RERAのウイスキーブログ

ロスジェネ世代のおっさんが、世界各地のウイスキーを飲み、独断で評価していきます。 Whisky reviews and informations

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ニッカウヰスキーは、9月26日に、シングルモルト余市、シングルモルト宮城峡に、マンサニーリャ樽で後熟を行った限定ボトル、『シングルモルト余市 マンサニーリャウッドフィニッシュ』、『シングルモルト宮城峡 マンサニーリャウッドフィニッシュ』を発売すると発表しました。

50年熟成に使った樽で後熟

0919_4bla0919_4alaマンサニーリャとは、シェリー酒の一種であり、サンルーカル地方で作られる、パロミノ種のブドウを使った辛口の強化ワインです。

余市、宮城峡ともに、通常の熟成まではレギュラーのボトルと一緒ですが、最後の仕上げ、後熟の工程で、なんと50年も熟成に使用していたマンサニーリャの樽で18ヶ月間貯蔵していることが最大の特徴になっています。

また、冷却濾過を行わない、ノンチルフィルター土で仕上げています。

どちらもアルコール度数48度、700mLで、定価は15,000円、国内で4,000本限定で販売をする予定です。

ballantines_Xmasバランタインがクリスマス向けに限定の銘柄を出しました。それがクリスマスリザーブです。

マスターブレンダーのヒスロップ氏がクリスマスをイメージしたブレンドで仕上げられています。
日本では2880本の限定販売となっています。価格は700mL、40度で2500円ほどになります。

ロックで飲んでみると、ファイネストに比べると刺激は抑え目で、レーズンや青りんご、ナシの香りが強めに感じます。
味わいは甘みが少々強めで酸味がそのあとについてくる印象です。 

ノンエイジですが、ファイネストに比べてまろやかで落ち着いた雰囲気を感じます。
ただ、限定品として出すほどの魅力はなく、クリスマスのイメージも感じられませんでした。これだったら12年でもいいじじゃね? という感じです。

まぁ、来年も出るかどうかもわかりませんので、ボトルと箱くらいはとっておこうと思います。

<個人的評価> 
・香り B: ピートやアルコールの刺激は抑えられ、レーズン、青りんご、ナシなどの香りが目立つ。
・味わい B: 甘さがメインで酸味が後押しする。ファイネストほどのきつさはない。
・総評 C: 確かにうまいが、限定として出すほどの強いインパクトがない。コレクターズアイテムか。

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