サカダワ

2010年05月28日

サカダワ・15日目のダラムサラ

27.5.2010 Dharamsala Sakadawa写真はダラムサラ・ツクラカンの本尊であるサンゲ(シャカムニ・ブッダ)。亡命初期、60年代に造られたもの。

昨日はサカダワの中日、満月・15日目。
チベットではこの日にシャカムニ・ブッダが、生まれ(降誕)、悟り(成道)、亡くなった(涅槃)ことになっている。
これは上座部仏教系のタイ、ビルマ、スリランカその他の国々と同じだ。
これらの国々でも「古代インド暦でヴァイシャーカ月の満月の日」にウィッサカ・ブッシャー(仏誕節 )というお祭りを盛大に祝う。

チベットを含めインド起源の言い伝えを守る国は、この日に三つの目出度いことが起きたと信じる。
一方仏教が一応伝わった中国ではいつのころからか、違う話が作られた。
それを受けて、日本や韓国では釈迦様の誕生日は4月8日とされ「花まつり」として祝うしきたりが生まれたようだ。
ちなみに日本では成道会は12月8日、涅槃会は2月15日。

27.5.2010 Dharamsala Sakadawaダラムサラのサカダワは朝4時に始まる。
ツクラカンに僧侶、尼僧、俗人が集まり「テクチェン・ソジョン」が行われる。
「ソジョン」とは受戒したチベットの僧侶・尼僧であれば毎月一度、満月の日に必ず行わねばならないとされている「懺悔し、戒を修復し、善について学ぶ」機会のことだ。
「ソ」は「(戒を)修復する」で「ジョン」は「(善を)学ぶ」。

僧侶たちには毎月ある、この素晴らしい機会だが、俗人にはこの機会は形式上は年に一度だけ、この日にしかないのだ。
(本来、仏教徒は日々の行いを毎夜反省し、その日に戒を改めるべきなのだが。
戒を修復するには、再び戒を取り直すと言う手もある。ダラムサラでは、このような機会を法王が年に何度も作ってくださっている)

「テクチェン」とは「大乗」の意味。大乗教徒の俗人は、人それぞれ5戒、10戒、菩薩戒などを守ることになっているが、昨日の朝「テクチェン・ソジョン」を受けた人はその上に「午後食事をしない(一日だけ)」が足される。

27.5.2010 Dharamsala Sakadawaツクラカンで「ソジョン」が終わったころから、法王の住居とツクラカンを巡る、コルラが始まる。

ダラムサラのコルラ道の中間点、法王の住居に一番近い場所は「ラゲリ」と呼ばれる。
ここには、チベットを守るとされる「パルデン・ラモ」と「ネチュン」両護法尊がまつられ、大きな香炉が2基、仏塔が4,5塔ある。
大きなマニ車が二か所にあり、その間には小さなマニ車が続く。
法王の住居にかけて、無数のタルチョがかけられている。

ここはちょっとした広場になっていて、毎朝ここにお経好きのチベット人たちが集まり一緒に一連のお経を上げる。

この日は、議会副議長を始めとする亡命政府の役人や政府外団体の代表などもここに集まり、長いお経を上げていた。

27.5.2010 Dharamsala Sakadawaその後、いよいよ、「ソソ・タン」とか「ラギェ・タン」と呼ばれるツァンパ投げ上げ大会が行われる。
これはおそらく仏教以前のボン教時代から行われていたと思われる儀式で、神々にツァンパで象徴される供養物をさし上げるというものだ。

右手に手のひらいっぱいのツァンパを載せて、全員で声を合せて次のように叫ぶ、

「ソ〜〜〜 ソ〜〜〜〜 ソ〜〜ケケ ソソ ラギャ(ェ)ロ〜〜〜!!!!」

この最後の「ラギャロ〜〜〜」はチベット独特の雄叫びであり、この雄叫びと同時にツァンパを勢いよく宙に放り上げる。

もちろん、その後降って来たツァンパで全身白くなる。
そうなった者同士でその様をみて笑いこけるというわけだ。

敢えてこの掛け声を訳せば「さし上げよう、さし上げよう、さし上げよう、神々よ、うけたまえ、神々よ栄えあれ(神々の勝利を)」のようなものか?

