今回はデュワーズのカスクシリーズから、ポルトガルスムースを飲みます。
このカスクシリーズは、8年以上熟成させたモルトとグレーン原酒をブレンドさせたあとさらに後熟を行い、さらに特定の樽でフィニッシュを行って仕上げるものになっています。
カリビアンスムースはフィニッシュの樽としてラム樽を、イリーガルスムースはメスカル(リュウゼツランを原料にしたお酒。特定の品種、地域で作られたものがテキーラを名乗れる)樽を使っています。
そしてポルトガルスムースで使われる樽は、赤(ルビー)ポートワインの樽を使っています。
ポートワインはポルトガルのポルト地区で作られる酒精強化ワインで、発酵途中でまだ原酒に糖分が残っている時点で、加水をしていないブランデーを入れてアルコール度数を20度以上にして酵母菌を殺菌、発酵を止めて長期熟成を行う特殊な工程を経ます。
糖分が残った状態で熟成、出荷されるため、アルコール度数が高い反面、甘味が強い側面を持っています。
メーカーの公式サイトによるレポートだと、フルーティな香りと甘味が感じられる仕上がりになっているとのことです。
液色は赤茶色です。
味わいは、アルコールからの辛みがそこそこ強く、あとから渋味、酸味が続きます。
味わいは、苦みが強めで、スパイシーさもしっかりしています。
味わいは、苦みが強く、多少の酸味、甘味があるかどうかと言う感じです。
むしろストレートの方が穏やかに思えてしまいます。
レギュラーのホワイトラベルが比較的飲みやすいので、それをイメージするとかなり面食らってしまうでしょう。
700mL、アルコール度数は40度、価格は2500円ほどです。
それほど高くはないので、個性の強いボトルが飲みたいときは買ってみるのもいいかもしれません。
カスクシリーズ第三弾
デュワーズのカスクシリーズは2021年からスタートし、第一弾はカリビアンスムース、第二弾はイリーガルスムースでした。このカスクシリーズは、8年以上熟成させたモルトとグレーン原酒をブレンドさせたあとさらに後熟を行い、さらに特定の樽でフィニッシュを行って仕上げるものになっています。
カリビアンスムースはフィニッシュの樽としてラム樽を、イリーガルスムースはメスカル(リュウゼツランを原料にしたお酒。特定の品種、地域で作られたものがテキーラを名乗れる)樽を使っています。
そしてポルトガルスムースで使われる樽は、赤(ルビー)ポートワインの樽を使っています。
ポートワインはポルトガルのポルト地区で作られる酒精強化ワインで、発酵途中でまだ原酒に糖分が残っている時点で、加水をしていないブランデーを入れてアルコール度数を20度以上にして酵母菌を殺菌、発酵を止めて長期熟成を行う特殊な工程を経ます。
糖分が残った状態で熟成、出荷されるため、アルコール度数が高い反面、甘味が強い側面を持っています。
メーカーの公式サイトによるレポートだと、フルーティな香りと甘味が感じられる仕上がりになっているとのことです。
テイスティング
グラスからの香り、液色
グラスからは、レーズンの甘い香りが広がります。液色は赤茶色です。
ストレート
グラスから香っていたレーズンの香りが強く感じられ、あとからバニラ、バナナの香りが続きます。味わいは、アルコールからの辛みがそこそこ強く、あとから渋味、酸味が続きます。
ロック
スモーキーな香りと共にレーズンの香りが強烈に鼻を突き抜けます。奥からは樽の香りも得られます。味わいは、苦みが強めで、スパイシーさもしっかりしています。
ハイボール
レーズンと共にサクランボの香りが広がり、後からスモーキーさとカカオの香りが続きます。味わいは、苦みが強く、多少の酸味、甘味があるかどうかと言う感じです。
8年熟成らしくない、パンチの効いた個性
レーズンを思わせる香りが全体的に強く、スモーキーさもある上に、苦みやスパイシーさがあって、ガツンと来る仕上がりになっています。むしろストレートの方が穏やかに思えてしまいます。
レギュラーのホワイトラベルが比較的飲みやすいので、それをイメージするとかなり面食らってしまうでしょう。
700mL、アルコール度数は40度、価格は2500円ほどです。
それほど高くはないので、個性の強いボトルが飲みたいときは買ってみるのもいいかもしれません。
<個人的評価>
- 香り B: レーズンの香りが強い。加水でスモーキーさが目立ち、サクランボやカカオも感じる。
- 味わい C: 苦みやスパイシーさが目立ち、とっつきにくさが強い。
- 総評 C: アクの強い香りや味わいのウイスキーが飲みたい時に選んでもいいかも。