2009年09月12日

NHKーBS1 の日

16.9.09  Pragueいよいよ今日はNHK・BSの日。
日本にいてBS1を見ることができる人は夕方6時半〜50分までの「アジアンスマイル」と特に23時10分〜24時までの「ダライラマ亡命への21日間」は是非ご覧ください。
私は残念ながらすぐには見ることができないので、ご覧になった方はすぐにこのブログのコメント欄にでも感想をお聞かせ下さい。
はっきりいって、どんな編集になったのかな?仕上がりは如何に?と非常に気がかりなのです。

後出しの写真は、水曜日にアジア人権会議に先立ちプラーグにてウイグルのリーダー、ラビヤ・カディア女史と挨拶を交す法王。Photo: Tibet Bureau, Geneva

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この記事へのコメント

1. Posted by SONWAI   2009年09月13日 00:29
5 こちらのブログは、いつも拝見させて頂いています。幼稚園が仏教寺院だったこともあって、チベットの事は、幼稚園の時から存じておりました。
今回の番番組の感想ですが、1回だけの番組に収めるのは少し無理があったかな…と言う感覚は、否めません。
チベットの歴史、中国の侵略、アメリカCIAとの関連は、もう少し深く切り込んでいかないと、チベットをあまり知らない方には理解し難いかな…と思いました。
しかし、冷戦時代の中ソの秘密文書が放送された部分は、素晴らしかったと思います。
当時の歴史的背景は、チベットVS中国だけを語るべきではないので、ソ連との絡みは非常に興味深かったです。
CIAの特殊訓練を受けて、ゲリラ活動をしていたチベット人が語る姿もありました。
詰め込みすぎだったけれど、それでも、多くの方に知って貰う為の番組作りだったのかなとも思います。
2. Posted by トンバニ   2009年09月13日 00:55
仕上がりは見てないので何とも言えませんが、概ね悪くなかったとの感想のようですね。
実際、アメリカ取材・調査も相当やり、ネパール・インドでは15人ぐらいにインタビューしているのです。集めた資料も相当です。50分に纏めるのは相当大変だったと思われます。
中国政府がこれを見たらどう思うかですよね。
その辺はどんな感じでしたか?

3. Posted by kuukuu99%   2009年09月13日 01:18
きょうのNHKBS1はチベット一色!は大げさですが、2本ともなかなか面白かったですよ。

上の方がおっしゃってるように、夜の「ダライラマ亡命までの21日間」は1時間の番組では収まりきれない濃い内容でしたが、50年前のダライラマ法王亡命の背景にあった中国の武力侵略とアメリカの動きなどが丁寧な資料提示をふくめて編集してあり、見応えがありました。

アメリカ側のチベット担当官の証言と中国・ソ連のあいだの圧力と牽制・・・豊富な文献資料・・・そして、ダライラマ法王がチベット民衆のために、あえて中国側に恭順を示す手紙を書いたという事実には驚きました。

1959年3月、法王と側近たちの決断に至までの緊張が伝わるようでした。
「その時歴史は動いた」ということでしょうか。

最初のあたりで一瞬中原君の姿も映りましたが、最後に去年の抗議行動で銃弾を受けて山中に逃げ、今年ダラムサラに亡命できたツェワンの証言で番組をしめくくったのはとてもよかった。

あと30分くらいあればさらに深く掘り下げられたかも知れないけど、今回の編集とナレーションの冷静な語り口には好感が持てましたよ。NHKは頑張ったのではないでしょうか。

中原君が見たらどんな感想を持つか・・明日にでもどこかで見られるのでは?

夕方の「チベット子ども村」TCVのレポートは、この春何度も通ったホーム7の子ども達が中心で、なつかしい顔ぶれに狂喜して見ました。中原の息子・カックンの友だちの若い先生が文化祭?の稽古で子どもたちを指導している場面なんてカッコよかったよ。
民族衣装の子どもたちのきれいだったこと!

