2008年04月

2008年04月30日

中国人詩人によるチベットへの想い <チベットの苦悩、わが恥>

39a34a1f.JPGダラムサラは最近、昼間は暑くて今日など短パンに上半身裸で机に座ってたのだが、
夕方から急に雷交じりの激しい嵐となった。そして停電だ。雷が鳴り始めると怖いから大本を切るんだとか?風でそうでなくとも危うい接触が切れるとか。


「代表部のHPに乗ってた中国人の若い詩人の文章、読みましたか?なんかアジア
の詩人の文章を読んだって感じでちょっと救われましたよ。」
と本人も詩人、絵描き、彫像家のM氏からメールが入りました。
私は読んでませんでした。
読んで確かに文章(翻訳ではあるが)にポエジーを感じました。
何より本人が中国人ということで、特別の意味があるうれしい文章と思いました。

この人間対動物の戦い、終わりは人間がすっかり食われるか自らも動物と化すか。
あるいは動物がまともな人間になるか。結局中国人が変わる(解放される)まではチベット人の解放はあり得ないであろう。それまでチベットが持つかどうか判らないが。
言論の自由がない国の人は本当に可哀そうだ。



少し長いのですが、以下に全文転載させて頂きます。


中国人詩人によるチベットへの想い

チベットの苦悩、わが恥

2008年3月21日 ブログ記事「西蔵:?的痛楚,我的耻辱」 より
http://www.tibethouse.jp/news_release/2008/080321_danhong.html

唐丹鴻 (タン・タンホン、1965年生まれ) は四川省成都出身の詩人で、ドキュメンタリー映画監督でもある。1990年よりチベットに関する数本のドキュメンタリー映画を製作した。3/21付けで以下のようなエッセイを執筆し、中国国外でホスティングされている自身のブログ上で公開した。以下は、China Digital Timesによる部分英訳 からの翻訳記事である。

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10年以上にわたって、私は頻繁にチベットに入って長期滞在し、旅をしたり仕事をしたりしてきた。そして、路上の若者から民芸職人、草原の遊牧民、山村の呪医、そして省当局の一般職員、ラサの露天商、僧侶、寺院の掃除人、アーティスト、作家に至るまで、ありとあらゆる種類のチベット人に出会ってきた。私が出会ったそのようなチベット人の中には、数十年前にはチベットは独自の政府と宗教指導者、通貨、軍隊を持った小さな一国家であったと率直に私に語る人もいれば、無力感で押し黙る人や、漢人の私との会話を避ける人、気まずい話題だとためらう人もいた。過去に何があったとしても、中国人とチベット人は相互交流の長い歴史を持ち、その関係は両者で注意深く保持されるべきだと考える人もいる。また、鉄道プロジェクトや「北京路」「江_路」「四川-チベット路」といった道路に憤慨する人もいれば喜んで受け入れる人もいる。漢人はチベットに巨額の資金を投じているがそれ以上に欲しいものを得ていると語る人、漢人は開発に資金投入しているが同時に破壊も行っており、漢人が破壊しているものは正に我々チベット人が大切にしているものなのだと語る人…。私がここで言いたいことは、このようにチベット人たちも様々であるにしても、彼らは共通のものを持っているということだ。それは彼ら独自の歴史観であり、深い信仰心なのである。

チベットを訪れたことのある者なら、チベット人のこのような信仰心を肌で感じ取ったはずだ。実際、多くの旅行者が衝撃を受けるほどなのだ。そういう信仰の態度はチベット人の歴史を通して持ち続けてきたもので、日常の生活に現れている。これは、信仰心もなく今や金銭を崇拝するだけの漢人と比べると、非常に異なる価値観である。この信仰心はチベット人が最も大切にするものだ。彼らはこの信仰心を宗教的人格としてのダライ・ラマに投影する。


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チベットを訪れたことのある者にとって、「よく見かけるチベットの光景」に違和感はないはずだ。ダライ・ラマを崇拝しないチベット人がいるだろうか。自分の所属する寺院にダライ・ラマの写真を掲げたがらないチベット人がいるだろうか。(我々漢人がかつて掲げさせられた毛沢東の肖像写真は政府によって印刷されたものだったが、ダライ・ラマの写真は外国からこっそり持ち込まれ、秘密裏に複写、拡大されるのだ)。ダライ・ラマを言葉で蔑みたいと思うチベット人がいるだろうか。ダライ・ラマに会いたくないチベット人がいるだろうか。ダライ・ラマにカター(儀礼用の白いスカーフ)を捧げたがらないチベット人がいるだろうか。

支配者が聞きたがる声のほかに、我々はチベット人の完全なる真実の声を聞いたことがあるだろうか。チベットを訪れたことのある漢人は、政府高官であろうが旅行者やビジネスマンであろうが、みなチベット人の真実の声を聞いたではないか。沈黙させられてはいてもそこかしこで響きわたる声を。

これが、チベット内のすべての寺院がダライ・ラマの写真を掲げることを禁じられている本当の理由なのだろうか。これが、すべての家を調べてダライ・ラマの写真を掲げる者を罰するためにあらゆる労働単位に役人を配置する理由なのだろうか。宗教的な祝日のたびに政府が信者を巡礼路で阻止する理由だろうか。公務員に対し自分の子どもたちをダラムサラで勉強させることを禁じ、これに反した場合は解雇され家屋も没収されるという政策の理由だろうか。微妙な時期にはいつも政府役人が寺院で会議を開いて僧侶に「党のリーダーシップを支持すること」や「分裂主義者のダライとは一切関係はないこと」を強制的に約束させる理由だろうか。これが、我々漢人が交渉の場につくことを拒否し常に非人間的な言葉を使ってダライ・ラマを侮辱する理由だろうか。結局のところ、これは「よく見かけるチベットの光景」を強調し、チベットの国民性のシンボルをより崇高なものにする、まさにその理由となっているのではないだろうか。


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我々漢人は、「独立」の要求を放棄して現在は「中道」を唱導するダライ・ラマと話し合いのテーブルにつき、誠意を持って彼と交渉して、彼を通して「安定」と「調和」をなぜ実現できないのだろうか。

