2012年11月

2012年11月30日

ラサのジョオ像の前で「苦しみの中にあるチベット人を救いたまえ!」と祈ったカンパが逮捕される

jokhanラサ、ジョカン寺の本尊ジョオ像(写真はネットより)

RFAに内地から寄せられた報告によれば、今月27日にラサのジョカン(大昭寺)のジョオ(主尊である釈迦牟尼像)の前で、法王の長寿とチベットが救われますようにと祈ったチベット人が連行され、その後行方不明になったという。

今日はペーラモというチベットの祝日で、この日には女性に何かプレゼントをするという習慣があるという。詳しいことは知らないが、とにかく女性を大事にしないと女性に怒られるという日らしい。

で、ラサではこの日に向かい、いつもなら巡礼者が増えジョカン辺りは賑わうという。ただ、今年はこの日に掛け当局の警戒が一段と厳しくなり、ジョカンを訪れる人も少ないそうだ。

そんな中、11月27日の午後4時半頃、1人の50代と思われる、如何にも強そうなカンパ(カム出身の男性)がジョオ像の前に来て、回りの人みんながびっくりするような大きな声で「ダライ・ラマ法王に長寿を!チベット人はチベットの中で自由もなく、永きに渡り苦しみに喘いでいる。三宝よ我らを救いたまえ!」と叫んだ。

すると、直ちに、回りにいた私服警官が彼に飛びかかり、取り押さえ、どこかへ連行した。その後、彼の消息は途絶えたままだという。

その他、その日には他にも拘束されたチベット人がいたと報告者は伝える。

参照:29日付けRFAチベット語版http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/tibetanprotest-11292012155911.html

大きな声を出して祈ると逮捕されるということだ。他のチベット人たちの祈りも似たようなものであろうが、普通のチベット人たちは心の中で祈るだけ(本心を口に出して言えば逮捕されると分かってる)。彼は身体も大きかったようで、大声になってしまったようだ。今頃、しこたま痛い目に遭っているであろう。無事を祈る。

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2012年11月29日

チベット各地でチベット人知識人60人以上が焼身者に連帯を示すためのハンスト

73589_383315655083796_83895527_nチベット各地でハンストすると明言するネット上の声明。

ダラムサラ・キルティ僧院の僧カニャク・ツェリンが一昨日の夜、伝えたところによれば、11月26日の午後10時から28日の朝8時まで、自治区首都のラサをはじめ、カムのカンゼ、ダンゴ、ジョンダ、ザチュカ、ティンドゥ、セルタ、アムドのレプコン、それに西寧と成都で60人以上のチベット人が時を合わせそれぞれの地区でハンストと連帯の祈りを行ったという。

このハンストに加わったのは大学の学生、政府職員、作家、僧侶、商人等で全て知識人として知られた人たちだという。このハンストの意味はこれまで内外合わせ90人以上が焼身し、さらに多くの人々が獄に繋がれているという状況に鑑み、彼らに連帯を示すためだという。

このニュースは一昨日の夜、僧カニャク・ツェリンがメールで知らせていたものだが、私は直ぐにブログに書くのをひかえていた。その間にもチベット系メディアは全てこのことを報じた。このニュースは「これから60人以上の知識人が焼身者に連帯を示すためにハンストを行うぞ」というものだが、実際、一体どのような仕方でやるのか、そのやり方次第では即拘束されるとか、例えば政府職員等は即クビになるのではないか?とおもわれた。続報が入るのを待っていたのだが、今のところ何も入っていない。だから、どのような仕方で行われたのかは不明である。

ただ、このようにチベット各地を結ぶ知識人の連絡網があることは確かであると思った。ネットや電話を使い彼らは常に連絡し合っていると思われる。

0030アチョク僧院で行われた焼身者への連帯を示す法要。

焼身者の急増を受け、このように焼身者に連帯を示すという動きは各地で僧院を中心に行われている。例えば、昨日28日にもアムド、ツォロ(海南チベット族自治州)のチコルタン県にあるアチョク僧院に500人のチベット人僧俗が集まり、法王の写真を掲げ、法王の長寿を祈るとともに、これまでの焼身者全員を供養する法要が行われたという。

しかし、これに反し、内地でも「もう焼身は止めよう」という訴えも上がっているという。例えば、RFAによれば、今週、焼身が続くアムド、レゴンで地区のチベット人ラマ、ゲシェ、政府職員、長老たちが連署で声明を発表したという。

その最初には「社会と民族に真の愛情を持ち、人間生活の価値を知る我々は、膝まづき、両手を合わせ、汚れない心と共に、焼身という絶望的な行為を止めるようお願いする」と書かれているが、続けて「世界平和と真に安全で調和した社会を築くには、長期的で広い視野が必要だ……忍耐が必要だ」等と書かれており、これは政府の意向を反映した、別のやり方によるチベット人懐柔策の1つではないかと疑える代物である。

