京都秘封探訪

「秘封倶楽部」を中心とした、東方Project関連の覚え書き。

2016年01月

秘封倶楽部オンリー撮影会:「秘封倶楽部の隠れ家」

 2016年も10日を過ぎ。暖かい冬の日が続いていたかと思いきや、日本列島が突然の雪に見舞われるとの予報が出ております。京都は、まだ今冬は雪が積もりませんが、さてどうなるでしょうか。

 今回は、以前から少しずつ告知させて頂いている「秘封倶楽部オンリー撮影会」のウェブサイトならびにツイッターのアカウントを開設致しましたので、そのお知らせでございます。

 2016年10月29日に予定している秘封倶楽部オンリー撮影会。タイトルは「秘封倶楽部の隠れ家」です!

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イベント名 :秘封倶楽部の隠れ家

ウェブサイト:http://rspkyoto.webcrow.jp/index.html
ツイッター :kakurega_hifu


 ウェブサイトの方には、イベントにおける開催概要や注意事項などが記載されています。興味がお有りの方は御一読の方を願えればと思います。両項目とも、まだまだ何かと不備等が多かろうかと存じますが、まずはどうぞ目をお通しください。

 また、ツイッターの方では情報の告知はもちろん。上記の開催概要や注意事項等が変更があった場合の速報。また、スタジオでの作例なども公開して行こうと思っておりますので、もしよろしければフォロー下さいませ。

 なお、イベントの申し込みについては、まだ始まっておりません。申し込み開始は、2月から3月頃からを予定しております。まだまだ期間はございますので、どうぞ御検討頂ければと存じます。申し込みの開始日が決まりましたら、おそらくツイッターの方で告知させて頂くこととなるかと思います。
 

 では、はなはだ簡単ながら、以上におきまして、どうぞよろしくお願い申し上げます。 

コミックマーケット89 2日目(2015/12/30)

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 2015年12月30日の水曜日。この日は第89回となるコミックマーケットの2日目が、東京は有明の東京ビッグサイトで開催されたので参加して参りました。2015年の冬コミは12月29日から31日までの3日間開催で、28日が前日の設営日となります。なお、2014年は大晦日を外して28~30日開催でした。そしてコミケは……2015年が40周年だそうで……言わずと知れた日本最大、いや世界最大級となる同人誌即売会でございます。

 コミケへは何年か前から参加はしていましたし、お知り合いのサークルのお手伝いという形でサークル入場したことも何度かあったのですが……自分が自分のサークルでコミケへサークル参加するというのは初めてのことでございました。

 冬コミの申し込み時期は大変に早く、C89の場合はもう8月11日からオンライン上での申し込み受付が開始され、8月20日には決済が締め切られるという感じでございました。なので自分の場合は、2015年の夏コミで申込書セットを購入して、夏コミから帰って来た8月17日の早朝に申し込みをするという、かなりバタバタした中での申し込みでありました。

 そして10月30日には当落が発表となり(当選率は8割ぐらいだそうで)、11月6日には当選に関連する書類が送付されて来たという感じでございました。

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 こちらが当選に関連する書類の一式になります。青封筒に、サークル入場証が3枚、参加登録カードが1枚、会場内の地図、広報誌であるコミケットアピールが封入されています。

 サークル入場証は3枚セットがデフォルト(搬入の多い壁やシャッターなどの大手は増やせるようですが、ちょっとよく分かりません)。参加登録カードは記入捺印の上で当日提出という感じになります。ちなみにサークル入場証は当日の入場の際に回収となります。

 ……それからバタバタと日は過ぎて。遂に年末がやって参りました。

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 12月29日の午前10時頃、京都駅へ。京都は驚くぐらいの快晴でございました。ここしばらくは雨が降ったり止んだりで安定しない天気だったのですが、見事なコミケ日和でございます。

 京都駅へ到着後、近くの牛丼店で早めの昼食を食べることに。この時間帯、京都駅周辺で食事の出来る場所は意外なまでに少ないのです……。11時開店が多くて……これぐらいしか選択肢がないのです。そして食事を終えると、京都駅前の高速バス乗り場へ向かい、午前11時30分、東京へ向けて出発です。

