カルマパ

2011年02月12日

カルマパのスパイ嫌疑晴れる/シェルテンの歌「天界の白い鳥(=法王)」

カルマパ・ケンノーダラムサラのあるヒマチャル・プラデッシュ州の主席秘書官であるRajwant Sandhuは金曜日、the Press Trust of India (PTI)に対し「カルマパの僧院で発見された現金はすべて布施であると認める。カルマパは土地売買についても、金銭の出入りについても一切関わりがないことも認める」と発言。

さらに「カルマパは宗教的グルであり、世界中に信者を持っている。我々は彼らの活動に敬意を示し、宗教的事柄には一切関与しない。政府は彼に立ち去れなどという意向は全く持っていない」と語った。

このニュースはAP伝としてワシントン・ポストにも掲載されている。
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2011/02/11/AR2011021102048.html
その他参照は
phayul:http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=29099&article=HP+govt.+gives+clean+chit+to+Karmapa%3a+report
カルマパ事務所:http://www.kagyuoffice.org/#Feb11Statement

ま、当たり前のような話だが、インド政府が公式にカルマパ・スパイ説を否定したのはよろしいことだ。

で、何で、これで「スパイ説」が晴れたことになるの?なんて理解できない人にはですね、、、今回スパイ説が起こった始まりはギュトゥ僧院から中国元が出て来たことに始まって、これを警察とインドメディアが「中国政府からのスパイ活動資金」ではないかとバカな疑いをもったことから始まるのですから、これがただの「布施」と分った時点で、「スパイ説」も(一応)終わる訳。

土地に関する嫌疑も近いうちに晴れる事でしょう。
日本でも「カルマパが数百カ所もの土地を他人名義で購入している」なんてデマが飛び交ってるが、スパイ嫌疑と共に、今までのデマ報道を謝罪して欲しい位だ。ま、インドメディアを引用しただけだと、言訳するであろうが。

州知事も先に「チベット人は76カ所も他人名義で土地を購入している。今調査中だ」と脅しのようなことを言ったが、これはこの州全体の話だ。これは確かにあり得る。他に土地を買う方法がないのだし。で、この発言からしても、カルマパ1人が数百カ所買ってるというのが嘘と分る。
カルマパ側は土地購入についても、基金として正式に申請してあると主張している。

外国為替法違反に関しては、きっと罰金ということになるかもしれない。
もっとも、これも以前から申請しているわけで、インド側の怠慢、或は根拠のない猜疑心からこれまで許可が下りていないだけだ。
何れ、政府が認めるように、全てカルマパ本人とは関係ないわけだ。

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歌った歌が原因で囚われていたタシ・ドゥンドゥップが解放されたというニュースは最近の嬉しいニュースだった。
昨夜はエジプト革命?成功と、カルマパのスパイ嫌疑晴れるという嬉しいニュースが重なった。

タハリール広場で歓喜に湧くエジプトの群衆を見ていると、つい、ああ、いつか中国も、、、チベットも、、、と思わずにはいられなかった。

と、今度はアルジェリアで始まったとか。アルジェリアには若い頃通訳の仕事で1年半ほどいたので思い出深い国。どんどん連鎖反応が続いてほしい。東の方まで。

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以下、シェルテンの歌を1つ訳したので歌と共に紹介。
歌詞は明らかにダライ・ラマ法王を歌ったものだし、以下のYoutube版には法王がそのまま出ている。さすがに、これは外国で編集されたバージョンと思う。内地で発表されたバージョンには法王は出ていない。

もちろん、彼もすでに中国当局から、分裂主義歌手としてマークされている。それでも、今も次々と暗に法王を讃える歌やチベット人としてのアイデンティティーを高めるための歌を歌い続けている。顔は草なぎ度が高いが、非常に勇敢な歌手である。

シェルテン<天界の白い鳥>
http://www.youtube.com/watch?v=7PqpK2rbajs

怒りの目 向けられしも
微笑み 向けかえす
地球の福利の根本
あなたは平和の舵手

害する心 向けられしも
利益の心 向けかえす
この地球の全ての民族に
平和の道を示す偉大な人

平和の白い天の鳥 X3

利益の心 むけしも
お返しに災い もたらされ
怒り無く愛と慈しみを守る
あなたは平和の大海

両手を合わせ
六道の有情を頭上に頂き
地球の全てを従える
平和の偉大な伝道師

平和の白い天の鳥 X3

この世の国々
武器と軍隊により
人々 従わせる
このどこが驚くべき

武器や軍隊なしに
釈迦の弟子一人して
この世を支配する
これぞ驚くべし

平和の白い天の鳥 X3

祖国観音の浄土(普陀洛伽)を
悪願の怒鬼に踏みにじられしも
彼らにさらなる愛と慈しみを示す
平和の白い天の鳥

平和の白い天の鳥
千万年の長寿を願う
過たぬ三宝の真理により
祈願が叶えられますように

平和の白い天の鳥 X3


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追記:同じ歌でチベット内地で編集されたMV版は以下:
http://www.youtube.com/watch?v=H-Gff0GDS_w&playnext=1&list=PLF166061713F97602

他、チベット3地域の団結を歌った歌で、当局に問題視されている曲:<団結の歌>
http://www.youtube.com/watch?v=ZKDUn77U0b4&feature=related

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2011年02月08日

ウーセルさんのブログより「ツルブ・ゴンパのギャワ・カルマパ その2」

昨日の続き。

今日も貴重な写真が沢山。

翻訳:雲南太郎さん
原文:http://woeser.middle-way.net/2011/02/blog-post_03.html

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これらの写真は1998年と1999年に私が撮影したものだ。

当時、ギャワ・カルマパは13歳、14歳……。

ギャワ・カルマパに五体投地!

