ニッカのモルトウイスキーの中であまり知られていないのが「ピュアモルト」シリーズです。
竹鶴ピュアモルトとは異なったヴァッティングを行ったもので、熟成年数も12年未満となっています。
その3種類とは、レッド、ブラック、ホワイトで、今回紹介するのはホワイトです。
ブラックは余市モルトを主体としたもの、レッドは宮城峡モルトを主体としたものになっています。
ホワイトは余市のモルトの中でもピートによる乾燥を多く行うことで強いピート香を着けたヘビーピートモルトを主に採用しています。
最近ではピート香を抑えたモルトを採用することが多いので、トレンドに逆行したものと言えます。
1987年の販売当初では、スコットランドのアイラ島のモルト原酒を輸入してヴァッティングを行っていましたが、現在ではそれに似た香りを持つモルトを製造、使用しています(通販サイトなどでは、アイラ島のモルトを使っていると書いているところが多いですが、古い情報ですのでご注意)。
ボトルはシンプルな形状で、あたかも蒸留所の売店で買った原酒のような雰囲気を醸し出します。キャップはスクリューではなくコルク栓を使っていますが、開けやすいようにプラスチックのキャップがかぶせられてあります。
まず香りをかいでみると、早速スモーキーな香りが鼻をくすぐります。
トゥワイスアップで飲んでみると、口の中には海草やヨード(イソジンうがい薬のような)香りと味わいが広がります。その意味でもアイラモルト風に仕上げていると言えます。
一方でアルコールの刺激は控えめで、それほど若い原酒は使ってないことが理解できます。しかし飲み応えは十分にあります。
同じヴァッテッドモルトである竹鶴12年や、シングルモルト余市、宮城峡とも異なる香りと味で、宮城峡の華やかな香りも余市の甘いバニラ香も抑えられて、しっかりとした個性をアピールしています。
かなり香りがユニークなので、万人受けするとは言えませんが、スコッチもたしなむ人には十分満足できる味ではないかと思います。
500ml、アルコール度数43°で価格は1500円弱と比較的リーズナブルですが、比較的大きな酒屋さんでないと見つからないでしょう。
<個人的評価>(A~E)
香り:B ピートとヨードの香りがふんだんに口と鼻をくすぐります。個性的なので嫌がる人もいるかも。
味わい:A アルコールの刺激は抑えめで比較的まろやか。水割りやハイボールでも負けない強さ。
総評:B スコッチ派、今までのジャパニーズとは違う味を求める人にお勧め。
竹鶴ピュアモルトとは異なったヴァッティングを行ったもので、熟成年数も12年未満となっています。
その3種類とは、レッド、ブラック、ホワイトで、今回紹介するのはホワイトです。
ブラックは余市モルトを主体としたもの、レッドは宮城峡モルトを主体としたものになっています。
ホワイトは余市のモルトの中でもピートによる乾燥を多く行うことで強いピート香を着けたヘビーピートモルトを主に採用しています。
最近ではピート香を抑えたモルトを採用することが多いので、トレンドに逆行したものと言えます。
1987年の販売当初では、スコットランドのアイラ島のモルト原酒を輸入してヴァッティングを行っていましたが、現在ではそれに似た香りを持つモルトを製造、使用しています(通販サイトなどでは、アイラ島のモルトを使っていると書いているところが多いですが、古い情報ですのでご注意)。
ボトルはシンプルな形状で、あたかも蒸留所の売店で買った原酒のような雰囲気を醸し出します。キャップはスクリューではなくコルク栓を使っていますが、開けやすいようにプラスチックのキャップがかぶせられてあります。
まず香りをかいでみると、早速スモーキーな香りが鼻をくすぐります。
トゥワイスアップで飲んでみると、口の中には海草やヨード(イソジンうがい薬のような)香りと味わいが広がります。その意味でもアイラモルト風に仕上げていると言えます。
一方でアルコールの刺激は控えめで、それほど若い原酒は使ってないことが理解できます。しかし飲み応えは十分にあります。
同じヴァッテッドモルトである竹鶴12年や、シングルモルト余市、宮城峡とも異なる香りと味で、宮城峡の華やかな香りも余市の甘いバニラ香も抑えられて、しっかりとした個性をアピールしています。
かなり香りがユニークなので、万人受けするとは言えませんが、スコッチもたしなむ人には十分満足できる味ではないかと思います。
500ml、アルコール度数43°で価格は1500円弱と比較的リーズナブルですが、比較的大きな酒屋さんでないと見つからないでしょう。
<個人的評価>(A~E)
香り:B ピートとヨードの香りがふんだんに口と鼻をくすぐります。個性的なので嫌がる人もいるかも。
味わい:A アルコールの刺激は抑えめで比較的まろやか。水割りやハイボールでも負けない強さ。
総評:B スコッチ派、今までのジャパニーズとは違う味を求める人にお勧め。