 京都駅から烏丸通り。五条通を東へ向かって東海道国道一号線。山科を経由して京都東インターから名神高速に乗り、草津からは新名神。その後、東名阪、伊勢湾岸、東名高速、首都高速を経て、一路東京駅へ――

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 所要時間は8時間弱。午後7時過ぎには東京駅の日本橋口へ到着です。いつも年末は高速道路が混んで到着が遅れたりするのですが、今回は軽い事故渋滞が一箇所あったぐらいで、驚くほどにスムーズな道のりでございました。

 しかし、それにしても東京はやはり暖かいですね……。空気が京都とは全く違います。気温も、おそらく京都よりは数度は違うと思いますし、何より湿度が京都よりもずっと高い感じで、とても柔らかな肌触りの空気なのです。参考までに、先日、京都府下が最低気温-3度だった日は、東京の最低気温は2度とかそういった感じでございました。

 その後、秋葉原で晩御飯を食べ(秋葉原駅のエスカレーターで、蓮子帽を被った方とすれ違ったり)、東京で一泊。そしていよいよ2日目の当日がやって参ります。

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 午前6時に宿を出て、新木場にてJR京葉線からりんかい線へと乗り換えて、国際展示場前駅へ。午前7時ちょうど頃に東京ビッグサイトへ到着です!

 右手にパナソニックセンターとTFT、左手にワシントンホテルを従えるイーストプロムナード。そこには、まだまだ会場まで3時間はあるというのに人という人で溢れ返っています。この場所は午前9時ぐらいともなると、もはや身動きもまともに取れないぐらいに人で埋め尽くされたりも致します。今、見えているのは西館方面へ向かう方々の待機列ですね。今回の西は、企業ブースや東方Project、鉄道メカミリタリーなどでございます。

 確か東方Projectが西館に配置されるのは9年ぶりぐらいだったかと思います。この日は東方・艦これ・刀剣乱舞と、コミケの最大勢力3つが一堂に会する日でございまして……。これまでなら東方と艦これは、東館に集約されていたのですが、2020年の東京オリンピックを視野に入れた東京ビッグサイトの改修工事の影響もあって、かなり変則的なサークル配置となっています。

 ……なお。待機列では早くも3人ほど、蓮子帽を被った方をお見かけ致しました(笑)。

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 待機列の横をすり抜けて、西館方面へと向かいます。これが、かの有名な逆三角形ですね。この中身は会議場になっていたかと思います。「フルメタルパニック!」では対ベヘモス戦で、「ゴジラvsデストロイア」でも対デストロイア戦で登場してましたね。

 そして、この逆三角形の下部にサークル入場口がありまして、そこからの入場となるわけです。

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 午前7時15分頃の、サークル入場口近辺。サークル入場は午前7時30分頃からなのですが、既にサークル入場が開始されていました。

 今回は、サークル主である慧と、売り子をして下さる京都のコスプレイヤーのシキさん。そして、大分から来られた、ゆーさくさんの三人でのサークル入場となります。

 着替えがあるコスプレイヤーのシキさんにチケットを渡して先行させた後、慧はゆーさくさんと合流。この場所の一つ下のフロアである、バス停・タクシー乗り場の所に設けられたサークル入場口Cからの入場となりました。

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 サークル入場口Cからの入場し、そのまま少しまっすぐ歩けば、西館へと到着。そしてここがアトリウムと呼ばれる場所となります。真四角のホールがありまして、右手に西2ホール、左手に1ホール。4階には西3・4があり、企業ブースが設置されています。

 右手に写る長大なエスカレーター……昔はこのエスカレーターがワンフェスの時に参加者の重みで逆回転する事故が起きたとか、そういうのがありましたね……と、そんなことはさて置いて、自分のサークルスペースのある西2方面へと向かいます。

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 開場まで残り2時間少しとなった西2ホール方面。もう早くも皆さん、自スペースの設営に追われておられます。設営してたら1時間半ぐらいはあっと言う間に過ぎてしまいますからね……

 そして、あの奥の「こ」と書かれた柱のあたりが秘封倶楽部の島となります。自分のスペースである「こ-28a」へ到着すると、既にお隣で準備を始められていた「ロマンチックメロウ」さんに御挨拶して、「京都秘封探訪」も、慧とゆーさくさんとで設営開始です。

