RERAのウイスキーブログ

40代のロスジェネおっさんが、世界各地のウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

カテゴリ: スコッチウイスキー

necter_今回はハイランドモルトから、グレンモーレンジィ ネクタードール12年を飲んでみます。

ネクタードールでは、オリジナル同様にアメリカンオークのファーストフィル、セカンドフィルの樽で10年熟成させた後、ソーテルヌワイン樽で2年以上熟成された原酒を使用している事が特徴です。

ソーテルヌワインとは、フランス南西部のソーテルヌで作られる貴腐ブドウを使ったワインで、世界三大甘口ワインと言われるほど、とても甘いワインとして知られています。

ではストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはリンゴとブドウの香りが漂ってきます。

口に含むと、グラスから香ったリンゴ、ブドウの香りが口いっぱいに広がります。奥からはハチミツ、バニラが続きます。

味わいは、アルコールからの辛みがあるものの、その後は軽い酸味を伴いつつも甘さがしっかり伝わります。

ロックにすると、ブドウの香りが一気に突き抜け、リンゴやハチミツの香りも更に広がります。加水が進むとフローラルな香りが奥から感じ取れるようになります。
味わいはビターが顔を覗かせるものの、甘みもそれなりに得られます。

最後にハイボールにすると、リンゴ、ブドウの香りはまだ鼻へと通ってくる事を感じられます。更に奥からは石けん、紅茶といったオリジナルでも得られた香りも現れてきます。
味わいは多少苦みがあるものの、甘さも伴っていて、比較的飲みやすい感じです。

オリジナルでは石けんや紅茶の香りがほのかに得られる印象でしたが、ネクタードールではワインらしいフルーティな香りがしっかり感じられるようになっています。

たった2年の後熟でこれだけ印象が変わるとなると、最初からソーテルヌワイン樽で10年熟成させると、くどいほどのブドウ、リンゴの香りのする原酒になるかもしれません。

700mL、アルコール度数46度、価格は6500円ほど。
12年ものとしては割高、10年オリジナルと比べると倍以上、オリジナルに加えて2年のポートワイン樽熟成を経たキンタルバンと比べても割高ですが、オリジナルよりもしっかりした香りと飲みやすさを考えると悪くないと思います。

<個人的評価>

  • 香り A: リンゴとブドウが主体。奥からハチミツ。加水されると石けん、紅茶も現れる。
  • 味わい B: ストレートでは辛み、ロック、加水ではビターがあるが、奥から甘さが得られる。
  • 総評 B: どんな飲み方でも甘みがあり、比較的万人受けの印象。

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グレンモーレンジ ネクタードール 700ml(34-6)
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jw_red_old_01今回は、久しぶりに古酒を飲んでみます。
銘柄は、ジョニーウォーカー レッドラベルです。

今回入手したボトルは1980年代のものと思われます。特級表示が付けられているので、消費税導入の1989年4月以前、また、ボトル下のラベルに描かれたおじさんも、現在のようなシンボリックなものではなく、コミック調のイラストになっています。

今でこそ1000円ほどで買えるジョニ赤ですが、当時は物品税に関税も加わっていたため、1980年代は4000円ほどだったと言われています。
現在に比べると物価も安かった事を考えれば、今の価値にするとゴールドラベルよりも更に上だったと考えられます。

ネットでも噂になっているのは、時代によって使用される原酒が異なるため、香りや味わいが違う、ということですが、果たしてどうでしょうか。

今回は現行品を加えて飲み比べてみます。
現行品は700mL、アルコール度数が40度なのに対して、1980年代では750mL、43度となっています。

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まずはストレートから。
1980年代ものをグラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはハチミツとなしが漂います。
口に含むと、軽くピートからのスモーキーさが広がり、続いてナシ、ハチミツ、バニラ、オレンジと続きます。
味わいはアルコール由来の辛さがあるものの、後から甘みが口に広がります。

一方で現行品については、液色こそ同じですが、香りは青リンゴっぽさが感じられます。
こちらも口に含むと、スモーキーさは少なく、甘い香りも黒糖に近いです。
味わいはアルコール由来の辛さがある事には変わりないですが、甘みの印象は薄いです。

次にロックにすると、1980年代はナッツとオレンジが先に広がり、バニラの甘い香りが追いかけます。
味わいも柑橘系らしい酸味と苦みが若干訪れた後、甘みを得られます。

