マルカム

2010年10月30日

チベット人作家3人の裁判が行われる

雑誌「シャル・ドゥン・リ」表紙写真は1枚目:彼等が逮捕されるきっかけとなった雑誌シャル・ドゥン・リの表紙。
2枚目:ブダ
3枚目:ザンツェ・ドゥンゴ?
4枚目:ケルサン・ジンパ

"シャル・ドゥン・リ"とは、東方のホラガイのような雪山のこと。ホラガイは召喚や啓蒙を意味する。

関連記事:
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51509758.html
http://blog.livedoor.jp/rftibet/tag/%E5%BC%BE%E5%9C%A7



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ブダ10月29日付けRFA(チベット語版):
http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/tibetan-writers-in-aba-were-put-on-trial-10292010204139.html

<チベット人作家3人の裁判が行われる>

10月28日、アムド、ンガバ(རྔ་བ་)地区バルカム(འབར་ཁམས་馬爾康)の中級人民法院はチベット人作家3人の裁判を行った。

当放送局にチベットから寄せられた確かな情報によれば、28日、アムド、ンガバのチベット人作家ブダ(བུད་རྡ་)、ザンツェ・ドゥンゴ(འཛང་རྩེ་དོན་ཁོ་ )、ケルサン・ジンパ(སྐལ་བཟང་སྦྱིན་པ་)に対する審議が非公開でたった1日の内に行われたという。

ザンツェ・ドゥンゴ?しかし、裁判には3人の弁護人の出席と家族数人の傍聴が許された。
さらに、それぞれが罪状認否の機会を与えられた。
裁判長が3人に「国家分裂罪」の罪状を認めるか?と問いただした時、3人は無罪を主張し、雑誌に記事を書いたことが罪になるとは思わないと語った。

さらに、(ブダは)「書いた内容は中国の例えばバンリシュン(ལྦང་ལི་ཞུང་)とかユゼ(ཡུས་ཇེ་)等多くの作家が書いていることだ、しかし彼等は罰せられていない。もしも、我々が少数民族が故に罰せられるとすれば、それは法の下にすべての人民が平等でないことを表すことである」と中国語ではっきりと発言した。

ケルサン・ジンパ同じくザンツェ・ドゥンゴとケルサン・ジンパも同様の発言をチベット語で行ったが、通訳は内容をすべて伝えていないようだったという。
2人は最初からもう一度通訳をし直すことを要求したが、裁判官はそれを許さなかった。

半日の間審議を行った後、裁判所の役人が「数日後に審議の結論が発表されるであろう」と伝えた。

この3人のチベット人作家は今年6月と7月に、雑誌シャル・ドゥン・リの中に2008年度のチベット人抗議運動についての記事を発表したことで、逮捕・拘留されていた。












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2010年08月15日

リタンで僧侶2人がデモ/バルカムで僧侶2人が逮捕

チベット内地から最近電話で短い報告が届いたニュース2つ。

<リタンで2人の僧侶が抗議デモ>

http://www.rfa.org/tibetan/otherprograms/newsanalysis/two-tibetan-monks-protested-in-lithang-08132010163348.html

8月13日付RFAチベット語版によれば、8月12日、リタン市中心街にある市場で、2人のチベット人僧侶がダライ・ラマ法王の写真とチベット国旗を掲げ、中国のチベット政策に対する抗議デモを行なったという。

目撃者の話は以下:
「彼らは色々と叫んでいたが、私が聞き取れたのは<ダライ・ラマ法王に長寿を!>という言葉だけだ。
しばらくして準備を整えた警官隊が大勢到着した。
しかし、2人の僧侶の周りには数千人のチベット人が集まっていた。
チベット人たちは警官を邪魔し、僧侶がその場から逃げるのを助けた。

彼らはまだ捕まっていない。
警察は2人に自首するようにと呼びかけている。<君たちはまだ若く正しく状況を認識できていない。だから我々が教育を与えてやるから出てくるがいい>
と。

ロンゲ・アタが逮捕された記念日から10日も経っていない。彼らのデモもこのことに関係していると思う」

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<アムド、ンガバ地方バルカム(マルカム、馬爾康)で2人の僧侶が逮捕される>
http://phayul.com/news/article.aspx?id=27968&article=2+monks+arrested+in+Barkham+county+in+Ngaba

