【旧 八月一日 友引】白露・草露白(くさのつゆしろし)
昨日につづいて万葉集から「白露」の歌。今日は稲穂に置いた露です。
秋の穂をしのに押し靡べ置く露の消かも死なまし恋ひつつあらずは
~作者未詳 『万葉集』 巻10-2256 相聞歌
秋の稲穂をしおれるほどに押し靡かせて置く露が消えるように死んでしまいたいくらいです。恋に苦しんでいるくらいなら。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という出典不明のことわざがありますが、こちらの短歌では稲穂が露の重さで押し靡かされているというような表現です。もちろんたとえでしょうが、少なくとも夜露朝露の類ではなく、大雨かあるいは嵐の後の残り露を想像してしまいます。したがってそれだけ激しい恋なのですね。死んでしまいたいくらいとは尋常ではありませんから。
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