「焼身を止めて下さい」とアピールすることはすでにウーセルさんやアキャ・リンポチェ等が行い、カルマパや亡命政府も行っている。法王もはっきりとはおっしゃらないが、間接的な言い方で焼身を止めるようにとおっしゃっている。しかし、実際に焼身する人々にはこのような遠くの声は届かず、日々直接的に経験する弾圧や、間近に見たり聞いたりする同胞の焼身のインパクトの方が余程強く、数が増えれば世界も動いてくれるはずだとの期待もあり、連鎖反応が止まらないのであろう。

参照:27日付けTibet Timesチベット語版http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=6968

28日付けRFA英語版http://www.rfa.org/english/news/tibet/protest-11282012200948.html

このRFAの記事の中には、26日に衛生学校の生徒たちによる大規模な抗議デモが発生したチャプチャで、28日、こんどは技術学校(工専)の生徒たちがデモを行い、こちらも部隊により武力弾圧され、5人が逮捕、大勢が負傷したと書かれている。部隊は学生たちに向かって催涙弾を放ち、何かしらの爆発物も投げ込まれたという。

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<速報>今日:ルチュで8日間に3人目の焼身 2児の父 内地91人目 死亡確認77人目

001qツェリン・ナムギェル生前の写真

今日11月29日、現地時間午後2時頃、アムド、ルチュ・ゾン(甘粛省甘南チベット族自治州碌曲県)サムツァ郷(ཀླུ་ཆུ་རྫོང་ཟམ་ཚ་ཞང་)の役場の前でツェリン・ナムギェル(ཚེ་རིང་རྣམ་རྒྱལ་又はツェリン・タシཚེ་རིང་བཀྲ་ཤིས་)、31歳が中国政府のチベット弾圧に抗議する印として焼身し、その場で死亡した。

遺体は集まったチベット人たちにより家族の下に届けられ、現在ドンシク僧院とモクル僧院の僧侶たちが法要を行っている。地区のチベット人たちも大勢集まっているという。

ツェリン・ナムギェルはルチュ・ゾン、サムツァ郷ロツォ村(ཟམ་ཚ་ཞང་ལོ་ཚོ་སྡེ་བ་)の出身。父の名はチュロ、母の名はタムディン・ツォ。彼は結婚し2人の娘がいた。妻の名前はチュキョン・ツォ、7歳になる長女の名はドルジェ・キ、3歳になる次女の名はケルサン・ドルマ。

02331自宅に安置されたツェリン・ナムギェルの遺体

ルチュ県ではこのところ焼身が続いている。11月22日にタムディン・キャプ(23)が、11月26日にゴンポ・ツェリン(24)が焼身し何れも亡くなっている。

焼身の後、地域には大勢の部隊が配備され厳重な警戒が行われているが、この厳しい警戒、規制が更なる焼身の引き金になるという場合も多いと思われる。

参照:29日付けTibet Timesチベット語版http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=6981
29日付けphayulhttp://www.phayul.com/news/article.aspx?id=32559&article=Breaking%3a+Tibetan+man+burns+self+to+death%2c+Toll+climbs+to+89

ツェリン・タシ燃えるツェリン・ナムギェル

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<速報>昨夜、ツゥ(ツォエ)で若者が焼身、死亡  内地90人目

imageワンデ・カル生前の写真。

昨日11月28日現地時間午後7時頃、アムド、ツゥ(གཙོས་ツォエ、甘粛省甘南チベット族自治州合作市)の街中でチベット人、ワンデ・カル(བན་དེ་མཁར་)、21歳、が中国政府のチベット圧政に抗議する焼身を行い、死亡した。

彼は焼身しながら、「ダライ・ラマ法王をチベットへ!パンチェン・リンポチェを開放せよ!チベットには自由が必要だ!言語と宗教の自由を!環境保護を!」と叫んだという。

遺体は家族の下に運ばれ、今日朝から、地元の僧侶、俗人が集まり法要が行われている。村には部隊も出動し、厳重な警戒が行われ、電話も切断されており、詳細は伝わっていないという。

ワンデ・カルはツゥ市に編入されたゾゲ(མཛོད་དགེ་)地区カンツァ郷ヤルキソク村(གཙོས་གྲོང་ཁྱེར་གྱི་ཁོངས་སུ་ཆ་བགྲོས་བྱས་ཡོད་པའི། མདོ་སྨད་མཛོད་དགེ་ཤོག་པ་ལྔའི་ནང་ཚན་རྐང་ཚའི་ཡར་ཀི་སོག་སྡེ་)の出身。父の名はツェリン・タル、母の名前はクンサン・ドルマ。彼には2人の兄弟がいる。