一方で現行品は、ナシとライムのフルーティさが沸き立ちます。後になって、黒糖の甘い香りへと続きます。
味わいは酸味が強めに感じられ、甘さは殆ど得られません。

最後にハイボールすると、1980年代では軽くピートの香りの後にバナナの甘い香りが広がります。
味わいも甘みがしっかり広がり、とても飲みやすいハイボールになります。

一方で現行品は、柿の香りが先に現れ、その後は黒糖の甘い香りが追いかける印象です。
味わいは甘みが得られますが、1980年代ほどの広がる印象は少ないです。

現行品でも1000円で買えるウイスキーとしてみれば十分甘くておいしく、初心者にもお勧めです。

しかし1980年代になると、ピート由来のスモーキーさがあり、オレンジ、ナシ、バニラ、ハチミツの香りが明確に感じられ、2ランク上に思えます。
それこそ現行のジョニ黒にも勝てるかもしれません。

私が購入したボトルは保存状態が比較的良く、ヒネ香といわれる車の倉庫の中のような匂いはあまり感じませんでした。

現在、通販でもジョニ赤の特級表示は4000~5000円で購入できます。当時の実売、価値を考えれば十分安いと私は思います。

<個人的評価>

  • 香り AA: 現行品よりピート由来のスモーキーが明確。なし、ハチミツ、オレンジ、バニラ。
  • 味わい AA: 現行品よりも甘みが強く広がりやすい。
  • 総評 AA: 現行品よりワンランク以上。



balblair_03今回はハイランドモルトから、バルブレア2003を飲んでみます。

バルブレア蒸溜所は、ハイランド地方北部、ドーノック湾の中程に位置し、そばにクレイグロイバーンが流れる場所に存在します。
創業は1790年と、ハイランド地方では3番目に古い蒸溜所になります。

一般的に長期熟成されたウイスキーには熟成の年数を表記する事が多いですが、バルブレアはワイン同様に蒸溜、貯蔵した年、ヴィンテージを記載している事が大きな特徴です。

今回の2003では、蒸溜と貯蔵が2003年、ボトリングされたのが2015年となっており、実質12年ものと言って良いです。
使用している樽はバーボン樽になります。

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は淡いシャンパンゴールド、香りは青リンゴの爽やかさがあります。

口に含むと、真っ先に青リンゴの香りとピートからのスモーキーさが口いっぱいに広がります。その後はオレンジ、バニラが続きます。
味わいは酸味が主体で、後々からビターへと続きます。

ロックにすると、やはりピートと青リンゴの香りがしっかり広がります。オレンジの爽やかさは抑えられ、バニラから繋がるクリーミーな香りが目立ちます。
味わいは苦みの方が前に来ている印象で、酸味は抑え気味です。

最後にハイボールにすると、ピートは潜み、オレンジと青リンゴの香りがほのかに漂います。
味わいはビターが先にやってきて、奥から酸味を若干得られる程度です。

全体的には、フレッシュなフルーツとピートが絡み合った興味深い香りが楽しめます。ロックや加水によってバニラの甘い香りも得られます。

700mL、アルコール度数46度で、価格は7000円ほど。12年もののシングルモルトとしてみるとかなり値が張りますが、すでに希少なボトルと考えると仕方ないところがあるでしょう。
ちなみに、2018年現在では2005がリリースされ、価格も4000円弱で購入可能です。こちらはだいたい10~11年ものになります。

<個人的評価>

  • 香り B: ピートのスモーキーさがあるものの、青リンゴ、オレンジの爽やかな香りが主体。奥からバニラ
  • 味わい C: ストレートでは酸味が前にあるが、加水でビターが勝る。
  • 総評 C: あっさりした中にスモーキーさも兼ね備え、興味深い。



an_oa_今回は、アードベッグの最新のラインナップ、アン・オーを飲みます。

アン・オーの名は、アイラ島の最南端にあるオー岬を由来としています。
岬の崖は、長年の雨風によって丸みを帯びた形状になっています。
その形状になぞらえ、アードベッグならではの強烈なピートにまろやかさを同居させたヴァッティングを行っているということです。