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 設営開始前のサークルスペースの様子がこちらでございます。ご覧の通り、山のようにチラシというチラシが積まれておりまして……まずはこれを片付ける所から始めないといけないのでございます。

 どんな即売会でもチラシは積まれているのですが、世界最大の同人誌即売会ともなるコミックマーケットは、そのチラシの量がハンパないのですよね……片付けて持ち運ぶのも一苦労。そして上手い具合に「とらのあな/真空管ドールズ」が紙袋タイプのチラシ(?)を置いておいて下さっていたので、そこにじゃんじゃかチラシを押し込みます。ありたがやありがたや……

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 後日、上のチラシの中から東方Projectのものだけを抽出すると、このような感じになりました……。東方だけでも、かなりの数がありますね……。これらにプラスして、印刷所や他ジャンルの即売会などのチラシが置かれていたりするわけでございます。

 これらのチラシは前日のイベント終了後に、各イベント・企業の主催の方や広報の方が、自ジャンルやそれに近い島へと向けて一生懸命配って歩いているとのことだそうで……京都の八雲幻想祭の主催の方も、毎年これを配る人員の募集をされていたりしますね。お疲れ様でした……

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 チラシを片付けて、パイプ椅子二脚を床に降ろすと、ようやく設営が開始できます……。机の下に置かれた段ボールをよいしょっと机の上へと移動させます。

 コミケへの荷物の搬入は色々あるのですが……今回は印刷所様が「直接搬入」して下さいました。つまり、印刷所からトラックでビッグサイトへ乗りつけて、それぞれのスペースまで頒布物を配達して下さる感じですね。ありがとうございました。

 段ボールを開封し、まずは検品。内容物の確認です。

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 こちらが、今回の頒布物である「黎明の物語」でございます。2015年10月12日の「第五回 科学世紀のカフェテラス」での新刊なのですが、ありがたいことに京都で全て完売と相成りましたので、再販させて頂くこととなりました。文章は慧、そしてイラストはサークル「春日野企画」の春日野トバリ先生によるものでございます。

 段ボールを開封して、冊数を確認。その後、荷物から敷き布を取りだして机に広げ、サークルのネームプレートと、価格のプレート。無料配布する写真を並べ……まずは設営の第一段階が終わりました。

 さらにしばらくすると、コスプレイヤーのシキさんが着替えを終えて出てこられまして。シキさんはシキさんで手作りのグッズを頒布されるということで、そちらも一緒に並べます。そして8時30分頃、設営が完了です。

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 今回の頒布物は、小説「黎明の物語」。無料配布の京都の風景写真が4種類。シキさんのポストカード&バッジのセット、手作りバレッタ、キーホルダー2種……となかなかのラインナップでございました。

 ですが、全ての準備が完了したわけではございません。まだまだ事務手続きは続きます。

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 まずは見本誌票を、頒布する本の裏側に貼り付けて(↑の写真は貼る場所を間違えてます。これの左側に貼るんですね。貼りなおしました)、サークル参加登録カードに署名捺印して……。それを回収に来て下さったスタッフの方に渡して確認を受けて、ようやく全ての手続きが完了です!

 なんだかんだでもう9時近くでしたかね……やれやれ、ようやく一息でございます……

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 こちらが、今回の売り子をして下さる、コスプレイヤーのシキさん。ツイッターの方ではおなじみの方ですね。今回は、御自身の頒布物に合わせて稗田阿求のコスでいらっしゃいました。

 そして、全ての手続きが終わったので、シキ阿求をお使いに出すことに。西アトリウムにある準備会の販売スペースへと、次回のコミケの申込書セットを買いに行って頂きました。方向音痴に定評のあるシキさん。それを矯正する為の訓練も兼ねております。はい、ちゃんと帰って来れました。

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 次回の夏コミであるC90の申込書セット。次回は8月12日~14日の日程で行われることになるそうです。なお、コミケの申し込みには、必ずこの申込書セットが必要となります。分かりやすく言うと、申し込みに必要なプロダクトキーみたいなものが記されているのでございます。お値段は1000円。