それは両者の権力の差異が大きすぎるからだろう。我々は人も多過ぎ力も強過ぎる。我々漢人は武力と金、そして文化的破壊と精神的レイプ以外に「調和」を実現する術を知らないのだ。


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仏教を信仰する彼らは、因果と魂の輪廻転生を信ずるが故に、怒りと憎しみに対峙し、漢民族主義者たちが決して理解し得ない哲学を創り上げたのだ。私の友人である何人かのチベット人僧たちは寺院にいる「厄介者の僧侶」の類の僧侶にすぎないが、その彼らが私に「独立」についての彼らの見解を次のように説明してくれた。「実際、前世では私たちも漢民族だったかもしれず、来世で漢民族に生まれ変わるかもしれない。また、漢民族の中にも前世でチベット人だったり来世でチベット人として生まれたりするかもしれない。外国人も中国人も、男も女も、恋人も敵も、魂の世界では終わることなく輪廻する。輪が廻るかのように状態が生じて滅する。したがって独立を求める必要があるのだろうか」と。 この種の宗教、この種の信者のことをコントロールしやすいと誰が考えられるだろうか。ここにパラドックスがある。彼らに独立の望みを諦めてほしいと思うなら、彼らの宗教を尊重して保護するべきなのだ。


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最近、私はチベットに関するオンライン・フォーラム上で過激なチベット人による投稿をいくつか読んだ。いずれの投稿も大体は次のように言っている。「我々は仏教を信じないしカルマ(業)も信じないが、チベット人であることを忘れてはいない。我々の祖国を忘れてはいない。今、我々はあなた方、漢人の信念、すなわち"権力は銃身から生まれる"という考えを信じている。あなた方漢人はなぜチベットにやって来たのか。チベットはチベット人のものだ。チベットから出て行け!」

もちろん、これらの投稿の背景には、漢人「愛国主義者」からの膨大な数にのぼる投稿がある。ほとんど例外なく、漢人の返信には「彼らを殺せ!」「全滅させろ!」「血で洗ってしまえ!」「ダライ・ラマは嘘つきだ!」など、我々漢人がすっかり慣れ親しんだ暴力崇拝者の「激情」の言葉が並ぶ。

私はこれらの投稿を読むととても悲しくなる。これが業なのか……


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先週、インターネット妨害に起因する情報のブラックホールに直面して通じない電話の受話器を置いた後、新華社が言ったことを私でさえ信じてしまった。すなわち、「チベット人たちが店舗に火を放ち、ただ生活のためにそこにいただけの罪のない漢人を殺した」ということを、奇妙にも私は信じてしまったのだ。そして私は今なおどうしようもなく悲しい。一体いつの日からこのような種が蒔かれていたのか。1959年の動乱のとき? あるいは、文化大革命中の大粛清のとき? 1989年の弾圧のとき? 彼らのパンチェン・ラマを自宅監禁して漢人の操り人形で置き換えたとき? 寺院において政治的な集会と告解が数限りなく行われていた頃? あるいは、壮麗な雪山で、ダライ・ラマに会いたがっていたからというだけで17歳の尼僧が銃殺されたとき? ……..

それはまた、些細なことのようにみえて恥ずかしい思いをした数々の瞬間かもしれない。チベット人が漢人の露天魚売りから生きた魚を買い、その魚をラサ川に放したのを見たときや、ラサの路上に漢人の乞食がどんどん増えるのを見たとき (彼らは漢人地域ではなくチベットで物乞いをするほうが簡単だということを知っているのだ)、さらに朝陽に輝く聖なる山々の山肌に鉱山から出る醜い傷跡を見たとき、私は恥じ入る思いをした。また、漢人エリートたちが、中国政府は莫大な資金をチベットに投じ経済政策はチベット寄りでGDPも急成長しているのに「チベット人たちはほかに何を望むのか」と不平を言うのを聞いたとき、私は恥ずかしくて仕方なかった。

なぜあなた方は人には様々な価値観があることを理解できないのか。あなた方、漢人は洗脳や武器の力、金の力を信じているが、チベット人の心の中には何千年間にもわたって崇高な信仰があり洗い流すことはできないのだ。あなた方が自分たちのことを「奴隷社会からチベット人を救う救済者」と主張するなら、私はあなた方の傲慢さと妄想が恥ずかしい。銃を携えた軍警察がラサの路上で私の横を通り過ぎるとき、私がラサに行くたびに幾重もの軍事基地が見えるとき……そう、漢人の私は恥じ入るのだ。


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何よりも、私が最も恥ずかしく思うのは「愛国的な大多数」だ。漢人は殺戮による征服しか知らなかった秦の始皇帝の子孫だ。力で弱者を抑え込む狂信的優越主義者だ。銃の後ろに隠れて犠牲者に発砲しろと命じる臆病者だ。ストックホルム症候群 (*1)に苦しむのだ。凌遅刑(*2) や去勢といった「高度な」文化が生み出した残虐な狂人なのだ。「愛国的」旗を振る不健全な人間なのだ。私はあなた方を軽蔑する。あなた方が漢人なら、私は自分があなた方の一員であることに恥じ入る。

ラサは燃えている。四川省や青海省のチベット地域では銃撃が行われている。私でさえこれを信じる。実際、私はこの事実を信じる。「彼らを殺せ!」「全滅させろ!」「血で洗ってしまえ!」「ダライ・ラマは嘘つきだ!」などと叫ぶ数々の「愛国的」投稿の中に、私は写し鏡のようにチベット人過激派の姿を見るのだ。あえて言うが、あなたたち若者(「愛国的若者」)は漢人とチベット人との間の何千年にもわたる友情の念を破壊する優越主義者の漢人なのだ。民族間の憎しみを増幅させているのはあなた方なのだ。あなた方は当局を「強く支持」しているわけではなく、実際には「チベットの独立」を「大いに支持」しているのだ。

チベットは消滅しつつある。美しい平和なチベットを作っている精神も消滅しつつある。チベットは中国になりつつある。チベットがそうなりたくないと願うものになりつつあるのである。チベットは疎外される不安に直面したとき、ほかにどのような選択肢があろうか。独自の伝統と文化にすがりついて古の文明を蘇らせるのか? あるいは、漢民族主義者の残忍な恥ずべき栄光を助長するだけの自滅的行動に出るのか?

