2009年12月

2009年12月31日

イマジン、チベットに自由が来る日を

遅くなりましたが、29日の下北沢のチベット学習会&忘年会にお忙しい中、参加して下さった皆様にお礼申し上げます。
おかげ様で会場は一杯でした。

特に、昼の3時から夜10時近くまでという異常に長〜い集まりに始めから終わりまでつき合って下さった方々、
忘年会の部が始まる前に骨のあるスピーチとプゲロー!日本ゲロー!乾杯の音頭を取っていただいたダライラマ東京事務所のラクパ・ツェコ代表、
対談のお相手を快く引き受けていただき、いつもの「貞兼節」で私をいじめることで会場を湧かせて下さった貞兼綾子女史、
その盟友であり対談にも加わって下さった、みんなに愛される日本のチベットサポーターの鏡、渡辺一枝さん、
企画、料理、進行すべてを取り仕切ってくれた旧友の南 椌椌氏、
神戸からわざわざ駆けつけてくれた歌姫ゆかさん、
それに、すばらしい料理を準備して下さった「まめ蔵」のスタッフのみなさまに
ボランティアの女性陣、
本当にありがとうございました。

なお、収支決算はまだ出てませんが、もしも少しでも利益が出てるようなら、そのお金はラモ・ツォさんに寄付したいと思っています。

BBCの映像は何度見てもその貴重な映像には感動するものがあります。
私は中でも特に、中国に侵略される前のチベット人たちが平和に自由に如何にも楽しげに仲良く暮らしていたころの映像を見るのが好きです。
近いうちにDVD化して皆さんがチベットイベント等で使えるようにしたいと思います。

^^^
懐かしい人(25年ぶりから1年ぶり)がたくさん来てくれてて嬉しかった。
一番印象的だったのは、、、ブログでしかお付き合いがなく、チベット関係特にMixiでは大活躍の有名人に出会ったことか。
「はじめまして宇宙犬です」と私の前に現れた犬人を見て、自分がそれまでに勝手に想像していた人犬像とはとてつもなくかけ離れていたのには驚かされました。
やっぱ犬は犬でも宇宙をかぎ回る犬だけあってその姿も幻のごとしです。
宇宙犬様これからもチベットのために頑張って下さい。

トークの方は能力と時間の関係で自分は十分な話ができなかったな、、、と少し残念。
もっとも行き当たりばったりな私を貞兼さんに巧妙にリードして頂き、みんなに笑ってもらえてよかった、よかったです。

料理はうまいし、歌がたくさん、チベット人たちの歌や踊りも加わり本当に楽しい会であったと思います。

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もうすぐ年が明ける、チベットの状況は残念ながら少しも良くならない、悪くなるばかり。
まるで世界中の人権擁護活動を鼻で笑うような中国政府の態度。
外にいてもしばしば虚しさに挫けそうになる。
中にいる人たちの不安と焦燥はどれほどか!
それでも法王のいつものお言葉「(正しい行いを)決してあきらめてはいけない!」を思いだしつつ
来年もみなさんと共に「チベットに自由が来る日=世界に平和がやってくる日」を心にイマジンしながら挫けず、精一杯、力を合わせて、頑張りましょう!

プゲロー!!!!!












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2009年12月30日

プルブ・ツェリン・リンポチェに8年の刑

ダラムサラ、12月28日付けphayul.com
http://phayul.com/news/article.aspx?id=26299&article=Phurbu+Tsering+Rinpoche+sentenced+to+over+eight+years+in+prison%3a+report

Voice of Tibet Radioが現地よりの情報として伝えるところによれば、カム、ダルツェド中級法院は12月24日、カンゼ県で名高い高僧、トゥルク・プルブ・ツェリン・リンポチェに8年の刑を言い渡した。

リンポチェは2008年5月18日、武器保持の嫌疑により逮捕された。
警察はリンポチェの居間にあったベッドの下から拳銃と100発の銃弾が発見されたという。
しかし、リンポチェはこれは当局により仕組まれたものだとして、嫌疑を否定していた。

リンポチェの弁護士である北京在住のLi Fangpingが Associated Pressに語ったところによれば、リンポチェは逮捕後4日間続いた尋問の間に、告白状にサインしなければリンポチェの妻と息子も拘束すると脅迫されたという。

トゥルク・プルブ・ツェリン・リンポチェはテホル・カンゼ僧院の篤い尊敬を集めるトゥルク(転生ラマ)である。
彼は地域で第一の仏教学教師であり、パンリとヤツェ尼僧院の僧院長でもあった。

リンポチェは養老院を運営し、孤児や身体障害者を保護していた。

情報筋によれば、逮捕はその4日前、彼の下にある上記二つの尼僧院の尼僧たちが中国政府の「愛国教育キャンペーン」に反対して平和的抗議を行ったことに関連しているという。

リンポチェは現在ダルツェド刑務所に収監されている。





rftibet at 12:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0)チベット内地情報 

2009年12月25日

Merry Merry Christmas !









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中国政府のクリスマスプレゼント

メリークリスマス!
を前にして中国当局は山西省臨汾県において10人のキリスト教指導者を逮捕し、そのうち5人の司祭には最高7年の刑期を言い渡し、残りの5人には裁判もなしに2年間の労働キャンプ行きを命じた。
http://www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5h84XRMfuMq5XEuukXXGUXbI7crcA
その罪状はと言えば「農地を不法に占拠した」とか「集会により交通を乱した」とかだという。

これがクリスマスを前に当局が中国の全キリスト教徒たちに送った明確なメッセージだ。

ーーー

もう一つの中国のクリスマスプレゼントはといえば、「08憲章」の中心的人物劉暁波(Liu Xiaobo)氏(53)に国家政権転覆を扇動したとして刑期11年、政治的権利剥奪2年を言い渡したことだ。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=26282&article=Chinese+dissident+Liu+Xiaobo+jailed+for+11+years+for+subversion

これに対しUSとEUは中国を強く非難した。
先のクリスチャン弾圧に対しても、カンボジアからウイグル人たちが中国に返されたことに対してもUS,EU
はちゃんと政府として公式に非難している。
日本政府はもちろん無視、無関心。

ーーー

以下はアムネスティ日本が発表した「ウイグル人庇護希望者の強制送還に関する公開書簡」です。

アムネスティ発表国際ニュース
2009年12月22日

アムネスティ日本
http://www.amnesty.or.jp/

------------------------------------------------------------------------
中国:ウイグル人庇護希望者の強制送還に関する公開書簡
------------------------------------------------------------------------
 

