RERAのウイスキーブログ

40過ぎのおっさんが、ジャパニーズ、スコッチを中心にウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

カテゴリ: スコッチウイスキー

bt30__01今回はアイラモルト、ブナハーブン12年を飲んでみます。

ブナハーブン蒸留所は、1881年に創業し、アイラ島の北東部に位置しています。

「川の河口」というゲール語の意味を持つこの蒸溜所は、近くに流れるマーガデイル川周辺の湧水を使っていて、ノンピートモルトを使っていることも特徴的です。

また同社では、アイラモルトすべてをブレンドした「ブラックボトル」も手掛けています。

ではさっそくストレートから飲んでみます。

グラスに注ぐと、液色は濃い目の琥珀色、香りはシェリー樽原酒を思わせる強いレーズンの香りがあります。

口に含むと、先にレーズンの香りが口に広がり、後からライム、青リンゴ、海藻、カラメル、カカオへと続きます。
アイラモルトの特徴ともいうべき、正露丸やヨードを伴うスモーキーさはほとんど感じられません。

味わいは酸味が中心で、奥からほんのりしょっぱさとビターが感じられます。そして後味に甘みが残ります。

次にロックで飲んでみると、接着剤のようなエステリーさが先に訪れ、その後にリンゴ、ナシが前に出てきます。後になるとウエハース、バニラのような甘い香りが追いかけます。

味わいは酸味が先で、そのあとに甘さが現れます。

最後にハイボールにすると、香りにやっとアイラモルトらしいヨードを感じるスモーキーさをほんのり得られます。その後にレーズン、リンゴ、はちみつと続きます。

味わいは甘みが前に出てきて、ハイボールながらもスイートな一杯になります。

アイラモルトの中では、明らかに異質な存在だといえます。
ブラインドテストをしたら、ほとんどの人がこれをスペイサイド、場合によってはマッカランと間違うかもしれません。それだけ真逆の存在に感じられました。

以前にブラックボトルを飲んでも、アイラモルトらしさが足りないと思ったのですが、調べると、このブナハーブンがキーになっていたとのことで、納得がいきました。
これなら、ラガヴーリンをキーにしているホワイトホースのほうが、アイラっぽさがあるのもうなずけます。

最初にブナハーブンを飲んで、これがアイラモルトだと語ってしまうと、確実に赤っ恥をかいてしまうかもしれません。そんな方がいたら、別のボトルを飲むことを強くお勧めします。

しかしながら、香りや味わいは万人受けで、初心者でもロック、トゥワイスアップ、水割り、ハイボールで楽しめるボトルになっています。

700mL、アルコール度数46.3度、価格は4000円ほど。
12年物のシングルモルトとしては少々割高ですが、46.2度の高めのアルコール度数を考えれば、それほど高いとは言えないでしょう。

<個人的評価>

  • 香り A: 先にレーズン、青リンゴ、ライム。加水でエステリーさが飛び出す。あとにはちみつ、カラメル、バニラ。
  • 味わい A: ストレートでは酸味が目立つ。加水で甘さが現れ、後にビター。
  • 総評 AA: アイラモルトらしさはないものの、初心者から楽しめるとっつきのよさが際立つ。



hazel10_今回は、キャンベルタウンのシングルモルト、ヘーゼルバーン10年を飲んでみます。

ヘーゼルバーン蒸溜所は、キャンベルタウンの中でも最大規模の蒸溜所で、かつてニッカウヰスキーの創業者、竹鶴政孝がスコットランドに留学した際、ここでブレンドの技術などを学んだといわれています。

しかし竹鶴が学んでいた5年後、ヘーゼルバーンは閉鎖されてしまいました。
第一次世界大戦後の不況、当時大きな市場であったアメリカでの禁酒法施行などがキャンベルタウンを直撃しました。

その中でも、地道な製品づくりを続けてきたスプリングバンクは生き残りました。
そしてそのスプリングバンクから、ヘーゼルバーンの名を冠したシングルモルトが発売されました。

ヘーゼルバーンでは、ノンピートモルトを使用し、アイリッシュウイスキー同様に3回蒸溜を行う方法を採用しています。
スプリングバンクがそこそこピーティなモルトで2回半の蒸溜、ロングロウがヘビーピートで2回の蒸溜を行っているので、性格は三者三様です。