そう、私はチベットを愛する。チベットが一国家であれ一地方であれ、チベットが自由意志を持つ限り、私はチベットを愛する漢人だ。個人的には、私は彼ら(チベット人たち)にも私が属している大きな家族の一員であってほしいと思う。私は、管理や強制されるのではなく、自らの選択で対等の立場で生まれる国家間および民族間の関係を尊重する。民族間、国家間で相手を恐れさせ従わせる「強権」感覚には興味がない。そのような感覚の背後にあるものにはまさに吐き気をもよおすからだ。数年前にチベットを後にしたが、惜別の念は私の日々の生活の一部となっている。私は歓迎される漢人としてチベットに戻りたいと痛切に願う。対等な隣人として、あるいは家族の一員として、真の友情を育むために。




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■訳注:
*1. ストックホルム症候群:犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くこと (Wikipediaより)
*2. 凌遅刑:清の時代まで中国で行われた処刑の方法のひとつで、生身の人間の肉を少しずつ切り落とし、長時間苦痛を与えたうえで死に至らす刑 (Wikipediaより)


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原文(中国語)  西蔵:?的痛楚,我的耻辱
英訳記事はこちら Tibet: Her Pain, My Shame


rftibet at 19:45|PermalinkComments(2)TrackBack(0)その他 

余談

117c1954.JPG日本は長野が終わってほっと一息というところか、すぐにまたフーチンタオがおいでになるのでまたデモして頂けるのでしょうかね?

うらルンタで長野の話面白く読ませて頂きました。
全体にチベット人たちは不完全燃焼ぎみだったかもしれませんね。
一つコツはBBCと最初から組んで効率よくアピールするとか、そんなうまくいくか!
日本じゃBBC何か誰も見ないし!でも外にいるとBBCしか見れないのですからそのところも考えて作戦立てて見ては。

カトマンのばなな猫さんのブログみてもネパールはデモ大変ですよね。
結局ダラムサラでデモするのが一番楽と解ります。誰も向かって来ないから。
まず内地ではデモはもちろん命掛け。日本や外国では多勢の中国人と直接対峙、カトマンドゥでは警官にシコタマ殴られる、これはデリーでも似てる。
ま、大変であるほどやりがいは有るかも?知れませんね。
内地のは比較外ですが。

内地ではまだまだ衝突が続いています。
今日はニュースが多いのでまずは英語OKの人のために以下今日のニュースをウエブのみにてまず、紹介します。
数時間後にはいくつかの記事が日本語で読める予定ではあります。

委員会リリースは
http://www.stoptibetcrisis.net/pr290408.html

TCHRDからは
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080429.html
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080429a.html

RFAからは
http://www.rfa.org/english/news/baotong-04292008074108.html
http://www.rfa.org/english/news/nuns_detained-04282008095605.html

デモと逮捕は今も続いています。


昨日、犠牲者数等の政府発表のニュースをお伝えしましたが、その表がどうやってもうまくできませんでした。原稿時点では一列に配列したものが、現物ではむちゃくちゃになりました。何度もいろいろやったのですが、私にはかないませんでした。
一つだけ気になる箇所は、

5.RFA(ラジオ自由アジア)  237     126 23957
です。おわかりでしょうが、最後の方は126人の負傷者、23957人の逮捕者とお読みください。
ラジオ自由アジアに入った情報を足し算していくと上記の数字になったということでしょう。一時拘束をどこまで入れるかという問題もあるでしょうが、それほど大袈裟な数字とは私は思いません。

添付の写真は昨日政府が記者会見の時配った<平和行進実行地地図>の部分、ラサ付近です。

朝方のBBCでラサの裁判所に刑期を言い渡されるために、引き出されたチベット人達を見てしまいました。デモしただけで無期懲役です。
何と哀れな!

rftibet at 15:45|PermalinkComments(0)TrackBack(0)その他 

2008年04月29日

28日付委員会プレスリリース

11df6c1f.JPG以下28日付委員会プレスリリース日本語版です。
今回は日本にいらっしゃるY女史に翻訳して頂きました。

オリンピック聖火のチベット高原通過によってもたらされるであろう結果につい

http://www.stoptibetcrisis.net/pr280408.html



国際報道機関によると、中国政府によりオリンピック聖火リレーがエベレスト山頂を通過させる決定がなされてまもなく、中国政府は国際報道機関の一団を現地へ案内し、高地仕様の第二のオリンピック聖火もそこに到着しました。


中国当局は聖火リレーのルートとなるチベット各地に厳重な規制をかけてきています。中国軍が重点的に配備された後、大勢のチベット人が拘束され続けています
加えて、チベット人の各家庭は中国国旗を屋根の上に掲揚するよう強制されています
また、中国は数名のチベット人を選定し、外国の報道機関に対するスポークスパーソンとして発言させていますが、彼らは「言うべきこと」と「言わざるべきこと」について(中国政府によって)指導されています。


これまでのプレスリリースでお伝えしておりますように、チベット人による平和的なデモに対する中国の残虐で暴力的な弾圧によって、大勢のチベット人が殺戮され、
逮捕されています。 
加えて、もしオリンピック聖火リレーがチベット域内を通過することになれば、それはまぎれもなく、極度の抑圧や精神的・肉体的苦痛に耐え続けてきた
チベット人に対する甚だしい侮辱であり、チベット人に対する
著しい蔑視にほかなりません。
それはチベットの人々の傷口にさらに塩を塗りこむような行為であり、人々の心を
深く傷つけることになるでしょう。


チベット自治区知事ジャムパ・プンツォク氏は、2008年4月9日の外国報道機関に対する声明の中で「彼ら(チベット人)は、必ずやチベット域内での聖火リレーでトラブルを起こすだろう」と述べています。
プンツォク氏はさらに「我々はそういった人々を厳格に処分する・・・慈悲はかけない」とまで警告しています。
彼の発言から、次の二点がきわめて明らかです。