中華人民共和国外交部
楊 潔チ部長 殿

12月19日に貴国政府の要求に応じたカンボジア当局によって中華人民共和国に強制送還された2人の非常に幼い子どもを含む20人のウイグル人庇護希望者たちにつきまして、問題の緊急性に鑑み本書簡をお送りします。

この20人の名簿はこの手紙の最後に記しています。

2001年以降、強制的に中国に帰されたウイグル人庇護希望者または難民が、拘禁され、伝えられるところによれば拷問されていること、中には死刑判決を受け、実際に処刑された者もいることを、アムネスティ・インターナショナルは記録してきました。

アムネスティ・インターナショナルは、この20人の健康状態並びに安全に関する情報の提供を求めています。

また、私たちは中国当局が直ちに彼ら20人の所在を明らかにし、彼らの権利を完全に尊重することを要請します。

この20人は、明確な刑事犯罪で起訴されるのでなければ、解放されるべきです。

彼らの裁判は公正な裁判の国際基準を満たしたものであるべきで、いかなる状況下であっても死刑判決は避けられねばなりません。

私たちが懸念を高めているのは、中国当局がこれまでに、2009年7月の新疆ウイグル自治区での騒乱に関わったとして9人を処刑し、その他に8人に死刑判決を下しているためです。

アムネスティ・インターナショナルは貴国政府に対し、彼らが拷問またはその他の虐待を受けることなく、拘禁中に適切な医療を受けられることを保証するよう要請します。

拷問およびその他の残虐な、非人道的なまたは品位を傷つける取り扱いまたは刑罰を禁止する条約(拷問等禁止条約)の締約国として、中国政府は拷問その他の残虐な、非人道的なまたは品位を傷つける取り扱いを完全に禁じる義務があります。これは国際慣習法の原則でもあります。

また、彼ら全員が速やかに家族や本人の選んだ弁護士と面会できるようにすることも重要です。

私たちが特に憂慮しているのは、この20人の中に非常に幼い子どもが2人いることです。

中国も締結国である子どもの権利条約の第2条2項には、「締約国は、子どもがその父母、法定保護者又は家族の構成員の地位、活動、表明した意見又は信念によるあらゆる形態の差別又は処罰から保護されることを確保するためのすべての適当な措置をとる」と記されています。

さらに、第37条(C)には、締結国が自由を奪われたすべての子どもをその年齢の者の必要を考慮した方法で取り扱うべきであると明示されています。

最後に、アムネスティ・インターナショナルは貴国政府が国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に対し、この20人の安否確認のためのアクセスを即時に提供するよう要請します。

この書簡の写しは貴国司法部にもお送りしています。

貴殿からのご返事をお待ち申し上げます。何かご質問やご意見がございましたら、遠慮なくご連絡ください。

敬具

2009年12月22日

アムネスティ・インターナショナル
アジア太平洋部長
サム・ザリフィ

追記:
2009年12月19日、以下のウイグル人庇護希望者がカンボジアから中国へ強制送還されました。

アブドゥグヘニ・アブドゥカディール(Abdugheni Abdulkadir)とその家族

アブルカディール・シャヒダ(Abulkadir Shahida)
アブルカディール・ビラル(Abulkadir Bilal)
アブルカディール・マイムナ(Abulkadir Maymuna)
アブドゥグヘニ・ハリル(Abdugheni Halil)
アブドゥラ・カシム(Abdullah Kasim)
アリ・アフマト(Ali Ahmat)
アリ・ヌル(Ali Nur)
アマト・エリ(Amat Eli)
エブライム・マムト(Ebrayim Mamut)
ハジルティエリ・ウマル(Hazirtieli Umar)
イスラム・ウライム(Islam Urayim)
クバン・カンウル(Kuban Kanwul)
マフムト・ビラル(Mahmut Bilal)
ママト・アリ(Mamat Ali)
モハメド・ムサ(Mohammed Musa)
ムタリップ・マムト(Mutallip Mamut)
オマール・モハメド(Omar Mohammed)
ツニヤジ・アイカエバイエル・ジアング(Tuniyazi Aikaebaier Jiang)
ツリク・ムハメド(Turik Muhamed)



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2009年12月23日

29日下北沢に現れます。

二度目のお誘いです。
29日下北沢でお会いしましょう。

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「映像で見るチベットの近現代」

年の瀬も押し迫った29日に映像でチベットの現代史を振り返るイベントを企画いたしました。

チベットに関心を寄せるみなさま、在日チベタンのみなさまの参加を心よりお待ちいたしております。

—上映作品—

英国BBC版「チベットの歴史1,2」の日本語字幕版 計95分

ドゥンドゥップ・ワンチェン「LEAVING FEAR BEHIND - Jigdrel 恐怖を乗り越えて」

「ラモ・ツォ 悲しみの湖をわたって 〜ドゥンドゥップ・ワンチェンの妻ラモ・ツォの証言」


—映像の解説と対談—

トーク:貞兼綾子 中原一博  
チベット問題の諸相をダラムサラ在住ルンタ・プロジェクトの中原一博と貞兼綾子女史が対談。(ゲストスピーカーも大勢!)

2009年12月29日(火曜日)15:00〜20:00

◉上映・トーク後はおいしい料理&ドリンク付き懇親会・忘年会です!

川辺ゆか(ダムニェン・チベットの歌)小川和隆(ギター)ライブ演奏あり!

下北沢 アレイホール会場 下北沢・アレイホール 

住所:東京都世田谷区北沢2-24-8 下北沢アレイビル3F TEL&FAX:03-3468-1086

料金 2500円 (懇親会込み)

ご予約は e-mail kuukuu99@jcom.home.ne.jp (南椌椌)または中原一博、藤田祐子まで。

主催 /ルンタ・プロジェクト 
協賛 /チベットハウス・ジャパン 
協力 /Students for a Free Tibet Japan(SFT Japan)  

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TCV出の息子も来るかもです。
 





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2009年12月22日

中国に送り返されたウイグル人たちがUNに宛てた手紙

918281bd.jpg前のエントリーでお知らせした、哀れなウイグル人20人は先週の土曜日、お知らせした日にプノンペン空港から中国に送還されてしまいました。

中国政府外務省もこれを認めたが、現在の居場所などは教えなかったという。

カンボジアに入ったのは22人で、幸い残る2人は未だ逃走中。

パユルに載っていた12月22日付APによれば、

http://phayul.com/news/article.aspx?id=26262&article=Deported+Uighurs+told+UN+of+fears+of+China+return