27.5.2010 Dharamsala Sakadawaこの日、コルラの沿道にはびっしりインドの乞食が張り付く。

写真は前の日の夕方、コルラのそばで夕食の準備をする自称乞食たち。
家族総出で遠くからこの日のために駆け付けたのだ。
夕食後、そのままそこで寝る。

遠くからわざわざここまで来る甲斐が十分あるのだ。

チベット人たちはこの日に正しい動機のもとに為した善業は何十万倍にもなると信じているので、普段乞食に金を上げない人もこの日には大判振る舞いをする。

27.5.2010 Dharamsala Sakadawa相手を選んで金をやる、と言う人もいるであろうが、普通この日にはすべての乞食に平等に配るという人が断然多い。
だから、数がものをいうので乞食は家族総出で押し掛ける。
一人1ルピー(2.4円)づつ配る人が多いが、中には一人5ルピーとか10ルピー配る人もいる。僧院等がこれをやる。

ラモ・ツォも朝パンを売った後、チュバに着替えてコルラを始めた。
一人1ルピーづつ配っていた。
最後に「何人に配った?」と聞くと、「1500人ぐらいだ」とのこと。

一人10ルピーづつ配った人は15000ルピーの出費だ!
これが、数十万倍されるとすれば、、、、??

27.5.2010 Dharamsala Sakadawa中には、子供が多いということで、アメを配ってる女性もいた。

この人は、子供にやった金は親に横取りされるであろうと思い、直接子供を少しでも喜ばせたかったのであろう。

















27.5.2010 Dharamsala Sakadawa












27.5.2010 Dharamsala Sakadawa一人1ルピーづつ配るには両替しないといけない。
両替は乞食の許で簡単にできる。









27.5.2010 Dharamsala Sakadawaこの日にはコルラを五体投地しながら回る人も見かけられる。
人によりその回数はまちまちのようだが、夜中から初めて10回以上回る人もいると言う。

一人の若い尼僧がこれを行っていた。





27.5.2010 Dharamsala Sakadawa


























27.5.2010 Dharamsala Sakadawa
























27.5.2010 Dharamsala Sakadawa写真に写ってるタルチョ(の一種)は2008年の夏「東中野のポレポレ座」で一カ月半に渡り続けられた「チベットを知る夏イベント」(ルンタ・プロジェクト主催)の開催中に、有志たちにより作成された「フリー・チベット・タルチョ」の一部だ。

何十枚となく描かれた、これらの「フリー・チベット・タルチョ」は今、TCV等の学校やルンタ・レストランに飾られている。


27.5.2010 Dharamsala Sakadawaこの一枚のタルチョは、イベントの実行委員でもあり、最初から終りまで一生懸命に働いて下さった、イラストレーター・絵本作家沢田としき君が描いて下さったものだ。

彼の描いたこのタルチョにはその時の会場の様子が描かれている。
壁には沢山の「チベットの子供たちが描いた絵」が貼り出されている。
これを見るとあの時のことがありありと思い出される。
そして、沢田としき君という、今はもういない、とてもとても優しかった男を思い出す。

27.5.2010 Dharamsala Sakadawa彼は若くして、白血病と戦う長く苦しい闘病生活の末、4月27日帰らぬ人となった。

こんなにいい人が何でこんな目に会わねばならないのか、、、と誰でも思わずにはいられないほど心の清い人だった。

彼はこれまでアフリカの子供たちを助ける活動を中心に行っていた。
でも、2008年からはチベットの子供たちにもやさしい目を向けてくれていた。

このブログをご覧の方は、是非、以下のサイトにアクセスし、としき君の作品や文章を読んで彼のあたたかい世界を味わって見てください。

http://blog.livedoor.jp/pintor_toshiki/


27.5.2010 Dharamsala Sakadawaラモ・ツォもラゲリで五体投地を行った。
パン作りで肩が鍛えられているのか、やたら動きが素早かった。






















27.5.2010 Dharamsala Sakadawa最後におまけ?
(チベット・インド美人コンテスト?)

この日、ツクラカンからマクロードの街に帰ると、路上に人が群がっていた。
何だかな?と思い中を覗くと、そこではインド映画の撮影が行われていた。
と言っても、その時は、ただ何度も女優と思えるインド女性が道を行ったり来たりするだけだった。

