じんちゃんが生前墓を建てたのは
たまたま広告されてたお寺さんの
場所が意外と近かったから、という
のが一番の理由でした。
「ご宗旨に関わらずお受けします」
の触れ込みも気に入ったらしい。
父が逝って初めて長女と次女はその
お寺のご住職にお逢いしたのですが。
そこでお寺さんが禅宗であること、
住職と副住職とで葬儀を執り行って
下さるということ
副住職様(息子さん)は現在 大本山で
ある建長寺にお勤めで、実家で葬儀が
ある時だけ手伝いに帰っていらっしゃ
る事などを聞いたのです。
じんちゃんの告別式で
水墨画の掛け軸とか 村の昔話を集めた
本とか 色紙とか 希望者にそれぞれ持ち
帰ってもらったけど
「あ、いや。それはちょっと」
と誰もが尻込みしたのは四面の屏風で
した。
じんちゃんが個展用に製作したもので
普通の家では大き過ぎて使いきらん。
葬儀会場に開いて飾ってあったのを
ご住職が褒めて下さったので そうだ!
と思いついて
「良かったらこのお寺でお使い下さい
ませんか」
と押っつけ・・・もとい、納めさせて
頂いて。
ご住職から
「副住職に建長寺の、部外者が入れな
い場所などご案内させましょう」と
言って頂いたので 早速乗っかった長女
と次女夫婦なのでした。
じんちゃんの屏風が取り持ってくれて
実現した大本山建長寺見学。
じんちゃん菩提寺の副住職さんの特別
ガイド付き、という贅沢さであります。
建長寺にある【仏陀苦行像】。
ガンダーラ美術の至宝。
世界にたったひとつしかないレプリカ
は ご縁があって建長寺にやってきた
そうだ。
両側の巨大な壺は中国から寄進された
もので「富がこの壺に貯まりますよう
に」の意味があるんですって。
大きな壺の焼き物を旅館とかホテルな
どで見る事はあったけど その意味を初
めて知りました。
勤務の合間を縫ってご案内下さった
副住職様。
話してるうちにしばしば話は脱線し
だって長女と次女はオバちゃん越えて
オバァちゃんなので
「お幾つですか?あら ウチの長男と
この人(次女)の娘と同じ歳。辰年?」
などと踏み込んだ発言を。
ガンダーラの仏陀像の天井には辰年
生まれに嬉しい竜の絵が。
副住職様から禅の修行の話も伺い
「禅 という言葉は今や世界的ですね。
ZENはもう英語になっていますもの」
そこから
もうひとつの驚く偶然があったのです
が 長くなったので続きます。
「虎は死して皮を残し
じんちゃん死して建長寺見学を残す」
の感慨に浸った秋の日である。
ではまた。
すっとこ拝。
たまたま広告されてたお寺さんの
場所が意外と近かったから、という
のが一番の理由でした。
「ご宗旨に関わらずお受けします」
の触れ込みも気に入ったらしい。
父が逝って初めて長女と次女はその
お寺のご住職にお逢いしたのですが。
そこでお寺さんが禅宗であること、
住職と副住職とで葬儀を執り行って
下さるということ
副住職様(息子さん)は現在 大本山で
ある建長寺にお勤めで、実家で葬儀が
ある時だけ手伝いに帰っていらっしゃ
る事などを聞いたのです。
じんちゃんの告別式で
水墨画の掛け軸とか 村の昔話を集めた
本とか 色紙とか 希望者にそれぞれ持ち
帰ってもらったけど
「あ、いや。それはちょっと」
と誰もが尻込みしたのは四面の屏風で
した。
じんちゃんが個展用に製作したもので
普通の家では大き過ぎて使いきらん。
葬儀会場に開いて飾ってあったのを
ご住職が褒めて下さったので そうだ!
と思いついて
「良かったらこのお寺でお使い下さい
ませんか」
と押っつけ・・・もとい、納めさせて
頂いて。
ご住職から
「副住職に建長寺の、部外者が入れな
い場所などご案内させましょう」と
言って頂いたので 早速乗っかった長女
と次女夫婦なのでした。
じんちゃんの屏風が取り持ってくれて
実現した大本山建長寺見学。
じんちゃん菩提寺の副住職さんの特別
ガイド付き、という贅沢さであります。
建長寺にある【仏陀苦行像】。
ガンダーラ美術の至宝。
世界にたったひとつしかないレプリカ
は ご縁があって建長寺にやってきた
そうだ。
両側の巨大な壺は中国から寄進された
もので「富がこの壺に貯まりますよう
に」の意味があるんですって。
大きな壺の焼き物を旅館とかホテルな
どで見る事はあったけど その意味を初
めて知りました。
勤務の合間を縫ってご案内下さった
副住職様。
話してるうちにしばしば話は脱線し
だって長女と次女はオバちゃん越えて
オバァちゃんなので
「お幾つですか?あら ウチの長男と
この人(次女)の娘と同じ歳。辰年?」
などと踏み込んだ発言を。
ガンダーラの仏陀像の天井には辰年
生まれに嬉しい竜の絵が。
副住職様から禅の修行の話も伺い
「禅 という言葉は今や世界的ですね。
ZENはもう英語になっていますもの」
そこから
もうひとつの驚く偶然があったのです
が 長くなったので続きます。
「虎は死して皮を残し
じんちゃん死して建長寺見学を残す」
の感慨に浸った秋の日である。
ではまた。
すっとこ拝。