つまり、中国当局は、聖火リレー通過にあたって抗議行動が発生することを確信していること
そして当局が抗議活動を最も容赦なく鎮圧するであろうこと。
したがって、(聖火リレーの通過によって引き起こされる)実態は、オリンピックの精神とは完全に矛盾したものになるのです。
中国政府は、すでに戒厳令下のような状態に置かれているチベット人が、
さらなる弾圧・統治・緊張下にさらされるような、厳格で息詰まるような
状況
を作り出すことになるでしょう。


チベット亡命政府議会と中央チベット政府は、これまで決して北京オリンピックに反対は表明してきませんでした。
しかしながら、オリンピック精神を遵守し、貴重な人命のさらなる損失を回避するため、私達は再び、国際オリンピック委員会と関係諸機関に対して、
聖火リレーをエベレスト山およびチベット域内に持ち込むことを
再検討いただくよう
、促すものであります。 


もしIOCが現在の方針の再検討を怠ったために、直接的に人命が
失われる事態となれば、IOCと関係諸機関こそが、その責任を
問われることになるでしょう。


Tibetan Solidarity Committee


rftibet at 22:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ダラムサラニュース 

4月25日までの犠牲者数、負傷者数、逮捕者数について

06fbd0e8.JPG
本日、ダラムサラのDIIR(Department of Information and International Relations 情報国際関係省)において、先ほど午前11時から記者会見が開かれました


発表したのは情報局スポークスマンのツプテン サンペル氏。

これまでの犠牲者数等についての説明と新しく情報省としての数字が示されました。

以下ステートメントの翻訳:

DIIR(Department of Information and International Relations 情報国際関係省)

2008年4月29日

連絡官
Thubten Samphel
Sonam N Dagpo
Ph:01892-222510,224957,224662

Press Statement

CTA(The Central Tibetan Adoministration所謂亡命チベット政府)は先の2008年3月10日より同4月25日まで、歴史的本来のチベット3地域(ウツァン、カム、アムド)内で起こった平和的抵抗による犠牲者数、負傷者数、逮捕者数を発表する


以下にまず6種の情報源の数字を列挙する



情報源          死亡者数    負傷者数    逮捕者数
____________________________________
1.Chinadegitaltimes.net61     59     4051
2.TCHRD           114    227     2476
3.中国国営放送        23     917     2226
4.ラサ放送局         19     405     1397
5.RFA(ラジオ自由アジア)  237     126 23957
6.CTA(防衛省)       162      42     2946
________________________________________________________________________


これらすべての情報源を比較検討し、これらの数字の根拠、細かい情報を分析総合した。
その結果我々は死亡者数203名、
負傷者数約1000人、
現在も監獄に囚われている者5715人とする

これらがチベット全土でこれまでにチベット人が被った人的被害の数字である。

以上。


もちろん、これについては発表の後すぐに多くの質問が出た。
まとめて
注として:

*ラサ放送局の数字はチベット自治区のみの数字。

*防衛省の負傷者数が異常に少ないのは(中国発表に比べ)明らかに判明している者の数しか入れてないから。
中国側(1.3.4)の数字には中国人が含まれるが、チベット側(2.5.6)の数字には中国人は含まれていない。


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019
これまで衝突発生地地図



rftibet at 13:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ダラムサラニュース 

2008年04月28日

法王の四十九日法要

68677440.jpg本日朝8時半

ダライラマ法王はパレス(こじんまりとした自宅)より、
ツクラカンに向かわれた。
前庭も本堂の周りもきっしりとチベット人及び外人、日本人(約15名)で埋まっていた。
約1500〜2000人が参加した、今日の<四十九日法要

3月10日から7週目が今日にあたる。
チベットでも日本と同じように四十九日法要を行う。
チベットでは亡くなって一週間づつを節目に法要を行う。
その締めくくりが今日だ。
お遅くとも49日以内に次の生を得て六道の何れかに生まれ変わると信じられているからだ。
法要の意味はその死者の霊?(サトル マインド)をなるべく上界に導く手助けをこの世から行うということ、かな。

28.4.08 法王 カルマパ サンドゥリンポチェ
写真二枚目には左手にギャワ カルマパ 右手には総理大臣のサムドゥ リンポチェのお姿あり。


余談ですが、実は今日は自分で写真が撮れなかったのです。セキュリティーチェックのとき自分のプレスカードの期限が切れてることを指摘されカメラはだめと言われたのです。
ま、それはそれでと、友人?の例のロプサン ワンゲルに「写真は任す、後で送ってね」と頼んで自分はゆっくり後ろの方で他の日本人たちと一緒に座ってお経など時々読んだりしていました。
ちなみに、お経は前後はいつものセットで中ほどに<サンチューモンラム(普賢行願讃)>と<チュンジュック モンラム(入菩提行讃嘆)>が唱えられました。


そのうちお茶が配られはじめ、日本人グループはお菓子とか出しあってお寺でピクニックもどき。
次にはバナナとマンゴウが飛びはじめ、あたりは俄かにざわめきはじめました。
すぐそばにはTCVからの子供組もいるのです。
かれらは今日は休み!滅多に口に入らないマンゴウーが投げられ始めるともう争奪戦状態。
終わりには、何やら楽しげな雰囲気の末席でした。

結局犠牲者の方々やその家族の人たちにとっては死は耐えがたき、かなしい出来事ですが、因果と来生を堅く信じるチベット人にとってみれば、今回亡くなった人々はチベットのために殉教?殉死?した者たちばかりなのだから、
来生は良いに決まってると思っているかのようでもありました。






rftibet at 19:00|PermalinkComments(1)TrackBack(0)ダラムサラニュース 

27日付委員会プレスリリース アムド ゴロの現況等

01d41194.JPGチベット連帯委員会

2008年4月27日
最新声明文

http://www.stoptibetcrisis.net/pr270408.html


信頼できる情報筋によると、4月19日の夜、多数の中国軍部隊が、チベット自治区のゴロ地方チディル郡にあるミンタン僧院を襲い、僧侶の宿舎をくまなく捜索した。軍は僧院内のダライ・ラマの写真をすべて引き剥がし、僧侶達のカメラを没収した。この事件の間逮捕された僧侶はいなかったが、約50人のチベット人の一般市民が逮捕され、このうち27人はゴロ・チディル刑務所に拘禁され、残りの者はミタン郡に留置されている。

