令和6年6月16日(日) 【旧 五月一一日 先負】・芒種 梅子黄(うめのみきばむ)

花ならぬ香もなつかしみ袖かけん色づく梅の雨のしづくに
  ~中院通勝《なかのいんみちかつ》(1556-1610) 『通勝集』

花だけでなく、その実の香りも芳しい。袖にかけようか、色づく梅の実に滴る雨のしずくを。

 中院通勝は戦国織豊期から江戸時代初期の和学者で歌人。細川幽斎に和歌の教えを受けた人物です。

240616_花ならぬ香もなつかしみ袖かけん
Photo:都立日比谷公園の梅 ~千代田区民ニュース

 さて、今日は七十二候の第27候「梅子黄(うめのみきばむ)」 。二十四節気「芒種」の末候にあたります。青梅も黄色く熟してくる頃で、二十四節気「芒種」の末候5日間です。そもそも、「梅雨」という言葉もこの時季に降る長雨ということから生まれています。中国では黴が生える季節の雨であることから「黴雨《ばいう》」と呼ばれたことに由来するという説もあるそうですが、日本にきて梅雨に変わったのであればそれも良し。さすがに大阪も来週あたりは梅雨入りしそうな気配です。

実梅落つひそかな音の梅雨に入る
  ~長谷川素逝(1907-1946)『暦日』

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