彼は村から20キロほど離れたツゥに出て来て、焼身した。ヤルキソク村は現在は甘粛省のツゥ市に含まれているが歴史的には隣の四川省ンガバ州ゾゲに含まれていた。

内地焼身90人目(亡命政府発表88人目)、死亡確認76人目(亡命政府発表74人目)。

参照:29日付Tibet Times チベット語版http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=6982
29日付phayulhttp://www.phayul.com/news/article.aspx?id=32560&article=Breaking%3A+Young+Tibetan+burns+self+to+death%2C+Mass+prayer+service+for+self-immolators+in+eastern+Tibet

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2012年11月28日

25日に焼身・死亡した17歳の尼僧サンゲ・ドルマ 辞世の句 「お戻りになられた」

263703_4167662384022_585051793_n尼僧サンゲ・ドルマの辞世句(これは彼女の写真と共に本文を書き出したものである)

17歳の尼僧サンゲ・ドルマは11月25日の夜、ツェコ県ドカルモ郷で焼身抗議を行い、その場で死亡した。http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51770783.html
夜遅くのことであり、目撃者が少なかったのか焼身の状況など詳細は伝わっていない。

ただ、彼女は家に遺書を残していた。丁寧に写真と共に封筒に入れられていたという。
遺書は詩句である。「お戻りになられた」と題されている。その中で彼女は「私のラマ(ダライ・ラマ法王)がお戻りになられた」と歌い、チベット人たちに希望を捨てず、明るい未来を夢見て闘いを続けるべきだと説く。

焼身を決心したその夕方、空を見上げた時、彼女には本当に法王がお戻りになった姿が見えたのかも知れない。

028亡命したチベットの子供がダラムサラの一時収容所で描いた絵(2枚とも)。











お戻りになられた

チベット人たちよ 見上げよ
黄昏の蒼い空を 見上げよ
白い雪山の天上の天蓋のような
私のラマがお戻りになられた

チベット人たちよ 見上げよ
雪山の頂を 見上げよ
白い雪獅子がお戻りになった
私の雪獅子がお戻りになった

チベット人たちよ 見上げよ
上方の広大な森林を 見上げよ
美しいトルコ石の色した草原を見よ
私のインドの虎がお戻りになった

チベット人たちよ 見上げよ
上方の雪山に囲まれた国を見よ
雪山の国の時代がはじまった
チベットは自由で独立している

ギャワ・テンジン・ギャンツォ(ダライ・ラマ法王)
遠い国にいらっしゃる間は
世界中を巡られて
苦しみの底にある赤い頬したチベット人を
暗闇から救う祈りを続けられる

パンチェン・ラマは獄に繋がれ
獄の中から外をご覧になり
我が雪山の国に
喜びの太陽が昇るを祈られる

雪山の国の幸せのために


121128073143AYまた、封筒の中には写真が入っていると書かれた別の紙には:

「雪山の子である愛すべきチベットの男女よ
自分たちが勇敢なチベット人であることを忘れるでない」
サンゲ・ドルマより


と書かれていた。

自分の手に「独立国チベット」と書かれている。

参照:27日付けTibet Timesチベット語版http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=6966





サンゲ・ドルマ自宅に安置されたサンゲ・ドルマ













006























32426_10151373876225337_1416208926_n辞世句を読み、Tomoyo Ihayaさんが尼僧サンゲ・ドルマに捧げるために描かれた絵。

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<速報>焼身者急増! 昨日2人目の焼身 サンチュ県サンコク郷で 内地89人目 今月25人目

399251_10151161595922582_382898941_n在りし日のサンゲ・タシ

昨日、11月27日、現地時間午後11時頃、サンチュ・ゾン(བསང་ཆུ་རྫོང་甘粛省甘南チベット族自治州夏河県)サンコク郷(བསང་ཁོག་ཞང་)でサンゲ・タシ(སངས་རྒྱས་བཀྲ་ཤིས་)、18歳が中国政府の圧政に抗議する焼身を行い、その場で死亡した。

サンゲ・タシはその日、友人と共にバイクで郷中心地に向かった。焼身を行う直前に彼は従兄弟のツェベに電話を掛け、「アロ(ハロー)、俺は今日チベットのために焼身するぞ」と話した。ツェベは「アロ、アロ、そんなことはするな、ちょっと待て!」と応答したが、すぐに電話は切られた。その後、何度電話しても通じなくなったという。

家族がサンコク郷に駆けつけたが、その時にはすでに彼は焼身した後だった。目撃者の話によれば、彼は焼身しながら「ダライ・ラマ法王をチベットにお招きすべきだ!パンチェン・リンポチェはじめ全ての政治犯を開放せよ!」と叫んだという。遺体は家族の下に運ばれた。

彼の父の名はナムコ。兄弟は4人。サンコク小学校で4年勉強した後、家の遊牧の仕事を手伝っていた。彼は普段、親の話をよく聞く、品行正しい若者だったという。

彼が焼身した場所は10月26日にトゥプワン(23)が焼身した場所に近かったという。http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51767074.html

