強くなるならルールが必要だ
クロニクル
クロニクル
【作品紹介】
[邦題] クロニクル
[原題] CHRONICLE
[製作年] 2012
[製作国] アメリカ
[時間] 84分
[ジャンル] SF・アクション

【STAFF】
[監督] ジョシュ・トランク
[脚本] マックス・ランディス
[製作] ジョン・デイビス アダム・シュローダー
[撮影] マシュー・ジェンセン
[音楽] アンドレア・フォン・フォースター

【CAST】
デイン・デハーン(アンドリュー・デトマー)
アレックス・ラッセル(マット・ギャリティー)
マイケル・B・ジョーダン(スティーブ・モンゴメリー)
マイケル・ケリー(リチャード・デトマー)

【PRODUCT DETAILS】
[メディア] Blu-ray
[リージョンコード] リージョンA
[付属品] 本編DISC 1枚
[販売元] 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント
[発売日] 2014/6/18
[定価] ¥1,905(税抜)
[状態] 新品・未開封(10 / 10)

【STORY】
平凡で退屈な日常生活を送る3人の高校生のアンドリュー、マット、スティーブは、ある日特殊な能力を手に入れる。手を触れずに女の子のスカートをめくったり、雲の上でアメフトをしたり。3人の退屈な日常は刺激的な日々へと一変する。しかし、そんなある時、後ろから煽ってきた車に苛立った。アンドリューが能力を使って事故を起こさせたことから、3人は次第に自らの能力に翻弄され始め、事態は予期せぬ方向へと向かう・・・。
 


【IMPRESSION】
この映画はまさにハリウッド実写版の『AKIRA』だ!アル中でDVの父に病床に伏せる母、学校では誰からも相手にされずいじめられと鬱屈し居場所のないアンドリューが超能力を手に入れ、暴走していく様は鉄雄そのもの。同じ陰キャラのtakeもその気持ちがよく分かるぞ!

本作は、アンドリューのビデオカメラを通して、時には防犯カメラや報道カメラなどアンドリュー以外のカメラ映像も加えながら全編POV風いわゆるモキュメンタリー方式でストーリーが展開していきます。POV方式では、臨場感や緊張感があり同じ世界観を共有しているような感じがして観ていて面白いのだけど、急に暗転や映像の乱れがあったりと状況がわかりにくかったり見にくかったりするのが難点かな。正直、ラストバトルまでPOVにこだわらなくてもよかったのかなと思います。シンプルに超能力バトルが観たかったな。

低予算映画ながら最後まで面白く観ることができました。ただ、超能力の描写については、当時のCG技術では凄かったのかもしれないけど、今となってはアベンジャーズなんかを観てしまうとCG描写もしょぼく見えてしまいます。特に、空中浮遊する場面ではもろにワイヤーで吊り下げられているように見えてしまう映像処理に興ざめしてしまいました。(※ただ、初めてアンドリューたちが空中浮遊するぎこちなさとしての演出であれば納得かも)

他にも気になった点がチラホラ
①アンドリューたちが超能力に目覚めるきっかけとなった謎の物体は一体何だったのか?どうしてあの穴の中に存在していたのか。その後、どうして穴がふさがってしまったのか。そして、謎の物体の行方は?
②謎の物体に触れ意識を失った少年たちがどうやって無事に地上に戻れたのか。そして、アンドリューたちがどうして超能力を身につけたことに気づいたのか。
➂アンドリューとマットとのラストバトルの後、あれほどの騒ぎを一体どうやって収束させたのか。マットの恋人ケイシーは死んだの?もし死んだとしたら悲惨すぎる(´;ω;`)ウゥゥ
まあ、気になる点や謎な部分が多々あるのだけど、それでも十分に楽しめる作品でした。

主役はアンドリューでいいんだよね。でも、ラストを観るとマットなのかもしれない。いや、やっぱり主役はアンドリューだな。主役なのにジャケットではピンクの帯に隠れてしまい見えないよ。あ~ストーリーだけでなくパッケージの扱いまで不憫すぎるよ、アンドリュー( ノД`)シクシク…
クロニクル
クロニクル2
【ストーリー】 6 ★★★★★★☆☆☆☆
【パッケージ】 3 ★★★☆☆☆☆☆☆☆
【オススメ度】 6 ★★★★★★☆☆☆☆


【私的評価】 70 / 100
クロニクル
〘Collector's Choice〙Ⓑ
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