使用される原酒は、甘みをもたらすペドロ・ヒメネス樽、スパイシーさをもたらす新樽、そしてレギュラーのTENにも使われるファーストフィルのバーボン樽の3種類です。

まずはストレートから。
グラスに注ぐと、液色は明るい黄金色、香りはアイラモルトらしい正露丸のようなピートと、レモンの爽やかな香りがします。

口に含むと、グラスで香った正露丸とレモンが一気に広がり、スモーキー感もしっかり広がります。
その後はレーズン、バニラが後を追うように感じ取れます。

味わいは酸味がメインで、アルコール由来の辛さは思ったほど強くありません。

ロックにすると、ピートが鼻を一気に突き抜けるように感じられます。加水が進むとピートが抑えられ、シナモンのスパイシーな香りが目立ってきます。
ストレートで香ったレーズンやバニラは、飲んだ後の残り香として刻まれてきます。
味わいはストレート以上に酸味が強まった印象です。

最後にハイボールにすると、スモーキーな香りが口に一気に広がり、奥からレモン、シナモン、ブドウが付いてきます。
味わいは若干の酸味と共にビターが目立ちます。

全体的に、レギュラーのTENと比べると、シェリー樽原酒のレーズンの香りが加わり、幅が広がった印象を受けます。
一方で強烈なピートは健在で、ハイボールにしても砕けません。
それでもTENよりは角を丸めた印象があり、若干ながらソフトかな、と言う印象です。

700mL、アルコール度数46度、価格は7000円ほど。
ウーガダール、コリーヴレッカンとほぼ同じ価格ですが、十分それらに匹敵する価値はあると言えます。

<個人的評価>

  • 香り A: 独特のピートはTENよりちょっと抑えめか。その後にレモン、レーズン、バニラが続く。加水することでシナモンも訪れる。
  • 味わい A: 全体的に酸味がメイン。46度の割にアルコールの辛みは少ない。
  • 総評 A: アードベッグとしては少々まろやか。だがウイスキー全体から見れば十二分にスモーキー。

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port_sc_sp_今回は、ブルイックラディがリリースする、ポートシャーロット スコティッシュ・バーレイを飲んでみます。

ポートシャーロットとは、ブルイックラディより南に1km進んだところにあるアイラ島の街で、かつてはロッホ・インダールという蒸溜所がありました。

1929年に閉鎖された蒸溜所の跡に、ブルイックラディが倉庫、ボトリング工場を設立しました。
ここで熟成された原酒が、ポートシャーロットの名で販売されています。

実はブルイックラディは、ポットスチルを持ち込んで蒸溜所にする計画もありましたが、残念ながら頓挫してしまいました。

ノンピートモルトを使って、アイラモルトならではの正露丸の香りのするスモーキーさが少ないブルイックラディに対し、ポートシャーロットは スコティッシュ・バーレイは40ppmのヘビーリーピートモルトを採用しています。

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は黄金色。香りは正露丸の香りが強く鼻へ届きます。

口に含むと、強い正露丸の香りが広がり、その後は黒こしょう、シナモンのスパイシーな香りが続きます。
味わいはアルコールからの辛みがしっかりしており、後から酸味が追いかけます。

ロックにすると、正露丸と共に灰をしっかり感じるほどのスモーキーな香りが現れ、あとからライムのような苦みを伴った爽やかな香りがやってきます。
味わいは、ビターが表に立ち、酸味はひっそりと訪れる印象です。

最後にハイボールにすると、スモーキーさは軽減され、ライム、黒こしょう、シナモンの香りが前面に出てきます。
味わいはほんのりと苦みがあります。

ヘビーリーピートモルトを採用していることと、アルコール度数が50度と濃いことから、ストレートやロックでは強烈な癖を実感できるでしょう。
700mLで、価格は6000円ほど。

<個人的評価>

  • 香り B: 強い正露丸の香り、後に黒こしょう、シナモン。加水でライム。
  • 味わい C: ストレートではアルコールの辛さが目立つ。加水ではビターが前に出て、裏から酸味が続く。
  • 総評 C: アイラモルトらしい癖を味わえるが、ラフロイグやアードベッグよりも割高なのが玉に瑕。

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singleton12_今回はハイランドモルト、ザ・シングルトン・グレンオード12年を飲みます。

