内地よりの電話

2010年05月12日

マルカムの鉱山開発に抗議するチベット人に対し5000人の軍隊を投入

jyekundo5月10日付、RFA:
http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/tibetan-opposing-chinese-mining-in-markham-detained-05102010222012.html

<チベット自治区党書記の張慶黎はマルカムの鉱山開発に抗議するチベット人に対し、5000人もの軍隊を送り込む>

現地マルカムから直接RFAに電話で伝えられた情報によれば、マルカムのツァンチュ地区の3か所で政府商工会議所が行なっている鉱山開発に対し、これを中止させるためチベット人数千人が平和的抗議活動をおこなった。

鉱山に立てこもっていた、チベット人を強制的に排除しようとした軍隊との衝突により、チベット人5人が病院に運び込まれ、7人が逮捕された。

この件で逮捕された(と思われる)チベット人はこれだけではなく、ラサの商工会議所に陳情に行った者5人、成都に陳情に行った者8人も、どこかに連行され、現在行方不明となっている。

今回新しく投入された5000人を加え、マルカムには現在1万人とも言われる軍隊が駐留され、市民を震え上がらせている。

「この件に関しては2009年、マルカムの住民は鉱山開発に反対し、ラサで弁護士を立て、政府と交渉した。
その結果、地区の鉱山開発は中止され、住民には保証金が支払われることになり一旦解決した。
しかし、今年になり政府は再び開発を始めたので、このような事態に至ったのだ」、と現地の人は説明する。

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キグドに内地から投入した軍隊、武装警官、救助隊の数も確か1万人強。
鉱山開発を巡るトラブルごときに、高地順応完了の1万人を投入するなら、なんでキグドにそんなのをすぐに2万人送らなかったかね。

今、マルカムにはマルカムのチベット人人口を越える軍隊が駐留していることになる。

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jyekundoこの鉱山開発を巡る現地住民とのトラブルはここだけに限らず、最近キグドに近い三河源と呼ばれる黄河、揚子江、メコン河の源流地区の鉱山開発を巡っても、起こっている。
http://www.rfa.org/english/news/tibet/sacred-05072010114842.html

2003年に始まった地区の鉱山開発の公害により、すでに沢山の奇形児も生まれているという。
この地区の人々も中央政府に対し、「この地区が環境保護特別地区であること、すでに公害の被害者が出ていることなど」と訴え、調査を依頼した。

しかし、当局はこれに関しブログ等に発表された、写真や陳情書を閲覧不能にした。

この鉱山は地元の人々が聖山と崇める2つの山に穴をあけている。
また、キグド地震が起こった前の日に大きな縦坑を掘り、その聖山の腹に至った、と現地の人々はいい、これが地震を引き起こしたのだという噂が広まっているという。

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<カム、セルタで僧侶の一人デモ>

5月7日、カム、セルタの小さな僧院に所属するソナム・ドルジェは一人「ダライ・ラマ法王の帰還」「法に基づいた権利」等を求めるパンフレットを配りながら、声を上げた。

逮捕されようとするソナムを周りのチベット人たちが守ろうとしたが、結局、彼はその場で逮捕されたという。

http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/one-solo-protestor-detained-on-may-7th-in-sertha-tibet-05102010222531.html

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キグドからは、義援金がちゃんと配られていないと抗議した、チベット人数人が逮捕されたという未確認情報が入っている。

詳しいことが判れば追ってお知らせする。






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2010年05月09日

慰問金270万元(3716万円!?)、1200人に一時救済金400元

jyekundo現地は悪天候が続いているそうだ。
でも、火事になるとかで、テントの中で火を焚くことは禁止とか。
火が焚けるヤク・テントが懐かしかろう。

昨日の続き。

RFAを聞いてると、昨日、一昨日 ダラムサラの“玉樹地震慈善基金会”(ウーセルさんの中国語訳/私は最初“ユシュ地震慰安協会”と訳した)で聞いたような話しが出ていた。

昨日、「配給票・住民票」を持ってない人は救済金も食糧も貰えない、という話をした。
配給票のある者には一人当たり「450元」が支給されたと、昨日聞いたが、RFAに話していた人は「400元」と言ってた。
その上、これはキグド町の住民だけに限られ、周辺の村には今後も全く救済金は配られないという。

昨日協会で聞いた情報によれば、震源地から半径50km以内にあった村は、大概破壊され、家は残っているが危険で住めない、人々は自分たちのテントで寝起きし、蓄えのツァンパで生き延びている、という状況がほとんどだ。

