令和4年1月19日(水) 【旧 十二月十七日 仏滅】・小寒・雉始雊(きじはじめてなく)

世界との行き来《き》難《がた》かる世はつづき窓開く日を偏《ひとへ》に願ふ
  ~今上天皇陛下 (令和4年歌会始の儀)

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Photo:令和4年 宮中歌会始の儀(皇居宮殿松の間)

 昨年、令和3年の歌会始は新型コロナウイルスの影響により3月まで延期されました。しかし今年は出席者を限定しながらも、例年通り新春1月17日に開かれました。これで新春の宮中行事がすべて終了するのですから予定通り行われるのは重要なこと。オミクロン株の蔓延する中ではありますが、少しづつ元の生活に近づいてきているというひとつのサインのようにも思えます。今年のお題は「窓」。天皇陛下の御製はまさに古代から連綿と続く天皇のお仕事、すなわち祈りの歌というべきものを見事に詠まれました。一方、雅子皇后陛下は赤坂御所からにお移りになった吹上御所の窓からの風景を詠まれました。

新しき住まひとなれる吹上の窓から望む大樹のみどり
  ~皇后陛下 (同)

 また成年皇族としての活動を始められたばかりの愛子内親王も皇室の一員としてのご自覚をしっかりと示された歌を詠まれています。

英国の学び舎に立つ時迎へ開かれそむる世界への窓
  ~愛子内親王殿下 (同)

 天皇陛下の詠まれる和歌を「御製《おおみうた》」と呼びます。もちろん音読みで「ぎょせい」と言っても構いませんが、皇后陛下の歌を「御歌《みうた》」と呼ぶため、歌会始の場では講師《こうじ》もそれぞれ、「おおみうた」、「后《きさい》の宮のみうた」と発声しています。ちなみにその他の皇族方の和歌は「御歌《おうた》」です。同じ漢字を読み分けなければいけないのですが、できれば覚えておかれてはいかがでしょうか。

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