ザ・シングルトン・グレンオードは、グレンオード蒸溜所で製造されています。
グレンオードは、ハイランド地方の都市、インヴァネスから西に10kmほどの場所にあり、1838年に設立されました。
周辺地域は大麦の生産地でもあり、蒸溜所の近くにはディアジオ社の精麦工場も存在します。
この蒸溜所の原酒は、デュワーズのキーモルトとしても使われています。

まず、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は濃いめのアンバー、香りはラムレーズンが目立ちます。

口に含むと、やはりラムレーズンの香りが先に訪れ、次にナシ、樽のウッディさが追いかけます。
味わいは、酸味が前にあり、後味に甘みが得られます。

ロックにすると、レモンのような爽やかな香りが揮発します。加水が進むと、さらに白檀のような香りやピートも加わり、表情が豊かになります。
味わいも、柑橘系の苦みを伴った酸味へと変化し、後味の甘みはかなり後退します。

最後にハイボールにすると、ラムレーズンの甘い香り、レモンの爽やかさがほんのり感じられます。
味わいも酸味がしっかりしていて、全体的にさっぱりした印象です。

スモーキーな印象は少なめですが、それでもシングルモルトながらもウイスキーの魅力的な香りを多く内包し、癖も出すぎずに仕上がったボトルに思えます。
特にロックやトゥワイスアップでは、とても香りが揮発して、豊かな香りと味わいを堪能できるかと思います。

700mL、アルコール度数40度、価格は3000円ほど。12年もののシングルモルトと見ても比較的手に入りやすいです。

<個人的評価>

  • 香り AA: ストレートではラムレーズンとナシ。加水で白檀、ピート、レモンが開く。
  • 味わい B: 酸味が支配する。加水で多少ビター。後味に甘みも見える。
  • 総評 AA: 表情豊かだが癖は少なく、初心者でも楽しめる。



snow_g_今回は、ザ・フェイマスグラウスのラインナップから、ザ・スノーグラウスを飲んでみます。

ザ・スノーグラウスは免税店向けのボトルとして販売されていますが、大きな特徴としては、ブレンデッドグレーンウイスキーということです。

また、スムース・チル・フィルターという冷却濾過を行うことで、冷やしても濁りが起こらない特徴も備えています。
メーカーでも冷蔵庫などで冷やして飲むことを勧めるほどです。

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色はシャンパンゴールド、香りはカラメルの甘さが鼻を通ります。

口に含むと、軽くゴムの後、ほのかにラムレーズン、追いかけるがごとくカラメル、バニラが続きます。
味わいはアルコール由来の辛さがあるものの、柔らかい酸味が後に続きます。

次にロックで飲んでみると、ラムレーズンの香りが更に強くなり、その後はカラメルが残ってきます。
味わいは酸味がメインとなり、後味に甘みが増してきます。

最後にハイボールにすると、やはりラムレーズンの香りが支配します。
味わいはそれほど酸味はなく、香りに釣られた甘さを覚える程度です。

グレーンウイスキーといえども、ラムレーズンの香りが全体的に強めで、ザ・マッカランほどではないにしろ、シェリー樽原酒のモルトウイスキーとも太刀打ちできるほどの出来です。

モルトウイスキーに比べて、グレーンウイスキーは香りも味も落ちるとレッテルを貼る人ほど飲む価値はあるでしょう。

1L、アルコール度数40度、価格は4000円ほどです。
ノンエイジのグレーンウイスキーと考えて、700mL換算で2800円は少々高いと思えてしまいますが、穏やかで甘い香りが支配する特徴を考えると、妥当のように感じられます。

<個人的評価>
  • 香り B: ラムレーズンが主体。後味にバニラ、カラメルが感じられる。
  • 味わい B: ストレートではアルコールの辛みが目立つが、加水で酸味がメインとなる。後味は甘い。
  • 総評 B: ノンエイジのグレーンウイスキーとしては質が高い。シェリー樽原酒が好きな人にも呑んでほしい。

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スノーグラウス グレーンウイスキー 40度 1000ml
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speymalt2004_今回は、ボトラーの一つ。ゴードン&マクファイルがリリースした、スペイモルト・フロム・マッカランの2004年を飲みます。