4月3日の夜には、9人のチベット人がゴロ地方ダールダ郡で逮捕されている。このような正当な理由なしの独断的なチベット人の逮捕は、チベット内全域で行われ続けている。中国当局は、反中国運動に参加した後周辺の丘や林に逃げ隠れたチベット人で自首した者は赦免すると発表したが、500人のこのようなチベット人のうち自首した者は今まで2人のみである。自首した2人は、激しく殴られ、ダールダ地区の刑務所に拘禁された。周辺地域にまだ隠れているチベット人達は、現状を正しく把握するため、事情調査団体とマスコミがチベット内部に派遣されることを要求している。

4月25日、中国政府はダライ・ラマの公使と対話を再開すると発表したが、同時に、中国の新聞やテレビではダライ・ラマの批判が続いており、政府事務所内でもダライ・ラマを非難する目的のミーティングが組まれている。僧院内においても、ダライ・ラマ法王を非難するように強制する政府のいわゆる「愛国再教育」が強要されている。

中国国内では、北京で働くチベット人は厳重に監視され尋問を受けている。また、チベット人と中国人の関係が悪化し、両者の間の争いが増えている。チベット人の中には、中国警察からの圧力により、仕事を辞めさせられた者も出ている。

チベットの危機的状況をかんがみて、国連と国際社会に向けて、下記の我々の要求を緊急に考慮することを要請する。

1 直ちに、独立した事情調査代表団をチベットへ派遣する。
2 直ちに、自由報道機関がチベット全土で取材できることを許可する。
3 直ちに、チベット全土における無惨な殺戮を阻止する。
4 直ちに、逮捕され拘留されているチベット人をすべて釈放する。
5 負傷したチベット人達に対する緊急医療処置を施す。
6 チベット人の行動の自由を許可し、日常需要品の補給を可能にする。



以上A女史訳

闇の中でチベット人迫害は続く。
<対話>よりもまずこの人たちを助けることが先と思う。
それがこんなに難しい。



rftibet at 17:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)チベット内地情報 

2008年04月27日

続中国との対話

25日付RFA(ラジオ自由アジア)の記事をA女史が訳して下さいました。

4-25-2008 RFA News

http://www.rfa.org/english/news/tibet_media-04252008164648.htmlダライ・ラマ、チベット内でのマスコミ取材許可を希望

ダライ・ラマは、反中国デモの弾圧の様子を調査するために、ジャーナリストがチベット内で取材できることを中国政府が許可するよう要請した。これに対し中国政府は、ダライ・ラマの公使と対話を再開する準備ができていると発表した。

4月24日、ダライ・ラマはニューヨーク州コルゲート大学を訪れた後、中国人のマスコミと記者会見し、過去の中国政府との対談は形のみで、実質的に意味のある話し合いではなく、「中国側が一方的にチベット問題の責任が我々にあることを非難をするのみ」に留まったと語った。

新華社通信によると、中国政府は25日、ダライ・ラマの特別公使と対談を再開する準備ができていると発表したが、詳細については明らかではなく、チベットの独立を主張しないことを条件に話し合いに応じる模様であると伝えた。

チベット亡命政府の首相サムドン・リンポチェは、話し合いを再開するのは時期的に妥当ではなく、チベット内での情勢が正常化し、中国側がダライ・ラマに対する中傷を止め、前向きな姿勢で対話に望む姿勢があることが不可欠であると応えた。

ダライ・ラマは、チベット人の生活向上のために中国政府はより一層努力をすべきであり、チベット人の満足感がたかまれば、チベット独立主張の動きも和らぐであろうと答え、チベット内の情勢を調査できるように、マスコミの自由な取材を許可するようにと、中国政府と国際社会に訴えた。

ダライ・ラマはまた、チベットの自治のみを希望するチベット亡命政府と独立を要求するチベット青年会議との間に、今まで意見の食い違いがあったことを認め、青年会議側の主張はあまり現実的ではないと述べた。

チベット亡命政府と中国政府は、チベット問題に関し過去6回に渡る一連の話し合いを持ったが、結論の出ないまま2007年後半に話し合いは中断された。亡命政府がチベット自治区を訪問することを許可されたのは、今までただ一度のみである。

3月中旬からラサを中心にチベット各地に広まった反中国抗議デモは、国際的に大きな非難を呼び、中国側によると、これまでに22人(このうち21人はチベット人、1人は中国人)の死亡者が出たとのことだが、チベット亡命政府によると犠牲となったチベット人の死亡者数は140人にも上る。




rftibet at 20:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)ダライラマ法王関連 

亡命チベットの役者達の<対話>についてのコメント

現チベット亡命社会の立て役者3人の対話に対するコメント


アムド ラプラン僧院僧侶の行進
中国側が話し会おうと言ってきたことについて、
RFA(ラジオ自由アジア)の中で先ほど関連する談話が耳に入った。

まずはアメリカ代表のタシ ワンドゥ氏

「根本的解決は無いにしても、取りあえず今の内部チベットの状況を少しでも改善できるなら意味はあるだろう」

総理大臣のサンドゥ リンポチェ

「今の状況が改善され、中国が法王への間違った非難をやめ、現実を正しく認識する用意があるなら話し合いも実りあるものとなろう。そうでないならまだその時期ではないと思う」


在アメリカのチベットの著名な作家、活動家のジャミヤン ノルブ氏

「中国は今回の騒動はすべてダライラマが扇動したものだと主張している。そのダライラマにその扇動をやめるなら話合ってもいいと言って来ている。
中国から見れば(言えば)、ここでダライラマが話し合いに応じるとは、中国側の言い分を認めて降参に来たことになるだろう。期待するなら痛い目にあうことだろう。
中国人に民主主義を教えるのが先だろう」



植民地支配され、今も人質を取られたまま「もうそれ以上チベット人同朋を拷問しないで下さい、殺さないで下さい」と懇願するのが法王の役なのか!?


各国も話合いに持って行けばもういいと思っている節もある。最初から中国に気を使っているのだ。
本来なら国連がチベット問題を議論すべきじゃないのか?
中国非難決議を出し、即刻中国がチベット人迫害をやめるよう圧力をかけるべきだ。
この際今後の世界平和のためにも中国を常任理事国がら外すべきだ。

トーチ>の後は<対話>か、中の人達の話は何時中心になるのか?