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は淡いシャンパンゴールド。香りは柑橘系を感じ取れます。

口に含むと、ライムの香りが通った後、はちみつ、バニラ、バターと続きます。
味わいは、アルコールからの辛さはあるものの、後々から酸味が訪れてきます。

ロックにすると、ライム、ナシとともに海藻のような香りも現れてきます。
味わいは酸味が先で、後からビター、最後にほんのりとしょっぱさがあります。

最後にハイボールにすると、ほんのりとヨードの香りがします。それ以外の香りはあまり感じ取れません。
味わいは軽い酸味の後で、昆布のようなうまみをほんのり感じられます。

スプリングバンクやロングロウに比べればおとなしい印象ですが、加水されると、キャンベルタウンらしいしょっぱさ、磯の香りが現れてきます。

700mL、アルコール度数46度で、価格は6500円ほど。10年物としてはかなり割高ですが、ほかではあまり感じられない個性がしっかり出ていると思います。

<個人的評価>

  • 香り B: 先に柑橘系、次にバター、バニラ、はちみつの甘い香り。加水でフルーティさと磯の香りが広がる。
  • 味わい B: ストレートでの辛さはあるが、酸味、ビターのあと、しょっぱさ、うまみが続く。
  • 総評 C: 割高感は否めないが、穏やかながら、海の荒々しさを秘めたボトル。


bt30_今回は、ついに2万円の大台を突破して、バランタイン30年を飲んでみます。

バランタイン30年は、レギュラーのラインナップで最上位のボトルになります。
文字通り30年以上熟成された原酒を40種類もブレンドした、ぜいたくなボトルです。

パッケージを見ると、さすがに最上位だけあり、革張りの木箱に入っていて、ふたの部分に爪によるロックがかかるようになっているなど、贈り物として持っていくにしてもしっかりしたものがあります。
この点で言うと、ジョニーウォーカーのブルーラベルよりも上です。

では、さっそくストレートから飲んでいきます。
グラスに注ぐと、液色は意外にも中庸な琥珀色、香りはリンゴ、レーズン、ピートが強く鼻をくすぐります。

口に含むと、先に青リンゴのさわやかさが先に訪れ、その後ブドウ、はちみつ、バニラと続きます。
さすがにアルコールの刺激は感じられないものの、30年物と思えるような非常に濃厚なレベルではありません。

味わいは、アルコールからの辛さはほとんど感じられず、酸味と甘さが交互に訪れます。
さすがに30年以上の熟成によって、ストレートでもとてもまろやかで飲みやすいです。

次にロックにすると、軽く潮風とヨードを感じるピートが現れ、その後はライム、青リンゴ、ナシのさわやかさが続き、最後にバニラ、ナッツ、ウッディさが締めてきます。
加水によって香りが大きく開くのがわかります。

味わいは、多少のビターはあるものの、フルーツならではの酸味と甘さが支配します。舌に残る後味にはしょっぱさがあります。
この辺りになると、アルコールからの刺激、辛さはほぼ完全に吹っ飛びます。

最後にハイボールにすると、香りは洋ナシのさわやかな香りが先に届き、リンゴ、ブドウ、バナナと、とてもフルーティーな香りが感じ取れます。

味わいは少々ビターを伴った甘さが感じられます。

飲む前は濃厚で拡散する香りを期待したのですが、意外にもさわやかなフルーツが前に出たブレンドになっていました。
とびっきりの熟成感のある香りや味わいを期待する人には「?」がついてしまうかもしれません。

しかしながら、さすがに30年以上の熟成をしたことによって、アルコールのとげとげしさはストレートでも感じ取れず、非常にまろやかなウイスキーに仕上がっています。

ウイスキーに慣れてない人でも、ロックやトゥワイスアップであれば、特にアルコール感も感じられず、ウイスキーとしての香りを多く感じ取れますし、とてもとっつきやすいように思えます。
ただ、如何せん値段も張りますので、これを享受できる人はめったにいないでしょう。

700mL、アルコール度数は40度。サントリーが輸入する正規品の定価は8万円で、それなりの収入のある人でも手を出せないでしょう。
しかし並行輸入品になると、価格は27,000円ほどになり、外で飲みに行くのを何度も我慢してへそくりを貯めていけばなんとか買えるでしょう(家飲みだけだと絶望的ですが...)。

ballantine17これでバランタインは、レギュラーのボトルをコンプリートしましたが、ザ・スコッチと謳われる17年から今回飲んだ30年は、スペイサイドモルトを中心にしたさわやかなブレンドにしている点では共通化していました。

