2014年12月31日

チベットが世界初!世界一! 14のリスト

年末の締めくくりにちょうど良さそうな記事を見つけたのでそれを紹介する。

いつもの暗めの記事ではなく、世界でこれを始めたのはチベットが最初!とかチベットのこれは世界一!というリストである。チベット人は6百万人ほどしかいないが、驚くべきこと、誇って良いこと(慈悲の文化だけでなく)をこれまでにいくつも成し遂げているのである。

2014-12-09-Tibetan-Firsts以下に紹介する写真とリストの元記事は、ウーセルさんのブログの英訳等を紹介するHigh Peaks Pure Earthであるが、そのまた元は左の写真にある中国の social mediaやWeChat上で広まっているものという。

High Peaks Pure Earthの記事にはいくつかのNo1に関し短い注が付けられている。これは<注>として紹介すし、私のコメントは<補足>とする。

このリストについては異論・反論とか、もっと詳しい説明が知りたいとか、これだけじゃないこんなものもあるぞ、という意見がでるであろう。そのような場合にはどうぞそういったコメントを寄せてほしい。






2014-12-09-Photo-1-300x1901.ファーストフードを発明した(ツァンパ)。

<補足>ツァンパは高地性裸麦(大麦の変種)を煎って、うす等で粉にしたもの。チベット人の主食。このツァンパとヤクを飼うことによりチベット人はあの高地でも生活を続けることができたといわれる。

これが世界で初めてのファーストフードと言えるのかどうかは私には分からないが、面白い話を一つ。
インド軍の中にはチベット人主体の第22部隊というのがある。この部隊は高地特殊部隊とも呼ばれる。何度かのバキスタンとの戦闘においても常に最前線で戦っている。「インド人はいくら高地に行こうとも、必ず火を起こしチャイとチャパティを作らないといけなくて戦闘準備に時間がかかる。しかし、チベット人は水(雪)さえあれば、ツァンパを食いながら休みなく闘い続けることができる」と聞いた事がある。

2014-12-09-Photo-2-300x2072.ポロ(競技)を発案した。

<注>チベット語が英語に取り入れられた稀なケースである。

とあるから、本当にポロゲームはチベット人が始めたようだ。




2014-12-09-Photo-3-300x2913.初めて馬を飼育した。

<補足>写真がなぜ馬でないのかは不明。

この主張には「いやスキタイ人だ」とかの異論が出るかも知れん。検証は難しかろう。










2014-12-09-Photo-4-200x3004.初めてモデルコンテストをした(サムイェ寺建設時にティソン・デツェン王とパドマサンバヴァが主催。

<注>この史実はチベット最古の文献である『the Bazha (Sba bzhed)』に書かれている。ツィソンデツェン王とグル・リンポチェ(パドマサンバヴァ)はサムエ寺創建にあたり、そこに奉納する仏像をインドや中国で作られていたそれぞれの民族をモデルにしたものではなく、チベット人をモデルにしたものにするために、まずその元となる理想的な若いチベット人男女を選ぶ目的でコンテストを開催した。

<補足>近年、ダラムサラではロプサン・ワンギェル・プロダクションの主催により、「チベット美人コンテスト」が毎年行われるようになっているが、このコンテストに対し、最初当時の首相であるサムドン・リンポチェが「仏教社会に相応しくない」との理由で異議を唱えられたが、この史実からみるとその目的の違いは大きいにせよ、正当な歴史復活と言えないこともないか?

2014-12-09-Photo-5-300x2255.世界 一長く王朝を継承 。

<補足>吐蕃王朝のことを指していると思われる。が、この吐蕃王朝についてはどこまで史実なんだか私にはよくわからない。








2014-12-09-Photo-6-300x1686.最も早く穀物を耕作した国。

<注>ワシントンポストのこの記事(英文)を参照とある。
<補足>この記事は「裸麦栽培がいかに人類が高地に住み始める事に貢献したか」という記事ではあるが。


2014-12-09-Photo-7-300x1777.世界 で最初に留学生を外国に派遣。

<注>8世紀にツィソンデツェン王がインドへ仏教を学ばせるために学生を送った。






2014-12-09-Photo-8-300x1918.世界 で初めて鉄製の橋を架けた

<注>チベットの天才タントン・ギェルポ(1385–1464 or 1361–1485)が14世紀に!







2014-12-09-Photo-9-229x3009.世界で最初に陶器に装飾を施した民族の1つ 。

















2014-12-09-Photo-10-300x22010.世界で最初の眼科手術 。














2014-12-09-Photo-11-300x22311.世界で最初に製錬技術を開発。













2014-12-09-Photo-12-300x23312.世界 最大のブロンズ像

<注>タシルンポ僧院内。












2014-12-09-Photo-13-300x18613.世界 最大のペインティングクロス(僧院の布タンカ)。











2014-12-09-Photo-1414.世界 最長の叙事詩(ケサル王叙事詩)


今年もこのブログを閲覧して下さった方々に深く感謝!

来年も引き続きチベットをよろしくお願いします!

良いお年を!



rftibet at 15:42│Comments(3)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by はな   2014年12月31日 17:29
いつも読ませていただいてます。ありがとうございます。
仏教だけでなく、チベットにはこんなに面白いいろいろがあるんですね! ポロなんて意外!
本土の悲しいニュースには胸が痛みます。日本人にはわからない考え方があるのかもしれませんが「生きてこういう文化を守ろう」と考えてもらえたら、と願っています。
来年こそチベットにとって良い年となりますように!
2. Posted by n   2015年01月01日 21:22
あけましておめでとうございます。
楽しい記事で楽しい気分になりました。年末はダライ・ラマ法王のビデオをずっと見て普段出来ない仏教の勉強をして良い年の幕開けになりました。
日本の聖徳太子が作った十七条憲法の1番は皆仲良く、2番は仏法僧に帰依、を考えてみたら、やっぱり神道は仏教徒だと思いました。善友になってくださるラマ達が21世紀に久しぶりに来てくれて良かった。
3. Posted by トンバに   2015年01月02日 13:56
はなさま、nさま、コメントありがとうございました。明けましておめでとうございます。今年もよろしく! はなさま、「日本人には分からない考え方」とは私は思いませんが、とにかく状況が違い過ぎます。大乗仏教の精神を突き詰めればこのような行動もあるかと思います。我々には今は状況を感じとることしかできないでしょう。

nさま、法王も「仏教を勉強するにはラマなどから直接教えを聞かなくても、ビデオでも、本でも勉強できる」とおっしゃっています。私などはむしろ、本(法王の本に限らず)を読んで勉強するほうが身に付くかもと思ったりしています。要はある期間、本気で勉強してみることです。どんな教えも「自分への個人的アドバイスだ」と感じられなければ何も身に付かないでしょう。法王もおっしゃっているように、「仏教や宗教という枠を超えた視点」をもつことが大事かと思います。

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