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” 自分で物を考え、物を決めるということは、全体から見るとごく少ない。
自分一人ではどうしても視野がせまくなる。
自分がわかっているのは世の中の一パーセントだけで、あとの九九パーセントはわからないと思えばいい。
あとは暗中模索である。

だから、あまり一つのことをくよくよ気にしない方がいいのではないかと思う。
はじめから何もわからないと思えば気もらくになるものだ。 ”



心配とか不安になる出来事には事欠かない昨今です。
ビジネス上の問題はもちろん、プライベートなことでもいろいろと悩みの種はつきませんよね。

そんなとき、松下幸之助さんの『物の見方 考え方』に載っているこの言葉を読むと、気持ちがふっと楽になります。

現パナソニックを創業して、一代で世界的企業にまで育て上げた「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助さんのような偉大な人でさえ、「自分が分かっているのは世の中の1%だけ」なのです。

そうであれば、私などはどうなりましょう。
確実にコンマなんとか・・・の世界です。

そのように考えると、実は私たちは世の中の事象について、99%以上を分かっていないのですから、それはもう「なにもわかってない」と断言して良いような状態なのです。

人生は、暗中模索のなかで試行錯誤をして、いろいろな創意工夫を考えて実践する、この繰り返しではないでしょうか。

なにも分かっていないということを、受け止めると、不思議なことにいままで悩んでいた多くの問題がその瞬間にすーっと消失していく気分になります。

きっと私たちは、世の中のことを知ったかぶりしていたのか、もしくは傲慢にも本当に知っていると勘違いしていたのかもしれません。
今日、その考えを改めるときです。


世の多くのことを「知っている」と勘違いした心の態度が生み出していた、実は不要な「心配」や「不安」というのが、きっとあるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

物の見方・考え方 (PHP文庫 マ 5-3)物の見方・考え方 (PHP文庫 マ 5-3)
著者:松下 幸之助
販売元:PHP研究所
(1986-05)
販売元:Amazon.co.jp