【旧 三月廿日 仏滅】穀雨・葭始生(あしはじめてしょうず)

思はずもたどりて来しかこの線路高地に立てど目はなぐさまず
  ~宮沢賢治(大正3年4月)

190424_夕西風吹く道に立つもしかして.jpg

 JR福知山線脱線事故は2005(平成17)年4月25日の朝9時18分に起こりました。明日でまる14年。あの時、私は会社で朝礼中でした。偉そうに何の話をしたのかは覚えていませんが、この間に乗客と運転士合わせて107名が死亡、562名が負傷するという、交通機関の事故としては歴史的な大惨事が起こっていたのです。事故当時、地元尼崎のほか兵庫県内各地、大阪市、堺市、京都市、岡山市などの消防局からも特別救助隊や救急隊などが素早く出動、近隣住民の応援も大きな役割を果たしました。10年前に発生した阪神・淡路大震災の経験が生かされたようです。もちろんこの惨事についてもその直接的、間接的要因が洗い出され、その後の交通機関の安全確保に役立つものになっていることだと信じています。

脱線事故の語り部とならん地蔵一基西方《さいほう》向きて風の声聞く
  ~雄志

 事故現場の脇に建つ地蔵の横にいくつかの短歌が掲げられていました。作者は「雄志」としかありませんので、どちらの方なのか存じないまま掲載させていただきました。4月25日、新学年が始まってまだひと月もたたないこの時期、通学途中の同志社大学生3名が犠牲になっています。そのご友人でしょうか。

夕西風吹く道に立つもしかして亡き君の声きこゆるやもと
  ~同 挽歌

脱線事故の語り部とならん地蔵一基.jpg

  にほんブログ村 ポエムブログ 短歌へ にほんブログ村
d ^_^;  よろしければ 1Day 1Click を↑