キグドにいても、「配給票」を持っていない年寄りとか、「配給票」などガレキの下に埋まって見せることのできない人は貰えないという。

胡錦涛氏はキグドを訪問したとき、「地震で家族を失った遺族への見舞金として8000元(約11万円)、震災孤児や養ってくれる子供を亡くしたお年寄り、重い障害が残る負傷者に対し毎月1000元(約1万3500円)の給付を決めた。」ということはすでにお伝えした。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/2010-04.html?p=2#20100418

これが支給されるとして予算はたったの6億円ほど。

救済金について、中国国際放送局は5月3日に以下のようなレポートを出している。

http://japanese.cri.cn/881/2010/05/03/144s158199.htm

<青海地震>救済金の支給、全面的にスタート2010-05-03 13:42:01

 青海地震被災地の被災統計作業がこのほど終了し、現在、救済金の支給が全面的に行われています。
 1日までに、青海地震による被災人口は22.3万人に達し、玉樹チベット族自治州総人口の6割以上を占めています。
 2日12時現在、民政省は地震で亡くなった人たちの慰問金270万元(約3716万円)、1200人余りの被災地住民に50日間の臨時手当、1.7万人余りの住民に連日0.5キロの食糧を支給しています。(翻訳:ooeieiチェック:丹羽)

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「救済金の支給が全面的に行なわれています」の後に、慰問金270万元(3716万円!?)、、、を支給しています。
と言ってる。
まずこの270万元!?だが、胡錦涛氏の話はどうなったのか?もちろん増えたならいいのだが、その増え方が異常だ。

もしも、これが本当ならこの慰問金だけで予算818億円ということだ。
いくら募金が温泉のように湧いてくると言えども、この数字はおかしいのではないか?
四川地震の被害者はいくらもらったのか知らないが、これほど貰ったとは思えない。知れば怒るであろう。

もっともまだ誰かこんな大金を貰ったという人の話は伝わってこない。

「その次の1200人余りの、、、、臨時手当」というのが、キグドで最近配られたという400〜450元の事と思われる。
しかし、何でたったの1200人なのか? 50日後にはどうなるのか?

次、「1.7万人余りの住人に連日0.5キロの食糧を支給しています」
被災者は22.3万人と自分で言っておいて、その中のたった1.7万人にしか、それもたったの1日0.5キロしか与えてない。
そんなことを自慢話でもするように、平然と書いていることが信じられない。

他に、最近当局はもしも被災地のガレキを漁り泥棒するものは、その場で銃殺される、と発表したとか。

このことを伝えたチベット人は「中国の軍隊や救援隊は泥棒し放題で、家財や犬など盗んで行くのに、誰も罰せられない。それで、チベット人が泥棒したら、銃殺だという、、、」と不満をぶつけていた。

アムドやカムの至る所から被災地に寄付金や食料を届けようとトラックがキグドを目指すが、そのほとんどは追い返されているという。

周辺の村々を支えていた僧侶たちも追い出されたそうだ。

その他、子どもが中国に連れて行かれる話、キグドの町全体が移転される話などが出ていた。

遊牧民が強制的に住まわされた家は鉄筋が全く入っていないブロック・ハウスばかりだったという。
そしてテントを追われた多くのチベット人がブロックの下敷きとなり亡くなった。

政府は計算通り、というだけで済ますのか?


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<内部告発>

中国で有名な歴史家が、毛沢東を真っ向から批判する映像講義を行い、波紋を呼んでいる。

「日本は歴史教科書を歪曲しているが、中国ほどではない。中国の歴史教科書の記述内容に、真実は5%もなく、あとは完全な虚構」と主張した、そうだ。

http://www.chosunonline.com/news/20100508000036
http://www.youku.com/playlist_show/id_1807031.html



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2010年05月04日

国際ジャーナリスト協会・チベット人作家タギェル氏の解放要求

6183753b.jpg<国際ジャーナリスト協会は、中国政府に対し、拘留されているチベット人作家の即時無条件解放を要求した>

5月3日付パユル
http://phayul.com/news/article.aspx?id=27231&article=International+media+group+seeks+unconditional+release+of+detained+Tibetan+writer

