RERAのウイスキーブログ

40過ぎのおっさんが、ジャパニーズ、スコッチを中心にウイスキーを飲み、独断で評価していきます。

タグ:サントリー

kaku_1960_04今回はサントリー角瓶、特級時代のオールドボトルを飲んでみます。

角瓶は1937年に「サントリーウイスキー12年」として販売され、2017年で誕生から80年を迎えるボトルです。

当初のボトルには12yearsの表記がありましたが、その後は復刻版で再現されたように表記が外されました。

また、同じく当初から「Suntory Liqueur Whisky」という表記でしたが、これも1970年代前半には「Suntory Whisky」と改められました。

「角瓶」という名称は、もともとは愛称であり、1950年代からは正式に商品名としても使われるようになりましたが、ラベルの表記については現在においても角瓶、Square Bottleという表記はされていません(業務用のペットボトルだと「角瓶」表記がされています)。

kaku_1960_01今回入手したボトルは、箱と専用の包装紙がついてきたもので、「SUNTORY」の表記と、中之島の住所が記載されていたため、サントリーに改称した1963年からサントリービルに移転する前の1971年の間に作られたと推測されます(ちなみに同じラベルデザインで「KOTOBUKIYA」表記のボトルもネットで確認済みです)。

外箱のみならず、専用の包装紙がついている点からしても、当時の角瓶のステータスが今よりもずっと上にあったと推測できます。

特級のウイスキーというだけでも、当時は値段も高くてぜいたく品というイメージがあったかもしれません。

未開封でしたが、キャップ周りの外装を外して開けようとすると、容易にキャップが回り、現行品のようにしっかり封印する構造にはなってませんでした。そのせいか、そこそこ目減りしていました。
また、底のほうにわずかながらも澱が確認できるため、いい保存状態ではないと想像できます。
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今回は、久々のオールドボトルに手を出してみました。その名の通りになるサントリー「オールド」です。

サントリーオールドは1950年に発売されましたが、その間にブレンドのほかに、ラベルも何度か変更されています。
現在でこそ「SUNTORY OLD」という表記ですが、発売当初は「Product of Japan SUNTORY WHISKY」で、1960年代半ばから1970年代にかけては、「VERY RARE OLD SUNTORY WHISKY」となり、「SUNTORY OLD」となったのは1970年代末からです。

1989年4月に消費税導入とともに酒税も改正され、ウイスキーの等級制度も撤廃されましたが、それ以外にも、社名や本社の住所表記など、どの期間に作られたオールドかを特定することが可能です。
  • 昭和20(1945)年3月:大阪市北区堂島浜通1丁目20
  • 昭和25(1950)年:サントリーオールド発売
  • 昭和33(1958)年3月:本社移転(大阪市北区中之島2丁目22 新朝日ビル)
  • 昭和38(1963)年3月:寿屋からサントリーに社名変更
  • 昭和46(1971)年4月:本社移転(大阪市北区堂島浜通2丁目1-40 サントリービル)
  • 昭和48(1973)年:住所表記変更(大阪市北区堂島浜2丁目1-40 サントリービル)
  • 平成元(1989)年4月:消費税導入 酒税改正による等級表示の撤廃(特級表記なしに)
今回、ネットオークションにて4本のオールドなオールドを手に入れました。
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まず1番左のボトルですが、ネック部分のラベルが一部剥がれていますが、よく見ると「大阪市北区中之島2丁目」となっており、1958~1971年のボトルだとわかります。
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そして正面のラベルは「VERY RARE OLD SUNTORY WHISKY」で、1960年台後半から1971年までに作られたと推測できます。だいたい46~50年ほど前のボトルといえるでしょう。
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残り3本のボトルは、いずれも「SUNTORY OLD」で、「特級」表記もありますから、1970年代終盤から1989年3月までのボトルといえます(厳密には1985年以降のボトルはSOが大きく書かれているのでさらに区別できますが...)。
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一方でネック部分のラベルを見ると、左から2番目は住所に番地表記がなく、原材料名も書かれていません。
右の2本では、住所名に番地まで表記され、原材料名もあります。
このことから左から2番目のほうが古いボトルだと推測できます。
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このほかにも、いくつかの種類があるほか、輸出向けのもの、さらにはお正月向けに販売される干支ラベルなど、これだけをコレクションするにも膨大な数になるでしょう。

