よろこびのうた』(ウチヤマユージ)
北陸の勝野市、田園地帯の集落で火葬場から老夫婦の焼死体が見つかり、警察は老々介護の末の心中と結論付ける。

事件から半年後、東京で週刊誌記者をしている伊能は、取材のため勝野市を訪れる。
しかし近隣住民の口は重く、伊能は難航する取材の中で「雑貨屋の駐車場に残る濃いタイヤ痕」、「焼死した夫婦が事件の半年前に車を買い替えたこと」、「挙動不審な小学生」という3つの“不自然”に気付く。

それは事件の深淵へ至る、第一歩であった——。 

2月に連載開始した時、1話を読んで記事を書いていました。
最後まで読んでいなかったので、今回やっと単行本で最後まで読みました。

巻末の作者コメントに、この作品の元ネタとなった事件があったと書かれていました。
2005年、老々介護の老夫婦が心中した福井火葬場心中事件のようです。
クラシック音楽を流しながら火葬場に入っていくなどはマンガの中でもそのまま。

作品の中では、夫が心臓病で老い先短いことから心中を決意、
妻が(首吊りで)汚すのを嫌がったことから、火葬場での心中を選びます。
発見された時には2人は焼かれて骨のみ。迷惑をかけない点では完璧です。

単行本の表紙カバーは火葬場に入った二人で、カバーを取ったら…という装丁。
作品には虐待や事件なども盛り込んでいますが、やはりこの心中そのものの
インパクトが大きいですね。事実は小説よりも奇なり。

よろこびのうた

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