 コミケの申し込みには。この申込書セットが1000円、申し込み代金が8000円、そしてオンラインの場合はサークルドットエムエスのシステム料が1100円で……合計10100円が必要となって来ます。


 設営が終わり、見本誌と登録カードの提出も終わり、次回の申込書セットも手に入れて。ようやく開場前のミッションが全て終了です。やれやれ……。ここでようやく、開場までの間に少しゆっくり会場内を見て周ることが出来ます。皆で交代しながら会場内の偵察へ行ったりトイレへ行ったり、慧も少し会場内を周って参りました。

 ……で、遠征から戻って来たらですね……シキさんが「挨拶に来た人がいたので、新刊交換しておいた」と、こんなものを差し出して来まして……

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 !?!?!?!?!?

 そ……そんな……なんでこれがウチのスペースに!?そうです……サークル「京都幻想劇団」さんの新刊DVDである東方二次創作同人アニメ「秘封活動記録 -月-」でございます。秘封倶楽部で30分アニメを製作したという大作ですよ……

 え、嘘!?なんで!?どうしてウチみたいな弱小サークルに京都幻想劇団さんが!?え!?え!?と大慌ての大驚きでございました(汗)ありがとうございました!


 その後はしばらくサークルに待機してまして……。あっ、今通りがかったのRFさんだ。目と目で御挨拶。

 ちなみに館内は、ちょっと蒸し暑かったです……がシャッターが開いてからは冷たい風が吹き込んで、今度は寒くなってきたり。あと埃っぽくて乾燥もしてて、喉が痛い……。西アトリウムの自販機で水を買って来て喉を潤したりしてました。なお、この時間帯になると、待機列の移動が行われてたいたようで、西アトリウムは一般参加者の方でごった返していたそうです。

 そして、時間はあっと言う間に過ぎまして……遂にやって来ました午前10時00分、流れるアナウンス、響き渡る盛大な拍手と共にコミックマーケット89 2日目が開場です!

 開場はしたものの、ビッグサイトは広いので……一般参加の方が入ってこられるまでにはタイムラグがありまして。そのラグを利用して、一瞬だけお買い物。そう、戦術目標はお隣のお隣のお隣のサークルさんでございます。

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 「ゐた・せくすありす」さんと「鏡花風月」さんの、プロット交換合同。「ジムノペディが終わらない/幻想で逢いたい」でございます。鏡花風月の和紀さんから(東京の秘封喫茶劇場の主催の方でもありますね)、「一番最初の購入者です」とのお言葉を頂きました(笑) 


 そして自分のスペースに戻った後、本格的にサークルを回します。今回は初めてのコミケで……しかも再販ということだったので、どれぐらい本が売れるか……というのが不安だったのですが、想定の範囲内のペースで本は売れて行きました。

 いつも通り、自分がお金を受け取って、シキさんが本をお渡しする。ゆーさくさんはバックアップ……という感じですね。会場は違えど、三人とも幾度となくこなしたスタイルなので問題も滞りもなくサークル内でのタスクをこなすことができました。

 やがて10時55分頃。全ての小説が無くなりました!完売です!皆さん、ありがとうございました!

 頒布中、大勢の方が御挨拶に来て下さいまして……。科学世紀のカフェテラスの代表の久樹輝幸さんや、文々。新聞友の会の代表の水越柚也さん……。他にもツイッターでお世話になっている方々が、お名前を申し出て下さった方だけでも20人は来て下さいました。そして、皆さんと実際にお会いして色々とお話する時間は本当に楽しい一時で……決してお金には換えがたい、ありがたい瞬間でございました。重ねて、重ねてありがとうございました!

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 その後、ゆーさくさんやシキさんと、これまた交代でそれぞれが買い物に出たり。お昼になって、ゆーさくさんが三人分のケバブを買いに来てくださったり。ゴミ類を西アトリウムへと捨てに行ったりとあれこれしてておりまして、時間は13時近く。その時の状況が、こんな感じでございます。

 小説は完売。シキさんのグッズもほぼ完売でスペースと時間にも余裕が出来たので……慧はタブレットPCで京都の風景写真をスライドショーで流したり。シキさんは余った紙でシキ氏の色紙的なものを描いたりしておりました。なお、おの色紙(?)は紛失王子さんが引き取って下さいましてありがとうございました……!また、シキさんは他にもスケブをあれこれ描いておられましたね……

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 そして13時15分頃には、無事に全ての頒布物が終了致しました。こうして今回も完売札を出せたこと。聖地とも言える東京ビッグサイトで、こういった結果を頂けたことは、どれだけ感謝しても感謝しきれません。本当にありがとうございました!

