令和4年1月18日(火) 【旧 十二月十六日 先負】・小寒・雉始雊(きじはじめてなく)
ずわい蟹茹上りたる春の色鋭き爪を哀れ研ぎしが
~村瀬廣(1944-)『麗《うらら》』 山形
Photo:左からズワイガニ、毛ガニ、タラバガニ ~KITAGUNI
冬はかに料理の美味しい季節。親戚からずわい蟹を4杯送っていただき、日曜日は我が家でカニ鍋をいたしました。ずわい蟹は穫れる地域によって呼び名が違います。鳥取や島根で水揚げされるものは「松葉ガニ」、福井県では「越前ガニ」、お隣の石川県では「加能ガニ」。ブランド名のようなものでこれらはすべてズワイガニのこと。でもタラバガニは違います。そもそもあれは蟹ではなく、ヤドカリ科。大ぶりでぷっくりしていてとても美味ですが、カニ味噌がないのが特徴のひとつ。「みそ」というから脳ミソと誤解されそうですがあの緑色(毛ガニは黄色)のところは中腸線といって肝臓と膵臓のような役割を持つ器官です。
「蟹の脳みそじゃないの」と蟹みそを食む君脳を食いたいのかい?
~佐佐木定綱(1986-) 『月を食う』
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