ダラムサラ:国際ジャーナリスト協会は、先月、中国当局により拘留された、著名チベット人作家タギェル氏の即時・無条件解放を要求した。

逮捕時の状況や、逮捕の原因の一つになったとされる、被災者に送る公開署名書簡の内容などについては以下、先月26日付ブログ参照。
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51440245.html

RFAによれば、4月23日のタギェル氏の逮捕に先立つ4月12日、タギェル氏の妻であるラソが経営する
書店に警官が現れ、タギェル氏のチベット語著書数点、2台のパソコン、及び他の個人的書類を押収したという。

その時、警官はタギェル氏の著書についてラソに尋問し、さらに彼女に書店を閉鎖ようにと命令した。
彼女はタギェル氏が逮捕された2日後の25日にも警察署に呼び出され、尋問を受けたという。

国際ジャーナリスト協会はタギェル氏の「説明の無い拘留」に対し懸念を表明し、先週金曜日(4月30日)、中国政府に対し、タギェル氏を「即刻」、「無条件」開放することを要求する声明を発表した。

IFJは、逮捕後2週間経ったが、今も彼の逮捕が著書に依るものなのか、手紙に依るものなのかはっきりしないとコメントする。

「中国憲法第35条の下で、全ての中国国民には、その宗教、民族的背景,またはその発言の内容に関わらず、表現の自由を行使する権利が保障されている」と声明の中でIFJ事務局長Aidan Whiteは強調した。

IFJは、世界100各国以上からの約60万人のメンバーを擁する、世界でもっとも大きな国際ジャーナリスト連合組織である。

IFJ東京事務所のホームページ(日本語)は以下:
http://ifj-tokyo.org/aboutus.aspx

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2010年03月31日

ダライ・ラマ法王の写真を持っていたとして逮捕され、、

法王のお写真は頭上へ3月29日付、RFAチベット語版より。
http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/a-tibetan-detained-for-possession-dalai-lama-photo-still%20traceless%20-03292010161058.html

ダライ・ラマ法王の写真を持っていたとして逮捕されたチベット人、タシ・ソナムの行方は今も分からないままだ。

2008年チベット人が大きな平和的抗議活動を行なった時、ラサのホテルを経営していたカム、カンゼ出身の商人タシ・ソナムは取り調べを受けた。
その時、彼はダライ・ラマ法王の写真を持っていた。
中国人の警官はそれを見つけ、取り上げ、路上に投げ捨てた。
そして、タシ・ソナムに向かいその法王の写真を足で踏みにじろと命令した。
彼はその命令に従わなかったので連行されていった。
その後彼の兄弟たちは相当な金も使い彼の行方を追ったが、何の情報も得られないままであった。

ところが、最近タシ・ソナムと監獄で一緒だったという一人の中国人が出所し、彼の知るところを兄弟たちに伝えた。
彼によれば、「タシ・ソナムは武装警官隊に袋叩きにされ、その後目が見えなくなった。病院に運び込まれたがその後帰って来なかった」。

今もタシ・ソナムの親戚の者たちは彼の行方を捜し続けているが、これ以上の情報は得られていないという。

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9−10−3の会が先のITSNの会議で発表した、2008年以後の行方不明者の数は980名。

その他、2008年以降の抵抗運動の犠牲者の数は、死者219人、負傷者1268人、逮捕者6860人、
さらに、これまでに刑が確定した者のうち、3年〜無期を受けた者の数は329人に昇ると報告した。


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2010年03月24日

ナクチュ県ディルで小学生が抗議デモ

3月24日付けphayul.comによれば、3月22日、チベット自治区ナクチュ県ディル(比如)で、20人以上の小学生による、中国政府に対する平和的抗議デモが行われた。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=26978&article=Primary+school+students+stage+protest+in+Kham+Driru

この情報は内地から連絡を受けた亡命中のガワン・タパ氏がパユルに伝えたもの。

タパ氏によれば生徒たちはデモの間「ダライ・ラマ法王に長寿を!」「チベットに自由を!」「中国はチベットから出ていけ!」「ダライ・ラマ法王のチベットへのご帰還を!」等のスローガンを叫んだという。

小学生たちはやがて保安部隊に取り囲まれ、彼らの親たちは公安に呼び出され尋問を受けているという。

しかし、生徒たちは逮捕されたのか、今拘置所いるのか等は不明。

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小学生のデモ!とは。
これが初めてかというと、確か2008年にはペンボだったかであったと思う、、、?
それにしても、これが本当なら世界でもまれな事件だ。
このところ、アムドでは中学生によるデモが連続して発生していた。
当局は学校の校長や県の教育課の責任者をクビにしたという。
もっとも教育課トップの中国人はクビになってないらしい。
学校の先生ほか責任者に圧力を掛けようというわけだ。

