【旧 六月廿一日 友引】立秋・寒蝉鳴(ひぐらしなく)
 日本は海洋国であり、同時に国土の61%(丘陵地を含めれば73%)が山地でもあります。したがって、海の日があって山の日がないのは片手落ちだということで祝日になった「山の日」ですが、当初はお盆休みと連続させやすい利点があるとして8月12日とする案が採用されていました。しかし1985(昭和60)年8月12日に、航空機史上世界最悪、520名の犠牲者を出した「日本航空123便墜落事故」が起こっており、毎年墜落現場ではその慰霊の行事が行われています。昨日の記事でも書きましたが「山の日」の趣旨は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」こと。慰霊の日と同じ日は避けなければならないとして、祝日は8月11日に決しました。

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Photo:1985年8月13日、事故翌日の墜落現場(毎日新聞)

地図上に 消息不明の 破線引く 
あの日のニュース 御巣鷹の夏

五百余の 命かき消し その山の 
名は知られたり御巣鷹山と

御巣鷹は 尾根の名にして 山の名は 
高天原とふ神の坐せる
  ~林龍三『塔』2016年11月号 (花山多佳子選 3首)

 御巣鷹は群馬県多野郡上野村に所在し、当時の報道で「御巣鷹山に墜落」と伝えられて世に知られました。しかし、実際に墜落した場所は「高天原山(たかまがはらやま)に属する尾根」であり、御巣鷹山と呼ぶのは正確ではありません。後に黒沢丈夫上野村村長によって、墜落地点は御巣鷹山ではなく、「御巣鷹の尾根」と命名されています。そして今日は七十二候の第38候、「寒蝉鳴(ひぐらしなく)」。「立秋」の次候にあたります。

夕蜩声を背にして下山かな  ~松葉律子

Youtube:御巣鷹の尾根はやさしいかぜに包まれていました

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