内地焼身89人目、内死亡確認75人目。今月25人目。

参照:28日付けTibet Timesチベット語版http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=6970
28日付けTibet Expressチベット語版http://www.tibetexpress.net/bo/home/2010-02-04-05-37-19/9733-2012-11-28-09-47-27

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11月7日にディルで焼身したチベット人の氏名が判明 刑務所で治療も受けず18日に死亡と

316691_537298709615962_27166133_n生前のツェギェ(12月15日に初めて伝えられた写真)

11月7日にはレゴンで1人、ンガバで3人、ディルで1人と、1日に5人ものチベット人が焼身抗議を行った。この内、ディルについては焼身があったということは確実と思われていたが、焼身を行ったチベット人の氏名も性別も年齢も生死もこれまで伝わっていなかった。http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/2012-11.html?p=3#20121107

このディルの焼身について、その氏名、生死等が、今月27日にやっと亡命側に伝えられた。

焼身抗議は11月7日、午後7時から8時の間、ディル県(འབྲི་རུ་རྫོང་自治区那曲地区比如県)ペカル郷の学校か役場の前で行われた。焼身したチベット人はペカル郷セルドン村出身(པད་དཀར་ཡུལ་ཚོའི་སེར་གྲོང་)のツェギェ(ཚེ་རྒྱས་)、27歳。彼には2人の子供がいた。1人は2歳、もう1人は8ヶ月の赤子という。

焼身後、彼は警官により連れ去られ、その後ナクチュの刑務所に送られた。刑務所では治療が一切与えられない上に、酷い扱いを受けたという。その結果、18日の夜、死亡したと。

内地死亡確認74人目

参照:27日付けTibet Expressチベット語版http://www.tibetexpress.net/bo/home/2010-02-04-05-37-19/9729-2012-11-27-14-28-25
28日付けTCHRDリリースhttp://tchrd.org/index.php?option=com_content&view=article&id=320:tibetan-dies-of-untreated-burns-in-police-custody-in-nagchu&catid=70:2012-news&Itemid=162

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<速報>27日にもンガバ、ゾゲで焼身、死亡 内地88人目

12369%20054-1ダラムサラ・キルティ僧院の内地情報係り、僧ロプサン・イシェと僧カニャク・ツェリンが伝えるところによれば、11月27日、現地時間午後6時半頃、アムド、ンガバ州ゾゲ県キャンツァ郷(རྔ་པ་རང་སྐྱོང་ཁུལ་མཛོད་དགེ་རྫོང་རྐྱང་ཚ་四川省阿坝州若尔盖县降扎乡)の役場前でケルサン・キャプ(སྐལ་བཟང་སྐྱབས་)、24歳が中国政府のチベット弾圧に抗議する焼身を行い、その場で死亡した。

目撃者によれば、彼は役場の前に来る前から身体にガソリンを掛け、様々なスローガンを叫んだ。役場の前に来て初めて火を付け、炎に包まれながら「ダライ・ラマ法王に長寿を!キルティ・リンポチェに長寿を!」等と叫んだ。

遺体は付近のチュギュショカやケギュショカの人々が家族の下に届け、現在デンパ僧院とギェルギェ僧院の僧侶たちが法要を行っている。

75940_528876480458185_1928499640_nケルサン・キャプはゾゲ県キャンツァ郷グショカのドワメゲ村(རྔ་པ་རང་སྐྱོང་ཁུལ་མཛོད་དགེ་རྫོང་རྐྱང་ཚ་ཡུལ་ཚོའི་སྒོས་གཤོག་ཀའི་མདོ་བ་མེ་དགེ་སྡེ་པ་)出身。父の名はドギェル、母の名はアチュ。彼は幼少より家の遊牧の仕事を手伝い、学校には一度も通っていない。性格はおとなしく、無口な方であった。

数日前から回りの人たちに「自分は焼身する」と何度か言っていたというが、誰も本気でするとは思っていなかったという。焼身の前日、放牧地からドワメゲに帰り、次の日の朝キャンツァ郷まで3キロ程歩き、夕方そこで焼身した。

現在キャンツァ郷には軍と武装警官が大勢押し掛け、厳重な警戒が敷かれている。

なお、このゾゲ県キャンツァ郷は四川省ンガバ州内ではあるが、26日にも焼身があった甘粛省ルチュ県のすぐ隣であり、非常に近い場所にある。

参照:27日付けTibet Expressチベット語版http://www.tibetexpress.net/bo/home/2010-02-04-05-37-19/9731-2012-11-27-15-48-23

imageケルサン・キャプ生前の写真。

追記:ダラムサラ・キルティ僧院によれば、ケルサン・キャプの葬儀を行うために27日夜10時頃、タクツァン・ラモ・キルティ僧院僧侶40人ほどが駆けつけ、その他、地元のチベット人千人あまりが集まり、遺体にカタをかけ、祈りを続けているという。