このディルでは2008年の夏、地元のいくつもの僧院が「愛国再教育キャンペーン」に抵抗し、逮捕者もでている。
http://tibetoffice.com.au/update-tibet-1-july/
http://www.tibetcustom.com/article.php/20080330120701589

私は偶然このディルの近くにある村出身の子供を知ってる。
その子の村から町の小学校までは峠を越え、歩いて二日かかるという。
それでも両親は沢山のお金を払いその子を町の寄宿舎に入れた。
学校には漢人の子もいたがチベット人の方が多かったという。
彼が言うには「漢人の子とチベット人の子が喧嘩するといつも先生はチベット人だけをなぐるんだよ。チベット人の子はいろいろ差別される。それが嫌だった。愛国教育というのも毎日あった」とか。
それで彼は4年生までで学校をやめた。
その後彼はラサのセラ寺に見習い坊主として入れてもらい数年をすごした。
そして、14歳のとき自分で決心しインドに亡命した。

小学生だって嘘や差別には敏感だ。
小学生でも町で何が起きているかはちゃんと知っており、チベット人としてやるべきことも知っているということか。
チベットの戦いは弾圧が続く限り100年経っても終らないであろう。





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2010年01月13日

マチュで中学校と小学校を閉鎖

中国当局はアムド、マチュにて「教育セミナー」を開こうとしていた二つのチベット語学校を閉鎖した。

http://phayul.com/news/article.aspx?id=26383&article=Chinese+authorities+in+Machu+shut+down+2+Tibetan+schools+over+%22education+seminar%22

ダラムサラ、1月12日 phayul.com:

「教育セミナー」を開こうとしていた、マチュ県の二つのチベット語学校が中国当局により強制的に閉鎖された。
この情報はVoice of Tibet放送に、現地からの連絡を受けた亡命チベット人ドルカ・キャップが伝えたものである。
彼女によれば、当局は「抗議運動に発展する恐れ」があるとして中学校と小学校を閉鎖したという。

このチベット語に関する教育セミナーは、著名なチベット語学者であるドン・ユンテン・ギャツォが中心となり、地元のチベット語保存グループ等と共同で開催される予定であった。
セミナーの主題は「チベット人としての苦楽の共有」であり、これは2008年当地で中国当局への抗議の声を上げた学生たちのスローガンでもあった。

キャップは「この主題からしてセミナーには多くのチベット人が集まるであろう、それは、何れ中国政府に抗議する方向に向かうであろう、という危惧の下に学校を閉鎖したと思われる」とコメントした。

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何だか、よく分からないニュースですが、とにかく中国当局は少しでも反中国政府的傾向になるかもしれないチベット人の集会は、前もって禁止するということなのでしょう。
こんな中国の片田舎の小学校や中学校で行われるセミナーに対してまで、これほど神経質な対応をするとは余程チベット人が怖いか、ただ喧嘩を売ってるのでしょう。

チベット語を守ろうとするチベット人が沢山いると判るが、一方それは時に命がけとなることも見えてくる。







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2010年01月06日

2人のチベット人尼僧に刑期2年と3年

ダラムサラ、1月5日付パユル。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=26347&article=2+Tibetan+nuns+sentenced+upto+3+years'+imprisonment

ラジオ放送Voice of Tibet が伝えるところによれば、中国の裁判所は2009年11月17日、2人のチベット人尼僧に3年までの刑期を言い渡した。

セラ僧院の僧侶がVoice of Tibet に伝えた情報によれば、四川省カンゼ・チベット族自治区ダルツェドにあるニマ・ゲツェル尼僧院に所属していたノルドゥンとラワン・デキは、カンゼ市内で2009年3月17日、平和的抗議デモを行ったとして逮捕されていたが、ノルドゥンには2年、ラワン・デキには3年の刑がダルツェド中級法院により言い渡されたという。

2008年以降のチベットにおける政治的混乱を受け、中国政府は僧院、尼僧院を標的に反中国的抗議活動を未然にチェックすることを意図した「再教育キャンペーン」を展開した。
僧侶及び尼僧は、中国が分裂主義者を扇動しているとして非難する亡命チベット人リーダーであるダライラマ法王を非難することを強要され、非情な精神的、肉体的拷問に耐えねばならなかった。

