レ・ミゼラブ○の公演で、いつも挨拶をしてくれる俳優さんがいた。
彼は昨日で千秋楽だった。

出番で俺の側をいつも通るたびに挨拶をして、舞台に出て行く。

初めはぎこちない挨拶だけだったが、毎日しているうちにお互い冗談を言い、それに面白く返すなんてことになり、ボケと突っ込みに発展していく。
俺は毎日その会話が楽しみだった。
昨日の千秋楽、真面目にありがとうございました。と頭を下げる彼はとても良い男に見えた。
でも、ちゃんと冗談を交わし、握手する。お互い名前も聞かず、その場だけの仲良し。こんな出会いがあっても楽しいのだなぁ。
どこかで、仲良くなったら、連絡先を聞いてとなっていた俺だが、必ず疎遠になる。

アンサンブルの一人の彼が、この先活躍してくれて、どこかでまた再会したいものである。