2013年07月23日

続報:ゾゲ 僧クンチョク・ソナムの焼身

968853_486467381439600_2120588087_n僧クンチョク・ソナムの生前写真。

7月20日の朝、ンガバ州ゾゲ県タンコル郷タンコル・ソクツァン僧院の18歳の僧侶クンチョク・ソナムが焼身抗議を行い、その場で死亡した。焼身の状況や直接の原因、遺体がその後どうなったか等について不明のままであったが、数日経ち、ようやく様々なことが写真と共に伝えられた。

999688_486467518106253_1980463884_n僧クンチョク・ソナムが燃え尽きるまで、僧侶たちは傍で経を上げながら見守る。

彼が焼身した場所は、僧院の本堂から少し離れた路上脇であった。何人かの僧侶が彼の焼身を目撃したといわれ、彼らは僧クンチョクが大きな炎に包まれながらも両手を合わせ何か叫んでいたが、その内容は聞き取れなかったという。倒れ、燃え尽きる間にも、僧クンチョクは両手を合われたままの姿勢を崩さなかったともいわれ、黒こげになった遺体もその両手を合掌した姿であった。

148510_486467501439588_1654574792_n合掌の姿で燃え尽きた僧クンチョク・ソナム。

当初、部隊に遺体を奪われないように遺体が川に運ばれたのか、僧院内にあるのかが判明していなかったが、結局遺体は僧院内で数時間追悼会が行われた後、大勢の部隊が遺体を奪いに来たというので、急いで僧院裏手からマチュ川のほとりに運ばれ、そこで水葬されたという。

彼は焼身前に友人に対し、悲しい顔で「中国の圧政の下に暮らさねばならないことは苦しみの元凶だ」と語っていたという。

998227_486467464772925_546035665_n急ぎ水葬に付すためにマチュ川に運ばれる遺体。

7月7日にはこのタンコル・ソクツァン僧院の僧侶ゲレック・チュンペルと僧ロプサン・チュンジョル、それに俗人であるケルサン・イクネンの3人が理由不明のまま当局に連行され、その後行方不明になっている。このことが、今回僧クンチョク・ソナムが焼身抗議を行う原因の1つになっていたのではないかと、現地の人々は話している。

また、彼が焼身した7月20日の午後11時頃、タンコル・ソクツァン僧院の僧ティンジンが連行された。

74735_486467408106264_1786444951_nマチュ川に水葬される僧クンチョク・ソナム。

現在タンコル郷には千人以上の部隊が動員され、厳重な警戒が敷かれ、緊張が高まったままという。

このゾゲ県は去年末から焼身の中心地となっている。去年11月と12月に合わせて3人、今年に入り7人が焼身、合わせて10人が焼身している。ゾゲ県で焼身が増加したことの責任を取らせられ、チベット人に人気が高かったと言われる県のチベット人党書記テンジン・ヤペルが7月8日、県の環境課の責任者に降格させられている。

参照:7月22日付けTibet Timesチベット語版 http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=7932
7月22日付けVOT中国語版 http://www.vot.org/cn/自焚僧人留下遗言对中共压制表达不满/
7月17日付けRFA英語版 http://www.rfa.org/english/news/tibet/transfer-07172013200640.html

rftibet at 20:48│Comments(0)TrackBack(0)

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