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「ビジネス書って楽しい!」 知恵と知識をシェアするブログ

カテゴリ : 名言・至言

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http://blogs.yahoo.co.jp/yfujita_mystery/33018253.html


” It is never too late to become what you might have been. ”

” なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはない。 ”

ジョージ・エリオット 英国の女流小説家 [1819-1880]



人はいつからだって変われます。
この世の中に、遅すぎるという事柄はただのひとつもありません。

私も中学3年生のときに学校の図書室で、いまではすっかり作品タイトルも著者名も忘れてしまったのですが、
「あらゆることにおいて、始めるのが遅いということはない。たとえそのように感じていたとしても、それに気付けたその時こそが、始めるべきベストのタイミングなのだ」といったような言葉を読んで、感動した覚えがあります。

当時の私は1年後に高校受験を控えていたのですが、そのときの自分の実力からはだいぶ高い位置にあった学校を第一志望としていたのです。

担任の先生にそのことを伝え、そして「もう少しランクを落としたほうがいい」と言われた頃に読んだ言葉だったので、余計に胸に刺さったのかもしれません。

結局、蓋を開けてみればその後、寝食も忘れて勉強に励んだ結果、無謀な挑戦だったにも関わらず「合格」を勝ち得ることができたのですが、あのときこの言葉を知っていて本当によかったなと思います。

私の大好きな格言のなかのひとつです。

人はその気さえあれば、いつからだって変わることができるのです。

まったく新しい課題にチャレンジすることもできるし、環境や状況を向上させたり、いままでとはまったく異なる道に舵を切り替えることだってできるのです。


* 2012年、最後の更新になります。
いまちょうどお昼ですので、まだ今年は12時間ほど残っています。
みなさんは、夜どのように過ごされるのでしょうか?
私は今から、先日公開になったばかりの『青のエクソシスト』を見に行ってきます(笑)

2013年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
それではみなさま、よいお年を。


人生を豊かにする英語の名言―「知恵」と「勇気」と「癒し」がいっぱい人生を豊かにする英語の名言―「知恵」と「勇気」と「癒し」がいっぱい
著者:森山 進
販売元:研究社
(2003-06)
販売元:Amazon.co.jp

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” 自分で物を考え、物を決めるということは、全体から見るとごく少ない。
自分一人ではどうしても視野がせまくなる。
自分がわかっているのは世の中の一パーセントだけで、あとの九九パーセントはわからないと思えばいい。
あとは暗中模索である。

だから、あまり一つのことをくよくよ気にしない方がいいのではないかと思う。
はじめから何もわからないと思えば気もらくになるものだ。 ”



心配とか不安になる出来事には事欠かない昨今です。
ビジネス上の問題はもちろん、プライベートなことでもいろいろと悩みの種はつきませんよね。

そんなとき、松下幸之助さんの『物の見方 考え方』に載っているこの言葉を読むと、気持ちがふっと楽になります。

現パナソニックを創業して、一代で世界的企業にまで育て上げた「経営の神様」と呼ばれる松下幸之助さんのような偉大な人でさえ、「自分が分かっているのは世の中の1%だけ」なのです。

そうであれば、私などはどうなりましょう。
確実にコンマなんとか・・・の世界です。

そのように考えると、実は私たちは世の中の事象について、99%以上を分かっていないのですから、それはもう「なにもわかってない」と断言して良いような状態なのです。

人生は、暗中模索のなかで試行錯誤をして、いろいろな創意工夫を考えて実践する、この繰り返しではないでしょうか。

なにも分かっていないということを、受け止めると、不思議なことにいままで悩んでいた多くの問題がその瞬間にすーっと消失していく気分になります。

きっと私たちは、世の中のことを知ったかぶりしていたのか、もしくは傲慢にも本当に知っていると勘違いしていたのかもしれません。
今日、その考えを改めるときです。


世の多くのことを「知っている」と勘違いした心の態度が生み出していた、実は不要な「心配」や「不安」というのが、きっとあるはずです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

物の見方・考え方 (PHP文庫 マ 5-3)物の見方・考え方 (PHP文庫 マ 5-3)
著者:松下 幸之助
販売元:PHP研究所
(1986-05)
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” 昔のことわざに「人事を尽して天命を待つ」という言葉がある。
これはまったく至言だと今でも思っている。

私は今日でも自分にときどき、その言葉をいいきかせているのである。
というのは、現在でも日常いろいろめんどうな問題がたくさん起る。
だから迷いも起るし、悲観もするし、おもしろうない世の中やなあというような感じも、人間だからもつこともある。