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2009年頃からハイボールが人気になり始めてから、スーパーやコンビニでもハイボール缶が出回るようになりました。

しかし、昨今の原酒不足によって、ラインナップも安い銘柄ベースになっており、古くからのウイスキー党の持つ「ハイボールは安酒を飲むための手段だ」というのを鵜呑みにしたような寂しいものになっています。

一方で居酒屋では、サントリー系ならトリス、角瓶、ジムビーム、アサヒ/ニッカ系ならブラックニッカクリア、ジャックダニエル、竹鶴がハイボールの定番ですが、お店によっては響、知多、山崎、白州のハイボール、さらにはチェーン店が独自に発注したシングルモルトのハイボールを出すところまであります。

ここで改めて、コンビニやスーパーで買えるハイボール缶を飲み比べたいと思います。

サントリー

トリスハイボール(アルコール度数7%)

トリスエクストラを炭酸水で割り、さらにレモンの果肉や皮をも漬け込んだレモン浸漬酒を加えて、レモンの香りとコクを最大限に引き出す作りになっています。

レモンの香りがほんのりしていて、樽のウッディな感じもそれなりに感じられます。 良くも悪くも居酒屋さんの飲み放題で飲むハイボールそのものといえます。

トリスハイボール キリッと濃いめ(アルコール度数9%)

トリスの割合を上げたほか、レモン浸漬酒も果汁換算で倍にしています。

レモンの香りと酸味がしっかりしていて、レギュラーよりも爽やかになった印象があります。
反面、ウイスキーのウッディな香りが消えてしまい、ドライな缶チューハイのようになってしまった気がします。

角ハイボール缶(アルコール度数7%)

レギュラーの角瓶を炭酸水で割り、さらにレモン浸漬酒を加えています。

トリスに比べると炭酸が強めで苦みが加わり、逆にウッディな感じが消えています。 レモン味のドライチューハイに近い感じで、食事と一緒に飲むにしても料理の香りや味を邪魔しない印象です。

角ハイボール缶<濃いめ>(アルコール度数9%)

角瓶の分量を多めにしているだけでなく、レモン浸漬酒が加わってない配合になっています。

レモンが感じられない分、角瓶本来のバーボン樽原酒ならではのエステリーさが表に出ています。 味わいも苦みが少なく、後からバニラやナッツのような甘さ、香ばしさがやってきます。

三者三様で、レモンを搾ったハイボールらしさはトリス、すっきりして食事と一緒に飲める角のレギュラー、そして濃厚なハイボールの「濃いめ」 という印象です。

ニッカウヰスキー(アサヒビール)

レモン味のニッカハイボール(アルコール度数7%)

レモン果汁を0.1%配合しています。ただし食物繊維や香料など、トリスハイボールと比べても混ざり物が多いです。

レモンの酸味はあまり感じられず、まるでサイダーのような甘ったるさがあります。
また、ウイスキーらしいウッディさやスモーキー感もなく、目隠しをされてチューハイと飲み比べてもわからないように思えます。

ブラックニッカ クリアハイボール (アルコール度数9%)

ブラックニッカをベースに、強炭酸で有名なウイルキンソンタンサン で割っています。こちらはレモンは含まれていません。

ウィルキンソンタンサンならではの強い刺激が舌に届き、 ブラックニッカクリアの香りもしっかり訪れます。
ただし、角ハイボールに比べると濃厚という感じではなく、すっきりさっぱりした印象です。

まとめ

はっきり言えば、今のハイボール缶でうまいものはない、といっても過言ではありません。
つい2年ほど前であれば、ニッカが竹鶴ハイボール缶を出していましたが、そちらも販売が終了、今はいずれもトリス、角瓶、ブラックニッカクリアと安いものしか残っていません。