部隊も大勢集まっており、電話は切断されているという。

ケルサン・キャプは短い遺書を残していた:
「この世の恩深き父母はじめ兄弟姉妹のみなさん、幸せでありますように。私は雪国チベットに幸せが実現されるために、命を火に投げ出す。ダライ・ラマ法王に長寿を。雪国チベットに幸せの太陽が昇ることが私の願いだ」

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2012年11月27日

<速報>昨日3人目の焼身 ルチュで3児の父が焼身・死亡 内地87人目

jpg-large11月26日、現地時間午後6時頃、アムド、ルチュ・ゾン(甘粛省甘南チベット族自治州碌曲県)アラ郷にあるアラ・デウゴ僧院(ཀླུ་ཆུ་རྫོང་ཁོངས་ཨ་ལ་དེའུ་མགོ་དགོན་པ་)の本堂前でゴンポ・ツェリン(མགོན་པོ་ཚེ་རིང་)、24歳が中国政府のチベット弾圧に抗議するために焼身、その場で死亡した。

彼は焼身しながら、「チベットには自由が必要だ!人権が必要だ!ダライ・ラマ法王をチベットへ!」等と叫んだ。直ぐに僧侶、その他チベット人が遺体を僧院内に運び込み、付近の村からも大勢チベット人が集まり、法要が行われている。また、当局もすぐに軍と武装警官隊を地区に派遣し、厳戒態勢が敷かれているという。

ゴンポ・ツェリンはルチュ県アラ郷ポクツァ村の出身。父の名はワンギェル(43)、母の名はナムロ。彼は結婚しており、妻の名前はナムギェル・ドルマ(26)。彼女との間に3人の子供がいる。ツェリン・サムドゥプという6歳の息子、ツェリン・ドルマという3歳の長女、ツェリン・ラモという2歳の次女である。

ルチュでの焼身は11月22日、タムディン・キャプの焼身に続き、2人目。25日の朝、タムディン・キャプの葬儀が行われたばかりであった。

内地焼身87人目(亡命政府発表85人目)、内死亡確認72人。内外合わせ焼身者90人目、内死亡確認73人。今月23人目。今月4日から26日までの23日間に23人焼身したことになる。1日平均1人づつ。

参照:27日付けTibet Expressチベット語版http://www.tibetexpress.net/bo/home/2010-02-04-05-37-19/9721-2012-11-26-18-35-44
26日付けRFA英語版http://www.rfa.org/english/news/tibet/protest-11262012131404.html
同チベット語版http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/four-self-immolation-in-two-day-11262012150026.html
26日付けphayulhttp://www.phayul.com/news/article.aspx?id=32525&t=1

263781_519734871371865_1903809915_n内地焼身者87人の顔写真。















Map_TsampaRevolution_20121126_EN_XXLチベット内地焼身・主な抵抗運動発生地点地図+焼身者名簿(Tsampa Revolution制作、英語版 ルチュのゴンポ・ツェリンは含まれていない)

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2012年11月26日

<速報>今日2人目の焼身 18歳の若者がアムチョクの金鉱山前で焼身・死亡 / ダライ・ラマ法王の涙

149195_528411637171336_692229776_nクンチョク・ツェリン生前の写真。

今日、焼身の知らせが入ったのはこれで3人目だ!本当に悲しい。今年中に100人を越えるであろう。中国が弾圧を強化すればするほど焼身は益々増える。中国も分かっているであろう、それが望むところと言うわけか?

今日、11月26日午後、アムド、サンチュ県アムチョク郷ギャガル草原(བླ་བྲང་ཨ་མཆོག་ཞང་རྒྱ་གར་ཐང་)にある金鉱山開発地の入り口辺りでクンチョク・ツェリン(དཀོན་མཆོག་ཚེ་རིང་)、18歳が焼身抗議を行い、その場で死亡した。

この焼身抗議の場所は今月20日にツェリン・ドゥンドゥップ(35)が焼身した場所と同じである。遺体はチベット人たちが家族の下に届け、現在大勢のチベット人が集まりアムチョク僧院の僧侶たちが法要を行っているという。

クンチョク・ツェリンはアムチョク郷ベンケン村の出身。すでに結婚しており、19歳の妻サンゲ・ツォを残した。父の名はツェパック・キャプ(40)、母の名はゴンポ・ツォ(37)。ペルジョル・ギャンツォという兄が1人いて彼は僧侶という。

内地焼身86人目。今月4日から26日までに22人。内訳:青海省内チベット族自治州13人、甘粛省内チベット族自治州4人、四川省内チベット族自治州4人、チベット自治区1人。遊牧民12人、農民3人、僧侶3人、尼僧1人、絵師1人、タクシー運転手1人、中学生1人。男性18人、女性4人。

