令和2年9月24日(木) 【旧 八月八日 先負】秋分・雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
言はざればたれも聞かざる我を見ず秋の気のごと心澄みけり
～林龍三
「日光を見ずに結構と言うな」ということわざもあることなので、いつかは行かなければと思っていましたが、今週、那須白河まで行く予定があったので、途中で東照宮に参拝することができました。GoToTravel は東京発着を除くとはいえ、東京ナンバーの車もたくさん見えて、すごい人出でした。みなさん自粛生活にうんざりだったのでしょう。冒頭の短歌はもちろん東照宮神厩舎に彫られた左甚五郎の三猿の教えです。最近ネット上で迂闊な発言をして炎上する例が増えているので、お前も気をつけよとの警告と受け取りましょう。あと、回廊の上に彫られた眠り猫。眠っているというよりもひしめく人波を見下ろしているようにも見えるのでした。
けつこうな人の多さをしかと見て東照宮の猫は眠りぬ
～同
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