この番組は夕方の放映だったこともあり、一般の家庭にチベットの難民への共感が拡がったのではないかな・・。

11月にまたTCVを再訪するのがすごく楽しみになってきました!


4. Posted by トンバニ   2009年09月13日 11:18
詳細なコメントありがとうよ。大体の様子は判った気がする。一つだけ確認したいが、放送では中国がチベットを「侵略」した、と言ったのでしょうか?
「解放」と言ったのでしょうか?
「侵略」という言葉を何度か使い、最後に撃たれたツェワンが出たなら私は満足です。仕事した甲斐があったというものです。

オルタスのYさん有難うございます。御苦労さまでした。
5. Posted by SONWAI   2009年09月13日 13:12
>放送では中国がチベットを「侵略」した、と言ったのでしょうか?


『侵略』と言う言葉は、使われていませんでした。
『解放』と言う表現がされていました。

中国共産党に感謝している女性の映像は、中国側の映像。
中国が何もかも奪った…と訴える人の映像は、アメリカ側の映像でした。
6. Posted by トンバニ   2009年09月13日 13:22
今回はダラムサラでも中国側の貴重な映像を沢山仕入れました。双方の資料を提供し、判断は見た人が決めるというのが今回の基本です。そうすることで自然に中国の嘘が見えてくるというわけです。
7. Posted by kuukuu99%   2009年09月13日 14:18
「解放」という言葉はあくまで中国側主張を説明するなかでの引用で、当然のことだと思うよ。全体の文脈は中国の「攻略」「直接支配」(こういう言葉は使われていた)のはじまりのなかでダライラマ法王亡命にいかにアメリカが関与したかという歴史事実を提示するということだったと思います。
興味深かったのは東西冷戦の渦中、ソ連がチベットを早くものにしろと進言したり、法王の亡命計画を見逃した中国を非難する文言が毛沢東・フルシチョフ会談録に出ていたりするところ、フルシチョフがダライラマは「柩の中」にいるのがふさわしいと言ったところなど、権力者にとって「解放」などお題目にすぎないことがはっきり示されていたと思います。

アメリカに訓練された6人のゲリラ指導者のうちアタ・ノルブ氏の生前の証言映像を見られたのはとてもよかった。彼がノルブリンカを脱出してインドに向かった法王一行と遭遇してアメリカから得た資金を援助をするくだりや、インド亡命に関してインド政府の了解を得るためにアメリカ国務省の高官に指示を仰ぐあたり・・・アタ氏が「チベット人の受難を世界に知らせてほしい!」とアメリカ側に打電したということなど、なるほどそうだったのかと納得。

NHKの番組なので直接中国の侵略を非難するような文言は入れられないのは仕方ないのでは?
最後の今年5月に亡命したツェワン氏の証言を持ってきたことに制作者側のメッセージがこめられていると感じました。

ダライラマ法王という存在の大きさを改めて再認識する内容にもなっていたと思いまする。


8. Posted by トンバニ   2009年09月13日 16:59
そうですか、内容が大体わかってきました。
「侵略」という言葉にこだわる訳ではないが、欧米では必ず使われる言葉です。
ディレクターはアメリカ嫌いのとこがあって、アメリカを非難したいという意図もあったようです。

6人の内一人がまだ生きてるかもしれないと探したのですが、見つけられませんでした。
アタさんは通信員で本当にアメリカとの連絡とかを指示していたのは、政府高官です。

最後にツェワンに合わせたのだ良かったわけですね。アマ・アデさんは出なかったのかな?