ダライラマ法王<踏み絵>をやめよ!

チベットは今日は雪とBBC。

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悲しい話。 

電気棒等拷問器具1990年代 CR9−10−3まず26日付委員会リリースの中から悲しい話を一
つ。
グル ドルジェの妻シェラップ ヤンゾンおよそ40歳が亡くなった。
彼女はラサで3月28日逮捕され、その後解放された。
しかし彼女は気がふれており、気が抜けたように辺りを歩き回った後、死亡したという。
委員会はさらに、
中のチベット人たちは絶望的な叫びを上げている。
このような事がこれ以上起こらないように、
「外国にいるチベット人は国際機関に援助を緊急に訴えてくれ」
と中の人は叫んでいる。
と続けた。


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北京経由のチベット人ブログより

dbbd2fdf.JPG北京の福島さんのブログ
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog
に載せられたチベット人ウーセル
(ブログではオーセルとなっていますが、ウーセルが近いはずと勝手に名前を変えます)
氏のブログ「大事記」より:

4月2日、チベット自治区で県所長級以上の会議が招集され、チベット自治区党委書記・張慶黎が厳しい講話を行った。「チベット独立分子の捕獲を強化し、早く逮捕状を出し、早く捕まえ、早く審理し、早く殺せ」と。また語気鋭く、「まとめて殺してしまえ」などといい、会場では拍手喝采となった。しかし、多くの人が内心、恐ろしくて口をつぐまざるを得ず、これまでのツケを払う時期がついに始まった、とささやいた。張慶黎はまた、メーデー休みのときに海外の旅行者を含む観光旅行を受け入れを再開する、とした。この講話は4月3日、ラサの当局各部門にも伝えられた。


ある情報によれば、チベット自治区ラサ市の各地区の各当局機関、各国私営企業、各大学中学小学校、各居民委員会などの事務所では、3・14事件を世論でたたくよう要求があり、「ダライ分裂集団」の罪を暴くよう求められた。とくにチベット族幹部、職員は「ダライ集団」の「暴行」を暴き、ダライ批判文を書くよう求められた。過去に寺院に対しても同様の活動が行われたが、さらに社会全体にこの活動はひろがっており、7、8才の子供も例外ではない。


中国公式メディアの一方的なプロパガンダ方式の報道により、中国人の間には民族仇恨の感情が生まれてきている。中国のインターネット上では、チベット族をののしり、チベットの精神的指導者・ダライ・ラマをののしる言論であふれている。また、経験者(目撃者)と身分を偽ってウソの文章を書くものがたえずあらわれ、ラサ、アバ、そのたチベット地域で発生した抗議事件の真相を覆い隠している。北京、上海などのホテルでは、チベット族の予約やチェックインを拒否するところが出てきているらしい。


ラサの列車駅の部屋は臨時の監獄になっているという。一部の拘束されたチベット族は列車に西北の監獄に護送される。もっか、ラサから西寧行きの列車では、ほとんどのチベット族は徹底的な検査をうけ、多い場合は七回のチェックを受けねばならない。チベット自治区で身分証明書のないチベット族はラサには入ることができない。

15.3.08アムド ガパ
アムド(四川省アバ州)アバ県の栄薩郷は、全ての郷鎮のなかで、当局がもっとも宣伝と捏造を展開している地域だ。現地の民衆にビデオカメラに向かって、「ダライ集団反対」「永遠にダライ・ラマの写真は持ちません」「ダライ集団には参加しません」「分裂主義者には従いません」「民族分裂の画策は成功しません」「中国共産党を熱愛しています」「党の指導者の言うことを全て危機、党の恩と徳に感激します」などの8項目の内容を発言させ、もし言わなければ、すぐに逮捕したという。


新華社北京発(電子版)25日:新華社記者が関係筋から得た情報によると、ダライラマ側が対話回復を繰り返し提言してきたことを考慮して、中央政府関係部門は最近、ダライ側との私的代表人と対話にむけた準備協議をすすめている。中央政府のダライに対する政策は一貫しており、対話の門戸はいつも開かれている。接触協議を通じて、ダライ側には、祖国分裂活動を停止し、暴力活動の画策扇動を停止し、北京五輪の破壊妨害活動を停止することもって、今後のさらに対話の条件を創っていくことを望む。

以上
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北京経由だと突然私の子供のころから嫌いな漢字の割合が多くなるようだ。

<愛国教育>の広がっていく様が良く解る。

<ダライ側には、祖国分裂活動を停止し、暴力活動の画策扇動を停止し、北京五輪の破壊妨害活動を停止すること、、>

自分のやってることをそのまま人のやってることにして、それをやめれば話合いをしてもいい、という気違いとどうやって話をすればいいのか!?

法王ならそれもできるのかもしれないか?。

第一中国の言ってるチベットとチベット人が昔からチベットと呼ぶ地理的範囲が大きく異なる。
話の初めからカム、アムドは除外されるのか!?
法王は中国の御出身なのか?

それでは今まさに命掛けのカム、アムドの人たちが可哀そすぎる。


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この前は日本のメディアを少々弱腰と悪口言ったりしましたが、このところ益々日本の新聞などの報道も質が良くなってきてるように感じます。
このブログの福島さんとか、共同通信の人たちも逆境のなかよく頑張って頂き感謝します。
共同の記者さん中国側からいじめ、嫌がらせ、一時拘束等受けながらの取材だそうです。
もちろんその他の日本の各社も頑張ってますよね、、、



rftibet at 12:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)チベット内地情報 

2008年04月26日

ダライラマ法王ダラムサラにお戻りになる

d60f3079.JPG26日午後4時ダライラマ法王ダラムサラにご帰宅される。



26/4/08 法王








ハンガーストライキを激励する法王
ハンガーストライキを行っているチベット人たちを激励する法王。







法王に会い涙ぐむ日本人


あこがれの法王に一目会えて涙ぐむ日本人








rftibet at 17:28|PermalinkComments(2)TrackBack(0)ダライラマ法王関連 

24日付ダライラマ法王<法友へのアピール>日本語版

3ea9ff3d.JPG以下昨日英語版への案内のみで失礼いたしました。
今日A女史が翻訳してくださいました。

すべての中国人の精神的同胞へのアピール

発表:2008年4月24日、木曜



今日私は、中華人民共和国の内外のすべての中国人の精神的同胞の皆さん、特に釈尊の信奉者である方々に、個人的に呼びかけたいと思います。私は一介の仏教僧として、そして我々が心から尊崇する釈尊の教えを学ぶ者として、この訴えを行います。中国人の一般市民の皆さんへは、すでに呼びかけを行いました。今回私は、信仰を持つ同胞の皆さんに向けて、急を要する人道上の問題についてアピールしたいと思います。

