2016年3月21日に「ドメーヌQ 醸造家 久保寺慎史をむかえて メーカーズランチ」を開催しました。
ナビゲーターに杉山奈津子さんにお手伝いいただき、この会を開催することができました。
私たちはワインのインポーターが開く生産者のお話を聞くような機会がよくあります。
生産者の想いを直接きくと、ワインへの愛情がつたわり、さらにおいしくなりそのワインが好きになります。
いつか、お客様と一緒に機会をもてたらいいな~と思っていました。この願いが実現して、杉山奈津子さんのご配慮によりこの機会を設けることができました。
ワインの造り手は土からそして風、太陽の当たる方向などの気候条件からその条件にあわせて葡萄を栽培します。
これからの時期は芽吹き、ぐんぐん成長し、花を咲かせ、実をつける一連の流れに一つ一つ丁寧に葡萄に寄り添います。
丁寧に栽培された葡萄が、醸造されおいしいワインへと出来上がります。
ワイン造りは、あたりまえですが1年に1回しかチャンスはありません。一つひとつの工程も1回のみのチャンス。どのように判断していくのか、
造り手の経験と知識がものをいいます。そして毎度変わる気候条件。気の抜けないことの連続だと思います。
ワインたちには造り手の想いが詰まっています。
久保寺さんは丁寧にお話しして下さり、愛情を感じながらのワイン会でした。皆様にとってはとても貴重な機会だったと思います。
シェフもどんな思いでワインができてきたのか感じながら、お料理を構成してきました。
久保寺さんの挑戦のスパークリングの「シャルピノ」にあわせたのは、春野菜のプレスに新玉ねぎの甘いクリーム。
スパークワインの2種はこの日初のお披露目ワイン。
ネオマスカットという食用品種を贅沢につかった葡萄の甘みと酸味のあるワインと、私が大好きな素晴らしい甲州φ、合わせたのは鴨のヴァロティーヌ。
フォアグラとピスタチオがワインをひきたて、融合していったのではないかなと。。久保寺さんが新しいワインの魅力を引き立ててくれたとても喜んでくれました。
透明感のあるシャルドネ。国産ワインコンクール銀賞受賞したシャルドネ。このシャルドネは樽を使っていません。シャルドネに樽を使わずに品評会にだしたらどうなるだろうと思いで挑戦したシャルドネです。
とてもきれいにつくられ、美しい酸。リンゴ畑の中にあるシャルドネ。
あわせたのは、フェンネルをきかせた手長海老。
ドメーヌQさんといえば「ピノノワール」日本では栽培が難しい。バランスがよく飲み疲れしない、さらりとなじむピノノワール。ここまでにくるまでとても努力されたことをお聞きしました。
これからもどんどん進化を続けると思います。楽しみです。ドメーヌQさんはボルドーというステーキレストランが甲府市あります。やっぱり、ステーキでしょう。
夏の時期にリリースする。どこよりも早い「ヌーヌーボー」。数か月寝かせたヌーヌーボーに合わせたのは、「ライチのジュレとココナッツアイス」
これも最高のマリアージュでしたと久保寺さんにおほめの言葉をいただきました。
こんな素敵な機会。山梨からきてくれた久保寺さん、コーディネーターの奈津子さん。遠くからご参加くださった皆様もいらしてくださって皆様に感謝です。