 完売後も、色んな方々が何度も何度もおいで下さいまして。その度に皆さんと、慧・シキさん・ゆーさくさんも含めて大笑いしながら色んなお話に花を咲かせておりました。普段はお会いできない人たちと、こうして実際に会って交流できるということ……これこそ即売会の醍醐味ですね……!コミケは開催時間も長い上、来られる人たちの数も他の即売会とは段違いなので、色々な方々とお話できる時間も回数も本当に長く多く取ることが出来て、楽しく愉快で痛快でございました!

 しかし秘封が好きな方は、みんなスタイルもマスクも、服装や小物のコーディネートも、そして立ち居振る舞いも本当にセンスが良くてカッコいい方ばかりですよ……!

 また、今年の秋に予定している「秘封オンリー撮影会」についても「楽しみにしてます!」と仰って下さる方々も何人か来て下さいまして……ありがたい限りでございます。秘封オンリー撮影会については、1月の中旬頃から、きちんとツイッターとウェブサイトを公開して告知していく予定ですので、どうぞよろしくお願い致します!


 もちろん、多くの方々との交流以外にも自身の買い物も行って参りました。その戦渦……もとい戦果を少しだけ……

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 新刊交換という形での頂き物ですが「京都幻想劇団」様の「秘封活動記録 ―月―」。中国のサークルである京都幻想劇団さんが製作された、30分アニメのDVDでございます。

 秘封倶楽部の「大空魔術」。そして「東方永夜抄」をテーマにしたアニメーションでございまして、前々よりネット上で大きな話題になっている作品です。

 早速、帰宅してから観てみましたが……アニメーションとしての作り込みはもちろんのこと。劇中に登場する京都の街並みや小ネタなど……本当に京都という街を実際によく取材して、よく調査されているなと感じました。しかも、ここ一ヶ月ぐらいの京都の最新ネタまでが盛り込まれているという……。また、このアニメの街並みの描写などは、三条木屋町周辺がモチーフになってる感じですね。

 後日、少しだけ京都幻想劇団さんの監督の方からお話を聞くことも出来たのですが……実際に訪れたという場所の数は三桁にものぼっているそうで……驚くばかりです。恥ずかしながら、おそらく日本の京都府に住んでいる自分よりも、ずっと京都を巡っておられると思います(汗) 

 「東方ファンの中でも、特に秘封ファンは濃い」とはよく言われますが、それは日本だけでなく、海外でも同じですね……その作品への愛と情熱には脱帽するばかりでございます……!

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 こちらは「科学世紀のカフェテラス」の主催こと久樹輝幸さんのサークル「久幸繙文」さん発行の同人誌。「男性向け同人誌即売会 事前事務進行事例集 ver1.0」でございます。

 あまり一般には知られることのない「同人誌即売会が出来るまで」の裏側に焦点を当てた同人誌で、全体のスケジューリングや、広報告知、人員物品の手配、必要なソフトウェアやハードウェア、サークルの募集や、サークルの配置分類、参加案内やカタログ、事前の準備や当日の設営、事後処理など……ノウハウや注意点はもちろんのこと、具体的なイベント名や具体的な数字、品名を挙げながら、詳細に、かつ分かりやすく全体の事務的な流れが纏め上げられています。

 膨大な作業、無数の工数を整理整頓し、それをきちんと文面に起こして形にするのには非常に困難な作業であり、大変な労苦があったことだろうと思います。ですが、そこはさすがタスクの鬼と謳われる久樹さん。きっとこの本は、「これから新たに同人誌即売会を立ち上げてゆこう」と志す次代の若人たちの……ひいては同人誌即売会の未来に大きく貢献することだと思います。

