令和6年6月6日(木) 【旧 五月一日 大安】・芒種 螳螂生(かまきりしょうず)

草をとる手に蟷螂の上り来て透けたる細き脚もて身構ふ
  ~山岡弘道 『碧き湖』

240606_草をとる手に蟷螂の上り来て
Photo:でれすけ

 二十四節気「芒種」の初候5日間(6月5日-9日)は七十二候の第25候「螳螂生(かまきりしょうず)」。前年の秋に交尾し、草の茎や小枝、建物の壁などに産み付けられたカマキリの卵が一斉に孵化する時期です。昆虫を大まかな印象で、カワイイ系、コワイ系、キモチワルイ系の3つに分けると、カマキリはおそらくコワイ系に入るのでしょうが、生まれたばかりのかまきりはまだカワイイ系と言ってもいいかもしれません。大きくなったからと言っても毒があるわけでもないのですが、交尾の後にメスはオスを頭からかじって食い殺すといいます。やっぱりコワイ系ですね。私もカマキリではなく、人間のオスに生まれてつくづく良かったと思っております。

野の風や蟷螂生る雷神
  ~島田五空(1875-1928)

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