【旧 六月廿二日 先負】立秋・寒蝉鳴(ひぐらしなく)

風が吹く佛来給ふけはひあり  ~虚子

 世間はお盆休みの真っ最中ですね。「お盆」とは祖先の霊を祀る日本古来の祖霊信仰と仏教が融合した盂蘭盆(うらぼん)の行事です。そもそもは陰暦の7月15日を中心して、13日の迎え火から16日の送り火まで、死者の霊をお迎えして供養し、偲ぶための一連の行事を指しました。現在は月遅れのお盆が定着しているため、今日8月13日が迎え火で、送り火の16日までをお盆休みとしているところが多いようです。

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Photo:先祖の霊が帰ってくる目印にと迎え火を焚きます

七月十五夜、月あかかりけるに、船岡にまかりて
いかでわれ こよひの月を 身にそへて 
死出の山路の 人を照らさん
  ~西行 『山家集』 巻中 雑

 陰暦7月15日は盂蘭盆会の日であり、同時に15日ですから満月でもあるわけです。船岡山は京都市北区にある船の形に隆起した山で、平安京の朱雀大路の真北に位置することから、造都の際には南北の測量基軸点にされたと言われています。一方で葬送の地としても名高く、西行が生きた時代には、保元の乱で敗北した源為義とその一族がこの地で処刑されています。今でもパワースポットとして、昼間でも霊気を感じるという人がいらっしゃるとか。ともあれ船岡山からは平安京を一望でき、五山の送り火の際は大文字を臨む絶好の見物場所ともなっています。

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