当局は2009年4月5日、チベット人を脅すために15人の政治犯をカンゼ市内引き回しにした。
この2人もその中にいた。
15人の囚人は全員頭を剃られ、手錠、足錠をされてトラックに載せられ見世物にされた。

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先にお知らせしたドゥンドップ・ワンチェン氏の刑期確定の件に関するリリースが亡命政府からも出ています。

http://tibet.net/en/index.php?id=1336&articletype=flash&rmenuid=morenews&tab=1#TabbedPanels1

この中でドゥンドゥップ・ワンチェン氏と接触した弁護士Li Dunyong の話が短く紹介されている。

「私の依頼人であったドゥンドゥップ・ワンチェン氏は拷問により告白を強要された。その時の傷は一年後まで彼を苦しめていた。彼は<無実を訴え続け、16か月の間如何なる嫌疑も認めなかった>と私に話した」。

Li Dunyong弁護士は結局彼の弁護を担当することを許されなかった。






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ドゥンドゥップ・ワンチェン氏に6年の刑

ドゥンドゥップ・ワンチェン1月5日付RFAチベット版が伝えるところによれば、
http://www.rfa.org/tibetan/otherprograms/newsanalysis/dhondup-wangchen-sentenced-to-six-years-in-jail-01052010160632.html

「恐怖を乗り越えて(ジクデル)」の制作者ドゥンドゥップ・ワンチェン氏に6年の刑期が言い渡された。

現地から電話で寄せられた情報によれば、この判決は西宁中級法院により12月28日秘密裏に決定されたという。

ダラムサラにいる妻のラモ・ツォ以下家族もこの事実を確認した。

スイス在住のドゥンドゥップ氏の従兄ジャムヤン・ツルティム氏は「この判決によりチベットに言論の自由等がないことが象徴的に証明された。裁判の過程もすべて正当なものではなかった。彼は肝炎に苦しめられており
治療も受けられない。これからの監獄生活に耐えられるかが心配だ」と語った。

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この刑期6年をどう見るか?
私は漠然と10年位か?と思っていたので、6年も長く非常に残念ではあるが、見方によれば世界的キャンペーンの成果も少しはあって6年で済んだ、と思えなくもない。

だた、チベットの監獄では一般的に囚人の外的・内的疾患に対し何らかの治療が行われるということは全くなく、最後の段階になったとき軍病院に担ぎ込むか、家族に引き取らせる。
家族の心労は続く。

本人も、家族も無実を訴え続けており、ドゥンドゥップ・ワンチェン氏は上告すると思われるので、引き続き解放運動を続けたい。


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2009年12月08日

カム、ナクチュカで新たに大規模な抗議デモ

Tenzin Delek Rinpocheホンコン発12月7日付RFA:
http://www.rfa.org/english/news/tibet/protest-12072009151909.html
http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/tibetans-are-detained-at-new-detention-center-near-nyachukha-county-12072009160103.html

及び12月7日付Tibet Post:
http://www.thetibetpost.com/en/inside/51-news-in-focus/521-ninety-people-arrested-and-twenty-injured-in-nyakchu-district-lithang-eastern-tibet

によれば、12月5日よりカム、ナクチュカ(ナチュカ)ཉག་ཆུ་ཁ་でチベット人数百人がテンジン・デレック・リンポチェསྤྲུལ་སྐུ་བསྟན་འཛིན་བདེ་ལེགས་རིན་པ་ཆེ་の解放を要求する一連の平和的抗議活動を行った。
これに対し当局は多量の武装警官隊を差し向け、抗議するチベット人たちに襲いかかり激しい暴力により少なくとも20人が重傷、60人〜150人が逮捕されたという。

テンジン・デレック・リンポチェは今月ITSNも特別キャンペーンの対象に選んでいたカム地方の高僧だ。
リンポチェは2002年12月、一連の爆発事件の首謀者とされ、二年の執行猶予付きの死刑を宣告された。
同時に死刑を宣告された彼の親戚でもあるロプサン・ドゥンドゥップ氏は直ちに処刑された。
国際的人権機関からの圧力が効いたのか、彼の刑期は2005年無期懲役に減刑された。

彼の僧院はオトッཨོ་ཐོག་にあるので、今回も抗議を行った者の中心はオトッと彼を同じく師と仰ぐチベット人の多いゴロッམགོ་ལོག་だという。
複数の情報によれば、
この抗議活動は様々な様相を呈しており、今も続いているらしい。