彼らは中国に送り返される前に、UNに対し難民として保護してくれるよう嘆願書を提出していた。

手紙には一人ひとりが置かれた状況について説明されていた。

例えば、以下はカシュガル出身の29歳の男性の話。

「私はウルムチで7月5日に起こった騒動を写真やビデオに撮った。
あの日ビルの屋上から撮影したのだ。下では武装警官隊がデモ隊と衝突し、発砲した。これに対しウイグル人たちは石を投げて応戦した。路上には沢山の血だらけになって倒れた人が横たわっていた」。
「自分はまさに戦場にいると感じた。下に見える路上は倒れたウイグル人で一杯だった。死ぬと思った」

「それから4日たったとき街で外人のレポーターに出会った。私は彼にその時撮影した写真とビデオを渡すことを了承した」

「もしも、中国に返されたら自分は間違いなく無期懲役或いは死刑になるだろう」

又、アクス出身の教師27歳は手紙の中で
「私は夏の騒動が始まる以前に公安局から生徒の中に反中国分子がいないかどうかを調査し、報告するよう強制されていた」

「私はかつて一年以上再教育キャンプに入れられ殴られ、拷問されていた」

「私は世界中にウイグル人に今何が起こっているかを証言することができる。そしてこれは中国政府の望まないことだ。もしも、中国に返されたら私は間違いなく監獄行きだ」
と話し、中国に返さないでほしいと懇願していたという。




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2009年12月19日

カンボジアに逃れたウイグル人20人が中国に送還される!

Demonstrators march in Urumqi, July 5, 2009以下、ロンドン・若松様からの情報及び行動要請です。

ーーーーーーーーー

緊急情報です。(ロンドン時間18日16時30分)

カンボジアの首都プノンペンの国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)で亡命申請していた22人(子供2人を含む)のウイグル人のうちの20人が中国に送還されるため、現在パスで空港へ移動中であるとの報告が入りました。

ヒューマンライツ ウォッチ、アムネスティ・インターナショナルなど国際人権団体はカンボジア政府に対し、22人が送還されれば、中国新疆ウイグル自治区ウルムチで7月に起きた暴動に絡み迫害されるとし、送還しないよう求めてきました。中国政府はウイグル自治区で起きた先頃の抗議行動に加担したとして,すでに9名のウイグル人を処刑しており、その他5名に死刑の宣告をしています。

亡命申請者のうち1人は、暴動の際に写真やビデオ映像を外国報道機関に提供したと話し、中国に送還されれば無期懲役か死刑になると恐れており、22人のグループはキリスト教系団体の地下組織の手助けにより中国南部からベトナム経由でカンボジアに密入国し亡命申請を行っていました。

申請に関し、カンボジア国連難民高等弁務官事務所ではアメリカ ウイグル協会との間で、亡命者らの処置について第3国の受け入れ先を含めてネゴシエイトしていた矢先の報告に、ショックを受けているとのことです。


先日、日本を訪問していた中国、習近平副主席が明日カンボジア入りする直前に、国際法で定められている、生命や自由が脅かされかねない人々への「追放及び送還の禁止」原則に反する決定に対して、在日本カンボジア大使に抗議をお送りください。

同様の抗議を在カンボジア日本大使からも、カンボジア政府に抗議するよう求めてください。
抗議のメールアドレス等、さらに詳しい情報が解り次第、http://freetibet.holy.jp/他でお知らせします。


なにとぞ、よろしくお願いします。
若松えり


参考記事;
RDA 最新記事;http://www.rfa.org/english/news/cambodia/return-12182009112249.html
アムネスティ本部;http://www.amnesty.org.nz/news/open-letter-uighur-asylum-seekers-cambodia
産経;http://sankei.jp.msn.com/world/asia/091207/asi0912071335001-n1.htm
産経;http://sankei.jp.msn.com/world/asia/091217/asi0912172334003-n1.htm
IRIN NEWS;http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=87462


特命全権大使:ハオ・モニラット 閣下. His Excellency Mr. HOR Monirath
在カンボジア日本大使館;黒木雅文大使
◆所在地
No.194, Moha Vithei Preah Norodom, Sangkat Tonle Bassac, Khan Chamkar
Mon, Phnom Penh, Cambodia
◆郵便物宛先
P.O. Box 21, Phnom Penh, Cambodia
◆電話番号
023-217161〜4(国番号:855)
◆FAX
023-216162(国番号:855)

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許し難い話です。
地獄を逃れて遠いカンボジアまで、命からがらやっと逃げ出したのに、再び彼らを地獄の主に引き渡すとは。
彼らの運命は目に見えています。
彼らは人並みの自由を求めただけなのです。

プノンペンには明日20日から三日間、つい先日大きな顔下げて日本に来たあの習近平が来るのです。
来て約800億円の金をインフラ整備のために貸してやろうというのです。
その前に目ざわりなウイグル人は中国の言うままに送還するというのです。

中国やカンボジアはもちろんひどいが、国連難民高等弁務官事務所はネパールでもそうだが、カンボジアにおいても中国の前にはまったく無力である。









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2009年12月18日

テンジン・デレック・リンポチェの解放を求める直訴状

テンジン・デレック・リンポチェの解放を求める血判状1左の手印状はウーセルさんの12月9日付ブログで紹介されたテンジン・デレック・リンポチェの解放を求める直訴状です。
これは今年7月15日にナクチュカ(ナチュカ)地区のチベット人たちにより作成され当局に提出されたものです。
ウーセルさんはこの直訴状の漢語訳をブログに載せられています。
http://woeser.middle-way.net/2009/12/blog-post_9787.html

英語訳が以下二か所に載っています。
http://www.highpeakspureearth.com/2009/12/from-woesers-blog-people-of-yajiang-in.html
http://www.tchrd.org/press/2009/pr20091211.html

リンポチェを心より慕う地域の人々がまさに命を掛けて何とかリンポチェを解放しようとしてきたことが解ります。
直訴状にはリンポチェの無実を訴え、解放を懇願する地域のチベット人たちの切実な思いが現れています。
テンジン・デレック・リンポチェの解放を求める請願書


















テンジン・デレック・リンポチェの解放を求める血判状1この手印ははたして血を使ったものか、朱肉を使ったものか?
どちらにせよ、名前を明かすことには相当の覚悟がいるはずです。















テンジン・デレック・リンポチェの解放を求める血判状112月5日、ナクチュカ政府庁舎前で始まった地域のチベット人約100人によるリンポチェ解放要求の座り込みは、逮捕者を出しながらも11日まではまだ続いていたとの情報(TCHRD)があります。














