【旧 八月三十日 先勝】寒露・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
 旧暦の八月は今日が晦日。明日九月はもう晩秋になります。日暮れも早くなって、ここ大阪では17時19分に日の入り。明日の日の出は6時13分とかなり夜の時間が長くなってきました。今日は平安中期の歌人、曾禰好忠(そねのよしただ)が八月の晦日に詠んだ少々寒さが身にしみる歌です。
 
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八月をはり
身にさむく 秋の夜風の 吹くからに 
ふりにし人の 夢に見えつる
  ~曾禰好忠 『好忠集』

からだに寒々と秋の夜風が吹いたことで
もう長く遭わない人が夢に現れたよ
 
 この「古りにし人」とは別れた妻のことであろうと言われています。曾禰好忠の官位は六位、丹後掾(丹後の国司の三等官)ということ以外にあまり多くのことがわかっていません。中古三十六歌仙の一人であり小倉百人一首に選歌されるなど歌人としては一流ながら、偏狭な性格で自尊心が高かったため、社交界には受け入れられず、孤立した存在だったとか。別れた妻という説もいかにもという感じですね。

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