実際に飲んでみても、チューハイとどこが違うの、といわれたら、頭を抱えるようなレベルでしかなく、これだったら自分でうまいボトルと強炭酸水を買って自分で作った方が遙かにマシです。

コンビニでも350mLで300円オーバーするプレミアムビールや地ビールが売られていることを考えれば、それだけの値段になるハイボール缶を出せない、とは言い切れないでしょう。 
メーカーはもっと市場をよく見るべきではないかと思います。 

明けましておめでとうございます。今年もウイスキーブログをよろしくお願いします。

hakushu122017年の1回目は、サントリーのシングルモルト白州12年です。
3年前にも飲みましたが、その際はミニチュアボトルで満足に飲みきれなかったため、今回はフルボトルを購入し、改めてストレート、ロック、ハイボールで飲んでみます。

白州は、山梨県北杜市にある白州蒸溜所のモルトだけで作られたウイスキーです。

南アルプスの甲斐駒ヶ岳の麓にあり、周辺は森林地帯となっていて、そこから採れる水は南アルプスの天然水としても売られています。

白州蒸溜所は、周辺の森林の伐採を最小限に抑え、施設自体も森に囲まれるように建設されました。

そこで熟成されるモルトは、そうした森の香りを吸収したような爽やかさを伴います。

まずはストレートから。
グラスに注ぐと、液色は少し緑がかった琥珀色、香りはメロン、すだち、ラムレーズンと続きます。

口に含むと、メロン、青リンゴ、マスカットの香りが先に訪れ、奥からピート、カラメルが続いてきます。
味わいは、アルコール由来の辛さがありますが、その後は酸味が主体で、続いてビター、最後に甘さが訪れます。 

ロックにすると、ピートとともにメロンなどのエステリーさが立ち上がり、その後はライム、ブドウ、青リンゴ、ナシと続きます。
味わいに於いては酸味よりもビターが強めになり、最後にほんのりと甘さを感じます。

最後にハイボールにすると、程よいピートとライム、メロン、 ナシの香りがしっかり感じ取れます。
味わいは酸味と甘さがほのかに伝わります。
ノンエイジではあっさりした爽やかさが主体でしたが、12年になると深みが増えた印象です。

一見するとスペイサイドモルトのように思えますが、軽くスモーキーなピートやメロンの香りと言ったスペイサイドモルトにはない癖、側面があり、独特の深みを持っています。
ハイボールや水割りにしても腰砕けはせず、十分に白州の香りを堪能できます。 

サントリーの主流となるのは山崎のモルトで、白州は脇役のイメージが強いですが、白角、リザーブなど、白州モルトを生かした爽やかなボトルもあり、サントリーのウイスキーに広がりを与えていることに注目すべきだと思います。

700mL、アルコール度数43度、価格は8000円ほどです。ただし最近ではプレミアが付いて1万円近くなっている場合があるので気をつけましょう。

<個人的評価>

  • 香り AA: ストレートではメロン、青リンゴやマスカットがメイン、加水されるとピート、柑橘系、メロンが立つ。水割りやハイボールでも簡単に消えない。
  • 味わい A: 酸味が主体、後から柑橘系から感じられるようなビターがあり、とてもフルーティ。
  • 総評 AA: 単に爽やかではなく、ピートからの癖、メロンなどの深みがある香りが重なって、とても豊かに感じられる。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

白州12年 43% 700ml
価格:8000円(税込、送料別) (2016/12/16時点)


prime久しぶりにお安いウイスキーを採り上げようと思います。
今回はセブンアンドアイ限定のサントリーウイスキープライムです。

プライムは、イトーヨーカドーなどのセブンアンドアイのスーパーなどで限定販売されているプライベートブランドのウイスキーで、1.8Lのみがラインナップされています。
ボトルもペットボトルで安っぽさが否めないところです。

早速、ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は少々明るめの黄色が強いアンバー、香りはアルコールの刺激が強く若い印象です。