普通の人がこれを見てどう思ったかが知りたいですよね、
9. Posted by 宇宙犬   2009年09月14日 16:01
5 トンバニさま、大変ご無沙汰しております!
7月から8月にかけ、殆どmixiにアクセス出来なかった時期がございまして、ご不便をお掛けしてしまったかも知れませんこと、お詫び申し上げます。

両番組、友人知人に大々的に宣伝した上で(みんな、感想くれ…)、自分も食い入るように拝見致しました。

まず「アジアンスマイル」は非常に良い番組でした。
若い先生と子供たちの明晰で誇り高い姿に、この番組で初めてチベット問題に触れる人々も深い印象を受けたのではないかと期待しています。
NHKならではの構成が活かされた番組だったのではないでしょうか。

BS世界のドキュメンタリーの方は、以前に視た"The Shadow Circus - CIA in Tibet"と重ね合わせながら視ました。
チベット問題が米国(やヨーロッパ)の中国牽制に利用されてしまっている面があるのは今に始まったことではありませんが、中国・ソ連間の決裂の要因になったような説明が番組の中でされていたのには、ちゃんと裏を取る必要があるなと思いました。
ツェワンさんのインタビューが一番印象的でした。アマ・アデさんは出ておられませんでした。

ナレーションは…今回は残念ながら、個人的にはアウトです。
今回のような内容ですと、ナレーションのスキルは特に気になります。ナレーションの素人でなくプロにやって欲しかったですね。
(「アジアンスマイル」の方のナレーションは良かったです)

番組の視聴は、環境が合えばNHKオンデマンドで試聴可能ですね(有料)。

BS世界のドキュメンタリー「ダライ・ラマ 亡命への21日間」
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2009009557SC000/index.html

アジアンスマイル「“チベット子ども村”の祈り」〜インド ダラムサラ〜
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2009009612SC000/index.html
10. Posted by りんか   2009年09月14日 22:15
いつもありがとうございます。初めてコメント書かせていただきました。

上のお三方の情報につけくわえ感想です。

冷戦構造の中のチベットの立場、CIAが関与していた、という話はチベット問題を知らない方には意外だっただろうと思います。
これを番組としてどうまとめるのか、気にして見ていたのですが。
最後の方でギャロ・トンドゥプ氏のコメントがありました。

「諜報活動とは俗人がする仕事です。僧がすることではない」

宗教と政治が結びついている、ということ自体、日本人(私も)にはとらえにくいことだと思います。ですので、このコメントがきちんと伝えられていたことが良かったです。

また、1959年にノルブリンカを囲んでいた人々の法王への思い、それが2008年にまで続いていること。
最後にツェワン氏が銃痕を見せながら、「法王の写真一枚持つ自由すらない。宗教の自由がない」と証言したことは、関連づいて伝わってきました。

去年の出来事には、あまりくわしく触れてはいませんでしたが。
でも、『直接は言わず、でも伝える』という製作者の姿勢が感じられました。

TCVの番組もよかったです。
難民センターの壁に貼られたゲンドゥン・チューキ・ニマ少年の写真、チベットの旗、そして亡命してきた子供たちの絵は内容がわかるほど大きく、はっきりと映されていました。説明は無くとも、子供の絵の語るものは強烈でした。

また、亡命してきた子供たちを映す時に、「チベットにいる親の安全に配慮して顔を映さない」というナレーションがあったこと自体、よかったと思います。

TCVの映像の数々からは先生と子供との信頼感が伝わってくるようでした。
子供たちの目が落ち着いていることが印象に残りました。

そして、噂どおり男前な先生にcongratulation!
11. Posted by hiron   2009年09月15日 19:29
「チベット50年〜ダライ・ラマ亡命への21日間〜」 は
YouTubeが出ました。

1/5
http://www.youtube.com/watch?v=wHQte79J8Hc

2/5
http://www.youtube.com/watch?v=n3eiFrejmcQ

3/5
http://www.youtube.com/watch?v=wWp1lMVy4kk

4/5
http://www.youtube.com/watch?v=VhkcnXQI5AE

5/5
http://www.youtube.com/watch?v=2Z7-AjdoGXs
12. Posted by トンバニ   2009年09月15日 20:14
皆さん貴重なコメント、情報有難うございます。

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