写真に写ってるのは映画のヒロインらしいインドの女優さん。
私はボリウッド映画に詳しくないので彼女の名前はわかりません。
誰か詳しい人がいれば教えてください。





ダライ・ラマ法王はアメリカ訪問を終えられ、インドのデリーに一昨日到着された。
昨日はビハール州・州知事の招待を受けデリーからパトナに飛ばれた。
そこで大きな仏塔のある「ブッダ公園」の開園式に臨まれた。

その後、ダラムサラまで飛ばれ、午後4時ごろダラムサラにお帰りになった。

アメリカ帰りの時差ぼけの上に、50度近い猛暑のパトナで式典に参加されるとは、ちょっと普通の人には真似できないでしょう。
法王の随行員もほんとたいへんよね。





































rftibet at 18:00|PermalinkComments(9)TrackBack(0)

2010年05月26日

ケグド地震犠牲者へ、六七日法要

25.5.2010 ケグド地震犠牲者追悼・第6週今日はケグド地震発生からちょうど6週間目に当たる。
死者をより善い来生に導くための祈願会(モンラム)は一週間ごとに行われ、次の週、49日目の祈願会「七七日(なななのか)(四十九日、満中陰、尽七日、大練忌)」を最終とする。

これは一般に仏教では49日を最長に、すべての有情は次の生を得ると信じられているからだ。
日本の浄土真宗では「故人は臨終と同時に仏(諸仏)になると考えるので、中陰期間はない」。それでも初七日とか四十九日とかには僧侶を呼ぶなり、寺に行くなりの慣習はある。


25.5.2010 ケグド地震犠牲者追悼・第6週この一週間ごとのモンラムはチベットでは常に七日目の一日前に行われる。
昨日ダラムサラではこの六七日(むなのか)「檀弘忌」が行われた。
ダラムサラだけではなく、インドの各キャンプ、僧院、世界中のチベット人コミュニティー、僧院で同様のモンラムが行われた。

ダラムサラでは夕方6時半ごろ、マクロードの街からキャンドルライトビジルが始まり、数百人がツクラカンまで歩き、そこで全員が犠牲者のために長いお経を唱えた。

25.5.2010 ケグド地震犠牲者追悼・第6週先の24日のブログに「23日ケグドでチベット人200人がデモ」のニュースをお伝えしましたが、ある中国人の方のご指摘でこの事件が起きたのは「23日ではなく、22日の間違い」だそうだ。
もしそうなら、お詫びしたい。
こちらは、RFAの音声のみの情報を聞いて書いたので、もしかして聞き間違えた可能性はあると思う。

訂正ついでに、5月21日のエントリーで<5/30 神戸・岡本でサカダワ・ライブとスライドショー>と、イベントの紹介をした。

その中
●料金 : 参加費200円+1ドリンク800円

と書かれていたのは、主催者側の打ち間違いで、本当は

参加費1000円+1ドリンク800円 だそうだ。

ーーーーーーーーーーーーーー

ある中国人の方のご指摘といえば、そのドルマさんという中国の方は24日分のブログのコメントに

「★ 同じ地震被災者の漢族は、ほとんど何も援助を受けていないそうです。
 チベット族は騒いでゴネ得しているのに、不公平ですね。
 漢族はチベット族のようなデモをしなかったそうです。」

可哀そうに、被災地の漢民族の人たちも何の援助を得ていないそうだ。
国内、海外からの義援金が山ほど寄せられているのに、不思議ですね。

「チベット族は騒いでゴネ得しているのに、不公平ですね。」
チベット人が命がけで騒いでくれたおかげで、同じように住民票のない中国人たちも援助が貰えるようになるのではないでしょうか?

さらにドルマさんは

「★ 戸籍制度のある中国では、何事も現住所に戸籍が無ければ、無国籍の不法滞在者と変りが無いのです。」

ドルマさんは一度も被害者側の立場で物事を考えたことがないようで、常に支配者側の意見を言うのがお好きなようだ。

そういえば、今インドでは国勢調査が行われていて、私のところにも係員が来て、「登録をするといいことがあるから是非登録するように」とすすめに来た。
このインド市民としての登録はすべての現在インドに暮らす人々を対象に行われる。チベット難民も登録することができる。
デリーの路上に暮らす他の州からの都市移民も登録される。
登録後には写真付き証明書が貰え、これがあればインド市民としてその憲法上保障されるすべての権利を主張できる。