参照:26日付けTibet Timesチベット語版http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=6959
焼身後の<閲覧注意>の写真もある。
26日付けphayulhttp://www.phayul.com/news/article.aspx?id=32523&article=Breaking%3a+18-year-old+sets+self+on+fire%2c+Third+self-immolation+in+two+days

法王「ただこれほどつらいことはない……燃えていく、燃えていく……」と涙をたたえる

_DSC6501会議でスピーチを行う楊建利氏

先日ダラムサラで行われた「第二回国際チベット支援者特別会議」に出席していた米在住の中国人民主化運動家、楊建利氏が会議2日目に集合写真を撮った際に、法王と交わした会話を自身のブログに掲載されていた。これを@uralungtaさんが翻訳紹介して下さったので、以下転載させて頂く。
原文:http://www.canyu.org/n63608c6.aspx 
@uralungtaさんブログhttp://lungtaprojectjapan.tumblr.com/post/36584106056/2012-11-16
2012年11月17日、会議2日目。午前10時半ごろ、参加者が小グループに分かれてダライ・ラマ法王と集合写真を撮る時に、私は法王と手を握った。

彼は私に中国の新しい首脳陣の状況を訊ね、私は手短かに答えた後、声を低く振り絞って申し上げた。「昨日、3人が……」。
「知っている。知っている」法王は仰った。もちろん法王には私が言いたいことが分かっていたのだ。「私は無力だ。私は無力だ……」続けて法王はそう仰った。


言葉を交わしたとき、私は法王の眼を見つめていた。彼は5本の指で強く私の手を握って言った。「ただこれほどつらいことはない……燃えていく、燃えていく……」。そのとき法王の目は涙をいっぱいにたたえていた。私の眼からも涙が流れ落ちた。


数分後、法王と我々のグループが写真撮影をするときに、法王はまた私の手を取った。言葉はなく、ただ互いに視線を交わしていた。私は再び、法王の瞳の奥に涙がきらりと光るのを見た。私の目からも再び涙が流れ落ちていた。 

_DSC6388この日の集合写真。右手カタを肩にかけ眼鏡をかけているのが楊建利氏。

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<速報>今日、カンゼ州セルタで若者が焼身 内地85人目

156767_528397363839430_1265442383_nセルタ金馬広場。

今日、11月26日、午前11時半頃、カム、カンゼ、セルタ・ゾン(དཀར་མཛེས་བོད་རིཊ་རང་སྐྱོང་ཁུལ་གསེར་རྟ་རྫོང་四川省カンゼチベット族自治州色達県)セルタの金馬広場でワンギェル(དབང་རྒྱལ་)、20歳前後が中国政府のチベット弾圧に抗議する焼身を行った。

目撃者の話によれば、彼は広場に通じる大通りで焼身し、炎に包まれながら「ダライ・ラマ法王をチベットに!チベット人には自由が要る!」と叫びながら金馬像の前まで走り、そこで倒れたという。この広場には常時警備部隊が大勢配備されており、彼らが倒れたワンギェルの火を消し、運び去った。目撃者は「炎は大きく、彼は酷く焼けていた。助かる見込みはないであろう」と話した。その後の安否は未だ不明。

tn_-_Copy_(2)追加写真:ワンギェルの写真。

ワンギェルはセルタ県ケンレップ郷カシュル村(མཁན་ལེབ་ཡུལ་ཚོའི་ཁ་ཤུལ་སྡེ་བ་)の出身。両親は彼が幼い時に死亡したという。彼は元僧侶であり、現在は地元の人民中学校に通っていた。

セルタでの焼身は初めてである。ただ今年3月12日に同じ金馬広場で17歳のティンレーという中学校生徒が焼身を図ろうとしたが、ガソリンを飲み過ぎ火を付ける前に意識を失い、倒れ、逮捕されたという事件があった。詳しくは>http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51736114.html

今年1月24日にはセルタで大規模な抗議デモが発生し、これに対し部隊が発砲し死傷者が出ている。詳しくは>http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51728031.html等。

参照:26日付けTibet Timesチベット語版http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=6957その他。

626_10151181095656312_1635585592_nワンギェルが焼身したことを知った、同じ中学校の生徒たちが「悲しみを共に・連帯」と書かれた横断幕を掲げ写真を撮っている。

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<速報>ツェコ県ドカルモ郷で今月に入り3人目の焼身・死亡 17歳の尼僧 

sangge_dolma2サンゲ・ドルマ生前の写真。

今日になり亡命側に伝えられた情報によれば、昨日11月25日、現地時間午後10時頃、アムド、ツェコ(མདོ་སྨད་རྨ་ལྷོ་ཁུལ་རྩེ་ཁོག་青海省黄南チベット族自治州沢庫県)ドカルモ郷パルコル村(རྡོ་དཀར་མོ་ཞང་བར་སྐོར་སྡེ་བ)で17歳の尼僧サンゲ・ドルマ(སངས་རྒྱས་སྒྲོལ་མ་)が焼身抗議を行い、その場で死亡した。