そうすると仕事にも自然力が入らない。それではやはりぐあいが悪い。
それで私は、人事を尽して天命を待とう。
自分は是と信じてやってやるのだから……、そして成果は人に決めてもらおう。

こういう考え方を、私は今でも自問自答してもっているのである。 ”



物の見方・考え方 (PHP文庫 マ 5-3)物の見方・考え方 (PHP文庫 マ 5-3)
著者:松下 幸之助
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” ブランドというムードに酔って、判断力を失ってはならない。
自分が客であり主人公であるという自覚と自信を持ち続けていれば、巧みなセールストークや、しゃれていて高級感のあふれる商品のプレゼンテーションに惑わされることはない。
普段から、本物を見極める力を養っておかなくてはならない。

それにはどうしたらよいか。答えは簡単だ。

本物ばかりに集中的に接することである。美術館に行って、歴史の試練を経てきた本物と向き合ってみる。
そのときに説明を聞いたり解説文を読んだりしてはいけない。
虚心坦懐に作品から出てくるメッセージを読み取ろうと努力するのだ。 ”


自分自身が一流になるためには、「一流のモノ」に触れるのが効率的で一番はやい、というようなことはすでにたくさんのビジネス書に書かれています。


そのために、商品を買うときに値段で悩んだら高いほうを推奨したり、いまの自分の経済力からしてちょっと背伸びしなければ行けないホテルやレストランに奮発して行ってみる、美術館や音楽コンサートには積極的にでかけて一流の芸術に触れる・・・そういったことが良いこととされていますよね。


著者の山崎さんも「美術館に行って一流のモノに触れる」という点までは同じなのですが、その「接し方」がとてもユニークです。

じっくりと解説文を読んだり、その作品が生まれた時代背景や作者の綿密なプロフィールはあまり知っておかなくても良いと言っているのです。


むしろ、知ってはいけない、とも。


私を含め、そういった経験の浅い人たちはついひとつの作品に対して詳しく知るのが良いのだと判断してしまいますよね。
どういった経緯でその作品が生まれたのか、そしてそれは何を意味しているのか・・・作品にまつわる周辺の情報をいかに多く得るかが、その作品をより深く味わうことだと勘違いしていたのかもしれません。


ですが、本質はそういったところにはなかったのです。
一流のモノに接するときは、もっとシンプルに考えてよかったのです。


” Don't think! Feel! ”


というあまりにも有名な世界的なセリフがありますが、まさにこの言葉のように、博識ぶるために枝葉末節な知識の獲得を目指すのではなく、もっと単純にカンタンにその作品が発するメッセージを感じ取ろうと意識してみるだけでよかったのかもしれませんね。
もちろん、丸腰で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

一流の品格、三流どまりの品格一流の品格、三流どまりの品格
著者:山崎 武也
販売元:ゴマブックス株式会社
(2005-05-10)
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” 仕事には義務的な要素が多く、そこだけを強く感じている人が多い。
しかし、仕事は同時に権利でもある。

憲法においても、「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負う」と明確に規定している。
権利として保障されていることは、それがよいことである証拠である。

就職できなかったり失職したりしたら、はたらくことの有り難みもよくわかるはずだ。
せっかく権利を手にしていてそれを行使する機会が与えられている、すなわち目の前に仕事があるにもかかわらず、そこに身を入れようとしないのは、宝の持ち腐れであるというほかない。 ”


今日は山崎武也さんの『一流の品格、三流どまりの品格』から心に響いた言葉をシェア。

確かに、日本国憲法には「勤労」について上のように書いていますよね。
私たちはみんな義務教育(=中学校)でしっかりと学習して、頭に叩き込んだはずです。

・・・ですが、忘れてしまっていたのではないでしょうか。
勤労は「権利」でもあるという部分を。

言葉の持つ力というのは本当に偉大です。
対象はただひとつ同じモノでも表現を変えたり付け加えたりするだけで印象がガラリと変わってしまいます。

私はみんな仕事をしています。毎日会社へ行きます。
これを「行かなければならない」というように考えてしまうのは、勤労=義務と、そちらにばかりフォーカスしてしまっていたからかもしれません。

もし、仕事がつらくなったとき、日常の忙しさにあたふたして心に余裕がなくなりかけたとき、たっくさん遊んだ日曜日が明けた月曜日の朝に、この言葉を思い出してみてください。

勤労は「権利」なのです。そう考えると、なんだかやる気が湧いてきますよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

一流の品格、三流どまりの品格一流の品格、三流どまりの品格
著者:山崎 武也
販売元:ゴマブックス株式会社
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