RERAのウイスキーブログ

40過ぎのおっさんが、ジャパニーズ、スコッチを中心にウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

カテゴリ:ウイスキー > バーボン、アメリカン

btwd今回は、バーボンの銘柄の一つ、バッファロー・トレースから、ホワイト・ドッグ マッシュ#1というボトルを飲んでみます。

バッファロー・トレースは、ケンタッキー州フランクフォートにある蒸溜所で、1775年にウイスキー作りを始めたアメリカで最も古い蒸溜所と言われています。
1857年にベンジャミン・ブラントンが買収、蒸溜設備を新しくしてバーボンの製造を始めました。

誕生から現在までに、この蒸溜所の名前はいくつも変わっていて、 リーズタウン、オールド・ファイヤー・カッパー、ジョージ・T・スタッグ、シェンレー、ブラントン、エンシャント・エイジと変遷し、1999年に、現在のバッファロー・トレースとなりました。

現在は、レギュラーボトルのバッファロー・トレースや、プレミアムボトルのブラントンを製造しています。

今回飲むホワイト・ドッグとは、いわゆるニューポット、蒸溜して樽に貯蔵する前の状態でボトリングされたものになります。
その中でマッシュ#1と呼ばれるものは、樽で熟成させることでバッファロー・トレースのレギュラーボトルとなるものです。

アルコール度数は62.5度と、実際にバーボンとして樽に貯蔵する際の上限に加水調整されていて、まさにこれから熟成させる直前の原酒を楽しめるものになっています。

早速ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は無色透明。香りはアルコールの刺激がもろにやってきます。

口に含むと、アルコールの刺激の奥からエステリー、メロン、バナナの香りがほんのりやってきます。
味わいはとても辛く、奥から甘味が通ってくるものの、見た目通りにウォツカ、スピリッツの類いに感じ取れます。

ロックにしても、アルコールの刺激は強烈で、あとからナッツ、バナナ、バニラの香りが続きます。
味わいはやはり辛さが強く、飲むには厳しいです。

最後にハイボールにすると、やっと刺激から解放され、コーン、バナナ、ナッツの香りが広がります。
味わいはビターが先に来た後、甘さが後を追うようになります。

正直言って、このボトル単体で飲んで楽しむ代物ではありません。樽で熟成されたバッファロー・トレースのレギュラーと飲み比べることで、熟成によってどれだけの香りと味わいが育まれるかを勉強する教材と思った方がいいです。

とはいうものの、普段から度数の高いウォツカを飲んでいるロシア人やポーランド人などであれば、ちょっとしたプレゼントとして送るのもいいかもしれません。

375mL、アルコール度数62.5度で、価格は2500円ほど。

<個人的評価>

  • 香り C : バーボンらしいエステリーさ、バニラ、ナッツ、バナナ、コーンの香りが漂う。しかしアルコールの刺激が強い。
  • 味わい D : アルコールからの辛さが強すぎて飲みにくい。水割り、ハイボールにすることで甘さ、ビターを楽しめる。
  • 総評 C: 単品で楽しむものではなく、熟成されたバーボンと比較して飲むための教材。

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jb_ryeこのブログを始めて以来、最初のライウイスキーを飲みます。
銘柄はジムビーム ライです。

ライウイスキーとは、その名の通り、ライ麦を主原料としたウイスキーで、アメリカの法律では、51%以上使用することが決められています。

元々アメリカでは、メリーランド州、バージニア州、ペンシルベニア州といったアメリカ東部の州で作られはじめ、バーボンよりも古い歴史があります。
しかし19世紀の後半に入って、ライ麦が高騰したことによって、採算がとれなくなった蒸溜所が次々と撤退し、バーボンに人気を奪われるようになります。
さらに禁酒法の施行が決定的な打撃になり、廃止されてもバーボンほど業績が戻ることが無く、さらに撤退する蒸溜所が相次ぎました。