今日付けのphayulによれば、バルカム地区にあるツォドゥン僧院の僧侶、ソタル(38)とダルゲ(26)が先週逮捕された。
2人は別々に逮捕されたというが、逮捕の理由と行方は未だ不明という。


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2010年05月12日

マルカムの鉱山開発に抗議するチベット人に対し5000人の軍隊を投入

jyekundo5月10日付、RFA:
http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/tibetan-opposing-chinese-mining-in-markham-detained-05102010222012.html

<チベット自治区党書記の張慶黎はマルカムの鉱山開発に抗議するチベット人に対し、5000人もの軍隊を送り込む>

現地マルカムから直接RFAに電話で伝えられた情報によれば、マルカムのツァンチュ地区の3か所で政府商工会議所が行なっている鉱山開発に対し、これを中止させるためチベット人数千人が平和的抗議活動をおこなった。

鉱山に立てこもっていた、チベット人を強制的に排除しようとした軍隊との衝突により、チベット人5人が病院に運び込まれ、7人が逮捕された。

この件で逮捕された(と思われる)チベット人はこれだけではなく、ラサの商工会議所に陳情に行った者5人、成都に陳情に行った者8人も、どこかに連行され、現在行方不明となっている。

今回新しく投入された5000人を加え、マルカムには現在1万人とも言われる軍隊が駐留され、市民を震え上がらせている。

「この件に関しては2009年、マルカムの住民は鉱山開発に反対し、ラサで弁護士を立て、政府と交渉した。
その結果、地区の鉱山開発は中止され、住民には保証金が支払われることになり一旦解決した。
しかし、今年になり政府は再び開発を始めたので、このような事態に至ったのだ」、と現地の人は説明する。

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キグドに内地から投入した軍隊、武装警官、救助隊の数も確か1万人強。
鉱山開発を巡るトラブルごときに、高地順応完了の1万人を投入するなら、なんでキグドにそんなのをすぐに2万人送らなかったかね。

今、マルカムにはマルカムのチベット人人口を越える軍隊が駐留していることになる。

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jyekundoこの鉱山開発を巡る現地住民とのトラブルはここだけに限らず、最近キグドに近い三河源と呼ばれる黄河、揚子江、メコン河の源流地区の鉱山開発を巡っても、起こっている。
http://www.rfa.org/english/news/tibet/sacred-05072010114842.html

2003年に始まった地区の鉱山開発の公害により、すでに沢山の奇形児も生まれているという。
この地区の人々も中央政府に対し、「この地区が環境保護特別地区であること、すでに公害の被害者が出ていることなど」と訴え、調査を依頼した。

しかし、当局はこれに関しブログ等に発表された、写真や陳情書を閲覧不能にした。

この鉱山は地元の人々が聖山と崇める2つの山に穴をあけている。
また、キグド地震が起こった前の日に大きな縦坑を掘り、その聖山の腹に至った、と現地の人々はいい、これが地震を引き起こしたのだという噂が広まっているという。

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<カム、セルタで僧侶の一人デモ>

5月7日、カム、セルタの小さな僧院に所属するソナム・ドルジェは一人「ダライ・ラマ法王の帰還」「法に基づいた権利」等を求めるパンフレットを配りながら、声を上げた。

逮捕されようとするソナムを周りのチベット人たちが守ろうとしたが、結局、彼はその場で逮捕されたという。

http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/one-solo-protestor-detained-on-may-7th-in-sertha-tibet-05102010222531.html

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キグドからは、義援金がちゃんと配られていないと抗議した、チベット人数人が逮捕されたという未確認情報が入っている。

詳しいことが判れば追ってお知らせする。






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2009年05月26日

続マルカム金山を巡る戦い

チベット カム、マルカムにおける鉱山を巡るチベット人の戦いについては先にもお知らせしました。
続報が入っています。聖山に眠っている鉱物とは「金」だそうです。
以下金泥棒の話です。