最初に飲んだ17年物は、その年数の割にアルコールの刺激が届く若々しさがあって面喰いましたが、21年ではそのとげが削られ、30年ではそれがしっかりそぎ落とされた印象があります。

しかしながら、熟成が進むことで香りが濃厚になる印象はそれほどありません。

その点では、ファイネストと12年は別物と考えてもよく、これらのイメージを持って17年物を飲んだ時には、違和感を感じるのは間違いないでしょう。

並行輸入品を含めれば、21年が一番バランスが取れているように思えます。

ネットにおいては、昔のバランタインのほうがパワーのある香り、味わいがあった、という意見も散見されますので、いずれはオールドボトルにも手を出そうと思います。

<個人的評価>

  • 香り AA: ストレートでもアルコールの刺激はなく、ナシや青リンゴの香りが先に届く。その後バニラ、ナッツ、ウッディ差が続く。加水でヨードを伴うピートも感じられる。しかし濃厚とは言い切れない。
  • 味わい AA: アルコール由来の辛さはなく、酸味と甘さが訪れ、後味にしょっぱさを伴う。
  • 総評 A: とてもまろやかで甘さもあって飲みやすい。ただ30年にしては淡麗で少々物足りないかも。



big_peat_今回は複数のアイラモルトをブレンドした、ビッグピートを飲んでみます。

しかめっ面を下髭のおじさんのラベルが特徴的なビッグピートは、ダグラス・レイン社が手掛けるボトルで、原酒としてアードベッグ、カリラ、ボウモア、ポートエレンを使用しています。

ウイスキー評論家として有名なジム・マーレイ氏も、自身の著書ウイスキーバイブル2011年版で、100点中96点をつけるなど、高い評価を得ています。

では、まずはストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は淡いシャンパンゴールド。香りはクリーミーなものの中にほのかに正露丸風の香りが込められた感じです。

口に含むと、アイラモルトならではの正露丸のようなピートが口に広がりますが、アードベッグTENやラフロイグ10年ほど強いものではありません。奥から青リンゴ、ライム、生クリーム、カラメルと続きます。

味わいはアルコール由来の辛さがそれなりにあり、そのあとでビター、酸味が続く印象です。下に残る後味にはしょっぱさもあります。

ロックにすると、ピートは柔らかくなり、ライムや青リンゴのさわやかさが前に出てきます。
味わいはしょっぱさが表に目立つようになり、それを下から支えるように酸味、奥からビターと続きます。

最後にハイボールにすると、アイラモルトならではのピートはほのかに香りつつ、青リンゴとクリーミーな香りが訪れます。
味わいは甘さが主体となり、ウイスキーらしさを残しながらも比較的まろやかになります。

ビッグピートという割には、それほどインパクトが強いわけではなく(後に登場したコリーヴレッカンが強すぎるというべきか)、むしろクリーミーな印象を持つ、アイラモルトとしては標準よりややまろやかなボトルに思えます。

700mL、アルコール度数46度で、価格は7000円ほど。ノンエイジのブレンデッドモルトとしては値段が高いですが、おそらくはダグラス・レイン社が独自に買い付けたカスクをもとにブレンドした可能性はあります。
特に、ポートエレンは1983年に閉鎖されているわけで、その原酒というだけでも貴重品でしょう。

アイラモルトファンにとっても常飲に足るべきものになっていますが、ウイスキー全般が好きな人でも受け入れられるでしょう。

<個人的評価>

  • 香り B: アイラモルトならではの正露丸、ヨードを持つピートは中庸よりやや控えめ。そのあとは青リンゴ、ライム、生クリーム、カラメル。
  • 味わい B: ストレートでは辛さが目立つが、加水されると先にしょっぱさがあるが、さらに進むと甘さがある。全体的にビター、酸味も伴う。
  • 総評 B: 値段は高いものの。アイラモルトファン、そうでない人でも受け入れられる寛容さがある。


kh_cs今回はアイラモルトから、キルホーマンのオリジナルカスクストレングス クォーターカスクを飲んでみます。

オリジナルカスクストレングスは、2015年に第1弾となるボトルがリリースされました。
フェノール値が50ppmものヘビーピートモルトをバーボン樽に6年ほど貯蔵、熟成させた、加水せずにボトリングされたものでした。
 全体で9,200本、日本には360本限定というかなりレアなものでした。