まず、12月5日から300人以上のチベット人がナクチュカの政府庁舎の前で平和的デモと共に座り込みのハンストを始めた。
これに対し、警官隊が出動し、すでにこの中から90人は逮捕され、20人が重傷を負った。

これとは別にゴロッとオトッから一団の陳情グループが北京に向かい、リンポチェの解放を中央政府に訴えようとしたが、彼らは北京で拘束され、打ち据えられ、追い返された。
ボロボロになって帰って来た陳情団を見て、現地の若者たちが立ち上がって抗議した。
ゴロッとオトッから大勢の若者がバイクを連ねてナクチュカの中央庁舎に向かった。
しかし、彼らにも大量の保安部隊が送られ暴力的に鎮圧された。
「衝突のあった中心街には多量の血痕が残されていた」と証言者が語る。
彼らのバイクは軍用トラックに載せられ持ち去られた。

ナクチュカはリタン県に属する。
リタンは競馬祭で有名だが、2007年の競馬祭の時、大きな抗議運動が起こったがこの時も要求の中心はこのリンポチェの解放であった。
この2007年のリタンでの騒動は2008年の蜂起にもつながる大きな事件でもあったのだ。

現在、中国当局は大量の武装警官隊と軍隊をリタンとナクチュカに配備して厳戒態勢に入っているという。








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2009年10月25日

処刑されたロプサン・ギェルツェンは処刑の前日母親と面会していた

今日のRFAで、4人の処刑に関し、チベットからの電話を直接紹介していました。

女性の声でしたが、電話は途切れがちで、はっきりとは聞き取れません。

その女性が伝えるには
「処刑の一日前に家族が刑務所に呼ばれた。私が知っているのはロプサン・ゲルツェン(彼女はロプサン・チュペルと言った)の母親が会いに行った時のことだ。
ガラス越しにロプサン・ギェルツェンは母親に

<子供のことをよろしく頼む。
とにかくちゃんとした教育を受けさせてほしい。
自分のことはもうあきらめてくれ。
自分のことは心配しないでいい。
大丈夫だ>


と話たという」

彼には4歳になる子供がいる(いた)。
同じく処刑された他の3人の身寄りも面会したと思われるが、これ以上の情報は今のところ入っていない。

処刑は後ろ手に縛られ、後頭部を撃つという銃殺であったという。

そのほかラサの近況を知らせる電話もあった。

「ラサでは特に若者を中心に今回の処刑を知って、憎しみや怒りの気持ちが昂じている。今回銃殺されたものはみな若者ばかりだ。
若者をこれで怖がらせようとしているのだ。
多くの若者から

<もうじっとしていられない。
去年のようにまた命をかけて立ち上がるか、
或いは勉強するしかない>


という言葉を聞いた。
とにかく、ラサには今軍隊が沢山路上に出ておりチベット人を恐怖で抑えようとしている」という。

依然、4人目の氏名は不明。






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2009年10月22日

続・4人処刑

penki引き続き、死刑にされた4人についてです。

亡命政府その他がこれまでに集めた情報を総合すると、
4人は:
ロプサン・ゲルツェン 27歳 ラサ出身
ロヤッ 25歳 ラサ、ソル地区タシガン出身
ペンキ 21歳 サキャ出身
4人目は依然姓名不詳


文革時、処刑されたチベット人 ウーセル女史のブログよりこの内ロプサンとロヤッは4月8日に執行猶予なしの死刑判決を受けていた、
詳しくは4月10日のブログの下の方
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/2009-04.html?p=3#20090410

しかし、ペンキは2年執行猶予付きの死刑のはずだった!
詳しくは4月21日のブログ
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/2009-04.html?p=2#20090421
その彼女がなぜ、今死刑に処せられたのか?

