【旧 四月廿四日 先負】立夏・竹笋生(たけのこしょうず)
 1962年のイギリス映画『アラビアのロレンス』をご覧になりましたでしょうか。デヴィッド・リーン監督の超大作で、生撮り映像もSFX花盛りの今観ても迫力満点。アカデミー賞7部門受賞など映画史上に残る名作です。ピーター・オトゥールが演じた主人公はオスマン帝国に対するアラブ人の反乱を支援したトーマス・エドワード・ロレンス中佐。しかしこの映画は彼が祖国イギリスに帰還したあと、バイクの転倒事故であっけなく死んでしまうところから始まります。1935年5月19日、ロレンス中佐46歳の早すぎる死から今日は82年目です。

170519_このストールを巻くたびに遭うかなしみの.jpg
Photo:T.E.ロレンス(左)とロレンスを演じたピーター・オトゥール(右)

このストールを巻くたびに遭うかなしみの砂漠へ放つ、一羽の鷹を
  ~千種創一『砂丘律』

 今回も原文で読点や空き字を使った短歌についてはそのまま一行で表記しました。千草創一氏は1988年生まれの若き歌人。したがって『アラビアのロレンス』を映画館の大スクリーンで観たことはないだろうと思いつつ、調べてみると私と同じ「塔短歌会」の会員でした。手元の会員名簿を開いてみるとご住所はヨルダンのアンマンとなっています。なるほどと納得。それにしても、現在まで続く中東の混乱は、元はといえば紳士の国にあるまじき英国の三枚舌外交の残滓に違いありません。そう思えば、映画に描かれたロレンスの活躍は少しかっこよすぎるかもしれません。

難民の流れ込むたびアンマンの夜の燈は、ほらふえていくんだ
  ~千種創一『砂丘律』

『アラビアのロレンス』メインテーマもアカデミー賞音楽賞受賞の名曲です。

  にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ にほんブログ村
d ^_^;  よろしければ 1Day 1Click を↑