テンジン・デレック・リンポチェの解放を求める血判状1

rftibet at 19:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)チベット内地情報 

2009年12月15日

COP15で頑張るチベットグループ

以下ITSNからのお知らせです。翻訳はいつもの瓜子様。

ーーー

現在コペンハーゲンで開催中の国連気候変動協議、COP15に参加しているチベット第3極点運動グループから、経過報告が寄せられました。

中国のチベットにおける環境破壊と遊牧民強制移住に抗議し、チベットの環境保護をもとめるための、この運動は世界中から集まった協議参加機関、NGOやメディアに対して、積極的に働きかけ、中国によるチベットの環境破壊の実態と、アジア一帯に影響を与える、中国の資源開発が引き起こす危険を訴えています。現地に参加するチベット人の一人「アンダーカバー・イン・チベット 〜チベット潜入取材〜」の作者タシ デスパによるビデオ報告もご覧下さい。(イギリス チャンネル4制作;報道閉鎖下
にあるチベット遊牧民や現地の生の声を潜入取材したドキュメンタリー)

* 詳しくはキャンペーンサイトで;(英語)http://www.tibetthirdpole.org/
* 一部日本語翻訳はこちらに;http://freetibet.holy.jp/tag/tibet-3rd-pole/

チベット第3極点運動と名付けられたキャンペーンは現地でも、多くのメディアの注目を集め各国語の新聞で写真とともに紹介されています。
スウェーデンの新聞;http://www.gp.se/nyheter/varlden/1.268697-tusentals-bloggare-pa-konferensen

*なお、本日(12月14日)付けでチベットを支援する16カ国からの35名の議員連名による要請書が、国連協議リーダーに送られました。
公開要請書の内容(日本語訳);http://freetibet.holy.jp/tag/議員会議/

*ヒマラヤ山脈を共有する8カ国が先導する共同山岳開発国際センターThe International Centre for Integrated Mountain Development, ICIMODhttp://www.icimod.org/の報告では ヒマラヤの環境破壊が直接的に影響を与える、総人口と総面積は以下のような数値となります。

河川名 流域面積
人口

Brahmaputra       651,335   118,543,000
Ganges    1,016,124    407,466,000
Indus   1,081,718    178,483,000
irrawady    413,710   32,683,000
Mekong     805,604   57198,000
Salween     271,914    5,982,000
Yangtse     1722193   368,549,000
Yellow    944,970   147,415,000

TOTAL    6,256,233    1,137,836,000

source ICIMOD 2009



*ダライラマのスカイニュース インタビュー;環境保護の緊急性についてとコペンハーゲン協議についてが、キャンペーンサイトでご覧になれます。
http://www.tibetthirdpole.org/media-centerインタビュアー「暗いニュースが多い中で、落ち込みませんか?」の問いに、「落ち込んでいても意味がないです。たえず前向きに捉えて、たえず(改善の為)に最善を尽くすことです」とおっしゃる法王様です。

*ITSNによる『チベットの遊牧民を強制的に退去させる中国政府の政策を取り止めて下さい』署名アクションにご協力ください。

チベット自治区 張慶黎書記、雲南省 白恩培書記、甘粛省 陸浩書記、四川省 劉奇葆書記、青海省 強衛書記の5名あて;
http://org2.democracyinaction.org/o/5380/p/dia/action/public/?action_KEY=1306

署名アクションの内容を日本語で読む;
http://freetibet.holy.jp/wp-content/uploads/e5c1a80c71aac0dfaf25d668782c89d2.doc (またはhttp://freetibet.holy.jp/tag/tibet-3rd-pole/の (アクションの内容を日本語で読む)をクリック


世界的に注目を集める重要な国際協議開催国で、チベットの存在感をアピールし積極的に活動する仲間を、引き続き、応援して下さい!
よろしくおねがいします。

日本語での、お問い合わせは;
 鎌田正樹 所在地・東京 E-mail : m-kamata@ja2.so-net.ne.jp
 若松えり 在英 E-mail : eliwakamatsu@googlemail.com



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2009年12月14日

愚痴・中国にすり寄る日本国

ae22176e.jpg今日はただの愚痴エントリー

日本にほぼ一年ぶりに帰ってきて、何が変わったと言って日本の政府だ。
世界のニュースが入らない代わりに日本のニュースは豊富なのは当たり前だが、とにかくこのところ気分を害すようなニュースが多すぎる。

実は日本に帰る前には、「日本も政権交代したことだし、少しはチベットにもいいことがあるかもしれない」と期待し、実情を何も知らず日本を訪問したのだ。
ところが、今日も私が昔から好きでない小沢が胡錦濤に散々おべっか使ってツーショットに収まった後、今度は帰ってくるなり、天皇に無理やり習近平を会わせたりしている。

小沢はまるで道徳観の一かけらも感じさせないやくざ面下げて、まるで金に群がるだけの600人もの恥知らずな日本人を連れて北京参りを行なった。
中国共産党と日本の民主党は連帯を強化するそうだ。
(もっとも小沢が予想するように習近平が次期総書記になるかは以下のブログによれば疑問のようだが)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1214&f=column_1214_002.shtml

そして、鳩山(さん)は歴代の世界レベルに達しない日本の首相たちの中でも飛びぬけてひどいね。
結局、外交政策をアメリカ中心から次第に中国寄りに変更しようという意図がうかがえる。
奈良や平安時代を懐かしんでいるのかいな?
今じゃ中国も仏教を広めるのではなくて人非人思想を広める国に変わっていることはご存じないか、知ってても金のためにもう無意識的に無視しているというわけであろう。
本当に気持の悪いニュースばかりが続いている日本だ。

私はこの前の選挙の時世界の田舎にいて投票していないが、チベットのことを応援されている方に牧野議員をはじめとする民主党議員への応援をお願いしたという事実がある。
これでは私の顔は丸潰れではないか!
と、初めからない顔は潰れないにせよ、良くない傾向だ、、、と思わざるを得ない。

ではあるが、牧野さんはもちろんチベットのために頑張りたいという意思は変わりないであろう。
ただ、小沢が全面的に邪魔してるんですよね、きっと。










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2009年12月13日

広島の野鳥

アオサギ 99cmアオサギ 99cm
今日は日曜日ということで、久しぶりに鳥の日。
といっても、ここはダラムサラではないので鳥も日本のもの、それも広島の鳥です。
この美しいアオサギは私が広島に着いて初めて目にした鳥です。
呉線の呉ポートピアというローカルな駅を降りて家に向かうまで海岸線を歩くのですが、その時に見かけたのです。
家の裏にこんな鳥がいたんだ!と驚いたものです。

