令和7年2月3日(月) 【旧 1月6日 赤口】 立春・東風解凍(はるかぜこおりをとく)
あふさかの関をや春もこえつらむ音羽の山のけさはかすめる
~橘俊綱(1028-1094)『後拾遺和歌集』 巻1-0004 春歌上
逢坂の関を春は越えてやってきたようだ。音羽の山にも今朝は春霞がかかっている。
昨日の節分をもって季節は一区切り。明けて今日は「立春」。二十四節気も一廻りして振り出しに戻りました。「立春」は別名「正月節」とも呼ばれ、『暦便覧』には「春の気立つを以って也」と記されています。暦の上ではこの日から「立夏」の前日までが春です。ただし、南岸低気圧の発生は立春から後に多くなり、寒さや荒れた天気が続くので安心はできません。記録的な大雪災害もここからあとに発生する例が多いので要注意です。もちろん梅がほころび始めるなど明るい春の兆しが見え始めるのもこの時季です。

Photo:春霞(早春の琵琶湖) ~新治の風景ギャラリー
橘俊綱は機内との境である逢坂の関を越えて春がやってきたと言っていますが、長く奈良に住んでいた俳人の右城暮石《うしろぼせき》(出身は高知県)は和歌山県の空と海から春が来たと詠んでいます。
和歌山県天から海から春来るよ
~右城暮石(1899-1995)『上下』
Youtube:メンデルスゾーン「春の歌」(無言歌集 第5巻-6)
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あふさかの関をや春もこえつらむ音羽の山のけさはかすめる
~橘俊綱(1028-1094)『後拾遺和歌集』 巻1-0004 春歌上
逢坂の関を春は越えてやってきたようだ。音羽の山にも今朝は春霞がかかっている。
昨日の節分をもって季節は一区切り。明けて今日は「立春」。二十四節気も一廻りして振り出しに戻りました。「立春」は別名「正月節」とも呼ばれ、『暦便覧』には「春の気立つを以って也」と記されています。暦の上ではこの日から「立夏」の前日までが春です。ただし、南岸低気圧の発生は立春から後に多くなり、寒さや荒れた天気が続くので安心はできません。記録的な大雪災害もここからあとに発生する例が多いので要注意です。もちろん梅がほころび始めるなど明るい春の兆しが見え始めるのもこの時季です。

Photo:春霞(早春の琵琶湖) ~新治の風景ギャラリー
橘俊綱は機内との境である逢坂の関を越えて春がやってきたと言っていますが、長く奈良に住んでいた俳人の右城暮石《うしろぼせき》(出身は高知県)は和歌山県の空と海から春が来たと詠んでいます。
和歌山県天から海から春来るよ
~右城暮石(1899-1995)『上下』
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