現在、日本で手に入りやすいのは、バーボンも手がけるビーム社(ジムビーム、ノブ・クリーク)、オースティン・ニコルズ社(ワイルドターキー) のものです。

今回手に入れたのは、リニューアルされた現行品では無く、一つ前のものになります。

ということで、まずはストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少し濃いアンバー、香りは接着剤の香りが先に来ます。

口に含むと、アルコールの刺激は少なめで、先に接着剤のようなエステリーさ、あとからメロン、バニラ、ナッツ、ライムと続きます。
味わいはスパイシーと酸味が半々に来る感じで、それほど甘さは感じられません。

ロックにすると、ライムの香りが強く鼻を突き、その後バニラ、ウエハース、モルトの香りが訪れます。
味わいは酸味が少々強めになり、ビターが来た後、奥から甘さを感じ取れるようになります。 

最後にハイボールにすると、メロン、バニラの香りが主体となります。
味わいは酸味がメインで、甘さは奥から出てくる印象です。 

バーボンであるレギュラーと比較すると、 辛さ、酸味が強めに来る印象で、パンチが効いています。
しかし、100%ライ麦原酒を使っているわけでは無く 、コーンなどの原酒によってバニラなどの香りを持った甘さによってまとめられていて、どぎつさと言えるほどには至っていません。
バーボンよりもピリッとしたものがほしい人向け、というところでしょうか?

今回飲んだ従来品は750mL、現行の緑のラベルは700mL、アルコール度数はともに40度で、価格はともに1500円ほどです。

<個人的評価>

  • 香り B: ストレートではエステリーさが目立ち、ロックではライムが香る。その他メロン、バニラ、モルト、ナッツ。
  • 味わい C: ストレートではスパイシー。加水されると酸味がメインになる。後から甘味。
  • 総評 B:  レギュラーよりもパンチがほしい人向け。

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devilscut2今回はバーボンの中から、ジムビームのデビルズカットを飲んでみます。

一般的に、ウイスキーを熟成させている間に樽から蒸発してしまう原酒の分を「天使の分け前」(Angel's share)というのに対して、樽の中にしみこんで取り出せなくなった分を「悪魔の取り分」(Devil's cut)といいます。

通常は原酒をすべて取り出した後は、スコッチやジャパニーズなどの蒸溜所に売って、別の原酒の熟成に使ってもらう、つまりはデビルズカットを新たな原酒の香り付けにしてもらいます。

しかし、ジムビーム デビルズカットは「悪魔にやる酒などねぇ!」と言わんばかり、樽にしみこんだ濃厚な原酒を取り出し、6年熟成の原酒などとブレンドしたボトルになっています。 

具体的には、空き樽に水を浸し、しみこんだ原酒を洗濯物の脱水のごとく取り出し、他の原酒に加水するような形でブレンドしているとのことです。

2016年からはサントリーから正規品がリリースされましたが、今回はそれ以前にアメリカでリリースされた並行輸入品も併せて飲んでみます。

では実際にストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色はどちらも比較的濃いめの褐色、香りもどちらも接着剤、メロン、バニラが広がります。

口に含むと、正規品は柿がまず先に来て、その後にライム、最後にウエハース、モルトがやってきます。アルコールの刺激はそこそこというレベルです。
一方で並行輸入品では、アルコールの刺激は少なく、まずはメロン、 あとからバニラ、ウエハースが追いかけてきます。
味わいはどちらもアルコールから来る辛さがあるものの、 その後に酸味、ビターが付いてきます。

ロックにすると、正規品ではライムのような爽やかさが先に立ち上がり、その後に青リンゴ、ブドウが追いかける印象です。
味わいは酸味が先行し、辛さが若干感じられます。一方でビターは控えめになります。
並行輸入品の場合は先に柿の香りが立ち、その後にモルト、カカオと続いてきます。
味わいは辛さがなくなった代わりにビターが先に立ち、ダークチョコレートのような雰囲気を感じ取れます。