その第2弾として2016年にリリースされたのが、今回のクォーターカスクです。
その違いはその名の通り、バーボン樽ではなく、それを元に小さく作り直されたクォーターカスクで6年熟成させている点です。 

樽のサイズが小さくなることで、原酒が樽材と触れ合う割合が増えて、樽材からのエキスをより多く取り込み、熟成を早められるメリットがあります。 

この第2弾では出荷本数は全体で12,000本、日本には900本とレア度が低くなってしまいましたが、まだまだ若い蒸溜所のボトルとしては貴重ではないでしょうか。

いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少し淡い琥珀色、香りはまっすぐと突き抜ける正露丸のようなピートがあります。

口に含むと、先に正露丸のようなピートが口に広がり、後からカスタードクリーム、ライム、青リンゴが続きます。
味わいは、アルコールからの辛さがとても強く、その後にビター、酸味が続きます。

ロックにすると、ピートはある程度落ち着き、ライムの爽やかな香りが強めになります。

味わいは、酸味が先に訪れるものの、後からほのかな甘さが加わり、ビターが最後にやってきます。

最後にハイボールにすると、独特のピートは失われずしっかり残り、後からホップ、ライムと続きます。

味わいはビターが強く感じられるようになり、酸味が追いかける印象です。 

全体的に、アイラモルトならではの正露丸を感じさせるスモーキーさが主体ですが、ストレートではクリーミーさを感じ取ることができ、加水するとライムのような爽やかさを表してきます。

味わいもシングルモルトとは思えないほど多種多様で、飲み方によって変わる個性を楽しめるボトルに仕上がっています。

700mL、アルコール度数56.9度、価格は9000円ほど。
6年熟成のシングルモルトと考えるとかなりの値段になりますが、アイラモルトが好きな方には損をさせない、豊かな個性を楽しめるでしょう。 

<個人的評価>

  • 香り B: 強い正露丸の香りがするピートがメイン。後からライム、カスタードクリーム、青リンゴ、ホップ。
  • 味わい C: ストレートではかなり辛い。加水によって酸味、ビター、甘さが開く。
  • 総評 B: 強力なピートがほしいアイラモルトファンにはおすすめ。


rch今回は1000円スコッチ、リチャードソンを飲んでみます。

リチャードソンはスペイサイドモルトをキーに、3年以上熟成された原酒を使用しているそうです。

早速ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りは...アルコール以外にはあまり感じ取れません。

口に含むと、先にゴム、レーズン、後からカラメル、ナッツと続きます。
味わいはアルコールからの辛さが先に訪れ、後から酸味が追いかけます。甘さはほとんど感じられません。

ロックにすると、香りは硫黄が表に出て、後からライム、チョコレートと続きます。
味わいは、アルコールからの辛さがまだ強く、その後に酸味、ビターと続きます。

最後にハイボールにすると、香りは軽くゴムが香り、後からレーズンと続きます。
味わいは多少の甘みが感じられるようになります。

スペイサイドモルトをキーにしているといっても、マッカランやグレンファークラスのようなシェリー樽原酒ならではの香りがメインになっています。
ただ、レーズンのような濃厚なフルーツという感じは薄く、雑味が目立つ印象です。

700mL、アルコール度数40度、価格は1000円ほど。

値段を考えると、薄っぺらい安物の国産に比べればマシでしょうか。

<個人的評価>

  • 香り C: ゴム、レーズン、カラメル、ナッツ。加水でライムっぽさが出る。
  • 味わい D: ストレート、ロックでアルコールの辛さが目立つ。
  • 総評 C: 1000円の値段を考えると、驚きは特にない。

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cameron今回はシングルグレーンウイスキーのキャメロンブリッジを飲んでみます。

キャメロンブリッジ蒸溜所は、ローランド地方ファイフにあり、1824年にジョン・ヘイグが設立しました。世界で初めてグレーンウイスキーを作った場所とも言われています。

現在はディアジオ社が所有するこの蒸溜所は、近代化が進み、現代的な建物の中に張り巡らされたプラント状のパイプ類が窓から覗けます。

このキャメロンブリッジ蒸溜所では、ジョニーウォーカーをはじめとするディアジオ社のブレンデッドウイスキー向けのグレーン原酒を製造しています。
そのほかに、ジンのタンカレーやゴードンズ 、ウォッカのスミノフの原酒も製造されています(ただし、日本で売られているスミノフは韓国産)。

ではストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中間調の琥珀色、香りは青リンゴが漂ってくる印象です。

口に含むと、軽くゴムの香りから始まり、奥から青リンゴ、麦チョコ、バニラと続きます。
味わいは、アルコールの辛さが先に来るものの、後からフルーツのような甘さ、酸味が広がります。 

ロックにすると、柑橘系の爽やかさとエステリーさが立ち、後からはちみつ、青リンゴと続きます。
味わいはビターが強く現れ、 酸味が後に続きます。ストレートほどの甘みは感じなくなります。

最後にハイボールにすると、ほのかにハチミツ、青リンゴ、バニラが香ってきます。
味わいは柑橘系のビターが前に来て、甘さや酸味はあまり感じられません。

シングルグレーンというと、個性がないように思われる人もいますが、ストレートでは十分単体で楽しめる仕上がりになっています。また、シングルモルトと割ることで、自己流なんちゃってブレンドを楽しむことも出来ます。

国内でも、知多、カフェグレーン、カフェモルトといったグレーンウイスキーが発売されていますが、特に香りのしないスピリッツで割るよりも、ブレンデッドウイスキーの脇役として引き立てていることを実感できるでしょう。

700mL、アルコール度数40度、価格は3000円ほどです。

<個人的評価>

  • 香り C: ストレートではゴムの香りが立つ。メインは青リンゴ、ハチミツ、バニラ。
  • 味わい C : ストレートでは甘さがあるが、加水されるとビター、酸味が前に出る。
  • 総評 C : ストレートなら単体でもいける。シングルモルトの割り材に持ってこい。

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今回は、東ハイランドのモルト、ザ・デヴェロン12年を飲んでみます。

deveronザ・デヴェロンを販売するのは、東ハイランド地方にあるマクダフ蒸溜所です。
マクダフはスペイサイド地方よりも東側にあり、デヴェロン川の河口を中心としたバンフ湾に面した港町です。
蒸溜所はデヴェロン川の河口付近に立地し、潮風を受ける場所にあります。

同蒸溜所のシングルモルトは、ボトラーから出されているもののほか、オフィシャルでも免税店限定のグレンデヴェロンがリリースされている程度でした。

しかし、同蒸溜所を所有するバカルディ社が、2016年に一般向けのオフィシャルボトルとして、ザ・デヴェロンをリリースしました。
ラインナップは今回の12年のほか、18年があります。 

いつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りはオレンジがほのかにします。

口に含むと、軽い潮の香りがするピートの後 、オレンジが追いかけます。最後にカカオ、バニラが訪れます。
味わいはほんのりとしょっぱさがあり、その後に柑橘系を思わせるビターと酸味が続きます。 

ロックにすると、ピートが一気に開き、潮の香りが強くなります。その後ライム、ナシと続きます。
味わいもしょっぱさが強く、その後でビターもそこそこの強さを感じます。

最後にハイボールにすると、ピートは抑えめになり、オレンジの香りがほのかに感じ取れます。
味わいも酸味が主体になり、ビターが柑橘系の雰囲気を演出しています。

海から近いこともあり、潮風の影響を強く受けた印象を持ちます。
しかし、単にしょっぱいウイスキーでは終わらず、オレンジのような香りがうまくマッチし、心地よく仕上がった感じです。

700mL、アルコール度数40度、価格は4500円。
値段は高めですが、潮風を感じられるウイスキーがほしい人向けと言えます。

<個人的評価>

  • 香り B: 潮の香りのするピートが先行、後からオレンジ、最後にカカオ、バニラ。
  • 味わい C: しょっぱさが主体だが、あとから柑橘系の酸味、ビターがあってつらくはない。
  • 総評 C: 潮風を感じたい人にとってはうってつけのボトル。
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ザ・デヴェロン 12年 700ml
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mackinlay今回は1000円スコッチから、マッキンレーを飲んでみます。

マッキンレーは、19世紀初頭に、チャールズ・マッキンレーによって ブレンド、販売されたスコッチウイスキーです。
ただ、当初売られていたのはブレンデッドモルトで、グレーンウイスキーを加えた物は1960年代になってから販売されたと言われています。