もちろん、今までにも同様なものはあったのだ。

それに比べ、中国では普通の市民が住民票を言えることは容易ではない。
場合によっては、ワイロが必要となる。

だから都市移民や黒子など大量の、人として認められていない中国人が発生している。
ドルマさん曰く彼らは「無国籍の不法滞在者と変りが無い」と見なされる。
ドルマさんの言い方から察するに、中国政府はこれを問題とは思っておらず、当たり前と考えているようなのだ。

同じく、周辺の被災地の人たちに援助が行かないのも、当然と思っていらっしゃるようだが、他の世界じゃこれは普通じゃない。

その上、それら政府が無視する人たちを助けようとする行為さえも禁止するとは、、、? 周辺の村人や不法(にされた)人々は早く死ね!といってるようなものだ。


例えばこれは、神戸市の住民票を持っていない人や、神戸周辺の明石とか宝塚の住民を政府は一切援助しないし、援助してもいけないという通達が出されたというに等しいのだ。

これを「当たり前だ」とする人たちが中国にはいると言うことだ。


昨日のRFAによれば、今も、カム方面の複数の僧院から送り出されたトラック援助隊が次々追い返されているという。

また、中国政府は地震発生後早い時期に「海外に住む玉樹出身者の被災地慰問を歓迎する」と発表したにも関わらず、インドやアメリカの中国大使館にビザ申請を行ったケグド出身者はこれまでのところ、誰もまだビザを取得できていないという。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

25.5.2010 ケグド地震犠牲者追悼・第6週明日はサカダワの中日、満月、15日目。
この日だけは外の道の上で五体投地をするという、TCVの生徒も大勢いる。
明日のコルラはそのような俄か行者で溢れることであろう。

それと乞食。
街からツクラカンへの道上やツクラカンの周りにはインド人の乞食が溢れる。
この日には多くのチベット人から特別ボーナスを貰えると知っているからだ。












rftibet at 12:24|PermalinkComments(6)TrackBack(0)

2009年06月06日

サカダワ期間中寺院に近づくな、と中国当局

0618c56d.JPG<中国当局はチベットの聖月サカダワ中の宗教儀式参加への規制を強化した>

http://phayul.com/news/article.aspx?id=24869&article=China+intensifies+restriction+on+religious+activities+during+holy+month+in+Tibet

ダラムサラ6月4日付phayul :

サカダワ中の善悪の行為は(何)倍増されるとチベットでは信じられていることは先日お知らせしました。ダラムサラでは5月25日の第一日目から毎日ツクラカンに僧・尼僧が大勢集まり法要が行われています。

チベット内地より亡命政府に入った情報によれば、ラサでは関係省庁が其々政府職員や地域の住民を集会に呼び出し、このサカダワの期間中特に職員や学生は寺院などの宗教施設に行くことを禁止するとの命令が伝えられた。

この規制はサカダワの中日(15夜・満月)を前に出されたものだ。チベット人たちはいつもであればこの日には最寄の寺院・僧院に必ずお参りに行き、お経をあげたり五体倒地したり布施したりと忙しく、この日とばかりに善行を行うものだ。ラサのジョカンは数千人の参拝者でにぎわう。

ラサ当局はこれに合わせて私服警官や武装要員を増やし、警戒を強め、特に外人の動向にも目を光らせているという。

チベット人たちは再び、家族や親戚の中に子供をインドや他の外国に送っている者はいないか?先にインドに行って帰ってきたものはいないか?を尋問され、もしもいる場合はその家族の状況や連絡方法などの詳細を聞き出されるという。

このような関係当局による規制強化尋問キャンペーンは昨年3月以来少なくともこれで8回目であり、村の委員会レベルではすでに10回目であるという。

当局の規制強化は3月10日のような政治的記念日だけでなく、このような宗教的祭日にも適用される。例えばロサ(新年)やモンラム祭の期間中、法王や11世パンチェン・ラマ=ゲンドゥン・チュキ・ニマのお誕生日等にである。