口に含むと、カラメルの香りが先に届き、後からほのかにバニラ、レーズン、ナシ、青リンゴがやってきます。
味わいは 思ったほど辛さは少なく、甘さが前面に出ています。

ロックにすると、アルコールからの刺激が立ち上がり、後からウッディな樽の香りが追いかけます。その後、バニラ、カラメルと甘い香りがしんがりを務めます。ただし、奥の奥で若い原酒らしいアルコールの香りが残り、違和感を覚えるかも知れません。
味わいは酸味が表立つものの、甘さも衰えず、フルーティになります。 

最後にハイボールにすると、香りはカラメルの甘さが伝わりやすく樽の香りはほのかに感じ取れます。
味わいは甘さが引き続き感じ取れて、飲みやすくなっています。

全体的に見ると、安っぽいイメージからすると結構うまいウイスキーで、トリスクラシックやブラックニッカクリアと同等もしくは少し上の印象です。 
むしろ、トリスクラシックよりもプライムの方が先に発売されているので、このボトルでつかんだものをナショナルブランドとしてトリスクラシックをリリースしたかも知れません。

1.8L、アルコール度数が37度で、価格は 1831円です。
700mL換算をすると、712円ほどになるので、トリスクラシックと同等です。

とはいえ、同じプライベートブランドである、イオン トップバリュ ウイスキーに比べれば格段に上で、これより上でちょっと贅沢をしたいなら、1000円スコッチを選んだ方がいいほどです。
個人的には角瓶を選ぶならこっちを勧めたいほどです。サントリーに嫌悪感を持つ人でも、値段の割にいい仕事をしていると驚くかも知れません。
晩酌用として、ストレート、ロック、水割りでもいけるし、友人などを家に招いて、ハイボールでわいわい楽しむにも適していると思います。

<個人的評価>

  • 香り C: バニラ、カラメルの香りがほのかに感じられる。後からレーズン、青リンゴ。加水するとウッディ。
  • 味わい C :  甘さが主体。アルコールの刺激は意外に少ない。加水すると酸味も出る。
  • 総評 B: コストパフォーマンスに優れたボトル。晩酌用としては悪くない印象。
ネットでの購入はこちらから

yamazakiNA13年前にすでに飲んで書いていたのですが、いろいろ飲んだ末にどう変わっているかを確認するため、改めてサントリーの山崎をおかわりとして飲んでみます。

山崎、白州ともに、かつては10年もののボトルがありましたが、2009年辺りにハイボールブームが到来し、原酒が足りなくなってきたことで2012年に終売し、同年5月にノンエイジが新たに加わりました。

ノンエイジの山崎では、他のラインナップでは使われていなかったワイン樽原酒を使用し、ミズナラ樽原酒など複数の原酒をヴァッティングしています。

早速ストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は中庸な琥珀色、香りは白ワインから香るブドウ、奥からモルトの香りを感じ取れます。

口に含むと、意外にアルコールの刺激は少なく、先にラムレーズン、後からドライマンゴー、バニラ、モルトが続きます。
味わいはダークチョコレートのようなビターが先に訪れ、後味として甘さ、酸味が追いかけます。

ロックにすると、ナシ、マスカットの香りが立ち上がり、後からナシ、ライム、ピート、モルトが追いかけてきます。後にはバターのようなオイリーでまろやかな香りが残ります。
味わいは柑橘類のようなビターに変わり、ほのかな酸味が爽やかさを与えてくれます。

最後にハイボールにしてみると、ワインやレーズンといった香りがほのかに広がり、ほどよい酸味が口に広がることで、芳醇なフルーティさを楽しめるものになります。

10年や12年と比べてみると、それぞれに見られるスモーキーな香りがあまりなく、従来の山崎が好きな人には違和感を感じることは否定できません。
しかし別物のヴァッティングと認識して飲むことで、ノンエイジとしては比較的アルコールの刺激が少なく、香りもそれなりに豊かで、1000円台のブレンデッドウイスキーに比べれば十分堪能できるボトルに仕上がっています。

700mL、アルコール度数43度で、価格は5000円ほど。量販店によっては4000円台前半でも手に入るでしょう。
それ以外にも、180mLのミニボトルもコンビニで売られていることがあり、こちらは1000円台で入手できます。 