最後にハイボールにすると、正規品は柿、メロンの香りが先に来て、あとにナッツ、ウッディさが追いかけます。
味わいは酸味とビターが口の中で続く感じです。
並行輸入品では柿、メロン、ブドウ、リンゴなどの様々なフルーツの香りが口いっぱいに広がります。
味わいは酸味の奥にビター、甘さを感じ取れます。

全体的に見ると、正規品よりも並行輸入品の方が、まるで樽を絞って取り出したかのように樽の中の濃厚な原酒を取り出した印象が強く感じられます。
正規品もレギュラーのホワイトに比べると香りも味わいも豊かですが、並行輸入品と比べると薄い印象があります。
反面、並行輸入品の方がバーボン独特の接着剤の香りも強くなっているため、バーボンが苦手な人だと厳しいでしょう。

正規品は700mL、並行輸入品は750mL、ともにアルコール度数は45度、価格は正規品が2000円ほど、並行輸入品は3000円ほどです。
容量に対して、正規品のほうがかなりやすいですが、 もしかしたらブレンドしている原酒を変えているかも知れません。
酒屋さんで幸運にも見かけたら、並行輸入品をおすすめします。

<個人的評価(並行輸入品)>

  • 香り B: メロン、柿、ブドウ、リンゴといった豊かなフルーツに、モルト、カカオ、ウエハース が下支えする印象。
  • 味わい C: ストレートでは辛み、ロックではビター、さらに割ると酸味がメインになる。
  • 総評 B: 全体的に濃厚で、癖も強め。バーボン好きに合っているかも。




jimbeam_w人間の記憶は結構いい加減なところがあって、今までジムビームはレギュラーのホワイト、プレミアム、ブラックの3種類を飲んで記事にした気がしたのですが、改めて一覧を調べるとプレミアムしか無い(しかもプレミアムが公式サイトのラインナップから外されている)!

夢を見ていたのか、誤って削除したのかわかりませんが、改めてジムビームのホワイトを飲むことにしました。

ジムビームは、ケンタッキー州のクラーモントに蒸溜所を置き、200年以上の伝統を持っています。
1788年に、ドイツ移民のヨハネス・ヤーコプ・ボーム(ジョアネス・ジェイコブ・ビーム)が蒸溜所を設立、自らの農地で栽培したトウモロコシを原料にしたウイスキーを1795年に販売し、好評を得るようになりました。

ビーム家のバーボンは「オールド・タブ」という名前で売られていましたが、禁酒法を超え 、1943年に、禁酒法の苦難を乗り越えた四代目に当たるカーネル・ジェームズ(ジム)・B・ビームの名を採って「ジム・ビーム」と改められました。

ビーム家の直系は5代目で途絶えてしまいましたが、その後、ジムの娘が嫁いだノー家でジムの孫に当たるブッカー・ノーが後を継ぎました。彼はブッカーズをはじめとするクラフトバーボンの製造、販売を手がけました。
現在は7代目のフレッド・ノーが伝統を守っています。

企業としてのビーム社は、2014年にサントリーが買収、ビーム・サントリーとなっています。

現行(2016年)のラインナップとしては、レギュラーのホワイトラベルが4年熟成、ブラックが6年、そのほかにライ麦ウイスキーを使ったライ、樽の中にしみこんだウイスキーまでも取り出したデビルズカット、異なる2つの樽で二度熟成させたダブルオーク、それ以外にリンゴ、蜂蜜を合わせたリキュールがあります。
今回はレギュラーのホワイトボトルです。

いつものようにストレートから飲みます。
グラスに注ぐと、液色は比較的濃いアンバー、香りは接着剤が強く感じられます。

口に含むと、まず柿の香りが先に訪れ、その後にバニラ、アーモンド、リンゴの香りが続きます。
味わいはアルコールの刺激が多少あるものの、酸味、ビターはほのかで、むしろ甘さが勝った印象です。