最初ペンキはニィモ出身といわれていたが、本当に同一人物なのか?
もう一人は「アバ出身のロプサン」との未確認情報もある。

RFAによれば、処刑され家族に遺体が引き渡され、妻が水葬したというロプサン・ゲルツェンには幼い子供が一人いたという。


22.10.09 4人の死刑執行に抗議するデモと集会以下の写真は今夜行われた、追悼と抗議のキャンドル・ライト・ビジルおよび集会。




















22.10.09 4人の死刑執行に抗議するデモと集会「追記」9-10-3の会長も青年会議の会長も今日は、「集まりが悪すぎる! チベットでみんなが命がけでデモを行い、死刑になったというのに、500人ぐらいしかいない。明日はTCVのイベントがあるが、それにはどれほどの人が見物に行くことだろう。」
と何時になく不満を漏らしていた。

デモに参加する外人は多く、今夜は台湾人も多いというので、今日は壇上に上がった台湾人が中国語で説明していたりした。
日本人の姿は全く見かけなかった。丁度日本からもわざわざTCVの記念日に出席するために来られてる団体さんもあるというのに、日本人は子供や法王から仏教を聞くことには少しは興味があるようだが、チベット問題にはあまり関心が高くないという、見本のようだと思った。
知らなかったということでしょう。
ティーチングといいデモといい、ここでは日本は参加人数においては最低の部類です。

22.10.09 4人の死刑執行に抗議するデモと集会3












22.10.09 4人の死刑執行に抗議するデモと集会4ルンタレストランの現と元料理人その他全員かつて政治犯として長期の刑を生き抜いた者たち。
無念の心露わだ。







22.10.09 4人の死刑執行に抗議するデモと集会5

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4人が死刑執行されてしまった!

ロヤッ昨日の3人死刑執行のニュースは9−10−3の会による発表でしたが、
今日10月22日付けのTCHRD(チベット人権民主センター)のリリースによれば、
http://www.tchrd.org/press/2009/pr20091022.html

死刑にされたのは3人ではなく4人。(写真はロヤッ)

その内の二人は今年4月8日に死刑宣告されたことが判明していたが、後の二人は今まで外に知られていなかった。

以下、TCHRDのリリースの最初の部分のみ、

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2009年10月22日

<中国は2008年のラサ抗議活動に参加した4人のチベット人に死刑執行>

TCHRDはもっとも強い言葉でこれを非難する。


TCHRDに寄せられた信頼できる情報によれば、

Lobsang Gyaltsen(ロプサン・ゲルツェン), Loyak(ロヤッ), Penkyi (ペンキ、女性)および姓名不明のもう一人のチベット人が、2009年10月20日火曜日、ラサ市中級法院の監督のもとに、昨年の抗議活動に参加したとの嫌疑により処刑された。

さらなる情報が待たれる。

中国の国営放送はこの件に関し何も報道していない。

情報によれば、ラサ近郊ルブック出身、ロプサン・ギェルツェンの遺体はすでに家族に引き渡されたという。

遺体は後にキチュ川で水葬にふされたとのこと。

以下略


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9−10−3の会からは昨日の情報に間違いがあったことを詫びた後、

上のTCHRDの発表以外の情報として、

刑の執行場所はラサ近郊のトゥルン、時間は午前11時だったとのこと。

さらに、ロプサン・ギェルツェンの家族は貧しすぎて正式な法要も行うことができなくて、妻は午後1時ごろキチュ川に夫の遺体を投げ入れたという。


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ダラムサラではこれから(夕方6時から)死刑に処せられた4人の冥福を祈り、この死刑執行を中国に抗議するためのキャンドルライトビジルが行われます。



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2009年10月21日

速報・3人のチベット人に死刑執行

<9−10−3の会>発表の速報 

10月21日 19:00

信頼できる筋からの情報によると、ラサで昨日(10月20日)午前11時(中国時間)、3名のチベット人政治囚の死刑が中国人兵士により執行された。

現在、判っている情報では死亡したのはラサ近郊のニェモ 出身の若い女性1名を含み、一人はラサ出身のロプサン・テンジン 、もう一人はアムド、アバ出身だということ。

3名とも、2008年春に、チベットで起こった動乱に加担した罪で拘束されていた。

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会長のガワンに今電話で確認したのですが、ニェモの女性というのは先に死刑と無期を言い渡された3人の中の一人ではないとのこと。
これ以上の詳しいことはまだ何も分かっていない。


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22日追記:今回処刑されたという3人のチベット人はこれまで亡命政府側が把握していた死刑囚以外の3人である可能性が高い。

この処刑に反応して何か起こることを警戒し、ラサの警備が増強されているという。







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2009年05月05日

カム、タウ地区の弾圧

チベット 写真 野田雅也写真は野田氏

5月4日付RFAに依れば,

<カム、タウ地区に中国は公安を送りこみ弾圧を強める>

http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/tibetans-in-kham-tao-under-constant-scrutiny-05042009222544.html