 もちろん、まだまだ書き切れなかったことはあるのかもしれません……が、是非ともサークルの方々だけではなく、即売会へと一般参加されている方にも読んで頂きたい本でございます。

 ……ところで久樹さんって、今いくつ即売会の主催を兼任されてましたっけ……。「求代目の紅茶会」「科学世紀のカフェテラス」「幻想郷フォーラム」……あとは「東方名華祭」の共同代表もされてるんでしたっけ……。本当にお身体を大事になさってください……

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 そして、こちらも同じく久樹さんの同人誌ですね。「東方コミュニティ白書2015 速報版」でございます。毎年、久樹さんが発行されている本でございまして、東方Projectと、それを取り巻く商業・同人界隈における動向を数値データとして集計したものです。

 東方Projectの商業展開はもちろん、イラストや音楽、コスプレ、掲示板、SNSなど……その調査分析は非常に多岐に渡ります。今回、購入させて頂いて来たのは「速報版」なので、例年発行されているものの内容の、一部を抜粋した形になる……と言えば良いのでしょうか。

 しかし速報版とは言え、数え切れない程のグラフと表の数々に、膨大な量の分析コメントが添えられておりまして……いつもながらに、これだけのものを執筆するというタスク力はもちろん、その熱意には驚くやら溜息が出るやらでございます。あ、完成版も楽しみにしておりますね^^

 ……なお、この本を買いに行く際。わざわざ久樹さんがサークルスペースにおられるのを確認した後、シキ阿求をお使いに派遣するというお遊びをやってみたりしてました(笑)

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 こちらはサークル「ひよこ石」さんの、でねさんが執筆された「秘封星空探訪」。表紙はサークル「P-クラフト」さんの、えにさんの手によるものだそうでございます。

 蓮子とメリーの二人が、京都から星空を観る……というコンセプトの元。夜空に浮かぶ星々と、その観測方法、観測ポイントなどがストーリー仕立てで綴られています。

 もちろん、単なる物語風なのではなく。多くの観測写真や星座図が各所に挿入され、大変分かりやすく、そして実際の夜空をイメージし易い内容となっております。

 こちらの本、お昼過ぎに見かけた所、完売と相成っておりまして、おめでごうとざいます! 夕方頃、自分のスペースで、こちらを読んでいたら、ちょうどでねさんが目の前を通り過ぎていったので呼び止めて……

慧    「でねさん!でねさん!」
でねさん「?」
慧    スッ……(極上のゲス顔で「秘封星空探訪)を掲げる)
でねさん「貴様ァッ!」

 なんていうやりとりもあったり。


 完売後。三日目にサークル参加される予定で、前日入りされていた春日野トバリ先生もスペースにお出でくださりまして。ゆーさくさんと春日野先生にお願いして、サークルの番をお願いして、シキさんを連れてコスプレ広場にも行って参りました。

 コミケの主要コスプレ広場の多くは西館方面に集まっているので、西館にスペースがあると本当に広場へ行くのが便利です……

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 西館屋外展示場にて。シキさんの稗田阿求。この袖、見てあげてください。自分のイメージした通りの布が売ってなかったので、布を自分で染めたそうでございます。レイヤーの方は大変ですね……

 コスプレ広場は、西館屋外・西館屋上・有明西埠頭公園を周りましたが、今回は例年に比べて空いていたように思います。昨年ならば身動きがほとんど取れない程の混雑を見せていたのですが、今年は夏も冬もスペースに余裕がございました。

 とは言え、コスプレ登録されていた方については過去最高の数となっていたそうなので、どちらかと言えば、コスプレを撮る人、見る人が減ったという感じなのかもしれません。

 今回の冬2日目は17万人ということだそうで、やはり少し少なめな感じですね。もちろん、それでも十二分に多すぎると言えば多すぎる人の入りではあるのですが。


 コスプレ広場だけでなく、館内の様子も同様でした。いつもに比べると東方島は空いていて歩きやすい感じでございました。聞くところによると、艦これや刀剣乱舞が配置された東館も同様だったようです。去年の冬などは、こちらも、まともに歩けないほどの混雑を見せていたりしたのですが……

