令和2年6月30日(火) 【旧 五月十日 友引】夏至・乃東枯(なつかれくさかるる)

思ふことみなつきねとて麻の葉をきりにきりても祓へつるかな
  ~和泉式部 『後拾遺和歌集』 巻20-1204 雑歌六

思い悩んでいることは皆尽きてしまえと、麻の葉を切りに切ってお祓いをしたのです。

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Photo:上賀茂神社の茅の輪くぐり(京都市北区)

 旧暦6月の晦日には半年分の穢れを落とすために「夏越の祓(なごしのはらえ)」という厄除けの行事が行われていました。対して後半の半年の終わりは大晦日に行う「大祓(おおはらえ)」ですね。伊弉諾尊《いざなぎのみこと》の禊祓《みそぎはらひ》にまで由来は遡るそうですが、現在は新暦で行われるようになり、全国の神社では大きなチガヤで作った茅の輪をくぐって厄を落とします。他にも紙や藁で身代わりとなる人形《ひとがた》を作って川に流すなど、厄落としにもいろんな方法があるようです。今年は何処の神社でも「コロナ落とし」のお祓いをされていることでしょう。私はこの日に食べる伝統的な和菓子「水無月」をいただいて毎年の厄落としをさせていただいております。

みそぎする川の瀬見れば唐衣ひもゆふぐれに波ぞ立ちける
  ~紀貫之 『新古今和歌集』 巻3-0284 夏歌

禊《みそぎ》をしている川の瀬を見れば、日も暮れて波が立っている。

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Photo:水無月

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