<個人的評価>

  • 香り B: ワイン樽から来るブドウの香りが主体、後からドライマンゴー、バニラ。加水するとナシ、ライム、ピートも感じ取れる。
  • 味わい B: ビターが主体だがえぐい感じはなく、酸味、甘みがフォローしてくれる。
  • 総評 B: 比較的まろやかで芳醇。ノンエイジのシングルモルトとしては悪くない。


shirokaku_new以前、リニューアルした角瓶を飲んでいたのですが、まだ白角はチェックしていなかったので、いまさらながら飲んでみようと思います。

改めて書くと、レギュラーの角瓶は山崎、白州のバーボン樽原酒をキーモルトにしていますが、白角では白州のホッグスヘッド樽モルトのみを使用しています。

新しいボトルは、レギュラー同様に以前より角張ったものを使用しています。
ラベルには、以前の「淡麗辛口」の文言が消え、首元に"CLEAR & SMOOTH"の銘が付けられました。

まずはストレートから。
グラスに注ぐと、液色は標準的な琥珀色。香りはアルコールの刺激が多いものの、奥からナシのような爽やかさがあります。

口に含むと、グラスからの香りに比べるとモルト、ナッツ、カラメル、バニラの香りが強めで、ほのかに青リンゴ、ナシの香りを感じ取れます。
味わいはアルコールからの辛さがメインですが、奥から酸味、最後には甘さを感じ取れます。

ロックにすると、ナシ、青リンゴ、柿の香りが引き立つようになり、バニラ、モルトが後を追うようになります。
味わいも酸味が主体となり、ビターがハーモニーのように酸味を支え、最後に甘さを得られます。

最後にハイボールにしてみると、香りはほのかな青リンゴの香りはしますが、それ以上の豊かさは感じられなくなります。
味わいは柔らかいフルーツのような酸味が感じられて、 さっぱり飲める印象です。

リニューアル前は、「和食とよく合う、淡麗辛口」を標榜していましたが、リニューアルによって爽やかな香りがよりリッチになって、食中酒と言うよりも単体でロック、ストレートで飲めるブレンドに仕上げた印象があります。
レギュラーの角瓶とは打って変わって、こちらはうまく改善されている印象です。 

ただ、和食と合わせるのであれば、1:3以上の水割りにすると、ほのかな爽やかさを残した香りが繊細な和食の味を殺さずに引き立てる食中酒になってくれます。

はっきり言って、サントリーファンこそこの白角を常飲にしてもいいのでは、と思います。 もし甘くて芳醇を求めるなら、ホワイトやオールドがいいでしょう。

700mL、アルコール度数40度で、価格は1500円ほどです。

<個人的評価>

  • 香り B: ストレートではバニラ、モルト、ナッツが主体、加水でナシ、青リンゴが顔を出す。
  • 味わい B: ストレートはアルコールの辛さがあるが、加水で酸味、ビター、奥から甘さが出てくる。
  • 総評 A: リニューアルでリッチな香りになり、白州モルトの個性を堪能できるボトルになった。 


商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

サントリー白角40° 700ML 1本
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個人的にサントリーのウイスキーには好印象を持っていません。
確かに日本人向けにスモーキーフレーバーを抑えた飲みやすい味に仕上げていることは理解できますが、どうしても物足りない感覚が抜けません。

premiumKakuその中で気になっていたのが、2013年に発売されたプレミアム角瓶です。
通常の角瓶が1000円台前半なのに対し、こちらは1900円前後と中堅どころの値段。少し上にはスペシャルリザーブ(お店によってはローヤルが買える)、ニッカにはスーパーニッカがどっしりと構えている価格帯です。

まずはストレートで飲んでみます。
グラスに注ぐと、香りはバニラが主体で、液色はミドルな琥珀色です。

ストレートで飲むと、アルコールの刺激が先に来るものの、後からレーズンの香りが強く表れます。
味わいにおいても、アルコール由来の辛さが強いものの、後から甘さが訪れます。