ロックにすると、グラスから薫っていた接着剤の香りが強くなり、 後からバニラ、ナッツの香りが追いかけます。
味わいはビターが強くなり、甘さが退いた感じで、少々飲み辛くなっています。

最後にハイボールにしてみると、接着剤っぽさは薄くなり、ストレートで感じられた柿の香りが復活、そしてバニラ、ナッツと、豊かな香りが持続しています。
味わいは再び甘さが表に現れ、飲みやすくなります。

個人的に、バーボンは苦手な方ですが、前に飲んだホワイトラベルに比べて、「あれ?こんなに飲みやすかったっけ?」と首をかしげてしまいました。

おそらく、以前はロックしか飲まず、ジムビームのまずい部分しかとらえてなかったのかもしれません。今までにより多くのボトルを飲み、ストレート、 ハイボールでも楽しむようにしたことで、新たな発見が出来たのかもしれません。
冒頭の忘却も、物怪の幸いだったのかもしれません。

アルコール度数は40度、700mLで、価格は1100円ほど。
スーパー、コンビニでも見かけるメジャーなバーボンですので、最初はハイボール、あとはチェイサーを添えてストレートで飲むといいでしょう。

<個人的評価>

  • 香り B:  ストレートでは柿、アーモンド、バニラの香りが広がる。ロックでは接着剤の香りが強まる。
  • 味わい B: ストレート、ハイボールで甘さが目立つ。ロックだとビターが強い。
  • 総評 B: 比較的手に入りやすく、バーボンを理解するにはうってつけ。
 

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今回はバーボンの中からメーカーズマークを飲んでみます。

makersmark01ボトルの蓋の部分に赤いろうで封印されていることが象徴的なメーカーズマークは、1780年に北アイルランド系のロバート・サミュエルズが自家製のウイスキーを作り始めたことがきっかけとなっています。

1840年に蒸溜所を設立して本格的なウイスキーづくりを始めるものの、禁酒法によって製造が止められてしまいます。
禁酒法が撤廃されてから製造を再開するも、十分な利益を得られる状況にはなりませんでした。

1951年に、ロバートから数えて6代目となるビル・サミュエルズ・シニアが、ケンタッキー州のロレットにあったバークス・スプリング蒸溜所を買収しました。当時は使用されていなかったものの、近くから良質な水が湧き出ていたことが決め手となりました。
蒸溜所自体は小さかったものの、プレミアムなバーボンを作りたいというビル・シニアの思いから、ここで手作りによるスモールバッチ(少量生産)のバーボンづくりが始まりました。

1959年に、メーカーズマークは誕生しました。そのプレミアム感のあるボトルデザインには、ビル・シニアの妻、マージョリーのアイデアによるものでした。その後蒸溜所の名前もメーカーズマークと改められました。
現在ではロバートから数えて8代目のロブ・サミュエルズがウイスキーづくりの責任を担っています。

メーカーズマークでは、小麦の使用量を多くすることで、柔らかく繊細な香りを加える工夫がされています。原料としての割合も、バーボンのメインであるトウモロコシに次いで小麦が多く含まれています。 

ではいつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は黄色みの強い琥珀色で、香りはバーボンならではの接着剤のような香りとバニラが混じっています。

口に注ぐと、まずヨードのような香りが先に来て、あとからエステリーな香りとゴムのようなものが追いかけます。そして奥からバニラ、オレンジの香りが湧き出してきます。
味わいはアルコールからくる辛さが強めで、酸味があとから来ます。

ロックにすると、香りはストレートと大差はないですが、追いかける香りにナッツが加わり、舌にはビターが目立つようになります。

加水されると、ビターが抑えられ、その奥から甘さを感じ取れるようになります。
普通にロックにするよりも、多少加水したり、ハーフロックにしたほうが飲みやすいように思えます。

