製品と言えます。

まず、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々濃いアンバー、香りはレーズン、紅茶、オレンジ、リンゴが漂います。

口に含むと、グラスから漂っていたレーズン、オレンジ、紅茶、リンゴの香りが口の中で広がります。その後はハチミツ、ウエハース、バニラと、甘い香りが追いかけてきます。
味わいはほんのり酸味があるほかはとても甘く、アルコールから来る辛さは抑えられています。

ロックにすると、レーズンの後にライム、ほんのりリンゴが現れてきます。
味わいも辛さと酸味が強くなり、後々から甘さが出てきます。 
加水が進むことで、辛さが落ち着き始め、甘さがさらに前に来ます。

最後にハイボールにすると、 思った以上にレーズン、リンゴのフルーティさが前に出てきて、奥からバニラ、ハチミツも加わっていきます。
味わいも甘さが前に出てきて、甘いお酒が好きな人にも十分楽しめます。

シェリーオーク12年ほどの強いレーズンの印象がないですが、辛さ、ビターな感じがほとんどなく、ストレートやハイボールでも甘い味わいを楽しめるボトルになっています。

ウイスキー初心者や、スモーキーな癖が嫌いな人でも非常にとっつきやすく、万人受けを狙っていると言えます。

700mL、アルコール度数40度で 、価格は6500円ほど。
12年物のボトルとして割高なのは否めないですが、その値段に納得できるほどの完成度の高さを持っています。この点では、イギリスの百貨店、ハロッズが「シングルモルトのロールスロイス」と謳うに相応しい出来です。

一方で350mLのハーフサイズも発売されますので、値段の高さに手が届かない方はこちらを選んでもいいでしょう。

<個人的評価>

  • 香り AA:シェリー樽原酒ならではのレーズンを筆頭に、オレンジ、ライム、リンゴ、紅茶。奥からバニラ、ハチミツ、ウエハースと甘い香りが豊か。ハイボールでもしっかり。
  • 味わい AA:ストレートでも甘くて飲みやすい。ロックでは辛さが出るが、加水が進むと甘みが増す。
  • 総評 AA:お酒、ウイスキーになれてない人でもとっつきやすい。値段だけが玉に瑕?
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jura今回はアイランズモルトの中から、アイル・オブ・ジュラ10年を飲みます。

ジュラ島は、アイラ島に隣接するように存在する島です。
しかし多くの蒸溜所が建設されたアイラ島に比べ、ジュラ島ではクレイグハウスにあるジュラ島蒸溜所があるだけです。

ジュラ島蒸溜所は1810年に建設されましたが、 1901年に閉鎖、取り壊されました。
1963年に改めて再建され、現在に至っています。

では、まずストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々濃いめの琥珀色 、香りはレモンと青リンゴの爽やかさが入り混じった感じです。

口に含むと、アルコールの刺激は少なく、リンゴ、ハチミツの甘い香りがメインに来ます。
味わいもアルコールからの辛さはほとんどなく、全体的に甘さが主体、奥から酸味、軽いビターと塩っ気が訪れる感じです。 

ロックにすると、ほんのりとエステリーな香りと洋梨の爽やかさが表に来ます。その後で樽からのウッディさも感じ取れます。
味わいは酸味がメインになり、ビターも強めです。奥からしょっぱさも感じられます。

加水が進むと、リンゴやハチミツの香りが広がるようになり、味わいも甘さが再び表に出るようになります。

最後にハイボールにすると、ロック同様のエステリーさとナシの香りが相まって感じ取れます。
味わいは、若干のビターのあと、甘さも出てきます。

独特のピートが強いお隣のアイラモルトに比べ、ジュラモルトは甘くてフルーティな香りがメインで、ストレートやトゥワイスアップでとても飲みやすく感じられました。

700mL、アルコール度数40度、価格は4000円。
少々お高いですが、甘いウイスキーが好きな人にはうってつけではないでしょうか。

<個人的評価>

  • 香り A: リンゴ、ハチミツ、少々のレモン。ロックでは洋梨、エステリーさが開く。
  • 味わい A: ストレートでもアルコールの辛さはなく、甘さがしっかり出る。
  • 総評 A: 初心者でもとっつきやすく、とてもフルーティなボトル。


