令和7年1月8日(水) 【旧 一二月九日 友引】 小寒・「芹乃栄(せりすなわちさかう)」
松の木の並みたる見れば家人の我れを見送ると立たりしもころ
~物部真嶋 『万葉集』 巻20-4375
松の木が並んで立っているのを見ると、家の人々が並んで私を見送ってくれた様子にそっくりだ。
物部真嶋は下野国の防人。天平勝宝7年に旅立つ際に詠んだ歌です。昔も今も常緑の松はおめでたいものの象徴として詩歌に詠まれてきました。
今日は「正月事納め」といわれ、「松の内」または「注連《しめ》の内」の期間に飾られた門松や注連縄《しめなわ》の飾りを取り外す日とされています。「松の内」「注連の内」はかつては1月1日の「元日」から1月15日までとされてましたが、関東では1月7日までとするところが多いようです。お正月を一段落させる行事としては他にも「鏡開き」や「松納《まつおさめ》」「左義長(どんど焼き)」「小正月」「二十日正月」などがありますが、地域によってそれぞれ慣習や日にちが異なっているのが面白いですね。
われとわがこゝろに松を納めけり
~久保田万太郎(1889-1963)
にほんブログ村
d ^_^; よろしければ 1Day 1Click を↑
松の木の並みたる見れば家人の我れを見送ると立たりしもころ
~物部真嶋 『万葉集』 巻20-4375
松の木が並んで立っているのを見ると、家の人々が並んで私を見送ってくれた様子にそっくりだ。
物部真嶋は下野国の防人。天平勝宝7年に旅立つ際に詠んだ歌です。昔も今も常緑の松はおめでたいものの象徴として詩歌に詠まれてきました。
今日は「正月事納め」といわれ、「松の内」または「注連《しめ》の内」の期間に飾られた門松や注連縄《しめなわ》の飾りを取り外す日とされています。「松の内」「注連の内」はかつては1月1日の「元日」から1月15日までとされてましたが、関東では1月7日までとするところが多いようです。お正月を一段落させる行事としては他にも「鏡開き」や「松納《まつおさめ》」「左義長(どんど焼き)」「小正月」「二十日正月」などがありますが、地域によってそれぞれ慣習や日にちが異なっているのが面白いですね。
われとわがこゝろに松を納めけり
~久保田万太郎(1889-1963)


d ^_^; よろしければ 1Day 1Click を↑