人はその時の関心の向きにより風景をかなり選択的に見ているものだな、、、と気付かされるほどでした。

この瀬戸内海のすぐそばで育った私は子供の頃、夏になれば毎日裏の海で過ごしていた。泳いだり、飛び込んだりするだけでなく、潮が引けば干潟で貝、カニ、エビ、シャコ等を採集し、満ちれば潜って魚を突いていました。
釣りなどは子供たちの間では、一つの餌で何匹釣るかを競争するぐらい沢山釣れていました。
それほど、海の幸は豊富でした。
海も透明そのものでした。
沖には牡蠣や真珠の筏が無数に浮かんでいました。

もっともこの子供時代より癖になった狩猟生活は、ダラムサラに行ってチベット仏教を知ってからは懺悔の対象ともなったものです。

コサギ 63cm コサギ 63cm
このサギも同じ時に見つけました。

その後、海はどんどん汚染され、裏の海は遊泳禁止になりました。
すぐ隣にある猟師の波止場も急速に活気を失い、今ではただレジャーボートが何隻か泊っているだけです。
もう猟師で生計を立てている人は全くいないようです。

最近海は再びきれいになって来ているようだ。
ゴミも見当たらなくなりました。
でも、もう夏になっても裏の海で遊ぶ子供たちを見ることはなくなりました。
最近は海水浴場以外で泳ぐ子供はいないようです。
なにより、子供自体がこの周りにまるで居なくなったらしいのです。
昔、周りにあんなに沢山の子供がいたのが嘘のようです。

この一帯は海に近すぎてよく台風の被害を受けたりします。
土地が低いので高潮の被害を受けやすいのです。
確かに大潮のときなど、家の横の道とその横の海との差は1メートルを切る状態です。
子供のころに比べ海水は迫ってきているという実感があります。

温暖化による海面上昇で真っ先に沈むべき運命にある土地というわけです。

野バト野鳩

コペンハーゲンでは今が開かれている。
昨日は数万人規模のデモが様々な環境団体により行われ、暴徒化したとして1000人以上が逮捕されたという。
この逮捕は大した逮捕ではないが、それにしてもみんな寒いデンマークで熱くなっていることは伝わってくる。
亡命チベット人も「チベット第3極点運動」と名付けられたチベットの環境を守るためのキャンペーン・チームを送り込んでいる。
今回の活動の中心は「遊牧民の強制移住に対する抗議運動」となっている。

とにかく世界200カ国の団体や個人が参加しているということなので、お互いの絆・連帯づくりも大きな仕事なのでしょう。

今回の会議には本気で世界中が参加していると感じる。
そして、世界中は大雑把な開発途上国対先進国という対立構造にはまっているが、其々の中においても主張は異なり、結局到底同調的ムードとは言えない対立ばかりの目立つ会議になっている。
その中でも中国のふてぶてしさは群を抜いている。

この先、このような国際的協力が必要とされる場面は益々多くなるであろうが、中国は西洋世界に対し一々反対意見を主張することが予想される。

結局、判っていてもどうしようもないという中国、インド中心の物質的発展と大気汚染プラス軍拡という状況は続き、計算通りにある破局に向かうという訳だ。

ジョウビタキ 15cmジュウビタキ 15cm
家の庭によく来る鳥。

日本の水道はさすがに勢いがいい。
いつも、水不足のダラムサラで、ちょろちょろ水に慣れている私は最初戸惑い、そのうち蛇口をぎりぎり絞って使うようになる。
それでも、風呂には贅沢する。日本では一回に最低200リットル使う。
ダラムサラでは風呂と言って、週に二、三回バケツ一杯(20リットル)のお湯だけで済ます。
この差は大きい。

もっともそのうち中国に水を売るようになれば、日本の水道水の圧力もどんどん落ちるかもしれないが。

それにしても、とにかくインドの田舎に住むのと、日本に住むのとでは何でもかんでもその消費量はけた違いだ。
日本に住んでいるだけである種の罪悪感に苛まれるかも知れない、、、
でも、すぐ慣れてしまうけど。

慣れると言えば、最初のころはテレビに世界のニュースがあまりに乏しいので、世界から置いてきぼりになった気がして寂しく感じるが、これにもすぐ慣れ、馬鹿番組を見てたりする。

日本は先進国の中では飛びぬけて閉鎖的社会と感じる。
チベット支援活動も相当閉鎖的に見える。

チベット問題一つを取ってみても、とにかく世界は英語で動いていると、今更ながら感じるわけです。













rftibet at 20:15|PermalinkComments(3)TrackBack(0)その他 

2009年12月11日

テンジン・デレック・リンポチェを救うために

b5ff46bb.jpg以下、ITSNが発表したテンジン・デレック・リンポチェの解放を求める嘆願書です。
(ロンドンの若松さんが翻訳して下さいました。若松さんいつもありがとうございます)

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テンジン デレグ リンポチェ プレスリリース;
ITSN 政治囚キャンペ−ンワーキンググループより


緊急発表
2009年12月9日

コンタクト
Tenzin Dorjee (英語/チベット語) New York +1 646 724-0748

Ven. Ngawang Woeber (チベット語のみ。通訳付き) 現在Copenhagenの気候変動協議に参加中, c/o +44 7984 799 958

本土チベット人らが、終身刑を言い渡された高僧の再審を訴える

東チベットで何百人ものチベット人が、中国の刑務所に終身刑で服役中の、敬愛する高僧、仏教指導者でもあるテンジン デレク リンポチェの再審を求める要請を行いないました。報告では要請を行ったのは先日嘆願書の署名30,000筆とともに北京へ出かけたテンジン デレクの親族5名を含み(1)、12月5日土曜日以降、彼の地元であるカムのカルゼ チベット自治県ナクチュカ(ナチュカ)、オトッ内(中国語;四川省甘孜チベット自治省雅江 )とその回りで数百人ものチベット人が平和的に集結し、彼等の獄中にある精神的指導者を支援するためにハンガーストライキを行いました。報告では90名もの逮捕者がでたとされています。

テンジン デレク リンポチェは2002年に成都で起きた爆弾事件に関与したとしてテロの疑いをかけられ死刑の宣告を受けたが、拘束時から今まで一貫して無実を主張しています。(2)世界的に起こった解放運動後、2005年1月、彼の死刑は無期懲役に減刑されました。彼の地元のチベット人はテンジン デレクに対して全く変わりない忠誠を示し、一連の彼等のアクションは中国当局による大量の武装警官隊と軍隊が、この地区へ増強されているなかにあっても、彼等の再審を求める声が以前にもまして大きくなっていることを証明しています。(3)