傾向はブラックニッカ・リッチブレンドで感じたシェリー樽由来のものかと思われます。

ロックで味わってみると、スモーキーな香りはそこそこで、サントリーらしく抑え込んだ感があるものの、ウイスキーファンでも不満がない程度に残しています。
アルコールの刺激も43度ならではのレベルはあるものの、レギュラーの角瓶ほどの臭みは感じられません。プレミアムの名は伊達ではありません。 

氷がだいぶ解けて加水が進んでも、香りが落ちることは少なく、水割りやハイボールで飲む人にも十分感じられるでしょう。

確かに、全体的には角瓶の上を行くプレミアムの名は伊達ではありません。
ただ、熟成感、まろやかさの点では一歩足りない印象を感じます。

この上となると、ローヤルを飛び越えて、山崎や白州、響を求める必要があるでしょう。

<個人的評価>

  • 香り B:シェリー樽原酒由来のレーズン、さらにはバニラなどの甘い香りが鼻をくすぐる。
  • 味わい B:どんな飲み方でも甘さが目立ち、多くの人に受け入れられる。
  • 総評 B:サントリーとしてはできのいいウイスキー。値段相応。
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new_kakubin2016年4月に、角瓶と白角がリニューアルされました。

角瓶においては、見た目の大きな違いとして、「角瓶」の名に沿うかのように、より角張ったボトルとなったほか、創業者である鳥井伸治郎のサインも前のラベルに記されました。

また、サントリー側ではブレンドの変更もしたと言うことで、ではではと試してみました。

いつものように、最初はストレートで。
液色は少々薄い琥珀色、香りはカラメルの甘さが強く出ています。

口に含むと、アルコールの刺激は強くないものの、ふわっとした香りは感じ取れません。
味わいも、アルコールから来る辛さの後に、砂糖のような甘さがあります。

ロックにすると、シェリー樽原酒から来る レーズンの香りはするものの、それほど強さは感じられず、後からほのかにウッディ、モルトが感じ取れます。
味わいは刺激が少なくなったことで甘さがありますが、それほど強くはありません。

白角と比べても、なんとなく薄っぺらいイメージはそれほど変わらず、多少香りが濃くなったか、という感じでした。
そして、不明の頭痛が私を襲いました。やっぱり何かよからぬものでも入れてないか、と疑問に思いました。
これを買うくらいなら、もっと安くてそこそこ飲めるトリスクラシックか、ホワイトを選んだ方がいいです。

やはり、今の角瓶は割って飲まないと耐えられないことに、変わりはありませんでした。
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比較として、購入した酒屋さんでまだ売られていた復刻版の角瓶も入手したので、それも改めて飲んでみます。

ストレートではピートのスモーキーさが強く、樽の熟成によるウッディさが強く感じ取れます。
香りの深さに釣られる形で、味わいの甘さがあるものの、現行品以上の深さがあります。

ロックにすることで、さらに香りが広がり、飲んで楽しめるものになっています。

改めて比較しても、今の角瓶は名ばかり、といえるほどの雲泥の差です。

もしご年配の方で角瓶を愛しているのであれば、酒屋さんで偶然にでも復刻版を見つけたら、是非飲んでほしいです。
本当の角瓶の思いがよみがえることでしょう。

現行品は値上げされ、700mL、アルコール度数40度で、価格が1500円になっています。
ちょっとお金を出せばオールドが買えますが、私であればオールドにします。
同じ味で、というなら、トリスクラシックがベストでしょう。

<個人的評価>

  • 香り D: ストレート、ロックともに「薄い」。 
  • 味わい D: 全体的に甘いものの、それ以上に訴える味がない。
  • 総評 E: 全体的に薄っぺらく、トリスとの価格差が適切でないと思える。リニューアルの方向が間違っている。あと、変なもの入れてない?? 