<金山を巡り対峙する、チベット人村人と中国武装警察隊の間の緊張が高まる>

本日5月26日付phayul、ダラムサラ:
http://phayul.com/news/article.aspx?id=24793&article=Face+off+between+Tibetans+and+Chinese+security+forces+over+gold+mine

RFAによれば、チャムド県マルカム(馬爾康)地区にある聖山セル・グー・ロ(金銀年)の金鉱を守ろうと数百人の現地チベット人が結集している。

中国の鉱山、材木を扱うゾンカイ社は当局からこの山の開発を許可されたというが、
その山は地元のチベット人たちによって毎年、「降雨祭」を行う聖なる山として崇められてきた。

抗議のチベット人たちはすでに数か月、約300人の武装警官隊とにらみ合いを続けている。
しかし、当局はチベット人たちへの補給路を断ち、固定電話、携帯電話も通じなくして、彼らを完全に孤立させ、兵糧攻めにしている。
軍隊は今では、いつでもデモ隊を蹴散らす準備ができているという。
しかし、チベット人たちは「死んでも抵抗を続ける」と宣言している。

ある村人は電話で「今日また新たに4台のトラックが30〜40人の軍人を乗せて現場に向かうのを見た。でも我々は全く彼らと連絡が取れなくて状況が判らない」と話していた。

約500人のチベット人が金山に続く道を閉鎖するために路上に寝起きしている。
当局は5月15日に武装警官隊を投入した。
あるチベット人は電話で「我々は<聖山を守るために死ぬ覚悟ができている>と宣言した」と述べた。

先にラプランから逃れてきた5人の僧侶はこれに関する興味深い話を伝えた。
彼らは一年間山に籠っている間に、中国の「資源探索隊」を見かけ、彼らの行動を観察したことがあるという。
探索隊は15人編成で至る所を調査しているという。
彼らの出身地サンチュ地区だけでも三か所の鉱山があるという。
ドギ・ナン鉱山は10年前から、セルダ・ナンとワルン・チョルマ鉱山は二年前から採掘が始められたばかりだという。









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2009年05月22日

ラプランの僧侶に無期懲役刑/マルカム、アンサンスーチーさん、中国の武器コピー輸出等

7a783017.jpg<ラプランの僧侶一人に無期懲役刑。カンゼで兄弟二人逮捕>

ダラムサラ、5月21日phayul:
http://phayul.com/news/article.aspx?id=24772&article=Labrang+monk+sentenced+to+life%2c+2+brothers+arrested

中国は昨年抗議運動を行った僧侶一人に無期懲役刑を言い渡した。

カンロ(甘粛省甘南チベット族自治州)中級人民法院はラプラン僧院の僧侶ツルティム・ギャツォ37歳に対し「国家の安全を脅かした」として無期懲役刑を言い渡した。

彼はサンチュ(夏河)県イクジャン村出身であり、昨年3月15日の抗議デモに参加していた。
彼はデモのあとすぐに逃走したが、5月22日ドゥクチュ県の公安に捕まってしまったという。

他の出来事として、カンゼで昨年3月18日の抗議デモに参加した二人の兄弟が今月初め逮捕された。
彼らは昨年のデモの後一年以上山に隠れていたが、このほどジェクンドで逮捕されてしまった。
二人の兄弟、テンパ30歳とジャンド25歳はカンゼ県ラパ村の出身という。

昨年3月18日午後2:30〜3:00の間カンゼで行われた平和行進には300人以上のチベット人が参加した。
中国の保安部隊は群衆に向け発砲し、少なくとも3人のチベット人が死亡している。


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チベット アバ、マルカムの鉱山開発をめぐる話を17日に紹介いたしましたが、
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51201262.html

その続報が少しだけRFAに載っていました。
http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/tibetans-in-markham-district-protest-mining-from-sacred-mountain-05212009224452.html

チベット人は中国側からの暴行、逮捕の脅しにも拘らず地元のチベット人500人ほどが鉱山に続く道を現在封鎖しているそうです。

衝突は避けられないでしょう。

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その他、お知らせですがアムネスティがアンサンスーチーさんをはじめとするビルマの政治犯解放のためのオンライン署名キャンペーンを行われています。
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2349

