令和7年10月4日(土) 【旧 8月13日 友引】 秋分・水始涸(みずはじめてかる)
戊申紀元節
憲政施行二十年
此間更見國光宣
死餘老骨傾杯酒
恩賜館中會衆賢
~伊藤博文(1841-1909)
【訓読】
憲政施行二十年
此の間更に見る、国光の宣《のた》ぶるを
死余の老骨、杯酒を傾け、
恩賜館中、衆賢に会す。
【通釈】
立憲政治が行われて二十年、
この間、わが国の威光が広まるのを目てきた。
今日のめでたい日、死を待つばかりの老骨も杯を傾けて酒を飲み、
ここ恩賜館に集まってくれた賢人たちに会って楽しもう。
詩題の「戊辰紀元節」は明治41(1908)年に行われた紀元節(2月11日)の集い。時の総理大臣は第12代西園寺公望でした。初代首相はもちろん伊藤博文ですが、伊藤はその後も第5代、第7代、第10代と併せて4度にわたって総理に任じられています。この漢詩には憲政以後、我こそが我が国の隆盛を実現してきたのだという自負が垣間見えています。

Photo:NHKニュース(2025年9月21日)より
それから117年。今日は自由民主党の総裁選の投開票が予定されています。少数与党に落ちぶれたとはいえ、今日選ばれる自民党総裁が、おそらくはそのまま第104代内閣総理大臣になるのでしょう。街頭インタビューで「誰がなってもいっしょでしょ」と答える無関心な人もいるようですが、それは大違い。党員は「改革」を言うだけの人と実行できる気概のある人をちゃんと見極めて一票を投じてほしいものです。
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戊申紀元節
憲政施行二十年
此間更見國光宣
死餘老骨傾杯酒
恩賜館中會衆賢
~伊藤博文(1841-1909)
【訓読】
憲政施行二十年
此の間更に見る、国光の宣《のた》ぶるを
死余の老骨、杯酒を傾け、
恩賜館中、衆賢に会す。
【通釈】
立憲政治が行われて二十年、
この間、わが国の威光が広まるのを目てきた。
今日のめでたい日、死を待つばかりの老骨も杯を傾けて酒を飲み、
ここ恩賜館に集まってくれた賢人たちに会って楽しもう。
詩題の「戊辰紀元節」は明治41(1908)年に行われた紀元節(2月11日)の集い。時の総理大臣は第12代西園寺公望でした。初代首相はもちろん伊藤博文ですが、伊藤はその後も第5代、第7代、第10代と併せて4度にわたって総理に任じられています。この漢詩には憲政以後、我こそが我が国の隆盛を実現してきたのだという自負が垣間見えています。

Photo:NHKニュース(2025年9月21日)より
それから117年。今日は自由民主党の総裁選の投開票が予定されています。少数与党に落ちぶれたとはいえ、今日選ばれる自民党総裁が、おそらくはそのまま第104代内閣総理大臣になるのでしょう。街頭インタビューで「誰がなってもいっしょでしょ」と答える無関心な人もいるようですが、それは大違い。党員は「改革」を言うだけの人と実行できる気概のある人をちゃんと見極めて一票を投じてほしいものです。
国よりは党を重んじ党よりも身を重んずる人の群れ哉
~尾崎行雄(1858-1954)
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