”このニュースは、昨今のチベットにおける(中国の)武装強化を考慮した上で、勇気ある一般チベット人によるテンジン デレク リンポチェをなんとか助けたいという強烈な思いの表れです”テンジン ドルジェTenzin Dorjee, Students for a Free Tibet 代表は語ります。”この地区のチベット人は、一生をコミュニティーの向上の為に捧げ、環境保護を訴えた僧侶が、非道で暴力的な犯罪を犯したとは、初めから納得していなかったために、彼の釈放のために命がけの危険をおかしているのです。”

チベットからの報告ではテンジン デレクの親族5名は次の3点のもとにした新たな裁判の申請に対する嘆願署名を北京の中央政府まで行き提出しようとしました。3点は、
第1にテンジン デレクが関与した証拠がないこと、
第2に彼自身が無実を主張している事、
第3に彼は当局の罠にかけられた点についてです。

嘆願書には、テンジン デレクが無実を主張し再審のための助けを求める様子が綴られており、彼の家族が刑務所のテンジン デレクに面会を許された際に、彼はこう語ったとあります。「爆発事件はもとより、他のどの非合法な行為に関しても私は関与し
ていない。罪は彼等によってきせられたものなのだ。私はたえず人々に生あるものを殺めてはならないと,説いて来た。それが例えアリの命でもだ。そのような私がどうしたらそんな暴力的な行為を犯すことができるだろう。再審要請が可能なら、全ての
罪を晴らす事が出来るかもしれない。」


報告では、北京に出向いたテンジン デレクの親族一同は強制的に自宅に戻るよう追い返されとのち、その足で四川省、成都の裁判所に向かい面会許可を申請しています。親族一同の消息については報告により、まちまちで拘束されたと報告するものもあり
ますが、確認されていません。

テンジン デレクは四川省、綿陽の綿陽刑務所 Mianyang Prison に現在、拘束されています。拷問による後遺症と刑務所の貧しい環境により彼の健康状態は悪化しており、歩行に支障をきたしており、心臓に痛みを訴えています。

ナクチュカ(ナチュカ)、オトッからの最近の報告では中央庁舎に集まった数百人のチベット人を公安部隊が取り囲み、多くの拘束者が出たもようです。拘束者がその後釈放されたかどうかは、わかっていません。Human Rights Watchの報告によるとテンジン デレク リンポチェは彼の望む弁護士や基本的な司法処置を(当局により)拒否されており、罪状内容も根拠のないもので、再審を望む声は当然であるとしています。

「テンジン デレクリンポチェは最初から公平な裁判を与えられていませんでした。(彼が拘束されてから)7年が経過した今、国際司法に基づいた裁判を再開することは、遅いといえるくらいです」とGu Chu Sumの会の代表で自身も政治囚として拘束経験を持つVen. Ngawang Woeberは語ります。

12月10日の国際人権デーではチベット人とその支援者達によって、地球規模の抗議行動と追悼ビジルが行われます。今年はダライラマが、チベット問題の解決に対して中国政府との協議を続ける努力を世界的に認められ、ノーベル平和賞を授賞して20年でもあります。

追記;

1. 嘆願要請書の全文の翻訳はこちらでご覧になれます。(英語)

http://www.highpeakspureearth.com/2009/12/from-woesers-blog-people-of-yajiang-in.html

チベット語と中国語で書かれた現物のコピーはブログでも;
http://woeser.middle-way.net/2009/12/blog-post_9787.html.

2. 目撃者の証言によるとテンジンデレク リンポチェは、彼の裁判中に自身の無実を主張して叫んだと言われ、2003年1月の上訴の結果を待つ期間中に、刑務所から極秘で持ち出されたテープの中でも、こう言っています。「(当局が)なにを言おう
と、私は完全に無実だ。チベットのためにチベット人の幸福を守る事に献身的に働いて来たがために、私は罪を着せられたのだ。中国人は私のやる事やいう事が気に入らなかったのだ。逮捕された理由は,その意外にない、、、、私は常に私は常に他人に対して手を振り上げるなと説いている。それは罪なことだ、、、私は(爆発現場に落ちていたという)パ ンフレットを作ったこともなければ、配布したこともないし、爆弾を秘密裏に仕掛けたということもない。私はそんなことを考えたこともない。私は他人に害心を抱いたことはない」

3. ナクチュカ(ナチュカ)のチベット人は2002年の逮捕時より、テンジン デレクの件について中国当局に対して問い合わせる意向を表明してきました。
2007年5月には5台の車に分乗した地元住民が四川省成都に向かい彼の為に上訴しようとしていますが、当局により車両は止められ、乗っていたものは暴打された。この事件後2か間に渡って地元住民が庁舎前に集まりテンジンデレク リンポチェの釈放を求めた。

4. The International Tibet Support Group ITSNの政治囚ワーキンググループは次の団体の共同参加を含みます。
Students for a Free Tibet,
Australia Tibet Council 、
Gu Chu Sum Former Political Prisoners’ organisation.

Alison Reynoldsより

International Tibet Support Network総局長



rftibet at 16:30|PermalinkComments(1)チベット内地情報 

2009年12月09日

ビデオCDを制作し配布したとして11人逮捕

Ngagsung写真は逮捕されたツァコ僧院(写真下)僧院長のガクスン

<中国当局は国家転覆を企てるビデオCDを制作したとしてアムド、ゴロック地区のチベット人11人を逮捕した>
http://www.tchrd.org/press/2009/pr20091208.html

TCHRD(チベット人権民主センター)に寄せられた信頼できる情報によれば、
中国当局は国家転覆を企てる歌を吹き込んだビデオCDを制作し、流布させたとして僧侶を中心に11人のチベット人を逮捕した。

12月4日、公安は青海省ゴロックチベット族自治県マトゥ地区Matoe County (Ch: Maduo Xian)にあるツァコ密教僧院とカコル僧院に所属する11人を逮捕した。

情報によればこのビデオはこの二つの僧院の僧侶5人が共同で制作したものだという。
5人とはツァコ僧院の3名:僧院長のガクスン23歳、ノベイ、シェラップ・ニマ25歳(ヨギー・行者)
カコル僧院の2名:トゥルク・ツェパック28歳(活仏)ともう一人の名前不詳の僧侶
CDのタイトルは「チャクドゥム・マルポ(血の予言)」。
今年9月1日にリリースされた。