今日26日の朝、地区の僧侶、その他チベット人が大勢集まり彼女の葬儀を行った。

サンゲ・ドルマの出身はドルカル郷パルコル村。父の名はソナム・ギェル、母の名はドゥンドゥップ・ツォ。彼女はサンガク・ミンドル・ダルギェリン僧院の傍にある尼僧院の尼僧であった。

その他、詳細は未だ不明。

ドカルモ郷での焼身は今月に入り3人目である。11月17日にサンダク・ツェリン(24)が焼身・死亡し、彼女が焼身する2日前11月23日にはタムディン・ドルジェ(29)が焼身・死亡している。

内地焼身84人目、内死亡確認70人目。今月に入り20人目の焼身。

参照:26日付けTibet Times チベット語版http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=6956

サンゲ・ドルマ自宅に安置されたサンゲ・ドルマ

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アムド、チャプチャで大規模な学生抗議デモ 負傷者多数

jpg-large今日、現地時間早朝6時頃から、アムド、チャプチャ(མཚོ་ལྷོ་ཁུལ་གསེར་ཆེན་རྫོང་ཆབ་ཆ་གྲོང་རྡལ་青海省海南チベット族自治州共和県共和)で衛生学校(གསོ་རིག་སློབ་གླིང་)の生徒1000人以上が、中国政府のチベット政策に抗議する平和的大規模デモを行った。

これに対し、当局は部隊を派遣し、デモが始まり2時間後には学生たちの行進を阻止し、激しい暴力を加えた。これにより多くの学生が負傷した。負傷者の内20人ほどが病院に運ばれ、この内重傷者4人が緊急治療を受けたという。

部隊が多数発砲した音が聞かれたというが、これが威嚇のためだったのか、学生に向けてのものであったのかは未だ不明である。

A8nVEkSCIAAbuvL宣伝部が張り出したという公布。

学生たちは「民族平等、民族自由、言語平等、政権交代」等を訴えるスローガンを叫んだ。また、学生たちは昨日、共産党宣伝部が「民族の言語を学んだり、民族の権利や自由を求めたり、焼身などの行為は愚かでばかばかしい選択である」などの10項目の諷刺と侮辱が書かれパンフレットを学校等に撒いたことに反発し、これがきっかけとなってデモが起ったという。








600427_377420922346155_1717351531_n負傷し病院に運び込まれた学生。頭を殴られたようだ。

現在、学校は部隊により完全に包囲され、外部との接触が断たれ、地区への電話も遮断されているという。

チャプチャでは2010年10月に学生による「民族平等、言語平等」を訴える大規模なデモが発生している。参照>http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51517239.html等。

参照:26日付けTibet Net 英語版http://tibet.net/2012/11/26/many-students-seriously-injured-in-massive-protest-in-tibet/?utm_source=feedburner&utm_medium=twitter&utm_campaign=Feed%3A+CTA-FlashNews+%28Central+Tibetan+Administration+≫+Flash+News%29
26日付けTibet Expressチベット語版http://www.tibetexpress.net/bo/home/2010-02-04-05-37-19/9718-2012-11-26-08-10-00

A8nNwNWCMAM5FD_同じく病院に収容された(女)学生(目の回り修正)

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2012年11月25日

ダラムサラの野鳥 桜咲く11月分

_DSC5709Black Bulbul (
Hypsipetes leucocephalus) 23cm
 嘴と足が赤いのが特徴。群れで行動し、けたたましくケケケと鳴きながら、桜を摘む。

今日は日曜日、嘗て日曜日毎にのんびり、ダラムサラの家の窓から撮った野鳥をブログに載せていたことを思い出し、超久しぶりに野鳥を紹介する。ヒマラヤでは秋に桜が咲く。窓の目の前に桜があり、朝晩これに野鳥が群がる。すでに、250種以上を紹介したので、今回新しい種類があるわけではない。この時期によく見かける鳥ばかりだ。すべて、この数週間の間に撮ったもの。

焼身ニュースの合間の息抜きだと思い眺めてほしい。ダライ・ラマ法王も小鳥を眺めることがお好きと聞いている。時間があればであろうが。

写真はクリック拡大して見る事を勧める。

_DSC5666Rufous Sibia(Heterophasia capistrata) 22cm












_DSC5725Variegated Laughingthrush (Garrulax variegatus) 24cm 非常に素早く移動し、撮影しにくい鳥。なお、鳥の名前は英語名と学名のみ。日本名が知りたいときは学名を検索に掛ければ出て来る。もっとも、ほとんどは日本にいない鳥だが。





_DSC5713Tickell's Leaf Warbler (Phylloscopus affinis)10cm












_DSC5756Green-backed Tit (Parus monticolus) 13cm












_DSC5759Himalayan Bulbul (Pycnonotus leucogenys) 20cm  この辺でもっともポピュラーな野鳥の1つ。私は「パンク鳥」と呼んでる。