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ウーセル カルマパ その2以下の写真は1998年6月に撮影した。ツルブ・ゴンパの元老デチェン・リンポチェが円寂したため、ギャワ・カルマパは自ら四十九日の法要と荼毘の大典を執り行った。








ウーセル カルマパ その2














ウーセル カルマパ その2












ウーセル カルマパ その2













ウーセル カルマパ その2


























ウーセル カルマパ その2これは1998年にツルブ・ゴンパで行われた夏のチャム。
ギャワ・カルマパはめったに見せない笑顔を浮かべている。









ウーセル カルマパ その21999年のある日、多くの信者とともにギャワ・カルマパに謁見し、摩頂の加持を受けた。
2枚目の写真に写っている大きな目の子ども。
3枚目の黒い肌のお年寄りは私のお気に入りだ。












ウーセル カルマパ その2












ウーセル カルマパ その2


















ウーセル カルマパ その2

























ウーセル カルマパ その2























ウーセル カルマパ その2ツルブ・ゴンパの寝室にいるギャワ・カルマパ。










ウーセル カルマパ その2ギャワ・カルマパに合掌しているのはタクルン・ゴンパのタクルン・ツェトゥク・リンポチェ。数年前にラサで円寂された。




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2011年02月02日

カルマパ支援行進と集会に4000人

2.2.2011 カルマパ擁護行進/集会 ダラムサラ写真左:今日ギュトゥ僧院にて4000人の激励者に応えるカルマパ。

2日前のキャンドルライトビジルに続き、ダラムサラでは今日も、在らぬ疑いを掛けられているカルマパ17世を激励するための行進と集会が行われた。




2.2.2011カルマパ擁護行進 ダラムサラ今日は上ダラムサラのツクラカンを約3000人が出発し、下ダラムサラにあるカルマパの仮の宿舎であるギュトゥ僧院までおよそ15キロを行進した。手にカルマパの写真を掲げ、声を会わせて「カルマパ・ケンノウ~」と叫び続けた。「カルマパ・ケンノウ」とは原意「カルマパがご存知」だが「カルマパに帰依いたす」という意味でもある。

2.2.2011 カルマパ擁護行進/集会 ダラムサラ最終的にはダラムサラ周辺のビル、チョントラ等のセトルメントからや遠くシッキム、キノールからの信者も沢山集まり、ギュトゥ僧院の広場には4000人以上が集結した。

カルマパは午後3時頃みんなの前に姿を現され、短く挨拶された。
「今日はみなさん私に愛情と支持を表明するためにわざわざ集まってくれてありがとう。インドは中国と違って、政府も警察も民主主義と法律に従う国だ。だから、私は何も心配していない。嫌疑は何れ晴らされよう。だから、皆さんも何も心配せず、安心していて下さい。今日は私のために、日射しの強い中、長く歩いてここまで来て下さって、本当にありがとう」
と。

みんな途中昼食をとることもなく何時間も歩き、喉も乾き、腹も減った事と思われる。集会の後、僧院側から全員に簡単な食事が振舞われた。

2.2.2011 カルマパ擁護行進/集会 ダラムサラ今回の件については、ある勢力がカルマパを落とし入れるために「カルマパは中国のスパイ」だなんてデマを流し始めたのだ、という噂も流れているが、結局今のところ、これを契機にカルマパの人気は増すばかりのように見える。「カルマパは可哀想に、苦労して中国から逃げて来たのに、今度は選りによって『中国のスパイ』だなんて疑われるとは!」と言う訳だ。行進に参加した者には全員にカルマパの立派な写真が配られた。今日からは今まで家にカルマパの写真を飾っていなかった家にもカルマパの写真が祀られることであろう。

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2.2.2011 カルマパ擁護行進/集会 ダラムサラ以下カルマパが今回説明された
「中国を逃げ出し、インドに亡命した5つの理由」

1、中国当局はダライ・ラマ法王を非難し、中国が選出したパンチェン・ラマを支持するよう圧力を掛けて来た。しかし、その要求に従うことができなかったから。
2、16世カルマパの法灯の教えを完成するためにはこの法灯を保持するラマたちのいるインドに行くしか無かったから。
3、ダライ・ラマ法王に会い、祝福を受けるため。
4、16世カルマパはインドや海外に出かけ教えを広めた。自分もその足跡に従いたかった。
5、インドは中国と違い自由の国である。自由に勉強し、自由に仏法を広める道を求めた。

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2.2.2011 カルマパ擁護行進/集会 ダラムサラ2月1日カルマパ側は2度目のプレスリリースを発表した。
http://www.twitlonger.com/show/8hnn5a