Tsakho Monastery歌詞の内容は、亡命中のチベット人リーダー、ダライ・ラマ法王に対するノスタルジックな抒情詩、去年以来の大規模なデモにより死亡したチベット人に対する哀惜と無力感、1959年来の中国の失策と野蛮な暴力、鉱山乱開発などについてだ。
ビデオCDの中では曲と一緒に去年からの中国当局のチベット人に対する暴力や殺人のシーンが多く紹介されている。

このビデオは以下の6人の手によりマトゥ地区の内外に約5000枚が無償で配布されたという。
1、ギャボ 41歳(元ツァコ僧院僧院長)
2、ゴワン 23歳(ツァコ僧院僧侶)
3、タシ・ニマ 33歳(ツァコ僧院戒律師)
4、マルキ 40歳(カコル僧院僧院長)
5、ケンポ 25歳(カコル僧院僧侶)
6、ガラップ・ドルジェ 46歳(ツァコ村村民)

逮捕後、この6人には罰金一万元と保釈金一万元という条件の上にさらに12月10日までにすべての配布したCDを回収するようにと命令され、さもなくば再逮捕すると言い渡された。
CDは広い範囲に配布されていることもあり、結局この回収は不可能なことなので、いづれ彼らも再び逮捕されるとみられている。

中国当局はこの数年チベット人作家、写真家、ブロガー、出版社など直接的に抗議活動に参加していないが、チベット人たちの権利、文化、宗教あるいは脆弱な環境に対しチベット人としての意見を発表する者たちをターゲットに逮捕し刑を与えている。

先月にも「痕の残らぬ拷問」と題されたアルバムを発表した人気チベット人歌手タシ・ドゥンドゥップを逮捕した。

同じく秘密裁判により甘粛省の甘南中級人民法院は11月12日作家、写真家でもあるチベット人僧侶クンガ・ツァヤンを「国家機密漏洩」の罪で5年の刑に処した。

以下略。

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中国政府は明日の世界人権デーや法王のノーベル平和賞受賞記念日を前に、この日をあざ笑うが如く次々とチベットの勇気ある文化人を逮捕し無法裁判に掛けるということを繰り返しています。







rftibet at 17:00|PermalinkComments(1)TrackBack(0)チベット内地情報 

続・ナクチュカの戦い、リンポチェ解放運動

Tenzin Delek Rinpocheナクチュカで起こった今回の事件には深い因縁があるのだ。

地域のチベット人たちが切に解放を求めるテンジン・デレック・リンポチェは中国政府のチベット文化・環境破壊工作に対する抵抗運動の先鋒であり、象徴と化していた。

リンポチェは1950年カム、リタンに生まれリタン僧院で7歳の時僧侶となった。
1982年から1987年まで南インドのデブン僧院に留学。
その間にダライ・ラマ法王から転生者として認められテンジン・デレックという新たな法名を授かった。

リンポチェはその後再びリタンに帰ったが、その時から当局の監視が始まった。
リンポチェは逮捕されるまでに、地域に7つの僧院、尼僧院を建設した。
養老院と貧しい子供たちと孤児のための学校も建設し、運営していた。
また、環境保護を常にみんなに訴え続けた。
水源や土壌を汚染するとして鉱山開発に反対した。
洪水や土砂崩れの原因となるとして森林伐採に反対した。
動物が絶滅するとして無制限の狩猟に反対した。

彼の名声は地域で益々高まり、様々な場面で政府と衝突することになった。
当局は目ざわりな彼を消す機会を待っていた。
そんな折2002年4月3日成都で爆弾事件が起こった。
これに関連し、ロプサン・ドゥンドゥップというチベット人が逮捕された。
彼はリンポチェの遠い親戚であった。
そこで、当局はロプサン・ドゥンドゥップを拷問にかけ、リンポチェがこの事件に関与したという自白文に彼のサインを取った。

リンポチェは4日後に逮捕され、2002年12月2日、たった三日間の秘密裁判の結果、二人とも死刑を言い渡された。
国際人権機関等の圧力によりケースは四川省高級法院に持ち込まれたが翌年の1月26日ロプサンに死刑、リンポチェは二年の執行猶予付き死刑とされた。
ロプサンは即日死刑執行された。
ロプサンは死ぬ前に彼の以前の自白は「拷問によるものだ」と証言している。

その後の世界的なリンポチェ解放運動の成果があったのか、2005年1月26日彼は無期懲役に減刑された。

テンジン・デレック・リンポチェは「私は完全に無罪だ。私は常に他人に対して手を振り上げるなと説いている。それは罪なことだ、、、私は(爆発現場に落ちていたという)パンフレットを作ったこともなければ、配布したこともないし、爆弾を秘密裏に仕掛けたということもない。私はそんなことを考えたこともない。私は他人に害心を抱いたことはない」と話しているという。

もっと詳しいリンポチェの経歴を知りたい方は以下へ
http://www.freetibetanheroes.org/profiles/tenzin-delek-rinpoche

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以下、ITSNから送られてきた今回の事件に関するコメントや情報、アクションの提案です。(翻訳瓜子様)


* この抗議行動はテンジン デレク リンンポチェをの状況に対する反動で単発的に起きた行動ではない点を強調してください。この地域にとって彼の不在は長いこと悲観の対象となっており、彼が投獄されてからの最初の3年間は地域住民は一切、祝い事を取りやめて来た経歴があります。テンジン デレクが求刑された年数の最初の数年間を刑務所で過ごせば釈放されるのではといった彼等のかすかな望みは、意味を持たない事がはっきりし、この地区の住民は長い間、彼のためになんとかしたいと思って来
た結果の今回の抗議行動への展開です。

* 更に地域住民は、この抗議行動が政治的な(フリーチベット等を求めるもの等)意味をもつものではなく、純粋にテンジン デレク リンンポチェを救いたいという気持から起きた点を強調するために、危険を冒しています。

* テンジン デレク リンンポチェはチベットにおける700名以上もの政治囚の中の一人です。

* 2009年12月10日はダライラマがノーベル平和賞受賞して20年です。


チベットで何が起きたか(まとめ)状況は今現在進行形で届いた目撃者による報告に違いがあるため現在確認を急いでいます。以下は現在発表されている報告をまとめたものですが、未確認情報が含まれている事を必ず事前にお伝えください。

- チベット運動全体で、テンジン デレグの健康状態が悪化している事を知らされました。彼はいぜんとして無実を主張しており、弁護士と再審を求めています。彼の地元支援者は彼の法的な弁護人と再審を求める署名運動を始めました。