次にハイボールにしてみると、ストレートのようにヨードの香りが先に来ますが、エステリーさは抑えられ、バニラの甘い香りが目立つようになります。

味わいもアルコールの辛さが抑えられ、甘さを感じやすくなります。 

全体的に見ると、 メーカーズマークの柔らかさを堪能するには、ストレートよりも加水するほうがわかりやすいように思えます。
加水することで香りが華開くという例えがありますが、メーカーズマークはそれが当てはまるボトルです。

750mL、アルコール度数が45度と少々高めで、価格は2500円ほどです。

スモールバッチのバーボンだけに少々値が張りますが、比較的手軽に飲まれるハイボール用のバーボンとしてはうってつけに思えます。
逆にストレートではきつく、あまりお勧めできません。

<個人的評価> 
・香り C : バーボンらしいエステリーさ。先にヨードとゴム、あとからバニラ、オレンジ、ナッツ。 
・味わい B: ストレートでは辛くて飲みにくい。加水することで甘さが目立つようになる。
・総評 B : ハイボール用として、香りが豊かで飲みやすいボトル。


iw01今回は久しぶりのバーボンとして、I.W.ハーパーを飲んでみます。

I.W.ハーパーは、1877年に、ドイツからの移民であったアイザック・ウォルフ・バーンハイムが手がけたバーボンです。名前の由来は、アイザックの名前のイニシャルであるI.W.に、彼の親友であったフランク・ハーパーの名字を加えたものです。
1885年にニューオリンズで行われた万博に出品すると、5つの金メダルを獲得したことから、ボトルにその5つのメダルのイラストが加えられ、ゴールドメダルの名称も加えられました。

日本でも、ジムビーム、ワイルドターキー、フォアローゼズ、アーリータイムズと並んで有名なブランドになっています。特に都会派のスタイリッシュなバーボンとして1990年代に大々的にCMが流されています。


iw02ではいつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液の色は標準的な琥珀色、香りはバニラの香りが強く立ちます。
口に含むと、バーボンならではのエステりーな香りとナシのさわやかさが先にやってきて、後からバニラ、バナナの香りが追いかけてきます。
味わいはアルコール由来の辛さとビターが中心で、甘さは控えめです。

iw03ロックにすると、バニラやバナナの香りが沈んだ感じでエステリーさが却って目立つ印象です。
一方で味わいでは酸味が先に訪れ、後から甘さが浮き出る印象です。

個人的にバーボンはあまり好きではありませんが、I.W.ハーパーは独特のエステリーさが抑えられていて軽く、ロックやハイボールで甘さが目立つものの癖は少なく、都会的でスタイリッシュというキャッチコピーは大体的を射ていると思います。

700mL、アルコール度数は40度で、価格は1800円。ノンエイジのバーボンとしては高めですが、比較的甘くてあっさりしているので、損しないでしょう。
なお、このほかに12年物もあるので、機会があれば飲んでみたいと思います。

<個人的評価>
・香り C : バーボンらしいエステリーな香りは抑えめ。ナシ、バニラ、バナナの香りが追いかける。
・味わい B : ロックやハイボールでは甘さが立ち上がり、比較的飲みやすい。
・総評 B : ハイボールで飲むには比較的適したボトル。


wt_rbバーボンが苦手な私ですが、以前飲んだワイルドターキー8年が結構マイルドで飲みやすかったので、今回はカスクストレングスのレアブリードを飲んでみます。

レアブリードは、6年、8年、12年熟成の原酒をそれぞれブレンドし、加水せずにボトリングしたものになっています。
クラスでいえば、13年に次ぎます。

まずはストレートで。 
飲み口は、ヨード、昆布のような 香りが先に来ます。加水されるとバニラ、ナッツの香りが浮き出てきます。

味わいは、最初は酸味がメインであるものの、あとから甘さがついてきます。 

ロックにすると、アルコールからの辛さが強く出ます。香りは青リンゴのようなさわやかさが引き立つようになります。
氷が解けていくと、アルコールの辛さは抑えられ、ストレートで感じられたヨードの香りが現れ、バニラ、ナッツも感じ取れるようになります。
味わいは甘味よりも酸味が強い感じになります。奥からは塩味も感じ取れます。