-----------------------------------------------------------------

中国は人が善を積むことも妨げようとするのですね、、、
中国人のためにも、早く、チベット人はチベット内に来た中国人をチベット化させるしかありません。

明日が確かそのサカダワの15日目だと思います。
皆さんは善行を許されていますから、何か良いことをするよう心掛けましょう。
善とは幸せの素のことです。

法王はヨーロッパで毎日ご活躍です。今日はフランスでオバマ氏とニアミスだったようです。






rftibet at 18:00|PermalinkComments(3)TrackBack(0)

サカダワ期間中寺院に近づくな、と中国当局

aafa4d3d.JPG中国当局はチベットの聖月サカダワ中の宗教儀式参加への規制を強化した。


ダラムサラ6月4日付phayul :
サカダワ中の善悪の行為は(何)倍増されるとチベットでは信じられていることは先日お知らせしました。ダラムサラでは5月25日の第一日目から毎日ツクラカンに僧・尼僧が大勢集まり法要が行われています。

チベット内地より亡命政府に入った情報によれば、ラサでは関係省庁が其々政府職員や地域の住民を集会に呼び出し、このサカダワの期間中特に職員や学生は寺院などの宗教施設に行くことを禁止するとの命令が伝えられた。

この規制はサカダワの中日(15夜・満月)を前に出されたものだ。チベット人たちはいつもであればこの日には最寄の寺院・僧院に必ずお参りに行き、お経をあげたり五体倒地したり布施したりと忙しく、この日とばかりに善行を行うものだ。ラサのジョカンは数千人の参拝者でにぎわう。

ラサ当局はこれに合わせて私服警官や武装要員を増やし、警戒を強め、特に外人の動向にも目を光らせているという。

チベット人たちは再び、家族や親戚の中に子供をインドや他の外国に送っている者はいないか?先にインドに行って帰ってきたものはいないか?を尋問され、もしもいる場合はその家族の状況や連絡方法などの詳細を聞き出されるという。

このような関係当局による規制強化尋問キャンペーンは昨年3月以来少なくともこれで8回目であり、村の委員会レベルではすでに10回目であるという。

当局の規制強化は3月10日のような政治的記念日だけでなく、このような宗教的祭日にも適用される。例えばロサ(新年)やモンラム祭の期間中、法王や11世パンチェン・ラマ=ゲンドゥン・チュキ・ニマのお誕生日等にである。

-----------------------------------------------------------------

中国は人が善を積むことも妨げようとするのですね、、、
中国人のためにも、早く、チベット人はチベット内に来た中国人をチベット化させるしかありません。

明日が確かそのサカダワの15日目だと思います。
皆さんは善行を許されていますから、何か良いことをするよう心掛けましょう。
善とは幸せの素のことです。

法王はヨーロッパで毎日ご活躍です。今日はフランスでオバマ氏とニアミスだったようです。






rftibet at 18:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年05月27日

<サカ・ダワ>始まる

26.5.09法王は昨日5月26日、ダラムサラのツクラカンにお出ましになり、前日の25日から始まった<サカ・ダワ(チベット歴の四月)>の法要を執り行われました。
僧、尼僧をはじめ数百人のチベット人が集まりました。

チベットでは、この<サカ・ダワ>の15日(満月)にブッダ・シャカムニが生誕し、成道し、涅槃されたとされ、従ってこの月は一年で一番大事な月であり、この月に行った徳・不徳は倍増されると信じられている。
その倍率は聞く人によって違っていて、2倍から10倍、100倍、十万倍と言われる。

チベット内地では、この月の前に地中の虫を殺す恐れのある農作業を終え、寺・僧院に行き布施をしたり、乞食に布施したり、巡礼に出たりする。

ダラムサラではとにかく最低、この月だけは肉を食べないと言う人が多いようです。

今月は特に意識的に悪いことをせずに、善いことをするようにお互い努めましょう。


rftibet at 21:00|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2008年06月18日

サカダワ、続ジャミヤン少年の証言、続ダラムサラ発共同通信

a1698b2f.JPG今日はサカダワのサカダワ?満月の日。チベット歴によれば、今日は仏が生まれ、悟り、涅槃に入られた日です
熱心な人は午前0時から寺に集まり五体投地等を始めます。今日だけはコルラの道を五体投地で廻るTCVの学生とかが見られます。
私も後で寺に行ってみようと思っていますが、何せこのところダラムサラはまったく雲の中、雨も降っててコルラは大変でしょう。