中国人とチベット人は、大乗仏教という同じ宗教的伝統を共有しています。我々は 共に、中国では観音、チベットでは観自在菩薩と呼ばれる、慈悲を具現する仏陀を崇拝し、苦しむすべての生き物への慈悲を、最も崇高な精神的理想として大切にします。そのうえ、インドからチベットに仏教が伝わる以前から、中国では仏教が広まっていたので、私はいつも中国人の仏教徒の皆さんを精神面での先輩として仰いできました。

もうすでに皆さんもご存知のように、今年3月10日以降、ラサを始めとするチベット各地でデモンストレーションの数々が行われました。これらのデモは、中国政府の方針に対するチベット人の深い憤りによるものです。これらのデモにより、中国人とチベット人の両者の間で命を失った犠牲者が出たことを深く遺憾に思い、私は中国政府とチベット人に対し、直ちに暴力行為を抑制するように訴えました。私は特にチベット人に対し、暴力的手段に頼らないように訴えました。

残念なことに、多くの国際的リーダーやNGO、著名な世界市民、特に多くの中国人学者による冷静な対応への訴えにもかかわらず、中国当局はその後残忍な手段によりチベット人達に対応してきました。この過程で、人命が失われ、多くの怪我人が出、数多くのチベット人が拘留されました。弾圧は現在でも続いており、古くからの仏教の知識と伝統を守り続けてきた僧院の数々が特にターゲットにされています。僧院の多くは閉鎖されました。拘留されているチベット人の多くが、殴られたり残酷な扱いを受けています。こうした弾圧的な手段は、中国政府がチベット人対応のために公認している組織的な方針の一部のようです。

国際的オブザーバーやジャーナリスト、観光客でさえもチベットに入れない状態なので、私はチベット人の今後の行方をたいへん懸念しています。弾圧により負傷したチベット人の多く、特に遠方に住むチベット人達は、逮捕を恐れて医療処置も受けていない状態だと聞きます。ある信憑性の高い情報筋によると、食糧や住居もない山岳地帯へチベット人達は避難しているということです。逃げることのできないチベット人達は、次に逮捕されるのは自分達ではないかという不安を常に抱えながら生活しています。

私は今でもこうした苦境が続いていることにたいへん心を痛めています。これらの悲惨な状況の成り行きが、最終的にどのような結果をもたらすのかとても心配です。弾圧的な処置は長期に渡るチベット問題の解決にはならないと思います。最も前向きな問題解決の方法は、私が長年提唱してきたチベット人と中国人の指導部による対話を通してです。私は今までに繰り返し、中華人民共和国の指導部に、チベットの独立は求めていないことを伝えてきました。求めているのは、長期に渡り我々の仏教文化とチベット語、そしてチベット民族固有のアイデンティティーの存続が確保される、意味のあるチベット人達による自治です。奥深いチベット仏教の文化は、より大きな中華人民共和国の文化遺産の一部であり、中国人同胞の皆さんにも恩恵をもたらす可能性があります。

現在の危機的な状況において、未だに続く残忍な弾圧行為を直ちに阻止し、拘留されているすべてのチベット人を釈放し、怪我人の緊急医療処置を提供するように、中国政府に要請していただくよう、皆さんすべてに心からお願いします。


ダライ・ラマ

ニューヨーク州ハミルトンにて
2008年4月24日


rftibet at 15:45|PermalinkComments(4)TrackBack(0)ダライラマ法王関連 

続ゴロの武器チャクド

4522f35e.JPG24日に<500人のゴロの人達が山に籠って中国と闘う覚悟でいる>という話の余談で<ゴロ独特の武器チャクド(鉄石)>の話をした。

そのことで訂正がある。

この武器?はゴロ独特のものではなく、アムド全土でその毛のある男たちの使用するものであると解った。
チベット国旗を血で描いたと語った、レストランのトプチュが正しいと思われる絵を書いてくれた。

その絵によると先の鉄の部分は15センチぐらいで密教法具のプルブ(鋭い三角錐形。ブルブも基はインドの武器)に似ているらしい。
その後ろに3メートルあまりの革性の紐が付いていてこの一方を手首に結び付けておいて、投げては引き戻し、また投げつけ、引き戻す。
この技の取得には相当の訓練がいるという。

この革にはラゲ(ジャコウジカ)の革が一番いいという、ラゲが手に入らない場合は
ナヤ(ナワ)(チベッタンブルーシープ)の革がいいという。
ヤーの革は厚くて硬過ぎるとか。

ウツァンはウツァンのカムはカムの男たち独特の戦い?喧嘩?の武器?があるという。
特に中国人と喧嘩になると出てくるそうだ。

武器はこんなだが命知らずの勇気だけはあると認めよう。

彼らは追い詰められたにちがいない、、、、、

タウの農民たちのゼネストも依然続いているという。


今日も内地からのニュースは次々入っている。
http://www.stoptibetcrisis.net/pr240408.html

http://www.stoptibetcrisis.net/pr250408.html

家は昨日の昼からずっと停電(ちなみに水ももう一か月は来てない。)

せっかく長野の様子をBBCで見ようと思ってたのに見れず残念でした。

みんな雨の中チベットのために本当にごくろうさまでした。

温泉にでも入って冷えた体を温め、お帰りください。

チベットの春はまだまだ遠い、山とか洞窟とかレンガ工場とか刑務所とかは冷えることだろう。

餓死するものもすでにいよう。

このままでは多くのチベット人がこれからも死んでいく。

対話、対話と喜ぶ気には少しもなれない
私は昔から対話無意味派なのだ。
会えたとしても独立を永遠にできなくなるような取り決めを結ばされてしまう可能性が高いし、
中国がこの状況で何か譲歩するとは考えられない。