いずれにしても、8年と同様にバーボンならではの接着剤を思わせるエステリーな香りは薄く、その香りが苦手な人でも比較的飲みやすいでしょう。 

8年に比べて熟成感が強くなったものの、カスクストレングスであるため、よほど飲み慣れている人でないとストレートやロックはお勧めしません。
むしろトゥワイスアップにしてから氷を入れるハーフロックにするほうが、初心者にも受けがいいかもしれません。

700mL、アルコール度数56.4度で、価格は3800円ほど。
バーボンにしては結構値段の張るボトルですが、損はさせないでしょう。

<個人的評価> 
・香り A: エステリーな香りは少なく、ヨード、バニラ、ナッツ、青りんごと豊かな香り。
・味わい B: 酸味と甘みがメイン。 わずかにしょっぱさもあり。
・総評 A: しっかり作りこまれた印象。


個人的にバーボンが苦手ですが、今回はあえてその定番の銘柄、ワイルドターキーの8年を試します。

wt8ワイルドターキーは、1869年にトーマス・リピーが蒸留所を建設したのが始まりで、1940年に、七面鳥狩りの際に持参したバーボンがハンターたちの人気となり、七面鳥にあやかってワイルドターキーのブランドが生まれました。
現在は60年以上にわたって蒸留所に勤めるジミー・ラッセルが責任者となって作られています。

一般的なバーボンは、法律によって、蒸留時のアルコール度数は80度まで、樽詰め時には62度まで下げないといけません。
しかしワイルドターキーでは、蒸留時は60~65度、樽詰め時は55度程まで下げています。
あまり蒸留時の度数をあげてしまうと、アルコール以外の成分がより多く失われ、原材料の香りも逃げてしまうからです。さらにボトリングでも加水量が増えてしまうために、さらに香りが薄くなってしまいます。
ワイルドターキーでは豊かな香りを得るために、効率が悪いこの方法を採用しています。

今回飲む8年はワイルドターキーのオリジナルで、ノンエイジであるスタンダードに比べてアルコール度数が50度と高く、ボトリングでの加水量も少なくなっています。

まずはストレートで飲んでみます。
グラスからはバーボンならではのエステりーな香りが強く漂います。
口に含むと、接着剤のような刺激は強くなく、奥からナッツ、バニラ、ナシ、ライムの香りが追いかけてきます。
味わいは酸味と苦みが強く、 甘さは控えめです。

次にロックにしてみると、エステりーさは弱くなり、ストレートと同じバニラや柑橘系、ナッツの香りが鼻を通っていきます。最後にはアイラモルトにもあるヨードのような独特の香りがフィニッシュとなります。
味わいも、ストレート以上にレモンやグレープフルーツを思わせる酸味と苦みが来ます。 

個人的にバーボンの中でも癖があると思っていますが、意外にもスムーズで面喰ってしまいました。
やはりレギュラーよりも長い8年の熟成がまろやかにしているのかもしれません。 

アルコール度数が高いため、ハイボールにしても香りが消えずに飲めるでしょう。
私も、ゼロカロリーのペプシで割ってみたり、ノンアルコールビールでボイラーメーカー風にして飲んでみましたが、なかなかのものでした。

