商売柄、いろいろな建築業の方とお話しします。その中でやっぱり台風被害の影響はものすごく大きく、いまだにその対応に追われていたりまだまだその被害の解消に至っていないことが伺えます。

そんな中、「あ~、そういうこともあるんだな」と思ったことなんです。
床上浸水被害に遇った場合の建築業者さんの気づきなんですが、床下の汚泥を吸い上げ乾燥させ、床上に上がってしまった泥水を取り除き、クロスを代え、フローリングを場合によっては張り替える、なんていう作業があるのです。
でも実際には壁内の断熱材に水分が含まれてしまい、台風から一か月を経た今でも断熱材はぐしゃぐしゃに湿っており、その水分からカビなどの発生を招くそうです。
断熱材も近年は本当に進化しており、その性質から逆に乾きづらく、水分を含んだらそのままを維持してしまうそうです。
ですので、結局は壁を全部剥ぎ取り、断熱材を代え、クロスを貼らないと実際には健康被害にもなりかねないリスクがあると聞きました。

建築業者さんでもそこまで想像できなかったと聞きます。
実際にその被害を目の当たりにしないとその全容がわからず、想像上以上の被害が待っているようです。
そんな台風被害は建築業者さんにも気づきを沢山しているようで、その被害の解決にはまだまだ時間が必要なようです。

不動産スタッフアシスト
飯塚