元々のブレンデッドモルトは、1907年に南極大陸の探検に出たアーネスト・シャクルトンが持ち込んだものの、その後行方不明になり、その後1世紀近く経過してから発見されたエピソードがあります。
現在もその発見されたボトルを元に、レア・オールド・ハイランド・モルトという製品が販売されています。 

オリジナルの方は、基本的には5年熟成のモルト、グレーンを使っていますが、使用されるモルト原酒は幾度か変わっていて 、当初はマッキンレーによって建設されたグレンモール、グレンアルビン、グレンアラヒーのモルトが使われていましたが、現在はアイル・オブ・ジュラ、タリバーディン、タムラヴーリンを使っていると言われています。

では、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は濃い琥珀色、香りはナシ、青リンゴを感じます。

口に含むと、アルコールの刺激はそこそこで、後からラムレーズン、青リンゴ、ナシ、バニラ、カカオと続きます。

味わいは先にアルコール由来の辛さはあるものの抑えられていて、その後に甘さ、酸味が続きます。若い原酒を使っているにしては、比較的ストレートでも飲みやすい印象です。

ロックにすると、ラム酒っぽさが強く表れ、その後にレーズン、バニラ、ウッディさが追いかけます。
味わいはビターが前に来て、後から甘みが訪れます。

最後にハイボールにすると、ロック同様にラムレーズンの香りが前に出て、後から樽香がやってくる印象です。
味わいもビターが比較的強めで、後から甘みがついてくる感じです。
軽くレモン果汁を足した方がいいかもしれません。

価格の割には、アルコールが前に出ないで落ち着いた印象で、ドライフルーツの濃厚な香りと甘さがあって、案外とっつきやすい方だと思います。
また、カクテルベースに使うにもちょうどいい価格帯ではないでしょうか。

700mL、アルコール度数40度で、価格は1300円ほど。

<個人的評価>

  • 香り B: ラムレーズンの香りがメイン。後からナシ、青リンゴ、バニラ、ウッディ、カカオ
  • 味わい A: アルコール由来の辛さは抑えめ。甘さが前に来る。
  • 総評 B: はまるほどではないものの、甘く濃厚で初心者でもいける。

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マッキンレー 正規品 700ml
価格:1680円(税込、送料別) (2017/3/24時点)



今回はハイランドモルト、トマーティンからク・ボカンを飲んでみます。

cu_bocanク・ボカンとは、トマーティン蒸溜所のあるインバネス地方に伝わる魔犬の名前で、同地方を守る番犬と言われています。
容姿はとても恐ろしいですが、住民を襲うことはなかったと言われています。その代わり、走り去って大地へと消えた場所では、極上のピートが採れたと言われています。

その伝説になぞらえ、15ppmのミディアムピートを効かせた8年以上熟成の原酒を使用したボトルとして、2014年に発売が開始されました。

早速ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は黄金色、香りは青リンゴの奥にスモーキーさが潜んでいるのを感じます。

口に含むと、アルコールっぽさを感じつつも、青リンゴ、 バニラ、ピート、黒こしょうの香りが続きます。
味わいはビターな感じがありつつも、スパイシーさがあり、奥から甘さがあふれてきます。

ロックにすると、アルコールらしさは消え、軽いスモーキーさの上に青リンゴと黒こしょう、の香りが引き立つ印象です。 
味わいはスパイシーになり、パンチの効いたものになります。

最後にハイボールにすると、スモーキーさが表に出て、青リンゴと黒こしょうが後に続きます。
味わいはほろ苦さを持ち、あまり甘さは感じられません。

レギュラーの12年、レガシーが爽やかでライトな印象なのに対して、ク・ボカンはスパイシーかつスモーキーで、なかなかにパンチが効いたボディの重さもある印象です。

700mL、アルコール度数46度。並行輸入品で5300円ほど、正規品は定価7500円です。
ちなみに、ク・ボカンにおいても限定ボトルがいくつかあり、新樽のみを使ったヴァージンオーク、バーボン樽のみを使ったバーボンカスクなどがあります。

<個人的評価>

  • 香り B: しっかりピートが効いている。青リンゴ、黒こしょう、奥からバニラ。
  • 味わい B: ビターかつスパイシー。ストレートでは甘さが後ろで支える。
  • 総評 B: しっかりしたボディにパンチの効いた味わい。シングルモルトながらバランスがとれている。

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