皆さまも署名お願いします。


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以下、中国の武器に関する日本の記事を二つ紹介いたします。
中国が予てよりカラシニコフ(AK47)を大量にコピー生産し、世界各地の紛争地帯にくまなく多量に供給していることはよく知られていましたが、これからは大物コピー品もどんどん輸出されそうです。

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中国がコピー兵器を続々生産 露の怒り受け知的財産保護協定2009.5.21 17:13
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090521/chn0905211715007-n1.htm

中国の自走ロケット砲AR−2の模型(漢和防務評論提供) 中国がロシアから購入した戦闘機や潜水艦、戦車など主要兵器20種以上をコピーして国産化、途上国へ大量に販売し、怒ったロシアの要求で、昨年12月に両国間で兵器に関する知的財産権保護協定が結ばれていたことが21日までに分かった。

 カナダの軍事専門家、平可夫氏によると、中国の戦闘機「殲11B」はロシア製スホイ27のコピーのほか、「元」級潜水艦はキロ級潜水艦、99式戦車の車台はT72、自走ロケット砲AR−2はスメルチのコピー。少なくとも21種に上るという。

 兵器のコピーは過去15年間にわたって行われており、ロシア側は詳細なコピー兵器リストを作成し、中国側に突きつけた。知的財産権保護に関する協定は昨年12月中旬、ロシアのセルジュコフ国防相が訪中した際に調印されたが、両国は一切公表していない。(共同)

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スーダン陸軍がアフリカ最強に? 中国がロケット砲輸出か2009.5.21 18:36

http://sankei.jp.msn.com/world/china/090521/chn0905211836009-n1.htm

 香港に拠点を置くカナダの軍事専門誌「漢和防務評論」の6月号は、複数のアフリカ諸国の武官の話として、最大射程200キロの中国製の多連装ロケットシステム「WS2」が中国からスーダンに輸出されたと伝えた。

 輸出の時期や数は不明で、WS2のスーダンでの使用も確認されていない。

 同誌によると、中国からWS2が輸出されたのはスーダンが初めてとみられ、スーダンがアフリカ諸国の陸軍の中で最も攻撃能力の高い武器システムを手に入れたことを意味するとしている。

 欧米の人権団体などは、人道危機が続くスーダンへの武器売却はスーダン政府による人権侵害行為の助長につながるとして中国を批判している。(共同)










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2009年05月17日

王力雄「天葬」復刊/続マルカム鉱山

天葬中国語の得意な方へお勧めの図書を紹介します。

ウーセルさんの旦那さんの王力雄さんが、チベット問題を論じた本として11年前に出版された「天葬」が「ダライ・ラマ疾走50周年2009年記念版」として最近復刊されたそうです。
http://woeser.middle-way.net/2009/05/blog-post_17.html




一つ前のレポートで当局によるカム、マルカムの鉱物資源略奪の方法についてお知らせしましたが、さっそく旧友のS女史より以下の報告が寄せられました。



ナムチェバルワ付近本日のブログにあったマルカムの鉱物資源について、亡命政府情報局発行のTibet--A Land of Snow--rich in precious stones and mineral resources(1991)によれば、以下のような鉱物を埋蔵しています。分布図は非常にアバウトなので、地名の地点
は同定できませんが、大雑把に。

マルカムの北部では、
● 金
● 鉄
● 真鍮
● モリブデン鉱*
*yahooの辞書によれば、「クロム族元素の一。単体は銀白色の
金属で硬く、融点がきわめて高い。主要鉱石は輝水鉛鉱。生物体にも少
量含まれ、植物では窒素の代謝に不可欠。ステンレス鋼・耐熱合金・電
子機器材料などに使用。元素記号Mo 原子番号42。原子量
95.94。」

マルカムの南部では
● 岩塩
● 水銀

だそうです。
つまりこんな狭い地域だけでも何でもあります状態のようです。
中国はこの先、世界の聖山チベットを破壊して一体どれほどの鉱物資源を略奪するのでしょうか。
レアメタルを多く産出し、ウランもあるチベットの鉱物資源の価値は計り知れないものがあります。