価格は700mLで2500円ほど。少々お高いですが、 最近のスタンダードなバーボンが苦手な人でも受け入れられるでしょう。

<個人的評価> 
・香り A: バーボンならではのエステりーな香りは控えめ。ナッツ、バニラ、ナシ、ライムと香りが豊富。後からヨード。 
・味わい C: 柑橘系のような酸味と苦みがメイン。加水することで抑えられる。
・総評 A: 8年熟成で、50度のアルコールも感じられないほどまろやか。バーボンが苦手でも勧められる。 


evan12久しぶりのバーボンです。
今回はバーボンで2番目に売れているエヴァン・ウィリアムスの12年です。

ブランドの由来は、1783年にケンタッキー州のルイビルで石灰岩から湧き出る水を使い、コーンウイスキーを作った人物から採られています。

スタンダードのブラックラベルは5から8年熟成の原酒を使っていますが、このレッドラベルは12年熟成の原酒を採用しています。
スコッチに比べて温暖な気候のバーボン郡では、3,4年熟成でスタンダードなウイスキーを出していることを考えると、12年熟成のバーボンとなると18年熟成のスコッチに匹敵するレベルといっても過言ではないでしょう。

いつものようにロックで飲んでみると、バーボンならではの接着剤のようなエステリーな香りは少なく、バニラやカラメルの香りが前に出て心地よさが出ています。 
味わいも、50度という度数の割にアルコールの刺激が少なくて、甘さが前に来るまろやかなものになっています。 
飲んだ後の残り香には海藻、ヨードのようなものが漂ってきます。

価格は750mL、50.5度で2200円ほど。12年熟成のバーボンにしてはお値打ちかと思います。

私は独特の香りを持つバーボンが苦手ではありますが、このエヴァン・ウィリアムス12年はその香りが抑えられていてとても気に入りました。

<個人的評価> 
・香り A: バーボン独特のエステリーさが抑えられていて、バニラ、紅茶、カラメルの香りが前に出てくる。
・味わい A:  アルコールの刺激が少なく、甘さが前面に出る。
・総評 AA: バーボンが苦手な人でも飲みやすく、初心者にも勧められるほど甘さが強く感じられる。ただしアルコール度数が高いので飲みすぎに注意。 


今回はジャックダニエルを飲みます。

jdよくバーボンだといわれますが、それには属しません。なぜなら、蒸留所はテネシー州のリンチバーグにあるからです。
バーボンを名乗るためには、最低でもケンタッキー州バーボン郡に蒸留所がある必要があるのです。
ジャックダニエルはテネシーウイスキーと言われます。

 ジャックダニエルでは、トウモロコシをメインにしたグレーンウイスキーを主体にしていて、蒸留の後にサトウカエデの炭に一滴ずつ垂らして濾過を行い、新樽に詰められて熟成されます。今回のブラックでは5年間熟成されます。
はっきり言えば、ジャックダニエルとバーボンとの違いはわずかで、生産地とフィルタリングの2点だけです。

ちなみにジャックダニエルの蒸留所のあるリンチバーグおよび属するムーア郡では、禁酒法が廃止されてもなお禁酒条例が施行されている地域で、

今回は1:1のハイボールにして飲んでみます。
まずグラスにジャックダニエルを注ぐと、メロンのような甘い香りが先にやってきます。

炭酸水を注いで飲んでみると、先ほどのメロンの香りの後で、メープルシロップ、接着剤、ウッディな香りがついてきます。サトウカエデの炭を使っているせいか、カラメルというよりもメープルに近い気がします。 

味は、酸味が強めで、ナシ、リンゴに近い感覚があります。一方で香りにつられるようにメープルシロップのような甘さもあります。

全体的にはバーボンの傾向を持ちつつも、甘さと香りに特徴があります。

一般的な1:3比率のハイボールにすると、独特のエステリーな香りが抑えられ、初心者でも飲みやすくなります。

価格は700mL、40度で1800円ほど。一般的なバーボンに比べると高めですが、香り豊かで甘みのある味わいは十分な価値があるでしょう。

<個人的評価>
・香り B: メロン、メープルシロップの香りが目立つ。
・味わい B: アメリカン独特の癖の上に甘みがあり、単純ではない。
・総評 B: バーボンに非ずの精神は健在。ハイボールでもいける。 

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