- APによる記事では数週間まえにテンジン デレクの親族5人が、30,000筆の署名を持って,北京に向かった所、四川省に強制的に戻されたとのことです。同記事では、親族はその後、四川省裁判所へ向かいテンジン デレクとの面会許可を求めたそうですが、面会が可能だったかどうかはわかっていません。親族一同の近況ははっきりしておらず、情報の中には彼等が拘束されたとするものや、その他の情報ではわからないとするもの様々です。

- 12月5日、テンジン デレク地元住民の何人か、親族一同を支援するため成都 (Chengdu )か雅江 Nyagchukha (Yajiang)に向かった事がわかっています。

- 何百人ものチベット人が親族一同を支援するため(または彼等の拘束に抗議して)抗議行動に参加しました。
チベット人300人が抗議行動とハンガーストライキを雅江 Nyagchukha (Yajiang) と、Tibet Post による報告では テンジン デレクの僧院近くにあるオトック Othok (リタンLithangのそば) で先週末に行いました。

- いくつかの報告では相当の数の逮捕者がでた事を報告しています。(50人、90人、またはもっと多い数も);ほとんどの報告に共通しているのは抗議行動が雅江 Nyagchukha (Yajiang) で起きたという事で、時間や逮捕に至った状況についてははっきりしていません。

現在,出ている報告のリンク集
Associated Press AP通信, 12月8日 : http://www.ctv.ca/servlet/ArticleNews/story/CTVNews/20091208/tibet_monk_091208/20091208?hub=World

Tibet Post, 12月8日;http://www.thetibetpost.com/en/inside/51-news-in-focus/522-chinese-military-deployed-to-peaceful-protests-in-othok-lithang-east-tibet-update

Tibet Post, 12月7日: http://www.thetibetpost.com/en/inside/51-news-in-focus/521-ninety-people-arrested-and-twenty-injured-in-nyakchu-district-lithang-eastern-tibet

Radio Free Asia, 12月7日: http://www.rfa.org/english/news/tibet/protest-12072009151909.html


2.アクションの提案と資料について
12月10日世界人権デーの際の追悼ビジルを中国大使館側で行う団体は是非テンジン デレク リンポチェの写真をITSNの資料(Resouces)からダウンロードしてお使いください。テンジン デレク リンポチェの釈放を求めるメールアクションを支援者にご紹介ください。http://tinyurl.com/tenzin-delek-action政治囚キャンペ−ンのウェブサイト「フリーチベタンヒーロー」ではテンジン テレクを応援するGallery of Voicesのページに皆さんのメッセージやビデオをポストすることができます。
http://www.freetibetanheroes.org
ITSNサイト内の資料(要ログイン)から中国首相あての絵はがきがダウンロード出来ます。
http://www.tibetnetwork.org/resources-tenzindelekメディアや政府機関に対して上記の進展を含めて報告し働きかけてください。
これまでにも、彼についてコンタクトをした議員や政府関係者には、上記のまとめを最新情報として通知してください。

ITSN資料箇所では(要ログイン)以下が用意されています。

- アクション絵はがき(各自の中国大使館を通して中国首相あて)
- テンジン デレク リンポチェの経歴
- テンジン デレク リンポチェ写真
-  テンジン デレク リンポチェのプラカード
-  2004年発表の TCHRD とHuman Rights Watchによる報告書



rftibet at 14:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)チベット内地情報 

2009年12月08日

カム、ナクチュカで新たに大規模な抗議デモ

Tenzin Delek Rinpocheホンコン発12月7日付RFA:
http://www.rfa.org/english/news/tibet/protest-12072009151909.html
http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/tibetans-are-detained-at-new-detention-center-near-nyachukha-county-12072009160103.html

及び12月7日付Tibet Post:
http://www.thetibetpost.com/en/inside/51-news-in-focus/521-ninety-people-arrested-and-twenty-injured-in-nyakchu-district-lithang-eastern-tibet

によれば、12月5日よりカム、ナクチュカ(ナチュカ)ཉག་ཆུ་ཁ་でチベット人数百人がテンジン・デレック・リンポチェསྤྲུལ་སྐུ་བསྟན་འཛིན་བདེ་ལེགས་རིན་པ་ཆེ་の解放を要求する一連の平和的抗議活動を行った。
これに対し当局は多量の武装警官隊を差し向け、抗議するチベット人たちに襲いかかり激しい暴力により少なくとも20人が重傷、60人〜150人が逮捕されたという。

テンジン・デレック・リンポチェは今月ITSNも特別キャンペーンの対象に選んでいたカム地方の高僧だ。
リンポチェは2002年12月、一連の爆発事件の首謀者とされ、二年の執行猶予付きの死刑を宣告された。
同時に死刑を宣告された彼の親戚でもあるロプサン・ドゥンドゥップ氏は直ちに処刑された。
国際的人権機関からの圧力が効いたのか、彼の刑期は2005年無期懲役に減刑された。

彼の僧院はオトッཨོ་ཐོག་にあるので、今回も抗議を行った者の中心はオトッと彼を同じく師と仰ぐチベット人の多いゴロッམགོ་ལོག་だという。
複数の情報によれば、
この抗議活動は様々な様相を呈しており、今も続いているらしい。

まず、12月5日から300人以上のチベット人がナクチュカの政府庁舎の前で平和的デモと共に座り込みのハンストを始めた。
これに対し、警官隊が出動し、すでにこの中から90人は逮捕され、20人が重傷を負った。

これとは別にゴロッとオトッから一団の陳情グループが北京に向かい、リンポチェの解放を中央政府に訴えようとしたが、彼らは北京で拘束され、打ち据えられ、追い返された。
ボロボロになって帰って来た陳情団を見て、現地の若者たちが立ち上がって抗議した。
ゴロッとオトッから大勢の若者がバイクを連ねてナクチュカの中央庁舎に向かった。
しかし、彼らにも大量の保安部隊が送られ暴力的に鎮圧された。
「衝突のあった中心街には多量の血痕が残されていた」と証言者が語る。
彼らのバイクは軍用トラックに載せられ持ち去られた。

ナクチュカはリタン県に属する。
リタンは競馬祭で有名だが、2007年の競馬祭の時、大きな抗議運動が起こったがこの時も要求の中心はこのリンポチェの解放であった。
この2007年のリタンでの騒動は2008年の蜂起にもつながる大きな事件でもあったのだ。

現在、中国当局は大量の武装警官隊と軍隊をリタンとナクチュカに配備して厳戒態勢に入っているという。








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