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カム、マルカムの鉱山開発を妨害する者は逮捕する、と当局

bde0842e.jpg<カム、マルカム(四川省阿バ州馬爾康県)で鉱山開発に抗議>
5月16日付RFA:

http://www.rfa.org/tibetan/sargyur/tibetans-in-markham-district-protest-mining-from-sacred-mountain-05162009214718.html

当局は、マルカムསྨར་ཁམས་で鉱山開発(資源泥棒)を妨害する者は誰であろうと直ちに逮捕する、と発表した。

以下は、RFAのカム方言放送に現地から入った諾名の電話情報による。

昨年、マルカム県シャムシュル地区タクラ村སྨར་ཁམས་རྫོང་གཤམ་ཤུལ་ཆུས་སྟག་ར་ཤང་にあるグルロདངུལ་ལོ་と呼ばれる聖山を政府が鉱山開発しようとした。
これに対し、地元住民は反対運動を起こし、この結果、昨年11月政府側は開発を諦め一旦引き揚げた。

今年4月4日、チベット自治区の副書記ペマ・ティンレーが当地を視察に訪れた際、住民たちは抗議行動を起こし、彼を追い出してしまった。
その後、この事件に関しチベット人50人が逮捕された。
彼らは全員痛い目にあわされた後、釈放された。

その後はしばらく何もない平和が戻っていた。
ところが、今月に入り16日、突然大勢の軍人、警察に守られた中国人が大挙再び聖山に入り込み、「誰であろうと、作業を妨害する者は逮捕する」と振れ回っているという。

これに先立ちこの地区では、チベット人が集められ1か月と10日の間「教育」が与えられたともいう。

それにしても、地元のチベット人たちは、中国人はもう山を壊すことを諦めたのであろうと期待していたので、大層落胆しているという。

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一体山に何が埋まっているのでしょうか?
村のチベット人たちも殴られるのは判っていても、聖山を守るために黙っていないのが素晴らしいです。







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2008年11月03日

マルカムで爆弾容疑で3人の僧侶が逮捕される

6384bdc2.jpg写真は今年のラサ・野田雅也氏撮影

マルカムはチャムドの南東数百キロのところにありますが、ここもカンゼ、リタン等とともにカム色の強い土地柄です。


マルカムで爆発物を仕掛けた容疑で3人の僧侶が逮捕

RFA(ラジオ自由アジア)によれば、3人は9月に地域の発電所で起こった爆発に関与したとして、最近逮捕された。
テンジン・リンチェン17歳は10月24日に逮捕され、
ガワン・テンジン20歳とテンジン・ノルブ19歳は10月30日に逮捕された。

その爆発によりテレビ放送が切断されたと言うが、人的被害の報告はない。

爆発はカム、チャムド地区マルカムで起こったという。
情報筋によれば、この地区では8、9月中に地方テレビのカム方言放送において、ダライラマ法王を「分裂主義者」として非難する放送が流れたが、これに対しチベット人たちは怒りを露わにし始めていたという。

先週金曜日にRFAの電話に対しチャムドの公安局幹部は「ガワン・テンジンとテンジン・ノルブは逮捕され、尋問された」と答えた。
(こんなことができるのですね!)

10月30日には別の幹部がRFAの電話インタビューに応え「容疑者たちは一か月と20日ほど、どこかに隠れていたようだ。我々はその内の一人を捕まえた。我々から逃れる術はないのだ。もし残りの二人が自首してくれば、中国は寛大さを示すであろう」と語った。

「マルカムでは今、チャムドから警察署長が来ており、会議が開かれている。
武装警官隊がいたるところにいる。規制が強化され、緊張が高まっている」とも伝えられた。

10月26日、ガワン・テンジンの父親であるデチェン・ドルジェ49歳が尋問のため拘留された。まだ、解放されていないという。

テンジン・ノルブの兄ロプサン・テンジン26歳も10月19日警察に連れて行かれた。
10月27日に解放されたが、手足を動かすことができない状態だったという。
彼は尋問中{拷問中}一言も、答えることを拒否し続けたという。


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放送の後のコメントは「全くのでっち上げだ、僧侶が爆弾を仕掛けるわけがない」でした。

このところ爆弾にからめてチベット人を逮捕する例が続いていますね。
警察内の昇進が早くなるのかな?