_DSC5851Black-throated Tit (Aegithalos concinnus) 10cm 私のツイッターのアイコンにしてる小さな鳥。正面から見ると笑えるおじさん顔。群れで素早く移動する。







_DSC3721Oriental White-eye (Zosterops palpebrosus) 10cm 日本で言う、メジロである。この辺には沢山いる。仲良くするメジロ。









_DSC5328同じくメジロだが、きれいな写真と思い、重複掲載。小鳥たちは桜の花の元にある蜜を吸っていることが多い。










_DSC4124Black-chinned Yuhina (Yuhina nigrimenta) 11cm












_DSC4137Grey-winged Blackbird (Turdus boulboul) 28cm male 常に番いで行動する。これがオスで次がメス。割と珍しい鳥。









_DSC4142Grey-winged Blackbird (Turdus boulboul) 28cm female












_DSC4116Yellow-billed Blue Magpie (Urocissa flavorostris) 66cm この辺に沢山いるめだつ美しい鳥。










_DSC6492Jungle Owlet (Glaucidium radiatum) 20cm























_DSC7012Small Yellownaped Woodpecker (Picus chlorophus) 27cm ちょっと珍しいキツツキ。見たのは2度目。









_DSC4166Kalij Pheasant (Lophura leucomelanos) 70cm male この辺のキジ。これはオスで数羽のオスと次のメス数羽が常に一緒にいる。









_DSC4150Kalij Pheasant (Lophura leucomelanos) 60cm female












_DSC3751Black Kite (Milvus migrans govinda) 55cm 羽を広げれば170cm

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カンナムスタイル・チベット版 「チベット人VS習近平」

このところ、ブログは焼身一色。日本のみなさんもう見飽きたのか、アクセスは増えるどころか減る傾向。どうしたものか、、、焼身の知らせが入れば、書かないわけにいかないし、だ。

ま、そこで、今日は日曜日ではあるし、今日は焼身ありませんように、と祈りつつ、少しは明るく笑えるネタを!

自由な外地に逃れたチベット人や特にその2世、その中でも特にアメリカで教育を受けたチベット人たちがチベット問題を訴えるやり方はこれだという見本をお見せする。

大体チベット本土でもなにもみんなが「もう焼身しかない」と考えてるわけじゃない、今もデモを行っている人もいるし、書ける人はブログや著書を通じ、歌える人は歌を通じチベット人としてのアイデンティティーを強調することで間接的な抵抗運動を行っている。もっともこれらも非常に危険な行為ではある。逮捕され刑期を受けた人も多い。

もっと穏やかな抵抗運動としてはラカル運動がある。毎週水曜日には必ずチベット服を着て、チベット語だけを話し、僧院などにお参りに行こうというものだ。その他、中国の店から野菜やその他の品物を買わないようにしようというのもある。

外地の支援グループであるSFTはもっとも新しいグループの1つであり、そのやり方はネットをふるに使ったニュース作りである。

今日、紹介するのは、(ちょっと古くなったが)例の「カンナムスタイル(江南スタイル、Gangnam Style)」のチベット版。韓国のPSYはそんなつもりで作ったわけではないだろうが、いまや世界中にこのパロディ版があふれ、その多くは、今や政治的メッセージを含めるというのが流行となった。

以下、4本のビデオを紹介する。一本目は敬意を表するためにそのオリジナル版(もう何度も見たという人は飛ばされよ)。2本目は中国の反体制芸術家アイ・ウェイ・ウェイ氏が主演するもの(これももう有名なので飛ばされてもよし)。3本目は本土チベット人が作った「草原版」。アムド、ゴロのチベット人たちが草原で長い袖を振り回す。4本目が目玉のダラムサラ・カンナムスタイル「チベット人VS習近平」。










以下のビデオは北京で「十八党大会」が開かれる1日前の11月7日にITN(国際チベットネットワーク)とSFTI(Student for Free Tibet India)が共同で制作したもの。撮影場所はダラムサラのSFT事務所前の狭い空き地とその前の路上のゴミために集まる牛、ちょっと上に上がった街中のマニコロ場と路上の野菜売り場。とてもローカルな場所ばかりだ。大きな習近平のお面はイギリスで制作されダラムサラまで送られて来たというもの。これを被っているのはITNのアジアコーディネーターであるチュドゥップ氏、その他の出演者はSFTの若者と街のおじさん、あばさんたち。おじさんたちが「プギェロー(チベットに勝利を)!」と叫び、おばさんたちが野菜を売る習近平に抗議している<これは内地で行われている中国の店から野菜を買わない運動を表すそうだ。



なおこのビデオはTIME紙やワシントンポストでも紹介され、発表数日にして3万ヒットを越えたという。もっと詳しい説明は>https://www.studentsforafreetibet.org/news/time-magazine-features-tibetan-gangnam-style

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