タイトルの通り、WUGちゃんの舞台見てきました。22日13:00公演の回。

素晴らしい。
名作。
これが一週間足らずしか上演されないなんて惜しい。惜しすぎる。
再演でも続編でも何でもやってくれたら絶対行きます。
2017年始まったばっかりにこんな舞台見せられて、実に幸先がいいわ。

ストーリーはほぼ1st劇場版の流れに沿ったもので
オーディションに6人が集まり、最後にまゆしぃが加わり、勾当台公園での最初のライブまで。
(劇中では勾当台と特定されてませんけど)
アイドルー青春モノという王道ストーリー。
そこに生身の人が演じるがゆえにアニメ以上に演技を見ていろんな解釈もできる。
そこにi-1clubのドラマや新曲、ステージならではのアドリブを入れて飽きない3時間。
アドリブや大田組と一緒になってのコールも楽しく、最後にはフィナーレもといライブまであるし。
WUGのみならず、声優アイドルあるいは2・5次元演劇史上に残る一作と確信する。


演出・音楽
演出とか舞台構成の話をば。

客席に入るとまず聞こえるのが、
WUGメンバーが毎回日替わりで担当しているだろう開演アナウンス、
この回はななみん(久海菜々美/山下七海)。
そして普通のライブと違ってほぼ定刻通りの開演。
が、すぐに芝居が始まるんじゃなく、大田組3人が客席から出て、
公演の前口上があったり、お馴染み「Wake Up,Girls!」のコールしたり。
事前情報では出演者にクレジットされてなかった、大田組の3名の役者さん(鈴木ハルニさん、本間健大さん、増留壮一朗さん)。
この開演前とライブ前の前説、中盤にストーリーテラー的に登場して客席を笑わせて煽ってくれるんですが、
芝居の本筋には全く絡んでないんですね。どっちかっつーと我々観客とWUGナーの代弁者という立場。
いや大田青年、WUGナーの象徴的存在だし出るの全然ありですけど、あくまで芝居の中のキャラクターとして出るものとばかり思ってまして、この立ち位置は新鮮だ。


さて舞台の方ですけど、
基本的の盆もセリもない、大きな転換はできないステージなんですが、
舞台中ほどに階段をしつらえて高いステージをつくり、
その奥にさらに階段を作ってステージにするという三層構造で、
これと客席をうまく使って、空間・時間の広がりを表現する演出になってました。

劇冒頭に「タチアガレ!」がかかってまずWUGが踊り切ったあと一旦はけ、丹下社長や松田が登場、
そしてステージ平場と中段にピンスポットを浴びながらi-1メンバーが登場、最後に上段センターに大坪氏が出てきて全員勢ぞろいの演出とことかテンション高ぶります。

また芝居進んでWUGのオーディションが終わった後、
場面変わって練習を続けるi-1が「シャツとブラウス」を踊る場面で、
後方上段でWUGの6人が1人ずつオーディションの合格通知を受け取ってる演出もなかなか粋だし、
練習する6人をまゆしぃが上段から見つめ、それを1人残ったかやたんが見つける伏線の演出も巧みだ。
もちろんクライマックス、ステージ上段で東京ドームライブに臨むi-1と、公園での(この時点で最初で最後になるかもしれない)ライブに向かうWUGの対比もお見事。

音楽は基本、WUG/i-1曲も含めてアニメ劇伴の引用だったと思いますが、
その中でWUGに「ゆき模様 恋の模様」(作曲広川さん)、i-1に「knock out!」(作曲田中さん)っちゅー新曲2曲を書き下ろし、
特にknock out!が「ジェラ」ばりの煽情的でグルーヴィーな打ち込み曲で優勝モノなんです。

んでひそかに注目してたライブパートは、
ライブの後暗転挟んで照明ON→大田組の前説があってライブスタート。
ゆき模様 恋の模様→Knock out(i-1)、Beyond the Bottom→極上スマイルで終演という流れでした。
BtBのとこが公演ごとに違う曲でのライブ。
や、芝居の制服のままWUG登場でライブ始まった時はi-1出て来ないんじゃとヒヤっとしましたけど、
Knock outを二度も聴かせてくれてありがとうございます。さらにBtB極スマと計4曲もかけてくれて。
それにBtBの衣装、首飾りと髪飾りがキラキラで華やかでフィナーレを飾るにぴったりだし。

普通の芝居なら、芝居終われば最後はカーテンコールして終演。
しかしWUGらしく最後ライブで締めてくれたこの構成が、宝塚の公演パターンにマッチしてたせいもあって
筆者文字通りストマックホールドされてしまった。


◆アドリブ全開
ガチガチの形式ばったミュージカルとかじゃないので、アドリブに客席イジリが結構多くて楽しいです。
いっちばん笑えるのはやっぱ、まゆしぃ以外6人の、アドリブ全開のオーディションの場面。
この芝居、アニメで松田がメンバーをスカウトするとこ全部切って、オーディションとWUG結成という展開にしてるから、
あいちゃん(永野愛理)とまゆしぃ(吉岡茉佑)を除けばメンバーのちゃんとした個性のアピールタイム、
見せ場ってオーディション前後が一番なんです。

自分が見た22日13:00の回は、
・「いつも何度でも」を歌い(前日に千と千尋をTVで放映していた)、さらにCANCANのモデルの真似をしてポージングを披露しようとするも噛んでリテイクとなったよっぴー(青山吉能)

・歌の実演を(もとのアニメ通り)ワンフレーズで切られるみにゃみ(田中美海)(多分他の子みたいにもっとアドリブしたかっただろうな)

・アニメの菜々美と違って180度開脚ができずしまいに「命」のギャグで誤魔化すななみん

・みゆちゃん(高木美佑)は一番キャラらしくまとめたというか、(途中噛みかけたものの)メイド喫茶店員としての口上とシャツとブラウスを完璧に演じ切る。
(正直ここで「太陽曰く燃えよカオス」を期待してた。ついでにこの時、後方であいちゃんは藍里(と永野愛理本人の)のミーハーな性格丸出しでロマンスまで打ってるのに対し、その隣であくまで夏夜らしく無表情を貫くかやたんが対照的でおもしろい)

・童謡を歌う→ちょうちょを(ぼそぼそと)歌うはずが客席を煽り始め本気の歌い方になるあいちゃん(おどおどした藍里はどこいった)

・かやたん(奥野香耶)はラーメン屋でバイトしていた→社長からラーメンを作れと振られ、他の6人も巻き込んでエア湯切りの実演。なお麺は客席まで飛んでいった模様。

とか。
こんな風に楽屋ネタメタネタ全開で、田中さん@丹下社長から「あなたたち今日初めて会う設定なんだから!」の突っ込みが飛ぶ始末。(いやそういうあなたも加担してたでしょーがw)
リピート観劇してたらもっといろんなネタで楽しめたわ。