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2008年05月30日

再びカンゼ3人の尼僧デモ、マルカム爆破容疑で5人逮捕、ティングリでも

076e9178.JPGまず昨日も28日の出来事としてお伝えしたカンゼの女性一人デモの、そのつい一時間前にも尼僧3人によるデモがあったという。
例の女性は21歳だったのです。

以下TCHRDより、Y女史訳
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080529.html
TCHRD 2008年5月29日 リリース

中国当局、カンゼでの平和的抗議行動に発砲

TCHRD(チベット人権民主化センター)はここ2、3週間、特にカンゼ郡各地の尼僧院からの多くの尼僧達による抗議活動について、文書でお伝えしてきた。

TCHRDに寄せられた信頼できる情報筋からの最新報告では、ドカル尼僧院の尼僧三
名と女生徒一名
が平和的抗議活動を行った容疑で、昨日カンゼ郡公安省により逮
捕された。

三名の尼僧の氏名は次の通り。
サンギェ・ラモ尼 (26歳、カンゼ郡セルチュテン街区ドゥンガ村のキャキャ
テンツァン家出身)
ツェワン・カンド尼 (38歳、カンゼ郡セルチュテン街区ドゥンガ村出身)
イェシェ・ランドン尼 (24歳、カンゼ郡ツォジ村出身)

三名の現在の状況は現時点では不明。

この三名によるデモのおよそ一時間後、一人の女性によるデモが行われた。この
女性は、カンゼ郡ティンカ街区ラケイ村タポツェン家出身のリンチェン・ラモ、21
。郡中央役所で、禁じられたチベット国旗を振り回しながら、尼僧達と同じよ
うなスローガンを叫んだ。

その場に居合わせた証人によると、郡の治安部隊が発砲。リンチェン・ラモが撃
たれたか負傷したかについて、はっきりとした情報はない。しかしながら、彼女
の短い抗議の後、保安省職員が郡中央役所の前でリンチェンを拘束したことは確
認されている

別の証言によると、リンチェン・ラモは顔や体から流血していたが、それが治安部隊
による激しい殴打によるものか、あるいは発砲によるものかについては、確認で
きなかったという。リンチェンの現在の居所については不明。怪我を負っている
ことは確認されており、彼女は早急に医療措置を施される必要がある。

カンゼ郡では当局が政治的抗議者への弾圧をさらに強めようと治安部隊の配置を
増やしており、現在の状況はきわめて緊迫していることがわかっている。


TCHRDは、平和的なデモを行っているチベット人に残虐な武力弾圧を加えている中
国治安部隊に対して、最大限の抗議の意を表明する。TCHRDはまた、中国政府に対
して、世界人権宣言に謳われている基本的人権を行使したことにより逮捕・拘束
されているすべてのチベット人を釈放するよう、強く求める。この基本的人権は
中国憲法のみならず中国自身が署名・調印している多くの国際条約において、保
障されているものである。

(以上)


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さらに、カム、マルカムでは4月初めの大規模なデモの最中に4つの小さな爆発があったというが、その事件の嫌疑で多数の逮捕者がでているという。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=21429&article=Tibetan+Monks+Linked+to+Blasts


このデモと爆発は4月6,7日に起こった。
しかし爆発は小規模でありけが人も出ていないという。
これに関連して
5月14日、マルカムのウーセル僧院から5人の僧侶
Tenphel, 19; Riyang, 21; Choegyal, 23; Lobsang, 19; and Tenzin Tsampa, 19.
ケンルン僧院から11人の僧侶
Lobdra, 15; Namgyal, 18; Butruk, 13; Jamyang Lodroe, 15; Tsepak Namgyal, 15; Kalsang Tashi, 17; Jamdrub, 21; Wangchuk, 22; Penpa Gyaltsen, 26; Pasang Tashi, 30; and Lhamo Tsang.
二人の俗人が逮捕された。
Dargye Garwatsang, 19, and Konchog Tenzin, 21.

さらに5月24日にはガンサル僧院の僧侶5人も逮捕された
Gonpo, 20; Choedrub, 25; Palden, 30; Ngawang Phuntsok, 17; and Kunga, 20.