それでもここには宗教行為をなす自由があります。
RFAの中でもチベットの中の人達がいかに宗教的行為を禁止され、つらい思いをしてるかについてよく報告があります

今日なで本来さらチベット人は総出で近くの僧院、寺院に集い様々な宗教行事が行われる日です。チベットの人達は今日は特別につらい日となってしまっていることでしょう。

RFAの中で、このような状況においていかに仏教を守るかについてある高僧が話されていました。
「仏教は本来心に行じるものだ。外に行けない、寺に行けない、香を焚きに行けない、コルラに行けない、オマニペメフーンと口にするのも憚れる。そんな状況を嘆いてはいけない。仏教は心とコントロールすることだ。心に行ずるものだ。コルラに行けないことを嘆いてはいけない。
何より中国人を恨んではいけない。ニンジェ(慈悲)を心に念じて、周りの人々を出来るだけ助けるように」と。

これと同様のことは法王も何度も話されています。

しかし、チベット人が一人もいない僧院、コルラをする人も、香を焚く人も、五体投地をする人も、真言を唱える人もいないチベットは、、、もうチベットでないような、、、気がするだけだ。

日本人と結婚し、ここでおいしい豆腐を毎日作ってくれているアムド出身のジャムチェが最近話すには、「この前、故郷と様子を成都の兄経由で聞いた。
60過ぎて尼になった母が、隣町にも行けない、僧院にもいけない、いたるところに中国兵がいる、まるで文化大革命がまた始まったみたいだ、と言っているそうだ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一昨日のヒマラヤ越えに失敗しシガツェの拘置所に2か月入れられていた17歳のジャミヤン少年の証言について、大事なことを書き忘れてたことに気づきましたので以下補足します。

彼は峠で逮捕され、タシゾンにある軍施設に連れて行かれたが、その時一人別に呼ばれてある部屋に連れて行かれたという。

それは死体確認のためだった。なぜ彼だったのか?
彼は「自分は数年学校に行ったことがあって中国語が話せたからじゃないか?」と言ってました。

「その部屋には布でぐるぐる巻きにされた死体が置いてあった。顔まで包帯のようなもので巻かれていた。これじゃ何も判らない、というと、すぐに全部の布を取った。
裸の真白い死体があった。
それは確かにグループの中にいた尼僧だった。
心臓近くの胸と背中に撃たれた跡があった。
弾が背中から胸に抜けた見たいだった。
その尼僧の出身地とか名前を聞いて来たが、知らないと答えた」

この子は本当にいろんな辛い経験をしたのだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以下はダラムサラまで来てちゃんと取材してくださった。
共同通信配信、今日付けの記事です。

北京五輪企画「五輪の風―世界が見る中国」6回続きの(3)

 「チベット仏教の僧侶と治安部隊が衝突。僧侶側に負傷者。約六十人が拘束されている」。三月十日朝、中国チベット自治区からのインターネット経由の情報を受け、米ワシントン中心部にある米政府系、ラジオ自由アジア(RFA)のスタッフは直ちにニュース原稿を作成。後にチベット民族居住地区で頻発した反政府デモを初めて報じるスクープとなった。
 一方、チベット亡命政府の拠点、インド北部ダラムサラのキルティ僧院の分院。三月十六日朝、二十九歳の僧侶ツェリンは中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州にある同僧院本院から「今、デモをしている」という連絡を受け、直ちに高僧に報告。約三時間後に再びつながった電話では発砲音が聞こえた。
 世界各地で北京五輪の聖火リレー妨害という前代未聞の事態に発展した反中国デモ。「(中国)国内と国外が呼応し合う関係」(ツェリン)が出来上がる過程で大きな役割を演じたのがRFAとキルティ僧院だ。
 RFAは米政府機関「放送理事会」傘下の放送局として一九九六年に設立された。「報道の自由」が制限されているアジアの国にその国のニュースを提供することを任務とする。ニュースの素材はその国の住民がインターネット、国際電話などでもたらす生情報だ。
 ワシントンの本部スタジオからの放送をチベット自治区、新疆ウイグル自治区などで流しているが、中国政府は放送の妨害に余念がないという。
 「葬送行進曲を流され妨害されたこともあった。別の周波帯に変えるなど対策を講じるほか、インターネットでも放送が聴けるようにしている」とチベット語放送部長のジグミ・ナポは激しい米中攻防を説明した。
 チベット自治区ラサなど中国内で起きた一連のデモで、中国治安当局が僧侶らに対し銃器などの武力を使用したかどうかが大きな焦点となった。
 治安部隊の暴力を示す根拠とされた弾痕がある僧侶の遺体などの写真数十枚は四川省アバのキルティ僧院本院のパソコンから、ダラムサラの分院に送られ、インドに拠点を置く非政府組織(NGO)チベット人権民主化センターなどを通じ世界を駆け巡った。
 四川省アバでの抗議活動はラサでのデモが引き金。三月十五日にデモが始まり、携帯電話による連絡で情報を得た本院の僧侶たちも加わった。デモで拘束された僧侶の解放を求めて警察署に向かい、抗議行動は市民も含め一万人規模に膨れ上がった。この時、警察側が発砲、計二十三人が死亡したという。
 「逮捕されれば拷問されるし、死も覚悟していた。しかし中国の弾圧を世界に知らせるには北京五輪が開かれる年しかないと僧侶たちは思っていた」とツェリン。
 RFA編集主幹のダニエル・サザーランドは「中国内外のチベット人同士が事前に連絡を取り合いデモの計画を練ったとは思わない」と述べ、「ダライ・ラマが扇動した暴動」との中国政府の見解を否定する。(敬称略)(共同)舟越美夏


