お客様のRくんから「会社を辞めようと思う」という話をうかがった。


この不景気の中、とは思うけれど、真剣に将来の自分を見据えて行動を
起こすという事はとても素晴らしいことだ。

彼が目指すのはバーテンダー。


実は僕もサラリーマン経験があり会社を辞めてバーテンダーになった口である。
ただ僕の場合は、辞める時にバーテンダーを目指して辞めた訳ではなかったのだが・・・。

何かしら自分が属している場所から離れる行為、というものには体力と気力がいる。
僕はその力を得る為に自分に言い聞かせる言葉を何度も反芻した。

「やらないで後悔するより、やって後悔する方がいいに決まっている!」

その仕事を続けて10年20年後に
「あの時辞めておけば・・・」
という後悔と
「あの時会社を辞めないでいればよかった・・・」
という後悔。

同じ後悔なら後者を選ぼうって思ったのだった。どちらを選択しても後悔している状態の時には、選んだ選択肢は失敗だったと思うかもしれない・・・。

でも、行動を起こした、という点で後者の方が諦め具合がいくぶん軽いのではないか、という事も思ったような気がする。「俺は行動したんだ、だけど失敗した」


僕の場合、この10年間、後悔したことは無い。
いやいや、正確に言えばお店を開けるまでの一年間と開けてからの一年間は後悔と不安の連続した日々だった。
今は多くのお客様に支えられ心強く思っている。

『後悔』という想いと戦っている時が一番つらかった。



でも『後悔』する自分を乗り越えなければいけない。そんな乗り越える力を、酒は、バーは少しは提供できるかもしれない。
乗り越えた先には何が待っているのだろうね。

いつかRくんと同業者として語りたいです。
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