この中でも、問題となっている土地購入についてはインド政府に申請を出しており、違法ではないこと。

外国の通貨を保持していたが、これは元はすべて信者からの布施であること。また外国通貨保持についても2002年にそのための申請を出している。許可が下りる間、全ての外国通貨については記録を取ってあり、これを警察に提出した。

中国元については、様々な額面の紙幣であり、明らかに個人からの布施である。

と、説明されている。









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2011年01月30日

カルマパ17世の部屋から大金押収の件

カルマパこれを事件と呼ぶべきかどうか、迷うところだが、日本の新聞等でも報道されているし、先ほどこの件に関するカルマパ側の記者会見というものも開かれ、それを聞いて来たので以下、報告することにする。

記者会見にはインドメディアが大勢押し掛けていた。インドの新聞、テレビではこれを大事件の如く報道している。特に、「カルマパは中国のスパイか?」何てスキャンダラスな報道が行われている。これを真に受けて日本の産経と読売もスパイ説を報じている。
日本の報道:産経http://sankei.jp.msn.com/world/news/110129/asi11012922590005-n1.htm
読売http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110129-OYT1T00543.htm
朝日http://www.asahi.com/international/update/0129/TKY201101290245.html

事の発端は先の水曜日にダラムサラから3時間ほど南に下った、ヒマチャル・プラデッシュ州の州境にあるウナという町で現金約2000万円を車の中に持っていたインド人2人が見つかったことから。
そのインド人たちは金の出所をカルマパだ、と言ったらしい、それで次の日カルマパの仮の住まいとなっているダラムサラのギュトゥ僧院に警察官が押し掛け、カルマパの部屋から多量の現金を見つけ押収した。その総額はメディアにより様々だが、今日の記者会見では日本円にして約1億3千万円ほどだったという。そのほとんどはUS$はじめ外国の通貨。
何で金を押収されたかというとインドでは外国の通貨をある程度以上保持しているとそれだけで違法なのだ。米ドル以外にユーロ、日本円、中国元など25カ国の通貨が見つかったという。

スパイ説の始まりはこの中国元であった。その額についてはこれもメディアによりまちまちなのだが、今日の記者会見では総額の約10%というから1300万円ほど。カルマパ側の説明ではこれらは「全て布施」であるとするが、インドのメディアなどはこれがスパイ資金ではないか?という。スパイ説の始まりはインドの外部情報調査局(RAW)の誰かが、「カルマパは中国のスパイかも知れない」と言ったらしいことに始まる。今日RAWの職員がダラムサラに来てカルマパにこの事に関し、聴取を行うと報道されている。

このカルマパ・スパイ説の話がインドのテレビ等http://www.youtube.com/watch?v=sRWOXb0LIxMで報道されるや、亡命チベット人たちは一斉にメディアに対し抗議した。「カルマパの名を汚すとんでもない話だ」というわけだ。

この件に関しダライ・ラマ法王はバンガロールでテレビのインタビューに答え「カルマパは世界中に信者をもっており、彼らから外国通貨の布施を貰う事はあるだろう。中には中国本土の信者もいる。中国元が布施されても不思議ではない。確かにもっと法律を知って、基金等を創設し、正しい管理を心掛けるべきだったと思う。しかし、私はカルマパのことを100%信頼しており、中国のスパイだという話は全く信じられない。私が保障してもいい」とまでおっしゃった。

この「カルマパは中国のスパイかも知れない」と言う話、実は今に始まったことではない、インドの情報局はかねてからそのような疑いを持っていたようなのだ。今回もそうだが、これに何らかの具体的証拠がある訳ではない。この辺のチベットメディアは、「これにはもう1人のカルマパであるシャマール・リンポチェの選出したカルマパ17世タゲ・ドルジェが関わっている」という。
シャマール・リンポチェはダラムサラにいるシトゥ・リンポチェが選び、法王が承認したウゲン・ドルジェに対抗するため、盛んにインド政府やメディアにロビングしているとされる。もう1人のカルマパについては以下のyoutube等参照:http://www.youtube.com/watch?v=Y4iRGSrCgRM&feature=related

30.1.2011ギュトゥの記者会見で、今日の記者会見では、様々な嫌疑に対し、説明が行われた。
説明はカルマパ側の弁護士ナレッシュ・マトゥラ氏とカルマパ基金顧問のカルマ・トプテン氏が行った。

まず、最初にウナで車の中から見つかった2000万について:「これは土地代金としてデリーで売り主の代理人に支払われた金であり、領収書もある。それを彼らがダラムサラに移送する途中の金である。故に、すでに我々の金ではなかった」

「土地を購入する事はカルマパ基金として申請してあり、違法ではない」

「外国の現金を保持していたことについては、基金として外国通貨を保持する許可を何年も前に申請しているが、未だもって審理中のままだ。
今回は特に先のブッダガヤで行われた、大きな法要に際し、チベット本土から来たチベット人や中国人を含む外国人から多くの布施を頂いた。この布施は一般に封筒に入れられカタとともに差し出されるもので、いちいちその場で開けてどこの通貨とか調べるわけではない。後で会計が開けて分るだけだ。外国通貨保持に問題があると分っていたから予てより正式に申請していたのだ」と言う話だった。