この地域にも5月に入り<愛国再教育キャンペーン>が強化されているという。
これらの逮捕も愛国教育に絡んだものとの情報もあり、爆発との関連は定かではない。

ま、爆発自体も果たしてチベット人がやったのかは怪しいところと思う。


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さらにもう一つ、
http://www.stoptibetcrisis.net/pr290508.html

29日付の委員会リリースによれば、

あのチョモランマのチベット側ベースに程近く、ラサ〜カトマンドゥルート上にあることで、日本人の旅行者の間でもチョモランマを写真に撮ったり、昼食取ったりの場所として、有名な<ティングリ>からも逮捕者が出ました。

<愛国教育>中法王を誹謗中傷することを拒んだとして、ティングリ シェルカー僧院の僧侶12人が逮捕されたという。
内4人は現在ティングリ拘置所に収監されているが、残りの8人はすでにシガツェに移送されたという。












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2008年05月17日

カム マルカムで18名逮捕される。

81807025.JPG地震のあった12日以降13日においてもカムでは中国は盛んに<愛国再教育キャンペーン>を進め僧侶たちを逮捕している。
東に行って救助活動をする気は毛頭ないようだ。

以下は15日付の<チベット人権民主化センター緊急リリース>をY女史に翻訳して頂いたものです。
翻訳有難うございました。


中国政府、「愛国再教育」を拒否した僧侶等18名を逮捕
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080515.html



TCHRD(チベット人権民主化センター)の確認した情報によると、中国当局はマルカム郡の僧侶16名とチベット人市民2名を逮捕した。
中国当局はこの一ヶ月以上、チャムド県マルカム郡ガルトク区にあるウーセル僧院とケンパ・ルンパ僧院で「愛国再教育」運動を推進していた

2008年4月初旬以降、当局はウーセル僧院とケンパ・ルンパ僧院で、激しい「愛国再教育」をおこなってきた。
TCHRDに寄せられた複数の情報筋によると、2008年5月10日、中国の「作業チーム」が二つの僧院にやってきて厳格な「愛国再教育」運動を集中的に推し進めようとしたため、困惑した僧侶達と当局の間では緊迫した激しい議論が巻き起こった。
だが僧侶達は誰も当局文書に署名せず、ダライ・ラマ法王を非難する文書を著わすこともなかった。

僧侶達の断固とした拒絶に遭って、中国当局は彼らの逮捕に踏み切った。
5月12日にはケンパ・ルンパ寺院の僧侶10名が逮捕され、5月13日には
ウーセル寺院の僧侶6名も同様に逮捕された。その後、14日には在家の
チベット人2名が逮捕されている。


「愛国再教育」運動は、ダライ・ラマ法王に寄せるチベット人の忠誠心を
弱体化させようと1996年に導入されたもので、「チベット人達の心と精神を
中国政府側へ」寝返らせることも目的とされていた。
だがそれどころか、この運動はチベットの人々の宗教的・文化的心情に厚顔無恥な攻撃を散々加えたことで、悪評ふんぷんとなっている。

ウーセルとケンパの両僧院には、通常それぞれ約100名の僧侶が生活している。
ウーセル僧院では今回の逮捕により残りの僧侶達も僧院を離れることとなったため、聖なる僧院が突然の閉鎖に追い込まれて心の整理がつかない地元のチベット人信者達は、大きな悲しみに包まれている。

一方、ケンパ・ルンパ僧院では、中国当局と「作業チーム」は大規模な「愛国再教育」キャンペーンが続いている。

TCHRDに寄せられた情報によると、残された数少ない僧侶らは僧院を立ち去り、
厳粛な抗議行動として各自の家に戻っている。普段であれば、何百名もの
信者達が熱心に祈りを捧げ、宗教的な儀式を行うために僧院に集う光景が見られ
る両僧院だという。
だが不幸にも、昨今では敬虔な信者達にとっては頼りになるものが
何もかも失われ、荒れ果てて寂寞とした状態に置かれた僧院とその周りの地域は
沈黙のベールで覆われてしまっている