復刻版 サントリー 角瓶 43度 700ml
価格:1674円(税込、送料別)


サントリー響は、創業90周年を記念して発売された銘柄で、最高級ブランドとして1989年に誕生しました。

名前の由来は、長期熟成した様々な原酒をブレンドすることによって、豊かな響きあい(ハーモニー)を奏でるウイスキーにしたい思いから来ています。また、当時のコーポレートスローガンであった「人と自然と響きあう」というのにもあてはめられています。
当時のチーフブレンダーがイメージしたのが、ブラームスが作曲した交響曲第一番の第四楽章でした。

特に4分30秒後のフレーズは様々なアレンジで広く知られています。このあたりの響きあいはイメージを想起させてくれるかもしれません。

bhibiki17響17年は、ラインナップの中で最初に登場したもので、17年物のモルト、グレーンを30種類もブレンドしています。スコッチであればさまざまな蒸留所から買い付けていかないといけませんが、山崎とサングレインが所有する知多でいろいろな原酒を試し続けたことが甲斐となっているのでしょう。

特に山崎のミズナラ樽原酒は、海外からも独特の香りがあるとして高い評価を得ています。

ではいつものようにストレートから飲んでみます。
グラスに注ぐと、液色は濃い琥珀色、香りは梅、接着剤で、強く感じ取れます。奥を探ると、ミズナラ樽ならではの白檀の香りもほのかに感じ取れます。

口に含むと、アルコールの刺激がほのかに感じ取れた後、カラメルの香りが感じられ、グラスからかいだ梅の香りは思ったほど口からあふれてきません。
ただ、時間を経過すると、ピート、青リンゴ、プラム、レモンなど、様々な香りが後を追うように感じられます。いずれもかなり濃厚喝強さのある香りです。
味わいはアルコールから来る辛さはあるものの、思ったほど強くはなく、多少の甘さ、柑橘系の酸味とビターを感じます。しばらく経つと、後味に昆布のようなヨード感も現れます。

加水すると、柔らかいピート、ナシ、青リンゴ、ブドウの香りが立ち上がり、フルーティな印象に変わります。
味わいは酸味と苦みが少々強くなった感じです。
さらに1:3の水割りにすると、香り自体は薄くなってしまいますが、酸味と多少のしょっぱさを持った不思議な味わいとなります。

次にロックにしてみます。
香りは一転してわさび、次に接着剤、青リンゴ、奥からチョコ、バナナ、モルトのコクのある香りが追いかけます。
味わいは、酸味が落ち着き、甘さを感じやすくなってきます。
しかし氷が解けてくると、最初に感じ取れた梅の香りをやっとかぐことが出来ます。

最後にハイボールにすると、水割りとは異なり、モルトの甘さが強調された味わいになります。
ただ、フルーティな香りを楽しみたいのであれば、響1に対して、炭酸水は2~2.5のかなり濃いものにする必要があります。

全体的に見ると、エントリーモデルたる(といっても5000円クラスの)JAPANESE HARMONYと比べると、全体的な香りは格段に上で、飲み方によって印象が変わる意味でも、一見穏やかでありながら飽きの来ないブレンドになっています。

一方で、残念ながら販売終了した12年と比べると、12年ものでは梅酒樽原酒の仕様や30年熟成の原酒を香り付けに使う工夫があって、濃厚な香りと日本らしい味わいがありましたが、17年ものは安価な銘柄にも使う原酒を17年熟成させてブレンドした印象があり、12年ものほどの傾いた印象はありません。サントリーらしい、日本人好みの香り、味わいを考えたものになっているように思えます。
この点では、人によってどちらがいいか、評価が分かれる点だと思います。

価格は700mL、43度で12,000円ほど。なかなか手を出しにくい値段です。
ちなみにベビーボトルは1,500円ほど。2ショットほどしかないですが、お店で頼むよりは安いかもしれません。

これ以上になると、21年、30年がありますが、庶民が手を出す代物ではないのは間違いありません。

<個人的評価> 
・香り A: ストレートと加水で別の顔を見せる。
・味わい B: 深みがあるが酸味がメインで、多少の癖を持つ。
・総評 A: 最高級ブランドを謳うだけの格式がある。ジャパニーズウイスキーらしい逸品。



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