この話を聞く限り、もちろん申請中であり、まだ正式の許可が下りていないといえば違法であるが、努力はしており、悪意は無く、許可を出さないインド政府が悪いだけだ、なんてチベット側は思うわけだ。インドのメディアはどう受け取ったか分らないが、チベットメディア側は全員「なんも悪くないんじゃん」という結論に至ったようだった。

30.1.2011ギュトゥの記者会見最後に「現在まだ、警察の捜査が進行中であり、我々はインド警察を信じ全面的に協力している。早急に全ての疑いが晴れることを待つだけだ」とコメントされた。

ま、常識的に考えて見て、中国がインドにスパイを送るとして、わざわざカルマパのような目立つ人物を送るであろうか?チベットを脱出したとき、彼は16(←14訂正)歳だった。16歳のスパイというのも不思議だ。また、そんなはした金をスパイ活動資金としてカルマパが必要な分けも無いし、現金で手渡すはずも無い。
インドの情報局は何考えてんだか?だし、またそれを真に受けて非常識と思わず日本語の記事にまでする記者も、あまりにカルマパとチベット社会を知らな過ぎる。

カルマパは命がけの亡命以来、法王からの父の如し愛情と信頼を受け、また台湾中心に世界中に信者が増えつつある。
一方、亡命以来、他の派の僧院に厄介になり続け、自分の僧院に住む事ができないままだ。自分の僧院を持ちたいという切実な願いの下に集まった布施を使って土地を購入しようとしている。

インド政府は亡命以来カルマパの監視を続けており、外国への渡航も一度しか許可していない。亡命先でも本当の自由を得る事ができないでいる。その上今度は選りによって「中国のスパイ」と疑われるとは!

カルマパの心中如何に?

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以下、昨日発表されたカルマパ側のプレスリリースを英文のまま掲載する。

2011-01-29, Sidhbari, HP

Spokesperson

We would like to categorically state that the allegations being levelled against the Karmapa and his administration are grossly speculative and without foundation in the truth. Everyone who knows the history of our lineage, our struggle and His Holiness' life is very surprised by the allegations.

We categorically deny having any link whatsoever with any arm of the Chinese Government whatsoever. The Karmapa has a deep affection for the people of this great country of India where he has been practicing his faith for years. We have had a long and positive working relationship with the democratic Government of India that has always demonstrated great tolerance of cultural _expression and diverse beliefs.

We have followers in a large number of countries who have placed their trust and faith in us and, through their individual donations, enable the sect to undertake substantial programmes of public service that have benefitted many thousands in India and abroad.

Monasteries across the world receive offerings from devotees in various forms - there is nothing surprising, new or irregular in this. A representative of HH the Dalai Lama's office underlined this yesterday. The cash in question under the current investigation by the police is offerings received for charitable purposes from local and international disciples from many different countries wishing to support His Holiness' various charitable activities. Any suggestion that these offerings were to be used for illegal purposes in libellous.

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追記:忘れてたこと。
記者会見の後、亡命者社会政府外5団体は連署で「メディアが全く根拠なく、カルマパが中国政府と関係している、という報道をする事を非難する」という声明を発表した。

phayulの関連記事は以下
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=29014&article=Karmapa+Office+refutes+%E2%80%9Cspeculative+allegations%E2%80%9D


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2010年12月08日

ブッダガヤで、カルマ・カギュ派が900周年記念祭

カルマ派900年祭チベットで転生制度の先鞭を付けたのはこのカルマ派だ。
その前には転生制度などチベットに存在しなかった。
ダライ・ラマ法王の所属するゲルク派はこのカルマ・カギュ(カムツァン)派の転生制度を真似たとも言える。
今のカルマパ(ウゲン・ティンレ・ドルジェ)は17世だが、1世カルマパであるドゥスン・ケンパが生まれたのは1110年とされる。
今年は彼の生誕からちょうど900年目に当たる。
これを記念して、この派の900年祭が、今日から釈迦成道の地ブッダガヤで開かれている。

ブッダガヤ カルマパ僧院 立面図ブッダガヤでこの式典が開かれる場所は「テルガル僧院」と呼ばれるカルマパの大僧院だが、これ、自分が設計したところ。
もっとも、図面を書いただけで、遠いから行きたくないと言い続け、とうとう一度も現場を見なかったので出来上がりには自信がない。
写真を見て、似て非なるかな、、、と思うが仕方ない。
1200人用と自分が設計した僧院の中では一番大きいのだが、まだ、一度も行った事がない。
写真は図面(正面立面図)ともう一枚はphayulに載ってた写真。

で、チベット4大宗派の中でもカギュ派ほど複雑に分派している派は他にない。
まず大きくは2つ、ダクポ・カギュとシャンパ・カギュに別れる。
ダクポ・カギュはさらにパクモドゥ派、ディグン派、ツェル派、ドゥク派、カルマ派に別れる。カルマ派はさらに黒帽派と紅帽派に別れる。

2000年の年明けに、チベットから劇的な逃避行の末インドに逃れた今のカルマパが有名になり、あたかもカギュ派を代表するかのごとき存在になっているが、実際には他にもいろんな派があるのだ。

