令和6年12月31日(火) 【旧 一二月一日 赤口】 冬至・「雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)」
年の暮によみ侍りける
隔てゆく世々の面影かきくらし雪とふりぬる年の暮れかな
~藤原俊成女『新古今和歌集』 巻6-0693 冬歌
年を隔てて、過ぎていった年々の思い出が降る雪とともに古びてゆく、そんな年の暮れでありますよ。

大晦日の今日は七十二候の第66候「雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)」。積もった雪の下で、秋に蒔かれた麦がひっそりと芽を出す頃。二十四節気「冬至」の末候にあたります。我が家はこれという不幸もなく無事に一年を過ごすことができましたが、例年のごとく国内では不幸な災害や事件があり、海外では政情不安や戦乱が絶えませんでした。俊成女《しゅんぜいのむすめ》が歌にしたように、そんな毎年の出来事もどんどん古い記憶として塗り替えられてしまいます。明るく輝かしい色に変わっていくことを願いたいところですね。
オリオンへ向く大年の滑走路
~奧坂まや(1950-)
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年の暮によみ侍りける
隔てゆく世々の面影かきくらし雪とふりぬる年の暮れかな
~藤原俊成女『新古今和歌集』 巻6-0693 冬歌
年を隔てて、過ぎていった年々の思い出が降る雪とともに古びてゆく、そんな年の暮れでありますよ。

Photo:京都東山の雪景色 ~京都の雪景色案内
大晦日の今日は七十二候の第66候「雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)」。積もった雪の下で、秋に蒔かれた麦がひっそりと芽を出す頃。二十四節気「冬至」の末候にあたります。我が家はこれという不幸もなく無事に一年を過ごすことができましたが、例年のごとく国内では不幸な災害や事件があり、海外では政情不安や戦乱が絶えませんでした。俊成女《しゅんぜいのむすめ》が歌にしたように、そんな毎年の出来事もどんどん古い記憶として塗り替えられてしまいます。明るく輝かしい色に変わっていくことを願いたいところですね。
オリオンへ向く大年の滑走路
~奧坂まや(1950-)


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