このところ一党独裁も実は危なかったところを首尾よく愛国運動の盛り上がりを誘導することで乗り越えようとしてる今。
少しでもまともな話し合いをすれば石が飛んでくるから。
第一
法王「私はチベットの独立を求めたことは一度もない」
胡錦とう「いやお前は独立を求めている」

人を信じる歴史がない国の人(言いすぎ)に人を信じることを教えることは難しい。









rftibet at 12:10|PermalinkComments(1)TrackBack(0)その他 

2008年04月25日

チベット内地、4月以降の主な事件

cb34783b.JPGTCHRD(チベット人権民主センター)の今日の記事の中に4月以降の主な事件、衝突がまとめられていた。
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080424.html

以下英語のまま、

On 3 April, more than eight people including monks were shot dead and dozens left injured after fellow monks of Tongkor Monastery in Kardze County, staged a peaceful demonstration calling for the release of two monks arrested earlier on 2 April for objecting Chinese "Patriotic Education" campaign in the monastery.

On 11 April, the "TAR" authorities sent the "Legal information Education" "work team" as a part of the "patriotic education" campaign in Drepung Monastery, who were confronted by the monks of the monastery against visit of the "work team" to conduct the campaign and later detained by the authorities. There is no information on the condition and whereabouts of those detainees. However, according to the Chinese official mouthpiece, Xinhau, dated 11 April, reported that a patriotic education group has arrived at the monastery "to help maintain social stability, socialist legal institutions" and "restore religious order" but suppressed the protest and detention of monks in its report and cited "TAR" government as saying the officials involved in the "patriotic education" campaign throughout Tibet "have received the understanding and support of monks and religious followers". Mr. Zhang Qingli, the "TAR" Communist Party chief visited the Drepung Monastery on 18 April 2008.

On the same day on 18 April 2008, the "TAR" Communist Party chief Zhang Qingli visited Sera Monastery giving assurance to the monks that "the Communist Party committee and government of Tibet would protect the legal rights and interests of patriotic and devouts monks and nuns". The Xinhua reported that the Buddhist service have resumed after being suspended due to Lhasa 'riot' bu the official mouthpiece completely skipped the report of the detention of around four hundreds monks of the monastery in the early morning raid in Sera Monastery. There is no information on the condition and whereabout of those detained from the monastery.

On 12 April, a special meeting was convened among the representatives of the various monastic institutions under all eighteen counties of Kardze "Tibetan Autonomous Prefecture" ("TAP") at Dartsedo and instructed to commence the "patriotic education" campaign immediately across all religious institutions in Kardze.

According to official media reports, the campaign was reinvigorated across Lhasa city, educational departments in Lhasa, in Lhoka and Chamdo Prefecture.

On 3 April, monks of Wara Monastery in Jomda County, Chamdo Prefecture "TAR" confronted and challenged the "work team" from carrying 'patriotic education' campaign by saying 'even at the cost of our lives we will never defame and denounce our religious leader, the Dalai Lama".

On 14 April 2008, the PAP forces ransacked the residences of monks of Tsang Monastery in Kawasumdo County(Ch: Thunde Xian), Tsolho "TAP" Qinghai Province, confiscated pictures of the Dalai Lama.

On 21 April, Dorjee Tsering, Lhasa City Mayor, has told that the "Patriotic education" campaign will be a standard litmus test for the party cadres.

写真はレプゴン ロンボ ゴンチェン僧院、4月21日のブログ参照。

rftibet at 17:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)チベット内地情報 

パンチェンリンポチェを救え!

パンチェンラマ11世ゲンドゥン チュキ ニマ今日はパンチェンラマ11世のお誕生日ということで、<消えてしまってもう13年>と書かれた黄色い鉢巻が配られ、みんながこの黄色い鉢巻をしている。レストランに来る外人や日本人もしてる。鉢巻だけで、こんなちょっと変な雰囲気が出来上がるんだな、、、と感心したり。
今日のキャンドルビジルと集会のテーマはもちろんパンチェンラマを解放せよ!だ。
少し詳しい事情は
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080425.htmlをご覧ください。今日訳す時間はなさそうなので英語で読んでください。

先ほどの続きを書く前に、


上記のTCHRDの記事の最後にこれまでのパンチェンラマ11世疾走の経緯がまとめられていたので、取りあえずその部分だけ訳します。


1995年5月14日 ダライラマ法王は当時6歳であったゲンドゥン チュキ ニマをパンチェン ラマ10世の生まれ変わりと発表した

それから三日後ゲンドゥン チュキ ニマとその家族は消え去り、現在に至るまで消息は不明のままだ。

1995年5月24日 中国政府はこの件についての「ダライラマの発表は無効、違法なものだ」との声明を出した。

その後中国政府は別の子供をこれが<本物の活仏>と宣言した。
宗教を否定する政府の、前代未聞の不思議で陳腐な宣言

1995年5月14日、パンチェンリンポチェの座であるタシルンポ僧院の元僧院長チャデル リンポチェ、11世捜索隊を組織した高僧、およびそのアシスタントであったチャンパ チュンダの三人は成都空港で拉致された。

1997年4月21日 シガツェ中級人民法廷は<祖国分断を企て、国家機密を漏えいした>としてチャデル リンポチェに6年の刑期を言い渡した。

リンポチェはダライラマのパンチェンラマ11世捜索を手助けしたことで獄につながれた。2001年5月13日をもってリンポチェの刑期は終了したはずではあるが、現在どこにいらっしゃるのか?健康状態は?等の情報は皆無である。

以上。

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昨日ニューヨークで発表された、ダライラマ法王の<中国の法友へのアピール
を以下で読むことができます。
http://www.dalailama.com/news.244.htm


今日の停電は長い!
もうバッテリーが尽きるので一旦終わります。
今日はニュースが多すぎて追い付きません。
誰か訳してほしい!




rftibet at 15:40|PermalinkComments(1)TrackBack(0)ダラムサラニュース