でも、確かに今のチベット仏教界においては、今のカルマパはダライ・ラマ、パンチェン・ラマに次ぐ第3番目のラマと見なされている。

中国政府とダライ・ラマが両方とも認定した唯一の転生ラマでもある。

カルマパ最近ダライ・ラマ法王が完全引退をほのめかされた後、益々彼が宗教的後継者であろうという噂が広まっている。

しかし、このカルマパの行動に対しインド政府は厳しく監視、拘束している。
外国からの招待は度々あるが、アメリカに一度行くことができただけで、再度のアメリカ行きもヨーロッパ行きもインド政府により拒否されている。

AsiaNewsがこの式典にも参加している首相のサムドゥン・リンポチェにこの問題、その他について質問している。
興味がある方は以下にアクセスしてもらいたい。
http://buddhistchannel.tv/index.php?id=9,9723,0,0,1,0
当たり障りのない、つまんない答えばかりなので訳は省かせてもらう。

その他、今回の式典やカルマパに特に興味がある方は以下にアクセス。
http://www.karmapa900.org/
http://www.kagyumonlam.tv/
http://www.phayul.com/news/article.aspx?id=28674&article=Karmapa+Lineage+readies+for+900th+Anniversary+celebration

前にも書いたが、なぜ、インド政府がカルマパの行動を規制し、出国ビザを拒否したのかについては、はっきりしない。
もちろん、中国政府がインド政府に圧力を掛けたということもあり得るが、その他にも、もう一人のカルマパを擁立し、インド政府内の役人と繋がりの深い、シッキムのシャマール・リンポチェの邪魔も考えられる。

何れにせよ、カルマパの前途は容易ではない。
有名になればなるほどに不自由度が増すように思われる。


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2010年08月18日

カルマパの写真が没収された

karmapa8月17日付RFA英語版
http://www.rfa.org/english/news/tibet/photos-08172010130131.html

チベット内地から寄せられた情報によれば、中国当局はチベット内でカルマパの写真を掲げることを禁止し、僧侶たちから写真を取り上げ、ドライバーには車の中にカルマパの写真を掲げないようにと警告しているという。

チベット仏教カルマ・カギュ派のトップであり、チベットでもっとも高位なラマの一人であるカルマパは2000年にチベットからインドに逃れた。彼はその時以来、亡命社会に暮らし、チベットの精神的指導者であるダライ・ラマに近い存在と見なされている。

チベットから最近ネパールに来た、あるチベット人は「去年、チャムド地区のシャンコウのチベット人たちはカルマパ・リンポチェの写真を保持しないようにと命令された」と伝えた。

彼はさらに、「以前から、チベットの様々な地区でカルマパの写真を保持することが禁止されている」

「ラサ近郊のルグックで、複数の僧侶が首にお守りとして下げていたカルマパの写真を警察が取りあげた」

「ダライ・ラマがカルマパの事を尊敬すべき高僧と呼んだことで、チベット人たちはチベットの将来について彼に期待している」と語った。

<禁令は驚きだ>

別の1人の情報によれば、チベットではドライバーたちの多くが20代半ばのカルマパの写真を車に掲げているという。

彼は「ドライバーたちに対し保安当局は決してカルマパの写真を掲げないようにと命令した、と私は聞いている」と話た。

コロンビア大学のチベット学の学者であるRobbie Barnett氏は、この禁令は「驚きである。なぜならば、中国のオフィシャルな見解では“カルマパはいつでもチベットに帰ることができる”というものだからだ」とコメントする。

「二つの方針があるとしても驚くに当たらない、“カルマパは帰ってくることができる。我々は公に彼を非難しない。しかし、写真を持つことは許さない、と言う訳だ」

「私的保持は許すが、公的掲示は許さない、というのではなかろうか。写真を取り上げられたというのは地域の役人たちの判断に依るものと思われる」

「しかし、これがラサで、しかも複数の場所で起ったとすれば、それは何かもっと重要なサインの現れと見ることができよう」とBarnett氏は語った。








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2010年07月21日

ラサでギャワ・カルマパの写真が禁止となる

1550e20d.jpg昨日のRFAチベット語版によれば、
http://www.rfa.org/tibetan/chediklaytsen/khamlaytsen/kham-stringer/china-restricted-tibetan-in-lhasa-to-display-karamapa-picture-07212010105204.html

中国政府は今月19日、ラサでギャワ・カルマパの写真を保持している者を厳しく取り締まると発表した。
これは特に、カムやアムドからの出稼ぎや巡礼者がよく泊まる宿のオーナーたちに対し通達されたことと言う。
もしも、宿に泊まる誰かがカルマパの写真を持っていることが発覚した場合には、宿のオーナーも連帯責任を負わされるという。
所持していた者は所持品をすべて没収されるそうだ。

これまでも一応カルマパの写真はダライ・ラマ法王の写真と同様、禁止されてはいたのだか、実際には取り締まりの対象とはされていなかった。
RFAは、この通達が出された理由として、カルマパが最近しばしばチベットの政治、人権状況について発言していることと、カルマパの人気が世界的に高まっていること、等が考えられるとコメントしている。