---------------------------------

チベットはヒマラヤの奥の単なる美しい国ではない、法王はただの指導者ではない。
人類全体で守るべき貴重な霊的、教えの宝庫、心の故郷なのだ。
己の心を守るがごとく、チベットを守らなければいけない。
貴重な宝物が今中国により消滅させられようとしている。
一度なくなれば二度とその利を味わうことはできない。
世界は灯火を失い、暗くなる。

サカダワにこの貴重な宝物を守ることを誓うべし。





rftibet at 12:10|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2008年06月04日

ダライラマ法王ツクラカンにて四川地震被害者に対しモンラム

9839b8d5.JPG今日6月4日はいろんな日です。

まずチベット歴では4月の始まり。今月はサカダワと呼ばれ特別の月です。
チベットでは、この月の間にサンゲ(仏)は生誕され、正等覚(悟り)を得られ、無余涅槃に入られたとされる。
特に月の半ば15日目の満月の日にブッダガヤで仏は最後の悟りに到達されたとされ、一年の中でも仏教的には最重要な日とされています。
西暦では今月の18日に当たります。

とにかく普通のチベット人にとっては、この月の間に積まれたソナム(徳)は倍増されるとかで、その倍率は2倍から100倍のようです。
例えば今月は特別に一回の五体投地で100回分の徳が積める(御利益がある?)と言った具合です。
この月には普段でも十分熱心に祈っていますが、されにそれに回数と熱心さを増すのです。

と、以上の説明はレストランのマネージャーのソナムに電話で聞いた話でした。
もっとも彼は最後に、流石サルナートのサンスクリット大学のシャーストリ(修士)だけはあって「本当は徳は心に依るだけで時によるわけじゃないけどね」と殊勝なことを行ってました。


その他この日は天安門事件の日(この話は後で)に虫歯の日に、息子の誕生日に、白い裏山に登頂した日に、、、

くだらないいろいろな日の話はやめて、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ダラムサラでは朝9時、ツクラカンにダライラマ法王がお出ましになりました

亡命政府主催で今回の四川(アバ・チャン)地震の犠牲者に対する供養、災害復興の速やかに行われることを祈願する法要が開かれたのです。
約2000人のチベット人や外人、日本人が参加し1時間半ほど続きました。

法王は充実した、しかし激務のドイツ、イギリス訪問を終えられ、最初はお疲れ気味の様子ともお見受けされた。

しかし、終わりにかけ、非常に気を入れられ、一心にに手を合わせておられました。

このチベット人の<祈りの心>が中国人には禁止されているのですね。
文化的に政治的に。
もっとも本当にそんなことで人間の<祈りの心>が
消えてしまうとも思えませんが。


明日、明後日二日間はTCVに行かれ学生達のためにお話しされます。
一般のたとえば日本人グループ(日本語通訳あり)も外で聞いてもよいとか。








rftibet at 13:03|PermalinkComments(1)TrackBack(0)