今回はハイランドモルトの中から、オーバン14年を飲みます。

oban14オーバンはゲール語で小さな湾という意味を持つ土地で、スコットランドの南西部にある町です。
港町で漁業が盛んで、その名の通り小さなオーバン湾の先は島嶼が並ぶ大西洋が開けます。

そこに1794年、スティーブンソン兄弟によって蒸溜所が建設されました。その後オーナーが次々と変わった末、現在はディアジオ社が所有しています。

原酒はその土地柄から、ハイランド的側面とアイランズ的側面を両方兼ね備えるものと言われています。 

では、いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはみかんと紅茶を感じます。

口に含むと、先にオレンジ、ライムの柑橘系が現れ、後からクリーム、ハチミツと続きます。
味わいは、先に柑橘系の酸味が訪れ、後から甘さが追いかけます。アルコールからの辛さは控えめです。

ロックにすると、ストレートで感じられたクリーム、ハチミツと言った甘ったるさが潜み、柑橘系の酸味がさらに前に出た印象になります。 その代わりに奥から潮の香りとシナモンのような趣のある香りが漂い始めます。

味わいは酸味が先に来るものの、後からビター、そしてほんのりしょっぱさも加わります。 

最後にハイボールにすると、柑橘系の香りがほのかに漂い、爽やかで心地よいものになります。
味わいは酸味にしょっぱさが絡み合い、 さっぱりした印象になります。

全体的に見ると、それなりの癖はあるものの丸く収めている印象があり、ストレートでも甘みがあって飲みやすいです。また、香りや味わいにも幅があり、それなりのボディもあります。

700mL、アルコール度数43度で、価格は5500円ほど。14年熟成のウイスキーとしては高いとは言い切れませんが、 初心者でもとっつきやすく、ウイスキーファンにとっても不満のないボトルに仕上がっているでしょう。

<個人的評価>

  • 香り A: 柑橘系の爽やかさ、クリームやハチミツの甘さ、潮の香りが絶妙に絡み合う。
  • 味わい A: ストレートでも辛さが抑えられて飲みやすい。加水でビター、しょっぱさも表れる。
  • 総評 A: 多少の癖はあるが、初心者からファンまで納得できるボトル。
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オーバン 14年 700ml 43度 kawahc
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winche今回は、ブレンデッドスコッチのウィンチェスターを飲んでみます。

情報が少ないのであれですが、発売しているのは、フランスのラ・マルティニークイーンズ社で、同社が所有するグレンマレイの原酒をキーモルトにしている、ということしかわかりません。
1000円でおつりが来るほど安いので、怪しさが結構します。

いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々淡い琥珀色、香りはほのかにレーズンがする感じです。

口に含むと、アルコールの刺激の後でナシ、青リンゴ、モルト、クリームの甘い香りがほのかにします。 
味わいは辛さの後に、 フルーツの酸味と甘みが来ます。しかしそれほどしっかりは感じられません。

ロックにすると、アルコールの刺激は抑えられたものの、そこから何かしら開いてくるものがなく、なしや青リンゴの香りも何だかくすんだ感じになります。 
よくよく嗅いでいくことで、やっとウッディさが顔を出しますが、これもいまいちパッとしません。

味わいもまだアルコールの辛さが残っていて、 奥で酸味とビターがほのかに感じ取れます。

最後にハイボールにすると、なんと香りがそっくり消えます!
味わいとしては、多少の甘さが来る感じです。

正直、トリスやブラックニッカクリアといい勝負です。まぁ、値段を考えると大敗ですが...。
スモーキーな香りがすると謳われていますが、ちっともしません。
空気を含ませて寝かせてやれば変わるかもしれませんが、値段相応というか、スコッチとしては買ってはいけないボトルだと思います。 

700mL、アルコール度数40度、価格は900円ほどです。
値段につられると痛い目を見ます。

<個人的評価>

  • 香り E: ストレート、ロックではアルコールの刺激が目立つ。ナシ、アオリンゴ、モルトなどの香りもパッとしない。
  • 味わい D: ストレートやロックでは辛い。加水すると甘さが来るのが救い。
  • 総評 E: トリスと渡り合っている時点でひどすぎる。値段につられると馬鹿を見る。

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ウィンチェスター 700ml
価格:924円(税込、送料別) (2017/2/10時点)


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