カルマパは中国共産党が歴史上初めて認定した「活仏」だ。
この時から、この世にも不思議な「共産主義政党による宗教転生者認定」が行なわれるようになった。
今では、共産党が認めない「活仏」は「偽物」とまで公言している。

ところで、カルマパは今月末からアメリカへ2週間訪問する予定だった。
しかし、インド政府はカルマパの出国を拒否した。
今年初めにもカルマパはヨーロッパ9カ国を訪問する予定であったが、これもインド政府により拒否された。
カルマパが外国に行くことが許されたのは2008年のアメリカツアーだけだ。
なぜ、今回インド政府が出国ビザを拒否したのかについては、はっきりしない。
もちろん、中国政府が邪魔をしたということもあるだろうが、その他にも、もう一人のカルマパを擁立し、インド政府内の役人と繋がりの深い、シッキムのシャマール・リンポチェの邪魔も考えられる。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=27767&article=Why+was+the+Karmapa's+US+tour+cancelled%3f

何れにせよ。常に法王のそばに座し、人気、実力共に益々影響力が強くなってきたカルマパの活動を抑え込もうとする政治的力が働いていることは確かだ。
2001年初めに衝撃的中国脱出劇を果たしたカルマパだが、自由になれたはずのインドでまた、こうして束縛を受けるという、実に可哀そうな境遇である。











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2009年11月04日

ギャワ・カルマパは南インドで世界の大物に出会い、法王は日本で鳥の鳴き声を聞かれてラサを思い出される

最初に昨日の「手紙のひな型」の中で訂正があります。


終わりの方で、
原文: 11月15日から18日にかけて、・・・公平で公開された裁判を可能 にするための司法制度を煽動することを・・・

修正: 11月15日から18日にかけて、・・・公平で公開された裁判を可能にするための司法制度を実行することを・・・

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ギャワ・カルマパは現在南インド各地を訪問中です。

ギャワ・カルマパはダラムサラから出るときには必ずインド政府の許可を取らないといけないのですが、これが中々大変と聞いています。

11月8日にはこの大学にも来られるとのこと。

カルマパは11月4日から7日までマイソールで大きな会議に出席されています。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=25879&article=Karmapa+to+speak+at+TEDIndia+conference
マイソールに本部があるインドのIT企業トップ「Infosys」が「TEDIndia Conference」と名付ける、T=技術、E=娯楽、D=デザインについて話し合う会議です。
今年のテーマは「広めるに値するアイデア」で、カルマパは「Within You, Without You.あなたの中に、あなたなしに」という話をされるそうです。

しかし、驚くべきはそのそうそうたるスピーカーたちです。
元アメリカ大統領クリントン、現イギリス首相ゴールデン・ブラウン、元アメリカ副大統領アル・ゴア、マイクロ・ソフト共同創始者ビル・ゲーツ、グーグル共同創始者サーゲイ・ブリンとラリー・ページその他世界的に有名な学者を大勢招待し、連日講演とパネル・トークが行われます。

カルマパがここにスピーカーとして招待されたのはなぜでしょうか?
本来こんなにも大そうな人々が集まるなら法王が招待されてしかるべき、と普通には考えますが、さあどうしてカルマパになったのか?

日本に行くことで会議に出席できなかったか?
中国との商売があるので法王は避けたのか?
でもカルマパを招待するだけですでに中国がいい顔しないのは明らかだが、アメリカにいいとこ見せるために無理したのかな?

良くわからないが、このすぐ近く、二時間ほどのところで今こんなにも世界の指導者が集まっているというのがちょっと不思議な感じがします。
もっとも、インドのIT企業内はもうまるでアメリカナイズされてて、貧しい周りのインドとは別世界です。

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沖縄の法王、 空の鳥を示し、ラサを思い出される写真はパユルより。
法王が沖縄で空の鳥を示しながら、「ラサを思い出す」と記者たちに話されているところ。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=25885&article=%e2%80%9cWar+is+senseless%2c%e2%80%9d+says+Dalai+Lama+in+Okinawa

ところで、沖縄を御訪問中の法王は戦争犠牲者を供養する法要の間に鳥の声を聞かれて、ラサを思い出されたようです。
そして「祈りを捧げている時に、私はラサで聞き覚えのある、またインドでもよく聞くある鳥の鳴き声を聞いた。この鳥はみんなに馴染みの鳥であるが、心に平安を増し、互いの意見を尊重し合うという人間の能力と知性はすべての人類に共通のものだということを知らせてくれる」
「私たちはみんなすばらしい近しい関係を作り出す能力を持っているのだ」とおっしゃったとか。

鳥の鳴き声が法王にインスピレーションを与えたというわけでしょうか。
何の鳥だったのかな?チベットにもいてインド、沖縄にもいる鳥で鳴き声に特徴があるのは鳶かな?スズメじゃないだろうし、、、判らない。

松山では千人以上の日本の僧侶を前に「もっと勉強し、もっと洞察するように」と勇気づけられたとか。
さらに「すべての問題は無知から来る。そして無知は単なる信仰によって克服できるものではない。あなた方には無知を克服するための智慧と実践から来る知識が必要だ」
と正直に話されたそうです。