 その理由としては、絶対的な来場者の人数の少なさ(念の為に繰り返しますが、それでも多いのは多い)。そして、東方と艦これという、参加者層の被る二つのジャンルを西と東に分断したことによって、混雑が緩和されたというのがあるのかもしれません。

 一方で、サークル側のスペースは非常に狭く……島の内側は人ひとりがようやく移動できるかどうかというレベルでしか通路に余裕がありませんでした。これまで自分も幾度となくサークル入場して参りましたが、これだけ狭かったというのは初めてです。少なくとも東館では、全てのサークルの設置が完了して、一つのサークルに3名の人数がフルで入って荷物を置いたとしても、まだまだスペースに余裕はありました。

 おかげで。皆、島の内側への出入りや移動はもちろん。荷物の出し入れにも四苦八苦して……あまりゆっくりくつろぐことは出来ませんでしたね……。東館方面がどうだったのかは少し分かりませんが……


 そういうわけで最初から最後までバタバタしておりましたが、遂に迎えた16時。コミックマーケット89の2日目が終了となりました。皆さん、お疲れ様でした!

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  大分への飛行機の関係で、一足先に離脱するゆーさくさんと握手を交わし、机の上の物品を全て片付けて撤収準備。シキさんにも、閉場の少し前には更衣室へと向かって頂いています。この時間帯の更衣室は本当に混みますのでね……コスプレされたままのレイヤーさん達がずらりと並ぶ更衣室待機列は壮観ですよ。

 片づけを終えた後、やがてシキさんも着替えを終えてサークルスペースに戻って来まして。春日野先生と共に、皆さんからの頂いた差し入れをありがたく戴きながらコミケの余韻に浸ります……

 脳と神経と筋肉。全ての細胞と、そして心に甘物を補充した後、いよいよビッグサイトを後にします。西館からアトリウムを抜け、バス・タクシー乗り場方面へ。

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 ビッグサイトからの撤収ルートは色々とございます。りんかい線・ゆりかもめ・バス・タクシー・水上バス……16時過ぎはちょうどラッシュの時間帯でして、それぞれの混み具合を見極めながら撤収ルートを選択するという方針でございました。そして選ばれたのはバスでした。

 ビッグサイトへの行き帰りは、りんかい線やゆりかもめばかりが注目されがちですが、比較的穴場のルートがバスでございます。お値段も山手線沿線の駅まで210円と、非常にリーズナブルです。個人的には浜松町行きあたりがおすすめでしょうか(各停なので時間はかかりますが、本当に空いています。もちろん時間帯にもよるのはよりますが)。

 今回は東京駅行きの臨時増発の急行バスを選択。バス乗り場は大変な列ではありましたが、次から次へと続々とバスが送り込まれて来るので、ほとんど待たず並ばず乗ることが出来ました。おまけに座れましたし……

 東京駅到着後は、二駅離れた秋葉原へ。秋葉原では食事をしたりヨドバシカメラであれこれ観たり触ったりしたりで時間を潰しておりました。なお、マウス・キーボードコーナーのパソコンに凋叶棕さんの「うつつのゆめ」が入っていたのはどういうことなんですかねえ(汗)


 ……やがて時間は21時。京都へと帰る時間が近づいています。コミケから移動して来た人々で溢れる秋葉原の街を後にして東京駅へ。そして21時50分、関西方面行きの夜行バスが出発。翌日午前6時前には無事に京都駅へと帰りつきました。

 初のサークル参加でのコミックマーケット。とても忙しく、あまりに短い行程日程ではありましたが……とても密度の濃い、凝縮された時間を過ごすことが出来ました。コミックマーケットに通うようになって、はや何年か。晴れのコミケも雨のコミケも、そしてジェノサイドと謳われた灼熱のコミケも経験して参りましたが……その中でも最も楽しく充実した最高のコミケとなりました。

 コミケに関わる全ての方に最大の感謝を。そしてまた、ビッグサイトで逢いましょう……!

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同人サークル:京都秘封探訪です。秘封倶楽部を中心とした東方Projectのあれこれを書き綴っています。8/13のC90夏コミ2日目「l-04a(エル-04a)」にて秘封倶楽部の小説「開闢の物語」を再々販。新刊「月と星から考察する秘封倶楽部の年代」を頒布予定でございます。