カム、タウ地区(カンゼの南東150キロ)では今年3月から中国政府への抗議の印として、耕作拒否運動が続けられている。

このほど、当局はこの地区に公安職員や警官を動員し、耕作拒否をしている者、及び耕作拒否を訴える張り紙を張り出した者を密告した者には1万元以上の報酬が支払われると広報している。
また、チベット人たちは毎日集会に呼び出され、嫌がらせをうけているという。

4月29日にはこの地区の尼僧院にキャンペーンの集団が押しかけた。
尼僧たちはそのようなことには関係していないと主張し、彼らを僧院内に入れようとはしなかった。
言い争いとなり、尼僧たちは彼らの車に石を投げたりしたという。
その後、尼僧たちは報復を恐れ、僧院から離れるしかない状況になっているという。

以上の情報は南インド、ガンデン僧院の僧ロサン・ジャミヤンがRFAに伝えたものだ。

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中国は本当に密告が好きだ。

去年3月ラサのデモに参加し逮捕され、その後解放されたチベット人の話が同じRFAで紹介されていましたが、そのチベット人の言うには、拘置所で尋問を受ける時に、初めからとにかく最低5人のチベット人を密告するようにと強制されたという。

他の5人の名前さえ挙げれば、本人は解放されることもあるとか。
名前は誰でもいいという、つまり実際にデモに参加していなくてもかまわないということだ。
もしも、5人の名前を挙げなければ、殴られる、拷問される。
名前を挙げられた者は逮捕され、証人は彼の名を挙げた者となる。

だから、密告は効率よく、肉体的にも、精神的にもチベット人にショックを与え、痛めつけることができる優れた制度だと中国では賞賛されているらしい。






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2009年04月26日

法王「足るを知ることが大事だ」/新たに青海省マンラで4人に刑期

法王は4月24日金曜日、アメリカに到着するなり記者会見を開かれました。
http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/the-dalai-lama-says-economic-crisis-teaches-moneys-limit-04252009224330.htmlその時、ある記者が「今の世界の経済危機についてどう思われるか?」と質問したのに答えられ、
「経済的危機にも利点が一つある。
財産・所有物はいくらでも増えていくわけではなくある時点から下降する、
人の欲望には限りがないが、金を稼ぐことには限界がある、と言う事を思い出させてくれる。
つまり、人は幸福を望むなら足るを知ることが大事だということだ」と答えられたそうです。

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830a6819.bmp<中国マンラ(貴南)の裁判所が4人のチベット人に2年の刑期を言い渡す>http://phayul.com/news/article.aspx?id=24544&article=Court+sentences+4+Tibetans+to+2+years+in+jail

phayul,Dharamsala 4月26日:
Voice of Tibetによれば、中国は新たに青海省マンラ(西寧の南西250km)、ルツァン僧院の僧侶4人に2年ずつの刑期を言い渡した。

南インド、デブン僧院の僧侶ケドゥップがVOAに伝えたところによれば、
今年4月10日ごろルツァン僧院から6人の僧侶が逮捕されたという。

判決はマンラ(貴南)県法院が下したものだという。
4人の氏名はケルサン・ギャツォ21歳、ソパ・ギャツォ24歳、ルントック・ギャツォ22歳、スパ・ギャツォ19歳。
あとの二人は解放されたという。

この4人は、今年ロサ(チベットの新年)第一日目にルツァン僧院の僧侶109人がラモ・ヤンジン・ポタンからマンラ県政府庁舎に向かって平和的抗議行進をおこなった時のメンバーである。

この109人は全員逮捕され、惨い愛国再教育を受けさせられたと人権団体は報告する。
3月20日にこの内103人が解放された。残った6人は今月初めに解放された。

(この6人が再び4月10日に逮捕されたということでしょうか?はっきりしません)

これとは別に、同じくルツァン僧院の僧侶タキャ・ギャツォとクンチョック・ギャツォが数日前に逮捕され、現在マンラに拘留されているという。


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関西での羨ましいイベントの紹介です。去年東京でもあったのですね。
全30本はすごいですね!
英語の紹介は昔見たことがあって、その時もヒマラヤ好きとしては非常に羨ましいと思いましたが、すべて日本語になっていたのですね。

ヒマラヤ国際映画祭:温暖化や地域紛争テーマ 京都・神戸で来月8日まで 

http://himalaya2009.jakou.com/

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