かつて法王に誰かがインタビューするのを手伝ったとき、その人が「日本の僧侶についてどう思われるか?」
と質問されたとき、法王は「どうも日本の僧侶の人たちは勉強に興味がないようだ、、、」と答えられたことを思い出します。

チベットの僧侶と比べればということですが、、、
法王は日本の僧侶の方々は信仰中心に信者を導いて来られたことをよくご存じのようです。
とにかく、哲学的質問を自分にしない、儀式のことばかり考えがちな日本の僧侶の方々に物足りなさを感じておられるのかもしれません。










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2009年10月24日

ギャワ・カルマパのチベット環境講座

24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ2今日はギャワ・カルマパがダラムサラの街中にあるTCVニマ・ロプタ分校のホールにお出ましになり、環境についての講義を1時間半ほどされました。

今日は世界的に「環境行動デー」ということでCO2濃度を350ppm以内に抑えるために具体的な行動を取るという日だったのです。














24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ1ちなみに現在は387ppmだそうです。
正直、350ppmは法王が最低国連総長にでもならないと不可能そうに見えますが、チベット人はこの環境問題には関心が高いのです。
これも、身の回りというより、チベット本土の環境についてですが。
「中国じゃなくて自分たちが管理していたらどんなに環境に優しかったろうに!」との思いがふつふつと湧いてくるからでしょう。

24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ3カルマパはスライドを使いながら、最初は宇宙の話から始め、銀河、惑星、地球、チベットと順序よく仏教的でなく科学的宇宙観に基づいて説明されました。








24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ環境講座9銀河系の中における太陽の位置を示す。
須弥山・マンダラ仏教宇宙観しか頭にないラマとは一味違います。
(しかし、見方によればちゃんと須弥山宇宙に似てないこともない)








24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ環境講座10惑星の図。
このチベット語も我々のいう「水金地火木土天海(冥はなし)」と同じ意味です。
これって中国から来たのかね?

カルマパは地球を指しながら、「地球は暑すぎず、寒すぎずで丁度いい具合に収まってるという。もっともこっちが環境に適応しただけともいえるが」と冷静です。


24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ環境講座1チベットは地球の第三の極」










24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ環境講座2気候温暖化の影響でチベットの雪山が禿げになっていく。










24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ環境講座6もちろん森は人為的に金のために禿げにされる。









24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ環境講座3永久凍土の凍解に従い、地表からの二酸化炭素排出量は増加する。










24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ環境講座4永久凍土の凍解に従い地表は砂漠化する。











24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ環境講座5広大なチベットの草原をヤーなどの家畜の力により自然に従い守り続けてきた遊牧民を中国政府は牧草地から追放し集団アパートに強制移住させている。








24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ環境講座8中国が計画中と言われている、「ヤルツァンポ川の水を黄河に引く」計画概念図。

ヤルツァンポ川はチベットのカイラス山の麓に発し、下流域においてはインドとバングラデッシュの耕地を潤し、人々の飲料水ともなっている。
それをつまり盗もうという大がかりな計画だ。




24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ5カルマパはチベット全土の環境保護の守護神と見なされつつあります。

お忙しい法王に代わって、環境プロモーターのシンボル役を買って出ておられる訳です。
















24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ4今日はまるでカルマパは(中学の)科学の先生のようでした。

最後にちゃんと、プラスチックを使うな、燃やすな、環境を常に清潔にせよ。
外国ではウンチを流すのに多量の水を使うが、これは如何なものか?
水も最低の量にせよ。
歯を磨くときは蛇口を閉めろ。
電気も節約するように。
といろいろ細かい生活上の注意点についても優しく説かれていました。

「仏教ではすべての現象は依存していると説く。空の話が解らなくともこのことは解るだろう。だから仏教徒にとって環境を大事にすることは当たり前のことだ」と話されました。





24.10.09 ダラムサラ、ニマロプタ、カルマパ環境講11ホールにあふれて外で聞く町の人々。

今日はTCVの本校で「運動会」が開かれているので若者の参加者は少ないようでした。




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2008年05月19日

ギャワ カルマパ ニューヨーク訪問

5d3364e7.JPGこのところBBCでも震源地ルング(文川、町の人口の20%弱がチベット人)の映像が流れるようになりました。

しかし救助班と思われる人の異常に少ないこと、もちろん歩いて来なければいけないから、少ないんだと、中国はいうだろう。
人海作戦は中国の特許のはず、歩いていけるならどんどんボランティアの人だって送り込めばいい。日本人だって外人だって沢山今飛んででも(飛行機ではなくて)行きたい人はたくさんいるはず。
なのに瓦礫の下ではまだ生きてる人がいることは解っているのにほっておく。
見せたくないから、チャン人や特にチベット人が死ぬのは中国人が死ぬのとは違うから、助けようとする人を締め出す。

東京新聞が少しだけ、人民解放軍と武装警察に対し中国政府は被害者救助の命令でなく、チベット人弾圧の命令を出していることを知らせてくれてる

http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008051902012454.html

RFAによれば17日にもカム、カルゼ(カンゼ)の町で8人の少年たちがデモを決行した。
庁舎に向かうは橋の上で武装警察に非常な暴力を持って制止され逮捕されたという。
同じくカム、セタでは13人が新たに逮捕されたという。