ゴードン&マクファイル社は、1895年に創業した老舗のボトラーです。
多くの蒸溜所と提携を結んでいる同社ですが、特徴的なのは、ただ樽買いをするのではなく、自社のボトル向けに塾生用の樽を用意して、蒸溜所に熟成を依頼するという方法を採っていることです。

また、閉鎖や休業となった蒸溜所からも樽買いをして、コニサーズチョイスとして販売を行っています。

そんな同社がリリースするボトルの一つが、スペイモルト・フロム・マッカランです。
毎年独自の樽で9年ほどの熟成を行った原酒をボトリングして販売しています。
使用している樽は、ファーストフィルとリフィルされたシェリー樽です。

まずはストレートから飲みます。
グラスに注ぐと、液色は淡い黄金色、香りはラムレーズンを感じ取れます。

口に含むと、若い白ブドウを感じ取った後、ナシ、青リンゴの爽やかさがやってきます。
味わいは酸味がメインで、後味に甘さを感じます。

ロックにすると、ラムレーズンの香りが揮発して口の中に一気に広がります。その後にライム、青リンゴの爽やかさが後を追います。
味わいは酸味をある程度持ちつつも、フルーツの甘さがしっかり訪れます。

最後にハイボールにすると、白ブドウのほのかな香りが口に広がります。
味わいも甘みが前に出る印象で、かなり飲みやすくなります。

蒸溜所オフィシャルのシェリーオーク12年よりも香りは淡いですが、むしろ爽やかな香りが押し出され、フレッシュな印象を感じます。
特にハイボールでも爽やかで甘く、飲みやすくなるので、ウイスキーに慣れていない人でもとっつきやすく思います。

700mL、アルコール度数43度、価格は8000円ほどです。
ボトラーが出すシングルモルトは1万円以上することも珍しくはないですが、これは比較的お得です。

なお、スペイモルト・フロム・マッカランはその年ごとにリリースされていた、今回のような9年熟成のものだと、年が新しいごとに手に入りやすくなります。
ただ、年ごとに同じ香り、味わいが堪能できるとは限らないので、注意が必要です。

個人的評価

  • 香り B: オフィシャルの12年に比べてあっさり。代わりにフレッシュフルーツも漂う。
  • 味わい A: オフィシャルよりも甘さが前に出てきて飲みやすさが増している。
  • 総評 A: 値段は張るものの、万人受けしやすい原酒となっている。
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scapa_今回は島嶼系モルトから、スキャパを飲んでみます。

スキャパは、ノース語で舟(ボート)という意味を持ちます。
スキャパ蒸溜所はオークニー諸島の南側、スキャパ海峡に面した所に、1885年設立されました。
同じくオークニー諸島にあるハイランドパーク蒸溜所は、そこからわずか1kmに満たない場所にあります。

スキャパの特徴としては、島嶼系としては珍しいノンピートモルトを使うほか、世界で唯一と言われる、ローモンド・スチルという、直線的な形状の蒸溜釜で最初の蒸溜を行う点にあります。

今回飲むスキレンでは、ファーストフィルのバーボン樽のみを使い、潮風にさらされる貯蔵庫で熟成されます。

では、いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な黄金色、香りはメロンとなしがしっかり訪れます。

口に含むと、リンゴの香りが口に広がり、あとからバニラ、レモンと続きます。
味わいは、アルコールからの辛さは少なく、酸味の後に甘さを感じ取れます。

ロックにすると、メロンのエステリーな香りが先に広がり、青リンゴ、ライムが漂った後、バニラ、生クリームが後に続きます。
味わいは、柑橘系の酸味、ビターが前に出てきます。後味としてクリームのような甘さが残ります。

最後にハイボールにすると、青リンゴの香りしっかりやってきます。
味わいは、甘みがほのかな印象です。

近所のハイランドパークが、ピートがしっかりきいたヘビーな印象とは裏腹に、甘い香りと味わいが特徴的です。

700mL、アルコール度数40度で、価格は6000円ほど。
ノンエイジとしてはかなり値が張りますが、アルコールを感じさせないまろやかな熟成感を十分楽しめます。

<個人的評価>

  • 香り B: 青リンゴ、メロン、ナシ、レモン、ライムの爽やかで甘い香りが主体。後からバニラ。
  • 味わい A: ストレートでもまろやかで、酸味、甘さが占める。
  • 総評 A: 軽くて飲みやすい。初心者でもとっつきやすい。

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