TCHRDは、すべての逮捕されたチベット人の置かれている状態を深く憂慮する。

TCHRDは、中国当局がただちに「愛国再教育」運動を中止し、チベットにおけるチ
ベット人達の
文化的・宗教的心情に敬意を払うよう、促すものである。

逮捕された18名のチベット人(うち僧侶16名)は以下の通り:

1. Ngawang Tenzin, age 40, Woeser Monastery (Administrator)
  ガワン・テンジン、40歳、ウーセル寺院 (事務長)
2. Tenphel, age 19, Woeser Monastery
  テンペル、19歳、ウーセル寺院
3. Rigyang , age 21, Woeser Monastery
  リヤン、21歳、ウーセル寺院
4. Choegyal , age 23, Woeser Monastery
  チゥギャル、23歳、ウーセル寺院
5. Lobsang Gyatso, age 19, Woeser Monastery
  ロプサン・ギャツォ、19歳、ウーセル寺院
6. Tsangpa , age 17, Woeser Monastery
  ツァンパ、17歳、ウーセル寺院
7. Lodoe , age 15, Khenpa Lungpa Monastery
  ロドゥ、15歳、ケンパ・ルンパ寺院
8. Namgyal , age 18, Khenpa Lungpa Monastery
  ナムギェル、18歳、ケンパ・ルンパ寺院
9. Butuk , age 13, Khenpa Lungpa Monastery
  ブトゥク、13歳、ケンパ・ルンパ寺院
10. Jamyang Lodoe , age 15, Khenpa Lungpa Monastery
  ジャミヤン・ロドゥ、15歳、ケンパ・ルンパ寺院
11. Tsepak Namgyal, age 15, Khenpa Lungpa Monastery
  ツェパック・ナムギェル、15歳、ケンパ・ルンパ寺院
12. Kalsang Tashi, age 17, Khenpa Lungpa Monastery
  ケルサン・タシ、17歳、ケンパ・ルンパ寺院
13. Jangdrup , age 21, Khenpa Lungpa Monastery
  ジャンドゥップ、21歳、ケンパ・ルンパ寺院
14. Wangchuk , age 22, Khenpa Lungpa Monastery
  ワンチュク、22歳、ケンパ・ルンパ寺院
15. Tenpa Gyaltsen, age 26, Khenpa Lungpa Monastery
  テンパ・ギェルツェン、26歳、ケンパ・ルンパ寺院
16. Passang Tashi , age 3o, Khenpa Lungpa Monastery
  パッサン・タシ、30歳、ケンパ・ルンパ寺院
17. Dhargye Garwatsang, age 19 (lay)
  ダルギェ・ガワツァン、19歳 (一般人)
18. Kunchok Tenzin, age 21 (lay)
  クンチョック・テンジン、21歳 (一般人)

以上


その他昨日お伝えした、カルゼの尼僧たちのデモと逮捕の様子をより詳しくTCHRDが伝えています。英語OKの人は以下へ

http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080517.html


中国の中国情報局によると、

<ファン・ビンビン、チベットの子供を招待し北京を案内>

 5月12日、北京・天安門広場で範氷氷(ファン・ビンビン)がチベットの子供たちと一緒に旗上げの儀式を見学した。北京オリンピックの開催が近づき、中国政府はオリンピックに向けたチャリティーイベントを本格的に始めるが、ビンビンも積極的に参加する姿勢で、今回はチベットの子供6人をポケットマネーで招待したという

  北京空港で子供たちを迎えたビンビン。一緒に北京ダックを食べに行き、オリンピック会場となる体育館他、北京の有名観光地を案内した。“中国で一番美しいお姉さん”ビンビンと楽しい時間を過ごしたチベットの子供たちはとても嬉しそうで、またビンビンも「子供たちの笑顔を見て幸せな気持ちになりました」と微笑んでいた。(編集担当:饒波貴子・黄珮君)

中国ではこんなことばかり考える部署があるんだよね。
「今度はチベットの子供なんか使うのってどう?」
「ううん有名人とくっつけるとうまくいくかもね?」
とかね。

地震の見舞金として(偽)パンチェンラマが確か10万元これもポケットマネーで寄付したとか。
これなら予算としても安く済むはずよね。

地震のことはどうするの!


rftibet at 18:10|PermalinkComments(2)TrackBack(0)