良いニュースは現地からの電話によれば、カルゼ地方には今回の地震の被害はほとんど及んでいないということです。


BBCでは中国のつぎはもちろんビルマです。
このままでは数千人(少なめ)の子供たちが死んで行くだろうと言ってる。
現地の映像は死体と死んで行く人たち、取り残された人たち、、、
ふとチベットのいまの状況を重ねてしまう。
このイラワジデルタ地帯にはモン族が多いと思う。
チベットと同様の事情も少しはあるように感じる

すぐそばの海上にはアメリカの援助船が待機中、タイにもたくさんの援助物資輸送機が待機しているというのに、、、

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本題に入ろう。

昨日より、ラジオからでギャワ カルマパの独特の重い(素晴らしい)声が聞こえてくる。

17日、18日ニューヨークで2500人を対象に潅頂と仏教講義を行われた
http://phayul.com/news/article.aspx?id=21277&article=Karmapa+in+America

ニューヨークには8歳の時来られたことがあるとか。

講義の方は菩提心と智慧の教えでした。

潅頂はタムディンという観音菩薩(シワ)の憤怒(ド、タクポ)タイプのそれでした。タイムリーな選択と思われます。

ギャワ カルマパ、 ウゲン ティンレー ドルジェはリラックスした雰囲気でちょっとした冗談も飛ばして会場を沸かせていました。
会場にはチベット人が多かったようです。

ラジオでは

「このアメリカに今回来ることが出来たのはひとえにダライラマ法王のお陰だ。法王に感謝したい。

アメリカに大勢のチベット人が移住してきているが、インドでのゆっくりした生活はもうなく、朝から晩まで仕事しなければいけないとか、仕事が見つからないとかの苦労もあると聞く。

ここに来る前はみんなアメリカ、アメリカと言って移住していったが、正直なところ何だかな、、、と思ってた。
でも今回短い期間ではあるがアメリカに来てみて、思った、チベット人がアメリカに来たことは間違いではなかった、いいことだ、とね。
おっと、でもこんなこといったら、インドいいるチベット人がこぞってアメリカに来たくなるとまずいけど。
言っとくけど、ビザの面倒は私にはできないよ、ハハハ

アメリカに来ることは、だいたいみんな個人や家族の利を思ってきたことであろう。しかし、今のチベットの現状を思えば、今こそみなさんにはチベットを守る仕事にも精をだしてもらいたいと思う」


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私はカルマパがインドに亡命される前にチベットのツルブ寺でお目にかかったことがある。
ただのジェカ(距離のある謁見)でしたが、暗い玉座に思いっきり不機嫌そうな顔をして座ってた小さな子供という印象が残ってる。
こんな起こった顔したラマに会うのは初めてだな、と思った。

そしてカルマパが確か2000年だったか、インドに亡命された一週間のちにはそれまで住まわれていた、ツルブ僧院に行かされた。
真冬のツルブ僧院、あたりの河は皆凍りついていた。厳戒態勢の寺から情報を得ることは至難の技だった。それでもいくらかの情報をチベット食堂の裏で聞きつけすぐに引き返した。

こちらに来てからもこれまではインド政府によりほぼ幽閉状態ではあったが、それでもどんどん笑顔も増え、精干かつ甘いそのフェースがとくに世界の女性に受け、
人気はこのところ急上昇です。

法王亡きあとチベット人を引連れるのはリンリンポチェではなくカルマパがいいんじゃないか、との話も聞かれ始めるこの頃です。











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2008年05月03日

宗教トップ会談とモンラム

c00d87a4.JPG昨日5月2日、午前ダラムサラ、スーリアホテルのホールにおいてダライラマ法王を中心にカーギュ派からはギャワ カルマパ、サキャ派からはティチェン リンポチェ、その他もちろんニンマ派にボン教のトップも勢ぞろいして宗教巨頭会議が開かれた。

私はその場にいませんでした。今日ラジオ自由アジアの友人から内容についての簡単な情報を得ました。

それによると:議題は主に二つ、一つはいつもの尼僧戒についての話。これは古い議題でして、つまりチベットにはまだ完全な大乗の尼僧戒がないので、この伝統を台湾から移入すべきかどうか?という話です。結論が着いたとは思いませんが、詳しくは不明です。

もう一つは共産党の中国政府が近年強制施行した<リンポチェ(活仏)政府認定制度>についてでした。
まずは中国政府の推薦、認定した活仏は本物と認めないことの確認。
現在チベットに残っている活仏は全体の数パーセントに満たないのでそれほど憂慮すべき問題ではないとの認識が示された。

亡命側においても今後トゥルク リンポチェを選定するに当たっては厳正を尽し、数も限定されるべきであり、これ以上増やさないようにすること。

このような話があったということです。


3.5.08ツクラカン
昨日の会議の最後に法王の提案があり、それに従い、

今日午前8時半より1時間ほどの間、ツクラカンでチベット人の自由と平安を祈るモンラム(祈願会)が各派のトップ勢揃いの上行われました。

3.5.08ツクラカン カルマパ


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